
7月22日(土)の研究会の報告
①近況を話し合いました。
②提示された「視線恐怖 視線恐怖とは、目で見る方向にある対象とは何かを捉える知覚の認知が働かず、近づくときは内扱いで壊す事です。」について、意見交換を行いました。
「視線恐怖」の具体的な場面としては、「電車の中で、はす向かいに座っている人の視線が気になる場合、ぱっと見られると緊張してしまう場合」「自分の視線を見られるのが怖いという場合」等が挙げられ、又、「相手に熱い視線を送る」のように、視線が緊張や恐怖とつながるものではない場合も挙げられました。
「視線恐怖」という言葉については、視線は単に、対象を見る方向を表しているだけなのだから、それを、なぜ、「恐怖」と捉えるのかということが問題だという意見も表明されました。
③ニューズレター1033号の内容について話し合いを行いました。
「顧客の中には、売り手である自分の顔を見ない、自分の目を見ないという人はいる。自分は、自分の右目で、相手の右目を見るようにしている」「レジ打ちの仕事をしているが、顧客が、自分の言うことを全く理解しようとしていないと思える時がある」「日本人同士の間では、相手の目を見て話し続けようとすると、お互いが緊張を感じて、目を反らしてしまうことがあるように思う」等の意見が出ました。
文責 青山恒久
7月8日(土)の研究会の報告
①参加者各自の暑さ対策を述べ合いました。
②「こと」の意味は何かについて話し合いをおこないました。
「大根ということ」の「こと」、「私のことどう思ってるの」の「こと」、「そんなことするんじゃない」の「こと」に共通している「こと」の意味は何かについて話し合いです。結論は出ず、今後も引き続き検討することになりました。
※研究会のメンバーの中のお一人から、「視線恐怖」という題目の名詞文を提示していただいていましたが、ご本人が所用で欠席されたため、名詞文「視線恐怖」についての話し合いは、ご本人が出席なさった時に行うことになりました。
※名詞文は、次の研究会の時までに、各自が各自で題目を決めて作成することになりました。題目を一つ決めて、各自がその題目について名詞文を作ってくるのではありません。
③「1034号のニューズレター」の内容について話し合いを行いました。その内容にからめて、福島第一原発の処理水の海洋放出、メルケル元ドイツ首相やエストニア首相カヤ・カッラスの考え方、またイギリスのサッチャー元首相や田中真紀子について等、話は多岐に渡りました。
青山恒久
スイカは甘くフルーティーで水分の多い野菜である。暑い季節を乗り切るための栄養素を含んでいる。形は楕円形で、表皮は緑色、濃い緑色の縞模様がある。切ると、種は黒く熟し、果肉は赤く、果皮は白い。果皮には赤い果肉の2倍の「シトルリン」が含まれている。味はキュウリに似ており、ピクルスとして食べられている。日本には平安時代(794~1185年)に中国経由で伝わったと言われている。現代日本ではゲームにも使われ、1991年にはJAが「スイカ割り公式ルール」を制定した。海水浴場などで行われることが多いが、保育園や幼稚園などでも行われている。目隠しをした挑戦者が周囲の声だけを頼りに、手に持った棒でスイカを割り、勝負が終わったら割れたスイカをみんなで食べる。このように、スイカは夏のレジャーに欠かせないものなのである。結論として、スイカは利尿作用があり、水分補給におすすめのみんな大好き野菜なのである。
大根
次回6月24日(土)の研究会では、名詞文の題目として「大根」が取り上げられることになりましたので、田原先生が「大根」について記述された内容を以下に提示してみることにしました。その理由は、田原先生が記述された内容が、「大根の名詞文」の話し合いの基準になると考えるからです。下記の内容は、令和3年11月度の「月報」の一部です。
「大根」は普通名詞です。この「大根」の名詞文を書くというときは、「大根」の本質となる「意味」を正しく知る必要があります。
ここで「意味」とは、二通りの内容があると理解することが重要です。
例…「大根」の二通りの意味とは?
一つめ…形(長さ、円形)
型(太さ、円柱型)
二つめ…食材としての性質、交換価値(成分、栄養価、保存期間による有用性など)
この二つの「意味」をひとつにまとめて言い表すとそれが「大根」の変わらない特質を言い表すことになります。この変わらない特性が「大根」の定義です。この定義が「概念」です。
フォームで名詞文を書く初めに「もの」と「こと」の名詞文を書いてくださいと伝えています。
だから「大根というものは、直径5センチから10センチくらいの太さで、長さは20センチから30センチくらいの根菜である」と言い表されます。
「こと」の「名詞文」は、「大根は根菜の食材である、外皮も中身も白色で、水分、せんいが多くジアスターゼ、ビタミンCを含み、生では数日で腐敗するので干すとか漬けるなどの加工した食材も大根だとされる野菜のことだ」と言い表されます。
この「もの」「こと」の二つの名詞文も「概念」を説明しているので、「概念思考」の基準をつくっていることを理解しましょう。
「概念思考」とは、「もの」(形、型、場面)を意味とする対象の説明か、もしくは「こと」(大根の例でいうと「大根の性質」「大根の有用性か交換価値」)を意味とする対象(大根)の説明か、のいずれか、もしくは両方のことをいいます。
この「もの」と「こと」のいずれか、もしくは両方が「概念」です。(以下省略)
青山恒久
皆様 2023年6月10日の自己カウンセリング研究会は、参加者は3名、聴講者は1名でした。時計というもの、時計ということ、の名詞文について話し合いました。
次回の主題は「大根」です。
次回は6月24日です。
カネダ
皆様 こんにちは。6月10日は6月1回目の自己カウンセリング研究会です。楽しみにご参加ください。カネダ
皆さま 前回の研究会で、「実在性」について、議論になりました。以下に「実在性」について、田原先生がどう述べていられるかを、「ニューズレター」等から抜粋してお伝えしますので、「実在性」についての話し合いの際、参考にしていただければと思います。
<「――プレゼント」より>
事典2 「具象」とは、「形」「形態」のことです。目で見て触知できる実在性を言い表すのが。「具象」です。
方向……対象が遠くの位置にある時、目で見た対象に向かって一直線に近づいて接触すること。この接触が触知する「第二の性質」が意味である。対象の実在性を認知すること。
<ニューズレター(第1期・100号)より>
◎ノートなりメモに書くこと・・・「人参というもの」の「もの」の名詞の実在性を説明する。
●ゲシュタルト形態の「同一性」「共通性」「類似性」。
●このうち「同一性」を「人参の実在性をよく説明する定義から説明する」。
●「同一性」・・・「セリ科の根菜、根は長円錐形、色は赤・黄色など」「ベータ・カロテンの富む、根、葉は食用」
●この「同一性」の意味の「同じ」という「1対1の対応」を基準にして「「もの」の「共通性」と「類似性」をノートなり、メモに調べて書く、この書いたものも説明する。
<ニューズレター(第1期・420号)より>
「なんですか?」に答える正解は「手で洗うかわりに計量した大量の米を炊飯の前に、短時間で洗う装置」です。
これは、辞典にも載っているのと同じ「洗米機」の言葉の意味です。名詞文で答える、説明することで成立します。
定義ともいいます。今、現に、目で見ているかのような視覚のイメージが脳に思い浮かぶ、ということを特質にしています。
このイメージが「洗米機」という名詞の「実在性」といいます。
「実在性」とは、哲学の言葉です。フッサールが説明しています。
人間の意識になって「思考をつくる」、という構造を説明する言葉が「実在性」です。
●「実在性」とはどういう意識になるのか?といえば、誰が見ても、なぜ、こういうものがあるのか?という成り立ち、事情、という根本的な性質が共同性の中での「認知」になるのです。
「目で見て」という視覚のイメージを脳につくる、ということがポイントです。
<ニューズレター(第1期・1047号)より>
●人間の行動には「基準」というものがあるのだ、ということを説明しています。
●基準とは、人間の外にあるのではなくて、人間の脳のなかにあります。
◯空間意識といいます。視覚の機能の「第一の性質」の認知、認識が空間意識の表象です。
◯外化といいます。
おおきくは共同性のことです。人間的意識からみれば「共同意識」のことです。
老人、病人、子ども、など人間であれば誰でも脳におなじように構造的にもっているので、人間は、同じように扱われるのです。
この「空間意識」を行動の対象に特定したのが「名詞の言葉」です。
しかし、ただ名詞というだけでは、行動のための記号に変形させられて、そこで「対象」の認知にバイアスが生じるので、対象の永続性、耐久性を説明する「実在性」だけを本質にして言い表したのが「概念」です。
2023.6/4 青山恒久
2023.5.27(土)の研究会の報告
①題を決めずに行う話し合いについて
田原先生は、
〇仕事に雑談は必要ない。
〇人間関係は仕事には必要ない。
〇仕事中、自分から話す(雑談として)必要はない。
〇相手が話すこと(雑談として)は聞く必要がある。
と仰っています。
それに対して、
〇仕事中に雑談はみんな(自分を含めて)する。
〇雑談に加わらないと職場で浮いてしまうのではないか。
〇仕事に関する話がしにくいのであれば、自分の考えをメモにまとめておいて、
会議等の席で必要に応じて述べればよいのではないか。
等の意見が出ました。
「足というもの」「足ということ」の名詞文について
提出された名詞文は以下の通りです。
「足」というもの
形 垂直 円形 (2.5次元 自分にとって ※「自分中心」)
型 太さ 円柱型(3次元 ※事物中心)
動物が陸上を移動するための器官。左右が対になっており2本足、4本足、6本足等がある。丸みを帯びた太さで一定の長さを有する。上体を支えて動くための器官なので,接地面に対して垂直である。
「足」ということ
形 接地 地上 (2.5次元 自分にとって ※「自分中心」)
型 交互 移動 (3次元 ※事物中心)
上体を支えながら、交互に接地面を踏んで上体を移動させること。
上記の提出された名詞文についての話し合いの中で、最も重要だったのは、「実在性」あるいは「実在」とは何かということでした。目で見たり、手で触ったりできるものが「実在」あるいは「実在性」というものなのかということです。この点については結論は出ませんでした。
ニューズレター1044号「名詞文を書くための基礎講座について その3」についての話し合いについて
〇「日本語では、『漢字・漢語』の言葉は読めればいい、意味は理解しなくてもいいと考えているのが、学校教育です。」という田原先生の指摘をよく噛みしめる必要がある。
〇世の中を騒がせている問題を正しく考えるためには、「概念思考」が必要である。
〇ブルガリア方式で言葉の意味を憶えてから、その言葉の意味に該当する場面を三つ以上思い浮かべるのは難しい。
等の考えが述べられました。
次回6/10(土)の研究会では、「時計というもの」「時計ということ」の名詞文について話し合いを行いますので、出来ても出来なくても「『時計』の名詞文」の作成に挑んで下さい。
また近日中に安倍さんより、何号のニューズレターを取り上げるのか、スカイプを通して、通知があります。
2023.5/27 文責 青山恒久
皆様 こんにちは。5月27日(土)は5月2回目の自己カウンセリング研究会です。楽しみにご参加ください。カネダ
皆様 5月13日の「自己カウンセリング研究会」の報告です。名詞文につきまして、参加者の間で今後のことが話し合われました。①毎回の研究会で、「次回の研究会で取り組む名詞文の主題」を決めること ②参加者は次回までの間にその主題で名詞文を書く努力をすること 次回5月27日の主題は「足・脚」です。 今回の参加者の間ではこのように合意しました。 また、ニューズレターに関する話し合いは、第1048号でした。 今回ご参加された方々、お疲れ様でした。また次回、よろしくお願いいたします。今回、司会はカネダが務めました。次回の司会はウメムラさんです。 カネダ