[5841-2] ポルソナーレの田原先生、谷川うさこ様、こんにちは。投稿内容の添削をお願いします Berry 2021/02/14(日)13:02 修正済み
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人間の条件 (ちくま学芸文庫) Hannah Arendt 概要について 『人間の条件』(1958年)はドイツ出身の政治哲学者ハンナ・アーレント(1906年~1975年)の著作。 『全体主義の起源』と並ぶアーレントの代表作。人間には「労働」「仕事」「活動」の3つの活動力があって、それらが人間を他の動物から区別している。しかし近代社会は「労働社会」となり、私たちが人間であり、自由となるために欠かせない「仕事」や「活動」を押しつぶそうとしている。人間は労働力の蓄財によって、いまや動物化の危機に直面している。アーレントいわく、活動は世界の客観的現実性(リアリティ)の条件でもある。活動は純粋な言論や行為の感じ方を人間関係の「網の目」というメタファーで表現している。アーレントは、なぜ近代社会が「労働社会」となってしまったのかについての理由を探る。アーレントいわく、人間は進んで動物へと退化しようとしているから。その理由付けは、キリスト教的なる「仕事」は世界性を保っているが、結局のところは「労働」の一種としてしか見なされないというところにみつかる。 |
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