[5798-2] 谷川うさ子 2021/01/01(金)20:41 修正時間切れ
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母系制とは、吉本隆明の「母型論」(思潮社)によれば「子供は兄と妹から生まれる。性交によるものではない。先祖の霊が海の潮風に乗ってやってきて、風に吹かれると妊娠する。父母は子供の出生には関与していない」という母型の「神話」を本質にしています。
これは「ウチ扱い」による「事実の言葉のメト二ミー・換喩」というものです。
「ウチ扱い」とは・・・「親愛」→「愛狎」→「軽蔑」→「軽蔑」という敬語体系のことです。(大野晋「日本語の文法を考える」による)。
TV番組の「グルメ番組」で「めっちやめっちゃ美味しいです」と言っているでしょう。
「めっちゃめっちゃ」美味しい、というのが「ウチ扱い」による言葉の破壊です。
「滅茶」「目茶」・・・道理、秩序から外れていて統制がとれていない状態のこと・・・の意味が、「非常に」「大変に」の副詞の意味としてメト二ミーで記号変換されています。
これが名詞、抽象名詞の言葉にも適用されれば、仕事の生産性など「めちゃくちゃ」になるでしょう。
「メタ言語」から診断すれば「空間性の認知、認識」がダメージを受けていて、「認識や理解」の学習障害の脳の働きが日常化していると定義します。
ユーチューバーらは「情報」と称して、あれこれの「有益なこと」を新年から話しています。
しかし、どんな有益な情報でも日本人の脳の中では「メト二ミー」の記号変換で認知症の促進の「音」でしかなくなっているのです。
◎今年は、「名詞文を書けること」に、取り組む一年にしましょう。 |
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