[5734-2] 谷川うさ子 2020/10/25(日)19:59 修正時間切れ
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「言葉」とは「ある地域」だけに流通している聴覚の「記号性」と「伝達性」だけで作られている発声・発音のことです。
「聴覚の説明性」がないのが「言葉」です。
●「言語」とは「乳幼児」の脳を原型にした遠くにある視覚の対象を「説明する」記号と伝達の発声・発音のことです。
「言語」では「視覚の原型」の「距離」「角度」「方向」という人間的な意識がすべての人間に共通します。
●この日本人だけの脳の働き方の「動詞文」は脳の言語野の「時間性の領域」で作られています。
「言語」(欧米語。英語でいえばS+V+O+Cの語順のパターンを持つ話言葉、書き言葉のことです)は「脳の空間性の領域」でつくられています。
「時間性」と「空間性」とは「水と油」のように異なるものです。
●かつて吉本隆明は、この「時間性の言語領域で生成される日本人の言葉」をさして「大衆の原像」という言い方をしました。
ここに啓蒙とか教えるとか教育するとかをおこなってもそういうものは成り立たないのだ、という説明です。これで当時のマルクス主義の左翼運動とか「鶴見俊輔」などの市民運動を批判しました。
「宮台真司」は、この「大衆の原像」を理解できず、「時間性だけの聴覚の記号性が記憶するどんな言語」も「記号性がデタラメに解釈する疑似的な意味・・・メト二ミー(換喩)」を「変えることなど、できるものではない」・・・自力で空間性の視覚のイメージを表象できるようになるしかない(それが自立です)、という吉本隆明の思想を理解できなかったのです。
フーコーの記号学の哲学を自分の「聴覚」の「記号性」で憶えた宮台真司は、「フーコーと吉本隆明との対談」を読んで吉本隆明を、「能天気」「鈍感」「勉強不足」と批判しました。
こういう「宮台真司」と同じような精神分裂症の発言を繰り返しているのが「山本哲士」です。
「大衆の原像」である日本語の動詞文を生成する「脳の時間性の言語領域の聴覚だけがつくる動詞文」の言葉は、「仕事のどんな言葉」も「ジョン・ロックのいう「第二の性質の音、色、香り、匂い、味、触知」しか見えないので、「仕事の言葉(言語)」の本質の「生産性」「生産の能力」「生産の目的」などは「見えない」のです。
しかも「イバる」し「飛躍した思いつき」で自分の生活、仕事の現実、人間関係を破壊もします。
このあたりの事情を吉本隆明は「中野重治」の小説を事例にとりあげて「父親」が「息子」にたいして「左翼運動など、止めろ」と言わせるのです。
●現在では、この「父親」とはどういう人のことかといえば、「増える女性の自殺」「派遣で職を失くして貧困生活を送る人」「リストラが迫ってきているのを内心では、喜んで座して待つ」という人のことです。
●脳の働き方(メタ言語)を解明したのはポルソナーレだけなので、「山本哲士」だの「宮台真司」だのが精神分裂病の「聴覚の記号性だけ」で好き勝手にしゃべっている間は、日本人はデフレ不況でドリルにように内蔵を深く抉れれていくのでしょう。 |
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