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第15期のカウンセリング・ゼミをご案内いたします!! |
御礼とごあいさつ 皆様、新年おめでとうございます。 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ(「カウンセラー養成ゼミ」「ゼミ・イメージ切り替え法」)は、平成25年2月度より、第15期をスタートさせます。現ゼミ生の皆様をはじめ、これまで多くの方々から厚い御支持をいただいて、順調にポルソナーレ・メソッドとしてのカウンセリング法の理論と実践実技の開発、および、現場でのカウンセリング技法を系統立てて構築することができました。 心より厚く御礼を申し上げます。 そこで、第14期の成果と、次の第15期の方針についてお伝えします。引きつづいて、平成25年2月度よりの第15期のポルソナーレのカウンセリング・ゼミを御支持いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ●日本と世界の情勢と病理について 「2008・秋」に「リーマン・ショック」が起こりました。「アメリカ発の金融システムのバブルの崩壊」です。 これは二つのことを意味しています。 ひとつは、「パラダイム」がシフトしたことです。「パラダイム」とは、全世界の人間が、ものを考える場合に、前提とする思考の基準ないし枠組みのことです。 それまでのパラダイムとは、「功利主義」や「実生活に限らず人間にとって役に立つものがお金と交換できる価値である」というものでした。イギリスの哲学の「確率論」や「経験主義」がものごとの判断の基準をつくりました。「確率論」とは、「まちがいなくこのものはこういう証拠や証明によって真理である」という考え方のことではなく、「あるいは、ひょっとしてそうかもしれない」と推測することです。 会社の経営も、国の財政運営も、学校教育も、全てプラグマティズムと確率論の哲学の考え方を中心におこなわれてきました。 もう一つは、経済社会を消費社会によって存続可能とするという「社会の在り方」が徹底して破綻したことです。 「消費社会」とは、必ずしも食べ物や生活の中の消費のことではなくて、自動車とか、パソコンとか建物とか衣服とかの「耐久性のある使用物」「作っては壊し、また作っては壊す」という壊すことで廃棄して、この廃棄をもって「消費とすること」です。全ての「物」はオートメ化のコンピューターの能力によって供給過剰となり、「消費の拡大」が必要とされて、サブプライムローンに象徴される「負のマネー」が膨張してバブルをつくりました。 これは「消費すべき生産物が無くなっている」ことを意味しています。 今、何が「消費の対象」になっているのか?というと、それは「人間の生命」や「健康」です。 病気になっている人間を治療する、病気になる人間を増やす、死にゆく人間を福祉などの税の消費の対象にして「社会の有機的組織の存続を図る」といったことです。 「DSM‐Ⅳ」(アメリカの精神医学会による診断基準)で向精神薬や坑うつ薬の消費者の市場を拡大する、といったことが「消費の実体」です。 今野晴貴が『ブラック企業』(文藝春秋)という本を書いています。 「一五〇〇件の労働相談」を事例にした「若者の使い捨て」という実体が説明されています。これは、社会の成員の「個人」が「生存不能」の状態に追いやられて「消費」させられていることを意味します。 平成25年1月14日から1月16日まで連載された日本経済新聞の「働けない若者の危機」には「非正規社員の極貧困の構造化」「大学院卒の博士号取得者が非常勤のままで生活ができない」「結婚、一人立ちは夢のまた夢」という20代、30代の若者が「2003年」以降ずっと続いていると説明されています。 これが「消費社会はいいことだ」といわれてきた「消費」の現実です。 「ソブリンリスク」という国の財政破綻がヨーロッパで始まりました。「2015年には日本の経常収支の赤字が予想されている」という財政破綻がリアルな現実味をおびています。 日本語の文法の已然と未然にしばられて「消費しか知らない日本人」は今、自らの脳の働きや身体の健康、常識とされる当り前の恋愛や結婚、そして「子育て」も「消費」の対象にしています。 このメカニズムを明らかにしたのが、ポルソナーレの「第14期のカウンセリング・ゼミ」でした。 ●日本人は、大正時代から「対人恐怖」「対人不安」「対人緊張」といわれている人間関係の病理を抱えています。 ポルソナーレは、約40年間にわたってカウンセリングによる恐怖、不安、緊張の解消を追究してきました。 「治る人」と「全く治らない人」との差異を考察し、日本語の文法がつくる病理であることを明らかにしました。 ◎日本人の病理のつくられ方のしくみ ●日本語の言葉の能力が乏しい…人間関係や仕事、社会生活の中でつまづく。 ●日本語を使う脳の働き方が病気をつくる…「身体に自律神経の症状や疾患をつくる」「精神疾患をつくる」 病気をつくる人、なかなか治らない人、今まで病気が治らなかったら、ゆくゆくはもっと疾患がひどくなる、というのは、セントラルドグマ(生体防御システム)が正しく働いていないからです。「自分は仕事にも人生にも自信がある」という人は「右脳系のセントラルドグマ」が働いています。おもにスポーツ選手、肉体労働、体力をつかう仕事を行う人は、「右脳系のセントラルドグマ」が働いています。 しかし、「人間関係」や「仕事」の中では言葉を使うので、「左脳系のセントラルドグマ」が働かない時に自律神経症状といわれる病気が発生します。 「対人恐怖」「対人不安」「対人緊張」は、セントラルドグマが働かない場合の「脳の働き方がつくる病理」です。 ◎日本語が病理をつくるメカニズム ●内扱いと外扱い…日本語は人間を「内」と「外」に分ける。「外扱い」をすべきところで「内扱い」の話し方をすると、ここで「うつ病」や「分裂病」ができる。 ●いつも過去のことを考える…日本語には「時制」(過去形、現在形、未来形)が無い。 已然と未然で「今の自分にとって」という判断の仕方がものごとを言い表す。 すると、ものごとは、どんなことも「過去のつながり」で、「今もつづいている」ように思われる。そこで「未来についての思考」を無くす。 ◎病気の例…分裂病の「離人症」「今の現実から孤立し不適合になるうつ病」など。 日本語を「内扱いだけ」「ものごとを已然と未然だけ」で使っている人は、今、どんどん病理を悪化させて、「離人症」になり「うつ病」の中にあって深化させています。パラダイム・シフトの中の「消費社会」の中で孤立し、「常識の軽視」「美化の妄想という虚構」の中に逃避して自己解体を受け容れています。 しかし、状況がどんなに苛酷になっても現実を正しく観察できる日本語の使い方を身につけることができれば豊かな日々を、健康に送れます。 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミの第15期は、日本語の文法の「助詞の使い方」からセントラルドグマの働く脳をレクチュアします。 まだ、明日に希望をおもちの方はぜひ、学習してください。 ■ポルソナーレのカウンセリング・ゼミのご案内 ◎カウンセラー養成ゼミ(プロ教育者対応ゼミ) ◎ゼミ・イメージ切り替え法(女性のためのカウンセリング・ゼミ) (1)新しくご入会される方は「初級コース」から学習していただけます。 (2)学習することが無気力などで困難な方へは、無料でガイダンスなり、レクチュアもしくはカウンセリングを実施します。 (3)「子どもへの言葉の教育の仕方」もアドバイスしています。 (4)就職の能力、就業の能力についても個人指導をおこなっています。 ◎お申し込みはこちらへどうぞ。 〒150‐0021 住所 東京都渋谷区恵比寿西1‐14‐3 サンライズビル3F TEL 03(3496)6645 FAX 03(3464)5905 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ本部 |