[5835-2] 谷川うさ子 2021/02/03(水)20:47 修正時間切れ
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「角度」・・・「あの公園のベンチに座っている後ろ姿はお母さんだよ。となりにいる後ろ姿の人は、お姉さんだよ」。
「方向」・・・「駅の近くに人気のパン屋さんの食パンは干しブドウがいっぱい入っていて、しかも柚子の香りもして甘くておいしかったですよ、今すぐ急いで、行って見てみませんか?」。
●「動詞文」のコトバとは「時間性のコトバ」といいます。
「時間性」とは「すぐに消えるもの」「この現実の滞在する自然時間が少ないこと」のことです。
ポルソナーレが説明している「距離」「角度」「方向」の言葉は「空間性の言葉、言語」です。
この両者は、「時間性」「空間性」というように「水」と「油」のように異なるものです。
「難しい」「よう分からん」「読んでいると眠くなってきた」と実感するのは「動詞文」(時間意識のコトバ)(水と同じ)だからです。
脳の言語野は「ブローカー言語野、時間性の言語領域」にイメージ、コトバが思い浮かんでいます。
「空間意識」の普通名詞、抽象名詞の言葉、言語は「油」にも等しいのです。
脳の中ではブローカー言語野の「空間性の言語領域」の部位にイメージされます。表象といいます。
問題は、日本人でも2歳半の幼児には「空間意識」での「空間性の言葉」が認知も錦も可能であるのに、思春期になると「空間性の言葉」(普通名詞、抽象名詞)の言葉は「記号的に丸暗記」の以外は記憶できなくなっていることです。
理由は、日本語の動詞の言葉の原型は、あ、い、う、え、お、の発音の「音」「音声」から生まれてきていることにあります。
母系制では、このあ、い、う、え、お、の発声・発音の「音」だけで現実の物事の言葉が教え込まれる(母親による)、ことにあります。
ここで「目で見る」・・・対象の空間性に認知(形、型、場面、・・・事実と事実関係のこと)はバッサリと切り捨てられます。
「そういうものはないよ、なに言って言っているの?なにそれ?」
と、母親から、また父親からも、言われるたびに「現実の形、型、動きのパターンの秩序」がまったく、目に見えない、だから、記憶できないという脳の働き方に固定化されてきているのです。
動詞文の動詞の言葉の本質は「大野晋」によれば「自然成立」の「自然性」にあります。
「自然に成る」のは尊いことだ、価値あることだ、と教ええるのが日本語の思想です。
「ル」「ラル」「レル」(自然成立を意味するコトバの例)・・・日本語の「敬語体系」の「外扱い」の体系になっています。
これが、母系制の思想の核心です。
●「自分は偉い」とイバリ、「自分で自分を尊敬」を発生させる「母系制」の脳の働き方の文例。
「自分には興味がないので名詞文なんて書く気にもなれませんね。面白くないし、書こうと思えば、憂鬱になるんです」。
「模範のとおりにコピー(丸暗記で記号として憶えること)してもダメなんですか?仕事ではなんの問題もないんですけど」。
「動詞文のコトバに言い換えてはダメですか?」。
「動詞のコトバで書いたっていいじゃないですか」。
「デタラメに書くと、とっても気持ちがいいもんですよ」(精神分裂病って言われますけどね)。
「いくら教えられても、どうしても支離滅裂な記憶になるんですよね、それがなにか?」。
●上記の文例は、母系制の「不安定な愛着」の「A、B、C、Dの各タイプ」の経験が「第二の性質」の「音」に記憶されていることが原因です。
◎対策のアドバイス。
◎対策の基本は、ブルガリア方式の「暗記」です。(モデルの例文を憶える)。(注・丸暗記の行動のために、記号として憶えるとは異なります。)
◎図形、図式に描いて「視覚の第一の性質」を、目と手と声で、知覚を中心に記憶することです。
◎言葉(概念)の「意味」を「岩波国語辞典」で面倒でもそのつど調べて、これもブルガリア方式で憶えることです。
●基礎講座は続きます。 |
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