[6301-1] 谷川うさ子 2022/09/10(土)16:39 修正時間切れ
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名詞文を書くための基礎訓練 ◎概念思考の仕方の演習 主題「リンゴ」 ●リンゴの概念 バラ科の落葉高木およびその果実。 中央アジア原産で、北半球の温帯・冷帯に広く分布している。 木の幹の高さは2~5メートル。葉は楕円形で綿毛に覆われている。 春、白色で5弁の花を咲かせ、夏・秋に果実が熟す。 冷涼な気候を好む。 果実は直径約10センチの楕円形。外側の皮は赤く、中は白い。 食用と薬用。
「もの」の概念とは、対象の「形」「型」「場面」です。 ●リンゴの「もの」の概念。 リンゴの型は、木の高さは約3~9メートル。葉は楕円形で、綿毛に覆われている。花は白色で5弁。リンゴの果実は子房の周りの花托の部分。 果実の形は、直径約10センチの楕円形。型は、球形。果実の皮の色は、赤、緑、黄色である。 リンゴの場面は、春に花が咲き、夏・秋に果実が熟す。年平均気温が6~14度の冷涼な気候で育つ。
「こと」の概念は、対象の動きの表す「作用」、関係づけのつくるルール、約束、決まりという秩序。「法則」。 ●リンゴの「こと」の概念。 バラ科の果実。子房の周りの花托の部分を食用とする。ペクチン、ビタミンCの薬理効果があるので、薬用としても食べる。
●ゲシュタルト形態原理 ①同一性 視覚の「第一の性質」の認知の内容。対象の本質を表す「形」「型」「存在の場面」。 リンゴの同一性 形は、直径約10センチの楕円形。 型は、バラ科の果実。子房の周りの花托の部分を食用とする。ペクチン、ビタミンCの薬理効果があるので、薬用としても食べる。 皮の色は赤、緑、黄。 存在の場面は、農園、スーパー、家の台所。
②共通性 視覚の「第一の性質」の認知の内容のうち、「形」「型」が同一で、共通していること。 リンゴの共通性 焼きリンゴ。りんご飴。
③類似性 視覚の「第一の性質」の認知の内容のうち、「形」「型」が異なっていても、「性質」が同一で、共通していること。 リンゴの類似性 リンゴジャム。パイ、ケーキの材料のリンゴ。
●ジョン・ロックの第一の性質 ①形状 目で見た対象の、形、型(パターン)。 リンゴの形状は、直径約10センチの楕円形及び球形。
②延長 「同じ」「地続き」が意味。目で見た対象の「質」「形」「型」が共通。 リンゴの延長は、製菓・製パン材料の、スライスしたリンゴ。リンゴジャム。
③運動 「機能」「性質」「価値」。目で見た対象の動き方、働き方の生み出す「作用」、関係づけの作るルール、約束、決まりという秩序。「法則」。 リンゴの運動は、食用と薬用。
④静止 「決定」「変わらない」「固定している」。対象の持つ「法則」だけ。 リンゴの静止は、食用。
⑤凝固 「帰納」でプリンシプル化している法則のこと。あるいは、演繹で証明に用いられる普遍的な法則。 リンゴの凝固は、食用を目的とする果実。
●5W1H 食事の時、食卓で、安価で一年中手に入る果実からビタミンCを摂りたい人は、リンゴのビタミンCを摂るため、生食で、リンゴを食用にする。
When状況 食事の時 Where場面 食卓で Who 動機・必要性を有する者 安価で一年中手に入る果実からビタミンCを摂りたい人は リンゴのビタミンCを摂るためhow 段取り 生食で
●帰納 事例1 リンゴはビタミンCを含む。 事例2 リンゴは食物繊維を含む。 事例3 リンゴはカリウムを含む。
よって、リンゴは食用である。
●演繹 我々は、身体の栄養のため、リンゴを食べるべきだ。 前提1(法則)リンゴは食用である。 前提2 リンゴはビタミンCを含む。 前提3 リンゴは食物繊維を含む。 前提4 リンゴはカリウムを含む。 結論 我々は、身体の栄養のため、リンゴを食べるべきだ。
なぜならばの続き リンゴを視覚の認知から、ものことの定義、ゲシュタルト形態原理、第一の性質で認知し、認識して、最近までの私の脳の働き方の、ウェルニッケの触知と、ブローカー3分の1のクローズ・アップ、を確実に変えるため。 |
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