[5841-5] おはようございます。ぴったり720文字におさまりました。どうか添削をお願い致します。おねがい Berry 2021/02/16(火)09:01 修正済み
|
「天上天下唯我独尊」お釈迦さまは説かれる。「人間は何らかの条件によって尊いのではない」ハンナ・アーレントの哲学書『人間の条件』の根本思想と繋がる。アーレントは不死性を思想に求めた。思想は死なない。人間の条件とは、不朽のものをつくること。死すべき運命を否定する活動的生活を営み、永遠の真理を探究する観照的生活を営むことが、人間の条件であると解明した。アーレントは、強い悪の動機よりも無思想によってもたらさられる悪の恐ろしさを説いた。「考えることで人間が強くなることを私は望む。世界最大の悪は、自覚のない悪です。凡庸で動機もなく、信念も邪心も悪魔的な意図もない悪なのです。」ナチスによるホロコースト(ユダヤ人迫害)は、無知で無思想な人々の人間関係の網の目から成り立っている。ここからの死の恐怖を突破するために政治哲学の樹立へ向かうアーレント。これは政治に興味を失いつつある現代にも言えることだ。無自覚な行動により結果的に多くの犠牲者を生んでしまった歴史に学ぶ私たちには、人間にしかできない尊い使命がある。その源泉となる「思考」を自分で生み出すことが「人間の条件」なのではないか、そして、そのことを確信すること、あらゆる自分が時間をかけたことが世界に何らかのはたらきかけになることを信じて仕事に徹すること。これが人間活動の最も根本的な条件になる。アレントの指摘する「人間として何かを作り出し、何かを考え出す基本がわからなくなっていることの危機」これを突破するために、死すべき運命を否定する活動的生活を営み、思想の不死性・永遠の真理を探究する観照的生活を営むことが大切であると、ハンナ・アーレントの哲学書『人間の条件』を読んで学んだ。 |
|