全日本カウンセラー協会 ポルソナーレ


『谷川うさ子王国物語』パート・Ⅳ(フォー)、第9ヵ月めの第3週、第4週の学習の狙い、目的についてお伝えします!!

 「長期記憶」とは「長期利益」をつくることである、脳の働き方でいうと「右脳・実像」(Y経路・客観の認知領域)、ブローカー言語野「3分の2」(Y経路・客観の認識領域、左脳・右脳とも)の働きのことである、と理解しましょう!

 『谷川うさ子王国物語』パートⅣ(フォー)、第9ヵ月め、第3週・第4週のテキストの学習は、日本人の最大の問題である「要介護状態」「認知症」(痴呆症)予防、防止、改善が狙いと目的です。
 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミでの考察にもとづけば、「要介護状態」も「認知症」(痴呆症)も、「聴覚障害」です。「聴覚障害」とは、「聴覚」だけが勝手に、ゾンビのように、ひとりでに働くという状態のことです。これが、「認知症」(痴呆症)の定義です。

 一般的に、認知症(痴呆症)とは、アルツハイマー病とか、脳血管性の痴呆が原因であるといわれています。脳細胞の器質の変化、および機能のシステムに障害が起こって、「体験したことを忘れる」ということが認知症(痴呆症)である、という説です。
 加齢による老化とともに脳の機能や身体の機能が衰えて、行動に異常や支障が発生する、という現象が「要介護状態」です。
 平成27年8月9日付の日本経済新聞の報道によると、日本人の「要介護状態」は、2015年3月時点で「600万人」の人が認定を受けた(厚労省発表)ということです。
 このうち、女性が「419万人」、男性が「187万人」という内訳です。

 いったいなぜ、女性が、男性と比べて、「要介護状態」(必然的に「認知症」(痴呆症)も)の発生、発症の割合が多いのか?と考えてみます。

 認知症(痴呆症)の原因は、現代の医学や精神医学が説明しているように、アルツハイマー病や脳血管性の痴呆にあるのではありません「視覚」と「聴覚」が別々に、分離して働くことに本当の原因があります。
 もっとも分かりやすい事例は、会話をするときに「相手の顔も目も見ないで話す、もしくは相手の話を聞く」というものです。
 これが必ずしもただちに認知症(痴呆症)を意味するものではありませんが、認知症(痴呆症)の条件をつくっていることになります。
 目で、話す相手の顔も見ないというときに「話す」、もしくは「聴く」というときの「言葉」は、「対象」として関わりをもつ相手との関係づけをおこなわない「発語」(発声)になるでしょう。
 このときは、「左脳・聴覚野」(右耳で聞く)は、「右脳・実像の視覚の認知の神経・Y経路・客観と結びついていません
 すると、「聴覚」は、「右脳・聴覚」(左耳で聞く)で聞くのです。また、発声し、発語します。
 「右脳・聴覚」は「非言語」との結びつきを意味するので、「視覚」は「右脳・実像・Y経路・客観」ではなく、「右脳・実像・X経路・主観」の「視覚」と結びつきます。これがそのまま「右脳・ブローカー言語野・3分の1・X経路・時間性の表象、主観」の領域で「視覚」および「聴覚」の言葉を発生し、発語するのです。ここでは、「視床下部」の「欲」と扁桃核の感情、中隔核(トカゲの脳)の「目先の快感」と結合したイメージが「言葉」で言い表わされるでしょう。

 認知症(痴呆症)をつくり出す「日本人の聴覚障害」とは、「耳が聞こえない」とか「発声、発語ができない」ということではありません。
 「耳は聞こえている」し、「発声、発語」もよくできています。
 しかし、それは、「左耳・右脳の聴覚野」による発声、発語です。
 そして、「目で見ているもの」は、「対象」を見ているのではなくて、自分の感情にむすびつくものを見るのです。思い浮べられる「イメージ」は「対象」と関わりをもって関係づけられた内容のイメージではなくて、自己の欲、感情に結びついた「記憶」によるイメージです。

 日本人が認知症(痴呆症)をつくる障害としての「聴覚」(左耳、右脳の聴覚野が働くこと)とは、「ソッポを向いて話す」「うつむくとか、左右のどちらかを見ながら話す」といったことがつくり出します
 同じような「聴覚障害」の話し方は、「会議や授業中に、話し手や黒板を見ない。ノートやパソコンの画面を見る」といったことも「左脳・聴覚野」が働いていない、即ち「右脳・実像・Y経路・ゲシュタルト原理」の「視覚の認知」が働いていないことを意味します。

 男性よりも女性が「要介護者が多い(全体に対して57%)」のは、寿命の問題もあるかもしれません。もっと本質的なことは、男性よりも脳の働き方のメカニズムからみると、「女性は、会話の中で笑う」からです。
 もしくは、「笑いながら会話する」からです。
 これは、「左耳・右脳の聴覚野」で人の話を「聞く」、そして自分も「発語」「発声する」ということです。
 すると、「相手との会話の関係」は「大脳辺縁系」の中枢神経の
扁桃核
相手を好きか、自分は嫌われていないか?)、
中隔核自分の話すことは、欲求…対人意識の性の表象に意味があって、話す内容は重要ではない
という目先の快感を関係づける、のどちらかになるのです。

 このように見ると、日本人の女性は、副交感神経優位のままにセントラルドグマが全く働かず自己免疫疾患の中で、緩慢な「死に至る四行程の道のり」を「認知症(痴呆症)」をつくりながら生きていることが明らかです。
 今回の『谷川うさ子王国物語』(パート・Ⅳ、第9ヵ月、3週、4週のテキスト)は、「長期記憶=長期利益」という脳の働き方を実践していただく、そして認知症(痴呆症)を防ぎ、予防していただくための実技をレクチュアしています。

関連ページ:読むだけで幸せになる手紙・要介護認定600万人のうち、女性が「419万人」(57%)と、圧倒的に多いのはなぜか?

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参考ページ


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脳のしくみとはたらき


フロイド・E・ブルーム
新・脳の探検(上)


フロイド・E・ブルーム
脳の探検(下)―


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脳内不安物質


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