皆様 6月8日(土)の研究会の報告です。参加者は4名でした。
参加者2名が、「苺」についての名詞文を作ってきたので、それらの内容について、話し合いを行いました。2名の名詞文は、以下の通りです。
苺というもの
形 小ささ 逆三角形
型 丸さ 逆円錐形
小さく丸みを帯び、先がとがった果物。
苺ということ
苺は果物である。外側は赤色で、中身は白色、生食するが、数日で腐敗しやすいので、ジャムやシロップに加工した食材もいちごだとされる果物のこと。
(名詞文)
小さく丸みを帯び、先のとがった果物。外側は赤色で、中身は白色。生食するが腐敗しやすいのでジャムやシロップにも加工する。
<苺というもの>
<形> 小ささ 逆三角形
<型> 膨らみ 逆円錐型
バラ科オランダイチゴ属の半落葉性草本。逆円錐型の花托は小さく膨らんで赤く、甘酸っぱい。果物として生食される。
<苺ということ>
世界中で栽培される草本性の果物。暖かくなるとランナー(つる)を伸ばし、子苗ができて繁殖する。花托は赤く、小さく膨らんでいて甘味があり、生食される。食用部は、ビタミンCやカリウムなどを含み、ジュースやジャムの原料ともなる。
<苺の名詞文>
小さく膨らんだ赤い逆円錐型の果物。ランナー(つる)を伸ばし、繁殖する性質を持つ。花托は、甘酸っぱく、世界中で栽培され、デザートやおやつとして生食される。食用部は、ビタミンCやカリウムなどを含有し、ジュースやジャムの原料ともなる。
話し合いは、「形」の「小ささ」を、どう捉えればいいのかについて等、行われました。
1008号については、
「女性と男性の脳は、女性は『言葉』を優先して記憶して表す。男性は『行動』を優先して表す。」及び「昔から『知らない悪魔よりも、知っている悪魔が親しみ易い』という脳の働き方をつくるのが、世界の『女性の脳の働き方』であったのです。」という文言について、意見交換を行いました。
次回の名詞文の題目は、「椅子」です。また、次回のニューズレターで取り上げる号数は、近日中に、スカイプにアップされる予定です。
青山恒久
皆さま、大事なことを忘れました。次の名詞文の題目は、「苺(いちご)」です。
青山恒久
皆様 5月25日(土)の研究会の報告です。参加者は4名でしたが、それぞれご都合があり、本日は、5時30分までの1時間でした。
この1時間は、2名の参加者が作成した、「電車」の名詞文についての話し合いに使われました。名詞文を書こうとする時、辞書や百科事典をどのくらい参考にするかが話題となりましたが、提出された名詞文と田原先生の作られた「『大根』についての名詞文」をお読みいただいたほうが、話し合いの内容の詳述をお読みいただくよりも、得るところが大きいと考え、そうさせていただきます。なお、「ニューズレター1008号」についての話し合いは、本日は行いませんでしたので、次回にまわさせていただきました。
青山恒久
一名の方の名詞文
電車 電動車の事。また、電動車を動力車として仕立てた列車。電動機を原動機とする客車、貨車。およびこれを連結する付随車,制御車
もう一名の名詞文
<電車というもの>
<形> 大きさ 長方形
<型> 固さ 直方体
乗客を乗せてレール上を移動する乗り物。車体は鉄製で大きく、角ばっている。
<電車ということ>
地上に敷かれたレール上を走行することによって、乗客を運搬する乗り物。電力によって、車輪を回転させる。レールに接した駅で乗客は乗降する。
<名詞文>
乗客を乗せて地上に敷かれたレール上を移動する乗り物。車体は鉄製で大きく、電力によって車輪を回転させて移動する。乗客は駅で乗降する。
田原先生の作られた「『大根』についての名詞文」
「大根」は普通名詞です。この「大根」の名詞文を書くというときは、「大根」の本質となる「意味」を正しく知る必要があります。
ここで「意味」とは、二通りの内容があると理解することが重要です。
例…「大根」の二通りの意味とは?
一つめ…形(長さ、円形)
型(太さ、円柱型)
二つめ…食材としての性質、交換価値(成分、栄養価、保存期間による有用性など)
この二つの「意味」をひとつにまとめて言い表すとそれが「大根」の変わらない特質を言い表すことになります。この変わらない特性が「大根」の定義です。この定義が「概念」です。
フォームで名詞文を書く初めに「もの」と「こと」の名詞文を書いてくださいと伝えています。
だから「大根というものは、直径5センチから10センチくらいの太さで、長さは20センチから30センチくらいの根菜である」と言い表されます。
「こと」の「名詞文」は、「大根は根菜の食材である、外皮も中身も白色で、水分、せんいが多くジアスターゼ、ビタミンCを含み、生では数日で腐敗するので干すとか漬けるなどの加工した食材も大根だとされる野菜のことだ」と言い表されます。
この「もの」「こと」の二つの名詞文も「概念」を説明しているので、「概念思考」の基準をつくっていることを理解しましょう。
「概念思考」とは、「もの」(形、型、場面)を意味とする対象の説明か、もしくは「こと」(大根の例でいうと「大根の性質」「大根の有用性か交換価値」)を意味とする対象(大根)の説明か、のいずれか、もしくは両方のことをいいます。
この「もの」と「こと」のいずれか、もしくは両方が「概念」です。
この「概念」が判断の基準になります。
令和3年11月度「月報」
皆様 5月11日(土)の研究会の報告です。参加者は3名でした。
〇紫式部や藤原道長が登場するNHKの大河ドラマについて、話し合いました。
〇「電車」の名詞文については、参加者が少なかったこともあり、話し合いは行いませんでしたが、次回は、参加者の多寡に関わらず、「電車」の名詞文についての話し合いは、必ず行うこととします。
〇「ニューズレター1009号」の内容について話し合いを行いました。その中で、「それは感覚の知覚による『行動』がおかしいのです」という一文が取り上げられ、「過食や拒食」は、女性の方がそうなる率が高いということが、「おかしさ」の現われでであるという意見が出されました。また、「おかしい行動」については、出席者の方が、田原先生から、「家の中のトイレとか炬燵とかに、7年以上も動かないままでいる」事例を聞いたことがあるそうです。同じ出席者の方は、ビルの屋上から飛び降りようとしている相談者に、田原先生が、「深呼吸を10回以上行うこと、視線を右上に向けること」を伝えて、事なきを得た話も聞いたことがあるそうです。
※次回取り上げる「ニューズレター」は、追ってスカイプにアップされます。
青山恒久
皆様 4月27日(土)の研究会の報告です。参加者は2名でした。
〇最初に、前回2名の参加者が示して下さった、「3a-2a=a」を小学2年生に分かるように教えるについてのAIの答について話し合いました。
〇参加者の方が、「学校や塾へ行かずに、いかにして4人の子どもたちは独学力を身につけたのか?」(内藤 浩哉 著)を紹介して下さったので、その本の内容について、話し合いました。
※参加者が少なかったこともあり、「電車」の名詞文を作ることは、次回も継続とします。
※次回、ニューズレターの何号を取り上げるかは、近日中に、このチャットでお伝えします。
青山恒久
皆様 4月13日(土)の研究会の報告です。参加者は5名でした。
〇最初に、AIの話になりました。職場で、AIの積極活用が推し進められているので、AIについて、どう考えたらいいのだろうということになったからです。AIについては、「AIに質問すると、それなりの答が返ってくる」「AIを使うと、手書きして、自分の考えをまず書いてみるということをしなくなるので、その分、頭を使わなくなったと感じることがある」「AIでも間違った答を出すことがある」「本来なら使うべき脳の部位が使われないので、その部位に血流が流れず、細胞が死滅して痴呆症になる」等々の意見が出ました。参加者の一人から、「『3a-2a=aであることを小学2年生にわかるように説明せよ』とAIに打ち込んだら、AIはどう答えるのか」という質問が出たので、早速確かめてくれた方がいらっしゃいました。以下がAIの答です。
”まず、「3a」とは、「aが3つ」という意味です。同じように、「2a」とは、「aが2つ」という意味です。これをイメージするために、リンゴを使った例を考えてみましょう。
想像してみてください。あなたが3つのリンゴを持っています。これが「3a」にあたります。ここで「a」は「リンゴ」のことです。そして、そのうちの2つのリンゴをお友達にあげました。これが「2a」ですね。では、あなたの手にはリンゴがいくつ残っているでしょうか?
最初に3つのリンゴがあり、そのうち2つをあげたので、残っているリンゴは1つです。つまり、「3a - 2a = a」は、最初に「a」が3つあって、「a」が2つ減ったので、最終的に「a」が1つ残るということです。この場合の「a」は1つのリンゴを表しています。
このように、「3a - 2a = a」は、同じものを数えたときの数の減り方を表しているんだよ。”
このAIの答については、次回の研究会の時に、皆さまの考えを聞かせていただく予定です。
〇名詞文について
前回、普通名詞についての名詞文を作ろうということになりましたので、「電車」の名詞文を次回の研究会の時までに、各自作ってくることになりました。
〇ニューズレター1012号についての話し合い
「全ての女性の脳は、『行動する』という脳の働き方になっていない」「ここから、女性は『性欲』の中枢の『背内側核』までたどるのですが、『性』の概念の意味する『共同性の意識』まではなお遠い位置に立っている、という脳の働き方を行っています」等の文言につき、参加者がそれぞれ考えを述べました。
なお、ニューズレター1012号については、次回も再々度、話し合いを継続することになりました。
青山恒久
皆様 3月23日(土)の研究会の報告です。参加者は4名でした。
〇水谷一平氏が、大谷選手の口座から、自分の負債を返済するために、6億円以上の金額を、胴元に送金した件についての話し合い。
〇この研究会の進め方についての説明(新たに参加した方がいらっしゃったので)。
〇ニューズレター1012号についての話し合い
・「全ての女性の脳は、『行動する』という脳の働き方になっていない」という文言についての話し合い。
なお、ニューズレター1012号については、次回も話し合いを継続することになりました。
青山恒久
皆様 3月9日(土)の研究会の報告です。参加者は3名でした。
〇朝日新聞に掲載された「人生相談」(2件)についての話し合い。
・ホストに入れあげて売春までする女性、ロマンス詐欺、母と娘の共依存等が「人生相談」の内容との関わりで取り上
げられました。
・「人生相談」の投稿者は、本人が意識せずとも、肝心な点を述べない場合があるかもしれないので、それを考慮しつ
つ、相談の内容を吟味することが必要なのではないかという意見が出ました。
・参加者の一人から、「恋愛は自分のためにする、結婚は相手のためにする」という田原先生の言葉が紹介されました。
〇「継続」の名詞文について話し合う時間は取れませんでした。参加者の一人から、抽象名詞ではなく普通名詞の名詞
文を作ることにしてはどうかという提案がありました。
〇ニューズレター1012号についての話し合い。
・「全ての女性の脳は、『行動する』という脳の働き方になっていない」という文言は、女性の方が男性より劣ってい
るという意味なのか、また、「食べたくない欲」とはどういう欲なのか、食べたくないのに、なぜ欲なのかという疑問
が提出されました。
なお、ニューズレター1012号については、次回も話し合いを継続することになりました。
青山恒久
2/24の自己カウンセリング研究会の報告です。参加者は4名でした。
①自由な話し合い 新聞の人生相談について話し合いました。
②名詞文について ・事例の主題「継続」の「もの」の「形」「型」とは何か、が前回からの課題でした。各自、お考えを発表して頂きました。
・2.5次元とは何か、3次元とは何か、また、ゲシュタルト形態とは何か、について話し合いました。
次回も、事例の主題は「継続」です。
③ニューズレターについて 1013号について話し合いました。
文責:カネダ
2月10日の研究会で、「継続」の場面を五つ、提示させていただきました。以下に、その五つを再掲しておきます。なお、「継続」の場面は、以下の五つ以外にも、いくらでもあります。
〇揺れは、まだ継続している。
〇継続審議とする。
〇継続は力なり。
〇爆撃は継続している。
〇取引を継続する。
青山恒久