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カウンセラー養成ゼミバックナンバー 8期~
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新カリキュラム(第8期より)のバックナンバーです。

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 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー8期(平成18年度) 
2月11日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

新カリキュラム・
カウンセラー養成ゼミ
初級クラス、
ワンマン・カウンセラー
(D級・№3) 

   
学習ガイダンス
(家の中で「やるべきこと」と
「やってはいけないこと」)

● 「カウンセラー養成ゼミ」は、今回より「第8期」をスタートします。「第8期」の教育方針、カウンセリングの目的は「セカンドライフコース」です。「仕事」「人生」「組織」の中で活かすカウンセリングです。
● カウンセラー養成ゼミの既定方針の「ハーバード流交渉術」「浅見鉄男・井穴刺絡免疫療法」「脳の働き方と言語の学習回路」は、ポルソナーレのカウンセリング理論として継承されます。「第1期」から「第7期」までのゼミのDVD、ビデオ、ニューズレターは、「指導教書」としてお役立てください。
● 「第8期」の二月の一回目の本ゼミは、「家庭環境」が学習テーマです。「性格」とは「家の中」でつくられます。「性格」とは「ものの考え方」のことです。「社会に適応できるものの考え方」(心身の健康)も「社会と適応できないものの考え方」(病理)も「家の中」で形成されます。
 「家の中」は、一人の人間にとって初めから与えられた環境があります。
 「三世帯同居」「家業」「一人部屋」「引っ越し」「転校」「母子家庭」「父子家庭」、などなど、です。これらがどのように「カウンセリングの基準になるのか?」を正しく学びます。
2月25日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

新カリキュラム・カウンセラー養成ゼミ
初級クラス、
ワンマン・カウンセラー
(D級・№4)
学習ガイダンス 
「家の中」と
「経験同一化の法則」
●ポルソナーレのゼミ「カウンセラー養成ゼミ」の「新カリキュラム」の2月の二回目です。学習テーマは次のとおりです。
◎ 「家の中」と「経験同一化の法則」
学習テーマ(1)・「人間は誰でも自分が考えたことを実行し、考えないことは実行しない」
学習テーマ(2)・「無意識の観念の運動」
学習テーマ(3)・「経験同一化の法則」「離人症」(りじんしょう)「妄想」
● 「家の中」で妄想を生み出す「負の経験同一化の法則」
(1)「ゴロゴロする」
(2)「横になってテレビを観たり、音楽を聴く。あるいは人の話を聞く。また、家の中でのケンカ、言い争い、批難なども」。
(3)「ながら族」(テレビを見ながら食事をする、人と話をするなど)
(4)キッチン、ダイニングルームでの勉強、仕事。
(5)「家の中」で「自分のことを考える」「過ぎたことを考える」「人の目をとおして自分のことを考える」など。
3月11日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

新カリキュラム・カウンセラー養成ゼミ
初級クラス、
ワンマン・カウンセラー
(D級・№5) 

「妄想」と
「妄想のしくみ」
● 初級クラス・ワンマンカウンセラー(D級、No.5)のゼミです。
 学習テーマとは、「妄想」と、「妄想のしくみ」です。
● 誰でも「心の病い」というものがあることはよく知っています。「うつ病」や「分裂病」、古くは、「心身症」といわれていました。
 しかし「心の病い」の本態は、「妄想」であるということは、曖昧にしか理解されていません。これは日本だけではなく世界的な傾向でもあります。現在では、トラブルや害をひきおこす「症状」にもとづく「行動」をこまかく分類して、「○○○○障害」というように規定するだけにとどまっています。
● すると、これは「宮崎勤事件」の17年間にわたる裁判が死刑判決で終わったことに見られるように、必ずしも「心の病い」と理解されなくなっています。「自己責任」の名目のもとに「正常域にあるもの」とみなされています。
● 「分裂病」の場合、「美化の妄想」がイメージされつづけているうちは、上限の制約の範囲で「社会参加」が可能な時期があります。(一生、社会参加が可能なわけではありません)。しかし、必ず「現実への侵犯」が進行します。
このプロセスの中で病理による財産の喪失、まわりの人の健康の侵害、リスクやロスの増大、ということが起こります。
● このような現実の実体が、姿を変え、形を変え、現象を変えて、日本のどこでも毎日、起こっています。家族の中の誰かが引き起こして長年、取り憑かれているケースもあります。
● 「妄想」という概念を「カウンセリングの技術、技法」として学習すると、自分はもちろん、他者の話す言葉、おこなう行動、などが「これは正常なことなのか?」「それとも、病的で異常なことなのか?」の区別がついて、「正しく生きられるか、どうか?」という基準にもとづいて分けて判断することができるようになります。
● 心の病いが「日常の光景」になっている日本の現在と、これからにとって非常に大切な「カウンセリングの実践・実技」の学習です。
3月25日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

新カリキュラム・カウンセラー養成ゼミ
初級クラス、
ワンマン・カウンセラー
(D級・№6) 

「うつ病の妄想」と
「分裂病の妄想」
● 「心の病」の発生のしくみを学習します。
 どなたも、「心の病」というものがあることはよく分かっています。「学校に行けない」「仕事に行けない」、「突然に不安におちいる」「突然にパニックにおそわれる」「身体症状が長引いて、他の人にとっては何でもないことが自分にはどうしてもできない」、などが心の病のあらわれ方です。
● すでにどなたもお分かりのように、今の日本では「心の病」は社会から狩り出されて   隔離されるという状況が発生しています。「心の病」は、自然に、ひとりでに治っていくというものではないので、しだいに「人生を諦めていく」ことを強いられています。薬を飲めば、それが今の日本では「社会からの隔離の仕方」になっています。
● 貴重で、なにものにもかえがたい自分とまわりの人の大切な人生を守るためにも、「カウンセラー養成ゼミ」のカウンセリングの技術、技法をマスターしましょう。
4月8日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

新カリキュラム・カウンセラー養成ゼミ
初級クラス、
ワンマン・カウンセラー
(C級・№1) 

「対人不安」
「対人緊張」
「対人恐怖」
●「人から自分のみっともない顔を見られるのが怖い。わきの下から汗が出てくる。言葉が出てこなくて思ったことの半分もしゃべれない」「家の中で家族と話す時は目を見て話せる。だが、学校・職場で人と話すと息が苦しくなって体がガチガチに固くなる。人から変な人だとバカにされている」……これが「対人恐怖症」の初期の症状の例です。13歳から18歳くらいにかけて突然あらわれます。
18歳をすぎると……「何かにつけて人から辛く、冷たく当られている」「人が話していることをすぐに忘れる」「人から少しきつく言われたことがいつまでも気になり、忘れられない。ひとりの時にその声が頭の中に思い浮んで消えない」というように進行します。
● 日本人は、このような症状を「神経症」とみなして集団生活療法や作業療法などで緩和させてきました。欧米では、「分裂病の初期症状、もしくは境界例である」とみなしてきています。すると、このような「対人恐怖症」は、日本人に特有の病理ということになります。このことは、昭和の初期からの定説です。
● 原因は何でしょうか。それは「出立の病い」といわれていて、「思春期」の頃に激発する、という特性に問題の所在があります。18歳すぎる頃までに正しく解消されなかった人が「分裂病」という症状に昂進させるのです。それは「思春期」の頃に「コンプレックス」を形成し、その「コンプレックス」から逃避することで発達させるのです。
「コンプレックス」とは何でしょうか?「他者よりも劣っている」「他者から疎外されている」「他者と自分とを同じくする何ごとかを身につけていない」という明らかな「欠如」「貧困さ」を身につけて抱えている…それが「18歳」をすぎてもなお強固に増えている、という「性格」に原因があるのです。このような心の病いのしくみを正しく分かって、治し方、改善のための教育の仕方を本格的にマスターしませんか。
4月22日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

新カリキュラム・カウンセラー養成ゼミ
初級クラス、
ワンマン・カウンセラー
(C級・№2) 

臨床・分裂病
●今回は「分裂病」の「臨床」を勉強します。臨床とは、「自分も含めて、今、げんにそこに病理がある」ということです。欧米とちがって日本人は「対人関係がうまくいかない」ということに気づいてこだわります。このこだわり方により神経症のことを大正時代の森田療法では「ヒポコンドリー」と名付けていました。欧米人と違って日本人の分裂病は、「中学生」の時期になると「うまくいかない」ことがつくる神経症の症状に気づき、「内向化」して異常にこだわるというところにあります。この病理現象の心の構造は、「平成」の現在になっても全く変わっていません。
●対人への神経症と分裂病化は年々、ひどくなっているのが本当のところです。理由は、誰にも会わなくてもすむ、会わなくても会話のようなもの(メール)で会話した気分になれる(じつは逃避であったり、逃亡であったりするのですが)、からです。
 「なぜ、こんなことになるのか?」「どこからやってきたものか?対策は?」について学びます。
5月13日
ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

新カリキュラム、初級クラス
ワンマン・カウンセラー
C級・№3 

臨床・日本人の
  対人意識
最強の人間関係の法則
5月7日、山形県飯豊町のカメラ店経営者の家に、50メートル隣に住む24歳の男性がナイフを持って押し入り、父親と長男の2人を殺害、母親には脳挫傷の重傷を負わせる、という事件が起こりました。5月7日の午前4時頃に起きた出来事です。容疑者(24歳)の男性は、長男(27歳)に「恨みがあった」と供述しているということです。長男は、帰省中で、結婚を予定していた、という状況でした。
ここまでの報道で分かることは、日本人が長い間、かかえている対人意識の「擬似血縁意識」がこんなふうに実在しているということです。「自分は、見られている。自分も相手を見ている」「見られている相手のみんなに好かれなければならない」というのが擬似血縁意識です。距離をちぢめる、「見つめ合う」ことで触覚のイメージに転化して「あなたは右手ね、私は左手よ」と一心同体を完成させようとします。ここは「甘え」と「依存」が成り立ちます。
「見られるための能力……心情の能力」を身につけていない人は、「甘え」「依存」のみを一方的に密着させようとします。これが拒否されたと自己解釈すると、「甘え」が「恨み」に変化します。
こんなふうな日本人の「対人意識」を正しく分かってじょうずにコントロールする技術をマスターしませんか。
5月27日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

初級クラス
ワンマン・カウンセラー
C級・№4 

臨床・日本人の
  対人関係
相手に合わせて対話する
イメージ療法
今回のゼミも、リチャード・バンドラーの『神経言語プログラミング』(東京図書)を援用して、世界の中でも最もむずかしいといわれている「日本人の対人意識」を対象にして「対話法」をレッスンします。
リチャード・バンドラーの「イメージ療法」をエクササイズをとおして習得していただき、同時に、「仕事の中の対人関係」をじょうずにはこんでいく「対話法」を身につけていただくのが学習のテーマと狙いです。
みなさんは「身分」という言葉をご存知でしょう。「身分証明書」などのときに用いられます。この「身分」という言葉には、もうひとつの「日本人の無意識」をつくっている「擬似血縁意識」があります。「親」という身分、「子ども」という身分です。「分」(ふん)を分かる、という人が「自分」(自己)を分かっている、と考えられています。この「身分」という観念は、職場の「上司」「部下」の対人意識にも転嫁されてきています。「うちの会社」「(部下を指して)あの子、あの子たちは」というぐあいです。このような大正時代から今もつづいている「日本人の対人意識のしくみ」を「脳の働き方と言語の学習回路」からしっかり分からないと、「あなたとは合わない」「あの人とは合わない」などと、「仕事の知性」よりも、「擬制の血縁意識」が最優先されて、せっかくの「仕事の実力」「資格」「キャリア」などが遠ざけられてしまい、不本意な「社会生活」を送っていくことにもなりかねません。おもちの仕事の能力、きらめく秘められた才能をまぶしく輝かせるために、ポルソナーレのゼミを役立ててみませんか。
6月10日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

初級クラス
ワンマン・カウンセラー
C級・№5 

臨床・日本人の仕事と
  対人意識
相手の思考パターンを変える
イメージ療法
6月のゼミは、ひきつづいて「日本人の対人意識」と、日本人の人間関係を対象にした「イメージ療法」をレクチュアします。
 日本人の「対人意識」とは、歴史をひもどいてみると、じつに鎌倉時代に構築されています。とはいっても全ての当時の日本人が知っていたのではありません。公家とか武家といった社会の上層階級の中でつくられています。国民の一人一人が、社会の中で人間関係を自分が社会の中の自立した個人として意識しはじめたのが「大正時代」です。ここから日本人の一人一人が「相手と自分という対人意識」を自覚しはじめます。対人不安、対人恐怖はこの自覚からつくられました。人間関係を学び身につけることは、平成の今になってもなお、変わっていないのです。
日本人の対人意識は、「右脳」の「ウェルニッケ言語野」か「ブローカー言語野」に記憶されていて無意識になっています。「見る」「見られる」「聞く」「聞かれる」という感覚神経の記憶をとおして「感情」に反応する、というあらわれ方をします。「右脳」はイメージを喚起するだけですから「知的な言葉」になってあらわれることは決してありません。
 だから、このような日本人の「無意識」に記憶されている対人意識の不安のイメージを変えるには「イメージ療法」しかありません。
6月24日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

臨床・日本人の知性と
  対人意識

 夏目漱石と森鴎外

 相手の対人不安を変える
  イメージ療法
●日本人の「対人意識」の起源やしくみについてレクチュアします。なぜ、平成の今になっても大正時代以降も日本人の「対人緊張」が変わらないのか?というと、その理由は二つです。一つは、日本人の「知性」は、つねに「対人意識」を前提にしてとりいれられていることにあります。「親は、子どもを平等にいつくしむ。公平にまなざしを向ける」というものがこれにあたります。もう一つは、「夏目漱石」や「樋口一葉」らに見られるように、「母親が子どもにまなざしを向ける」「母親の顔色をうかがう」などの関係を体験しなかった人が「知性」を手に入れようとすると、「見えない母親の表情を探し求める」という「自分中心の知性」になります。すると、世界的な水準での知性を創出する、というハードルがいくつもいくつも押し寄せてきたとき、「甘え」の意識が顔を出して、「自滅していく」という道を選びがちになります。
● こういう無意識の対人不安を克服するには、リチャード・バンドラーの『神経言語プログラミング』より援用してプログラム化した個人べつの「イメージ療法」しかありません。
7月8日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

臨床・日本人の
非知性と子ども意識

 山本周五郎
  『小説・日本婦道記』

 人生を好転させる
動機づけのイメージ療法

「子どものまま」とは、明治時代の若い世代のように「親になる」ことを目ざすのではなくて、「親になることを放棄している」ということです。多くの日本人に広がっている「諦める」「無気力」「意欲がない」「何もしないことがいちばんいいことだ(植物化)」…などは、「擬制の親になる」ための知性の貧困から生まれています。「脳の働き方」を調べてみると「右脳・ウェルニッケ言語野」の触覚の認知しか働いていません。「人の話が聞こえない」「人の話した言葉を覚えられない」「ものごとについての視覚のイメージが思い浮ばず、すぐに消えてしまう」というのが「右脳・ウェルニッケ言語野」の触覚の認知の優位がつくり出す障害です。
一体、なぜ自分は恋愛ができないのか?なぜ、自分は、子どもや恋人、妻から嫌われるのか?また、なぜ、自分は、学校や職場で人よりも不当な扱いを受けていると感じるのか?……ということに気づいている人は、ぜひ、このたびの『カウンセラー養成ゼミ』から受講してみませんか。
7月22日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」

臨床・日本人の
子ども意識と甘え意識

 「大正時代の身の上相談」
  (カタログハウス編)
 
 「甘え」から脱け出す
 「社会的チェック」と
 
イメージ療法
「子ども意識」とは「擬制の子ども」のことです。実年齢とは全くかかわりありません。脳の働き方でいうと「右脳のウェルニッケ言語野」だけしか働いていなくて、「右脳のブローカー言語野」の視覚のイメージが全く思い浮ばない人のことをいいます。もちろん、「右脳のブローカー言語野」は、大脳辺縁系で生の感情を記憶して喚起させる扁桃核(好き、嫌い。敵、味方だけを判別する)だけは活発になっています。ちょうど「抗うつ薬」や「向精神薬」が効いている状態と同じです。欲望のイメージだけが強くイメージされて、逃避や逃亡の動機を作ります。これが、日本人の奈落の底に落ちた位置での「擬制の子ども意識」の実体です。「甘え」とは、自分の子どもじみた安心のために「触覚的に同化する対象」を見つけて「一体感」を求めるというのが、正しい定義です。自分の社会性というものが無く、従って「自分を滅すことに憧れる」という精神構造をもつのです。このような「子ども意識」の正しい姿と、ここから作られる症状の治し方をレクチュアします。
8月12日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


臨床・日本人の父親と
子どもの関係

「大正時代の身の上相談」
(カタログハウス編)

生育歴のトラウマを解消する
イメージ療法
ひきつづいて日本人の対人意識についてレクチュアします。「日本人にとっての父親とはどういうものか?」のモデルと、ここから「父親不在」がつくる病理のしくみをお教えします。「イメージ療法」は、生育歴の中で体験されている無意識の「トラウマ」を解消するテクニックを教えます。ポルソナーレ本部が、ほとんど毎日、実施して成果を確かめているイメージ療法です。「父親不在」とは、家の中で子どもと仲良くしていたという「善意」のかかわり方も該当するというと誰もが驚きます。しかし、実際はこれが原因で、「社会の中で自分は見られたくない」と不安を感じ、「見たくない」と左遷させられたり、遠ざけられる原因にもなっているのです。
8月26日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


臨床・日本人の「父親不在」と
「母親不在」
「葉隠」(死ぬことと見つけたり)

重い対人不安を解消する
イメージ療法

●日本人の対人意識は「知性」というものを人間関係よりも「下位のレベル」に置いてきました。だから、雑学や受験や、学校の勉強だけを「知性だ」と錯覚してきました。この「人間関係を上位に置く」という知性の障害は、「母親のまなざし喪失」から始まっています。その好例が「江戸時代の武家階級」の家の中の「武士」の「父親のまなざし喪失」です。
●そしてつくられたのが武士の「修身書」といわれた「葉隠」(はがくれ)です。この「葉隠」は、日本の「軍国主義時代」といわれた当時は「軍人の修身書」に採用されました。いいとか悪いとかの問題ではなく、「社会意識」を回復させる「知性」とはこういうものだったのです。
●今は、「葉隠」のもつ社会性の知性も能力もはるかに後退している時代と社会になっていますので、ニートをはじめとして、幼い子どもを殺害する心の病いまでとめどもなく深化しつづけているのです。「社会性の欠如」とはこういう心の病いをつくり出す、ということこの機会にしっかり学習しませんか。
9月9日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


臨床・日本人の
「母親不在」の病理

北海道稚内市「母親刺殺事件」

仕事の中の対人不安を解消する
イメージ療法

●藤本義一が東京スポーツ紙(9月7日、日日日日(ひびにちじつ)欄)でいうように日本では、今、中学生、高校生という低い年齢層の殺人、自殺がこの10日間で全国で起こっています。「両親の離婚」「義理の父、母」という家庭環境が共通して30%を占めるということです。被害者は、兄、弟、姉、妹、母という、ごく身近な肉親を巻き込むケースが多いということです。
●この中でもっとも特異な事件が「北海道稚内市・母親刺殺事件」です。同級生に30万円で母親殺害を依頼するという事件は、今まで全く無かった、といいます。藤本義一は「パソコン」「携帯電話」のメールに取り込まれていて「自分の意識では修正のつかないもう一人の自己を抱えている」と考えています。
●これは、大きくいえば、「分裂病」の病像のとらえ方です。ポルソナーレのゼミでは、「日本人の対人意識の無意識をつくる脳の働き方に原因がある」ことをレクチュアします。「母親」の「視覚のイメージの能力」が欠如していることが子どもに「自滅していく甘え」をつくり出しているのです。
9月23日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


臨床・日本人の逃避と
 逃亡意識
元・オウム真理教教祖・
松本智津夫

悪い“信念”(思い込み、固定観念)を治すイメージ療法

●「元・オウム真理教教祖・松本智津夫の死刑判決確定」が話題になりました。そこでポルソナーレは、日本人の対人意識の解析とレクチュアの一環として「逃避」や「逃亡」の脳の働き方のメカニズムを説明します。「後出しジャンケン」ということをご存知でしょう。「そんなつもりではなかった」「今、聞いたそれは、私は知らなかったことなので、私には分からない」などが「後出しジャンケン」の対話の仕方です。これは、「右脳・ウェルニッケ言語野」しか働いていない人の「脳の働き方イコール思考のパターン」です。
● 「右脳・ウェルニッケ」は触覚を認知するのみ、が特質です。そこで、行動したり、しゃべるために、「自分が必要」とする言葉を集めてきて「ウェルニッケ」という記憶の中枢神経に「くっつける」のです。 しかし、「くっつかないもの」があります。「言葉の意味」です。ミス、トラブル、失敗をくりかえすなどを起こすと、「社会」に恐怖を感じて逃亡する、というのが「自爆テロ」「カルト」「ニート」に共通する「脳の働き方」のメカニズムです。
10月14日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


臨床・日本人の対人意識が
つくる社会病理
「ブラック・ダリア殺人事件」

仕事の中の「うつ」を治す
イメージ療法

●今回のケーススタディは、高学歴、有能な資格の保持者、社会的な地位のある人がなぜ「社会病理」を抱えつづけるのか?の脳の働き方のメカニズムを教えます。日本人の脳の働き方は、「見る」「見られる」という対人意識を中心に「人間関係」を第一優先に考えるというように働いています。これは、「ブラック・ダリア殺人事件」の容疑者(医者、高学歴、著名人)と同じ脳の働き方です。
●日本人が「ブラック・ダリア殺害」と同じことをおこなうというのではありません。日本人は、「右脳・ウェルニッケ」のみを使うことをどこかで諦めて「うつ症」に陥るので「トカゲの脳」(大脳辺縁系、大脳基底核)に脳の働き方を退行させて、妄想や白日夢、空想などの「幸福のボタン押し」(中隔核の出すドーパミン分泌)を押しつづけているのです。
10月28日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


臨床・日本人の対人意識が
つくる全般性不安障害
「馬券偽造師」(中山兼治)

「気になること」を治す
イメージ療法

●ケーススタディの『馬券偽造師』は、中山兼治によるノンフィクションです。約10年間にわたって「万馬券」を偽造しつづけて、約10億円くらいを手に入れます。偽造とは、どういう脳の働き方になるものか?の実例のご紹介です。
● まず、右脳・ウェルニッケ言語野の「触覚の認知」が強固に働きます。次に、「右脳・ブローカー言語野の3分の1の記憶の中枢神経」のみが継続的に働きつづけるでしょう。
● 問題は、この「偽造」がじつは、「全般性不安障害」の発生のモデルになるということです。「全般性不安障害」とは、「自分の危機的な状況が分からない」「自分がつくり出したトラブルが自分の心身の破滅を招くことが全く分からない」「自分の話したこと、自分の行動が次々に危機をつくり出していることについて考えられない」、などというものです。
● 「右脳・ブローカー言語野」の「3分の1の記憶の中枢神経」に「ヒモ」と呼ばれる「快感のイメージ」を記憶させると、「A9神経」にスイッチして「中隔核」という「幸福のボタン押し」から強力なドーパミンを分泌しつづけます。
11月11日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


臨床・日本人の対人意識が
つくる全般性不安障害のメカニズム
『私の「戦争論」』(吉本隆明)
『三たびの海峡』(帚木蓬生

「将来の不安」を消す
イメージ療法

●「いじめ」「子どもの虐待」などのもともとのルーツは、「明治憲法」にあります。「伊藤博文が天皇は、神聖にして侵すべからず、と書いた」(吉本隆明氏)。これが全ての日本人の「右脳・ブローカー言語野の3分の1の記憶の中枢のゾーン」に、強制的に記憶させられたのでした。
●日本人は、「私は右手。あなたは左手よ」という擬似血縁意識で「対人関係」をつくっています。「自分は右手の位置にある」と思えば、「自分の思っているとおりに、相手も同じように思うべきだ」という一体化、同化のものの考え方がつくられるでしょう。ここに、「父親」「母親」による「威張り……体験の強制」が記憶されると冷酷非情な対人意識がつくり出されるのです。
●「日本人はいったん冷酷になると、世界中のどこの民族よりも凶暴、凶悪になる」といわれているのは、ここに根拠があります。「いじめ」「いじめられ」も「全般性不安障害」という病理です。
●ポルソナーレの高機能のカウンセリング技法でスピーディに解決しています。この機会に、根本から治しませんか。
11月25日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


臨床・日本人の全般性不安障害と聴覚障害のしくみ
『19歳』(一家四人惨殺犯の告白・永瀬隼介)

身体の不調がつくる不安を消す
イメージ療法

●ケーススタディは、約10年前に千葉県で起きた事件です。当時「19歳」の少年が、一面識もない一家の82歳の老女から、4歳の幼女まで4人を刺殺しました。「19歳だから死刑にはならないかも」という期待は打ち砕かれて死刑判決が下されます。
●そこで、同容疑者の「脳の働き方」をとり出してご紹介します。「父親による暴言」、「母親による暴言」が、「右脳・聴覚野」と「右脳・ブローカー言語野の3分の1の記憶の中枢神経」に記憶されて、ごくふつうの日常の人間関係の中の「会話」の「言葉」を破壊しつづけます。それは「ネコを被る」というパフォーマンスをくりかえすほど、反作用としての破壊がおこなわれる、というメカニズムになっています。「脳の働き方」は、発達か、退行化のどちらかしかたどらないという法則にもとづくためです。
●どんな場合でも「初めての経験・体験」が、一生、死ぬまで記憶として刻印されつづけます。多くの日本人の二極化の底にある病理の実体を、脳の働き方から分かることが、新しい年を幸せに歩いていくゆいいつの対策です。
12月9日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


臨床・日本人の対人意識と
「聴覚障害」のしくみ
「サル化が進む
大東亜ケータイ圏」
(サルの達人・正高信男
  VSビートたけし

「反対する心の声」がつくる
逃避を消すイメージ療法

●ビートたけしと正高信男(京都大学霊長類研究所、教授)は、アジアの中でもとくに日本だけが「ケータイ」の影響を受けて「脳」が「サル化している」、と説明します。「脳は、可塑的だから、学習や教育がなければ、ただの豆腐と同じになる。チンパンジーのDNAと人間のDNAとは、九十何パーセントが同じだから」と指摘します。
●ポルソナーレは、「右脳・聴覚野」にキャラクターとしての人格をシフトしていて、脳の働きを「ケータイ・イコール・身体の一部」と了解して、「擬似血縁意識の"わたしは右手よ。あなたは左手ね"という距離の無いことが良いことだ」という快感を外延化しているという「脳の働き方」がつくられている、と科学的に考察します。こういう日本人の「脳」を救出して成果を上げているのが、ポルソナーレが開発しつづけて実施に効果を確かめている「イメージ療法」です。
●「格差社会」といわれている今の日本の「仕事の世界」の中で、ゆいいつ投資の価値をまぶしく輝かせているのがポルソナーレの「カウンセラー養成ゼミ」です。
12月23日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


臨床・日本人の対人意識がつくる
「聴覚障害」の「脳」のしくみ
「脳障害を生きる人びと」

「モンテ・クリスト伯症候群」
(閉じ込め症候群・中村尚樹

「身体症状」を治すイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●日本人の心の病いを脳の働き方から見ると「全般性不安障害」と「強迫性障害」が中心になっています。いずれも「社会性の世界」と正しい関わりをもてないという脳の働き方がつくられていることが原因です。そこで、今回は、脳の働きとは、どこが生物学的な物理でどこからが人間的な意識の「観念」か?を、交通事故にあって植物人間の状態になった女性のケースからご紹介します。

●「私は、意識があった。それなのに植物人間と宣告された」という人のケースです。「まぶたがわずかに動く」という視覚のイメージが、ついに「言語表現を可能にした」という驚きのケースです。言葉のトラブルを回復させるには、どんな対策が可能か?もお話します。「寝たきりの人」「家で閉じこもっている人」の聴覚障害だけではなく、ごくふつうの人々の脳の働き方の発達のための有力な「証明」のケースです。
1月13日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


犯罪加害者の家族の道

『手紙』(東野圭吾)

もうひとりの自分と対話する
イメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

● 日本の経済社会は、再び大きな構造的な変化が起きています。少子化は市場の縮小と再編にともなって「格差」(差異)を生み出しました。「二○○七年問題」の「団塊の世代の大量定年退職」は、「非社会への大量移行」をつくり出します。すると、日本人の明治以来つづいている「距離のない対人意識」がこれまで隠れていた病理を大量に噴出させるのです。「距離のない対人意識」とは、非社会が巨視化することです。

● 社会的な人格のパーソナリティが消失するでしょう。「犯罪加害者の家族」が生涯にわたって差別されるのは、この「巨視化したリンゴ」と同じように、容疑者、服役者と同化しているからだ、とみなされるからです。パーソナリティ(社会的人格)が正しく身についていない人は、『手紙』(東野圭吾)の家族と同じように、その病理の故に、差別、疎外、差異の拡大を強いられていくでしょう。「いじめ」「虐待」「家族殺し」などの日本人だけに特有の「脳の働き方」を正しく分かって「健全な生き残り」「幸せと充実の勝ち残り」のための脳の働き方を手に入れませんか。
1月27日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


非社会という奈落に
転落する人びと
『私は障害者向けのデリヘル嬢』
(大森みゆき)

人から嫌われている?不安を
解消するイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●日本は今、「団塊の世代の大量定年退社」の方向に、経済社会の進歩なき停滞・衰弱が広がっています。このような現実をバックヤードにして「非社会の世界」(働かないこと、知的な学習をしないことという状況のことです)で、「社会性の世界と関わりをもたないことは良いことだ」というものの考え方が広がっています。

● 「感染」が始まっています。ご紹介するケーススタディの『私は障害者向けのデリヘル嬢』(大森みゆき)は、「非社会の中に存在する風俗というお仕事」に転落していくというノンフィクションのドキュメントです。非社会とはおもに家の中のことですが、「気持ちの安心」(身体的な快楽、快感)を家の外に拡張するというところに、風俗などの「非社会の仕事」が存在します。こういう仕事は、どういう脳の働き方になると選択するのか?すると、どういう脳の働き方の障害が待っているのか?をわかりやすくレクチュアします。

 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー9期(平成19年度) 
2月10日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


最低の社会になった日本で
生き残る術
『真贋』(吉本隆明)

予期不安を解消するイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

日本人の自らの脳の働き方がつくり出している病気の「ピック病」についてレクチュアします。ピック病は、アルツハイマー病とならぶ心、精神の病気の終着駅です。
「若年性の痴呆」(認知症)ともいわれています。

●次の問いの答えを選んでください。簡単な「ピック病」の自己診断です。

●問い…「仕事でミス。どの言い訳がいいですか?」
回答1・「少しくらいのミスは、誰にもある。人間性とはカンケイない」
回答2・「反省したから、もういいでしょ。あんまり言うとマジギレになるかもよ」
回答3・「仕事が自分に合わないからよ。もっと自己実現できて、自分に合う人の下
でならミスしないと思う」

●自己診断
回答1…100点。回答2…60点(回復が可能な段階のピック病の可能性あり)。回答 3…30点(日本人に特有のピック病の疑いがあり)
2月24日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


オニババになっている
日本人女性
『孫を殺す恐怖の祖母たち』
(橘由歩)

理想の自分を探すイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●カウンセラー養成ゼミは、今回よりステージをステップ・アップさせます。「プロ教育者対応のカウンセリング・ゼミ」が新しいステージです。

●仕事にかぎらず、教育の現場、家の中で正しい「社会教育」をおこなわなければ「社会性の知性」(勉強、仕事の能力、恋愛や結婚の能力、子どもの社会的自立など)が成り立たなくなっているというのが日本の社会の「現在」です。多くの日本人には、こういうコンセプトやキーワードはまるでピンとこないかもしれませんが、じつは、これが本当のリアルな実体です。「社会化」とは、社会の中で価値ある自己を実現していく、ということに尽きます。

●日本は、今、構造的に「産業の空洞化」の道を突き進んでいます。生き残り、勝ち抜いていく人のための本格的なカウンセリング・ゼミを提供していく予定です。
3月10日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


妻を植物人間にしている
男たち
『セックスレス』
(家田荘子)

記憶力を発達させるイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●今の日本人の圧倒的多数の「男性」は、「長期的な関係にある恋愛」「結婚生活」の中で「セックスレス」に陥っています。原因は、「視床下部」の働き方が「右脳・ブローカー言語野の3分の1の触覚の認知のクローズ・アップ」にしっかりむすびついていて、「左脳・聴覚野」でつくられるパーソナリティが、正当に学習させられていないこと、にあります。
●男性が女性と長期的な関係になると、女性の視床下部の「視索前野」の「人間関係の能力と言語能力」と真正面から向かい合わざるをえません。「向かい合う」「直視する」という関係は不可避的なリアルな現実になり「右脳・ブローカー言語野の3分の1のゾーン」の性の欲求のイメージを消滅させるのです。
●これは、男性の社会性の世界からの「孤立」の決定的な終着点を意味します。このような男性のパートナーの「女性」は、社会性の世界の象徴の男性から「3分の2」のイメージ喚起力を破壊されて、植物のように、身体の生きる活動にのみをテーマにして、脳の働き方もピック病化していくのです。
3月24日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


心に「私」を呼び覚ます
「音楽プラス運動療法」

『脳障害を生きる人びと』
(中村尚樹)

記憶力を発達させる
もう一つのイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●野田燎(りょう)(サキソフォンの奏者)が開発した「音楽・運動療法」の実践と効果をご紹介します。
●「遷延性(せんえんせい)意識障害」(植物状態になった人)をねばりづよく治療して「治す」「食べる」「踊る」「行動する」などの脳の働き方を回復させている、という事例です。この療法の実例から実証されることがあります。
●人間の脳は、「ものごとと関わる意識」と「ものごとを分かる意識」との二つで成り立っているということです。「社会の価値あるものとの関わりを止めている人」「社会の知性の『形式』すらも遮断している人」は、広義の「遷延性意識障害」(植物状態)の脳の働き方をおこなっているといえます。
●「分かること」だけを中心にして「目先の気分の良さや、目先の快楽」だけに関わるという脳の働き方をおこなっていて「植物人間」に陥っているといえます。これが「ピック病」のおおまかな実体です。「ピック病」とは、同じコトバをくりかえす、同じ行動をくりかえす、人から伝えられた言葉を憶えられずに忘れる、といった症状をあらわします。
4月14日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


「奇跡の復活」を支えた男

「もう一つの理学療法」
(中村尚樹)

自己評価を低くする
思考パターンを解消する
イメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●ケーススタディは、プロ野球の選手が「身体のケガ」や「脳腫瘍」などを回復させて「社会復帰」(試合に出場して勝利を得るまでのレベルまでに回復して、社会参加できる)、を果す理学療法の考え方と実践の仕方をご紹介します。
●「ものごとには原因があるから結果がある」「人間は、自分が考えたことを実行して考えないことは実行しない」というポルソナーレの指示性のカウンセリングと同じ考え方が研究されて、開発されています。
●通常の理学療法のリハビリは、「日常生活を営むことができるまでの回復」が目標にされていることはご存知のとおりです。しかし、ケーススタディでは、「自分が考えたこと」イコール「左脳の働き」(社会的な価値をもつ概念の学習)を徹底させて、「奇跡の復活」をなしとげています。ポルソナーレの「指示性のカウンセリング」の必要性と魅力、人気の秘密をよく分かる事例です。
4月28日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


「長く生きられない」と
感じさせる病理

『編集者という病い』
(見城徹)

うつ病をとらえる
イメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●幻冬舎社長の見城徹が「これ一冊だけ」と書いた『編集者という病い』(太田出版)の中から、「故・尾崎豊」との関わりのエピソードをとり出し、再構成してご紹介します。
●「何度、自殺しようと思ったか分からない」「死んだときは、ホッとした。今でも愛している。CDは、辛過ぎてまだ聴く気にはなれない」、と尾崎豊とこの中の関係の中の心情や心像の情景を迫力をもって再現してみせています。すると、全ての日本人があがき、もがいていた頃の共通する病理の「右脳・聴覚野」のみを働かせる「聴覚障害」の実体が音を立てて浮び上がってきます。「聴覚障害」とは、「長く生きられない」「生きることが辛くて、やりきれない」という絶対的な孤立を生み出します。
●尾崎は、決定的な「聴覚障害」だったので、尾崎だけが死に、見城は成功の道を歩きます。これは、今の日本人が無意識に抱えている「長くは生きられないだろう」という思いと共通しています。そこで、「生き残り、勝ち残るには何が必要か?」を明らかにするのが本ゼミのテーマです。
5月12日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


「生きることは切なく哀しい」と
感じさせる病理

「社会的ビハインドを背負った男・
中上健次」(見城徹)

薬物療法を止める
イメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●ケーススタディは、幻冬舎社長が「これっきり」と書いた『編集者という病い』(太田出版)より、「故・中上健次」のエピソードです。中上健次の哀切や苦悩は、書かれた文学の中でも熱くみなぎっていますが、それは、日本人の知的な人なら誰にでも共通する哀切や苦悩です。
●ここには、本人は気づかなくても、必ず幻聴と幻覚がともなっています。この病的な幻聴だの幻覚を根拠にして、「文学」が書かれました。日本人の「文学」とは、実に、右脳を中心にしか働かせられないという知的な限界のハードルを越えるためにだけ書かれ、読まれてきたのです。このあたりのリアルな「脳の働き方」を見城徹の、「尾崎豊」との切りむすびから受けとった勝るとも劣らない共感と苦悩、そして深い愛情をとおしてダイナミックに浮上されます。
●そして、ポルソナーレの指示性のカウンセリングは、本物の知性とはどう手に入れるのか、今の日本の社会現実の中で心の平安や安心とはこう手に入れるというカウンセリング理論を、驚くほど豊かに摂取していただきます。

5月26日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


いびつに歪んで間違っている
人生が生む病理

「勝者には何もやるな
(ヘミングウェイ)、
敗者には多くを与えよ」

(見城徹)

未来を好転させる
イメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●見城徹の『編集者という病い』(太田出版)より「郷ひろみと二谷友里恵の離婚」「ユーミンの本の出版までのいきさつ」、「ジャズ奏者・阿部薫の死と小説家・鈴木いづみの子どもの目の前での首吊り自殺」など、日本人の書く「文学」と、ヘミングウェイ(『老人と海』)、スタインベック(『怒りの葡萄』)などいずれもノーベル文学賞受賞作品との違いを対比させて、日本人の「脳の働き方」の限界点と怯えている状況をクローズアップさせます。
●欧米人は、文学を「左脳の言葉」で書いてこれを「右脳・ブローカー3分の2のゾーン」でストーリーを描写しています。日本人は、なんとか「左脳のコトバ」を手に入れようとしてことごとく敗北し、破綻します。
●郷ひろみ・二谷友里恵の誰もが憧れて、自分の幸せの未来像を重ねたベスト・カップルのケッコンが崩壊しました。今、日本人の「恋愛」も、「結婚」も、「左脳のコトバ」を学習しようとしないところでは、「鈴木いづみ」と「阿部薫」のカップルのような坂道をどろどろと音もたてずに日々、溶解していかざるをえないのです。
6月9日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


日本語崩壊!!
壊れゆく普通の子どもの知能

「文章の技術」

(後藤禎典)・Ⅰ

無気力症を治す
イメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●今回のゼミより、「左脳」の各言語野の中枢神経のひとつ、ひとつに焦点をあてて、具体的な「働き方の発達のさせ方」をレクチュアします。事例は、正司昌子のルポより「子ども」(幼児、小学生)が「太陽」「山」「橋」「これ」「それ」「どれ」などの言葉を聞いても、「分からない」ということです。
●これは、「左脳」の「聴覚野」と「左脳・ウェルニッケ言語野」での学習の不全、ということを意味します。「中学生の生徒」が教師の発言の「教科書の30ページを開いてください」という言葉を聞いているのに、しかし、「全く分からない」という問題も、「左脳・聴覚野」「左脳・ウェルニッケ言語野」が正常に働いていないから、です。
●今、多くの日本人は、社会性の言葉や社会的な責任性のある「言葉」と「その表現の仕方」を全く知らない、ということから「自殺」「痴呆」に至るうつ病や分裂病を激発させています。今からでも決して遅くはない!! 一日も早く、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミを急いで学習して、「脳」を最大限に発達させませんか?
6月23日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


我が子から復讐される
「勝ち組教育」の親たち

「文章の技術」・Ⅱ

(後藤禎典)

心の中で不満をしゃべる
自分を改善する
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●「左脳をどう発達させるか?」がレクチュアのテーマです。
●「受験勉強」をした人は多いと思います。では、「受験の勉強の脳の働き方」はどうなっているのか?というと「左脳のウェルニッケ言語野」で「言葉」を憶えて、「左脳・ブローカーの3分の1の中枢神経」で「言葉の正しい意味」を脱落させたり、自分勝手に「解釈」したり、単に「記号」として「認識」するというやり方です。
●「日本人は、右脳中心って言っているけど、左脳をつかっているじゃないか!」と考える人は、早計というものです。「左脳」は言語野なので、コトバをしゃべる、話すときは「左脳」の機能を用いるしかないのです。
●パソコンには「サーバ」があって、ここに「言葉」を記録(記憶)しています。日本人は、「右脳」の「ウェルニッケ」をサーバにしているのです。 「左脳を正しく働かせる」と他者と協力して何ごとかをなしとげることができます。「親の位置」と「子どもの位置」の両方を使いこなせます。これからの日本では、まず「女性」にとってぜひとも必要な「社会教育」が「左脳の正しい働かせ方」です。
7月14日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


愛と嫉妬の病理学
(倉持弘)

「文章の技術」・Ⅲ

(後藤禎典)

被害者意識を改善する
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●今回のゼミは、「中級クラス」(スーパーバイザー・カウンセラー認定クラス)の第一回目がスタートします。日本人の「恋愛」と「結婚」がなぜうまくいかないのか?の病理を「脳の働き方」から説明します。「恋愛」と「結婚」の病理の中心になるのは「分裂病」です。具体的には「嫉妬妄想」です。そこで、その「嫉妬」とは、日本人の「右脳」の中で一体、どのようにつくり出されるのかを、誰の目にも分かりやすく、明らかにします。
●「嫉妬妄想」がなぜ起こるのかというと、「嫉妬」の妄想がつくられるような「恋愛のイメージ」(対人意識)と「結婚のイメージ」(人間関係のとりきめ方のものの考え方)を、生育歴の中で「右脳」に記憶しているからです。ここに「負の経験の認知」があれば、実際に恋愛しても、結婚しても「妄想中心」の生活となって「うつ病」と「分裂病」をつくり出します。「恋愛」や「結婚」をうまくおこなって、本物の価値ある関係にするには、病理とは無関係な「恋愛」と「結婚」の概念を、左脳で学習することが必要です。
7月28日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


恋愛と嫉妬の病理学
(倉持弘)

「文章の技術」・Ⅳ

(後藤禎典)

ストレス感を解消する
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●「恋愛妄想」は未婚の女性に多く起こります。男性には、ごくわずかの人にしか起こりません。
●ところが「嫉妬妄想」は男性に多く見られる妄想です。日本人の女性は、人を好きになったり好意を向ける能力を「大脳辺縁系」の中にもっています。しかし、これを、有効な言葉にして、会話の中で「自分の個性の魅力」や「自分の心の香りを感動とともに相手に伝える」という恋愛や結婚の仕方を誰からも教わっていないので、いつも、いつだって、ずっと長い間、「遠くから見る」という哀しいことしかできていません。
●夏になって、どの女性も「自分の心の思い」をどんどんアピールする季節になりました。恵比寿の駅前だって「盆踊り大会」がひらかれます。ポルソナーレのカウンセリング・ゼミで勉強して、あなたも、どんな男性でも心をときめかせずにはいられない性格の魅力を輝かせませんか。
●また、男性のみなさまは、お気に入りの女性に秘められているすばらしい感動の知性を発揮できるアプローチの力を今すぐ、急いで手に入れませんか。
8月11日

ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


日本人の恋愛と
結婚がつくる病理

「愛と嫉妬の病理学」
(倉持弘)

うつをつくる状況を変える
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●「高村光太郎」の『智恵子抄』をケーススタディにとりあげます。
日本人の「恋愛」や「結婚」は、「脳」の中の「無意識」をつかっておこなわれます。「大脳辺縁系」の生(なま)の感情や欲求をつかさどる中枢神経のいくつかのことです。扁桃核(好き・嫌い)や「線状体」(恐い、緊張)、中隔核(最高の快感)、「帯状回」(楽しく話したい)、などです。
●しかし、「左脳の言葉」が学習されていないと、フロイドのいう無意識の欲求、気持ちが「脳」を支配します。それは「右脳だけのイメージづくりの働き方」のいくつかのパターン「パブロフの条件反射」「オペラント条件づけ」「認知不協和」等々、といったものです。左脳の言葉が無いとは「行動が止まる」ということです。すると「負の行動、体験の記憶」が「右脳」にイメージされます。
 これが「オペラント条件づけ」(イメージの構成・因果づけ)などによって、心の病気がつくられるのです。「智恵子」はこんなふうにして分裂病になりました。
8月25日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


「震える」「話せない」
「見られない」の脳の働き方

「社会恐怖」
(貝谷久宣)

うつを迫る状況を変える
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●脳の働き方は「自覚」と「無意識」とに分かれます。「自覚」とは「行動のための言葉があること」です。しかし、「言葉が無い」「言葉が間違っている」というときには必ず「行動停止」になります。この「行動停止」は、「右脳」に「負の行動のイメージ」を思い浮べます。「不安だ」「自分だけ損害をこうむっている」というのが負の行動のイメージです。これは「オペラント条件づけ」という「行動すること」そのものの法則によって必ず起こるものです。
●この「負の行動」は、「認知不協和法則」によって、負のイメージを選択し、より不快で、より強い不安を選んで過去の嫌な「記憶」を想起させるのです。これが「無意識」といわれるものの「脳の働き方」です。このような脳の働き方のいくつかのメカニズムに即して「社会恐怖」という病理(手が震える、声が震える、話せない、顔が赤くなる、人と一緒に食事ができない…など)の障害とパニック発作のしくみを分かりやすくお話します。しくみと原因が分かれば「問題の半分の解決になる」ことはよくお分りのとおりです。
9月8日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


「パニック障害」「予期不安」「不眠症」の脳の働き方

「パニック障害」
(貝谷久宣)

行動停止を打開する
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「パニック発作」「パニック障害」「予期不安」、そして「不眠症」は、「言葉」を「記号」として憶えることしか知らず、今も頑強にその態度を変えない人にだけ起こる「無意識」の脳の働き方のトラブルです。これらのタイプの人は、「発作」を起こすことで「大脳辺縁系」にA9神経によってドーパミンを分泌させ、「他者」はもちろん、「自分」も擬似右手意識による「支配」の対象にしています。かつていわれていた「原始スターリニズム」のモデルが「パニック発作」です。
●「不眠症」も、この「原始スターリニズム」の支配を目的にしていますが、パニック発作の人のようには「支配の能力」が無いので、孤独の中でA9神経のドーパミンを分泌させて、妄想の中で王国を築こうとしているといえます。
●いずれにしても、ちゃんと治さないところでは「ラクナ梗塞」(若年性の痴呆)をまぬがれず、自律神経の症状と疾患をつくって内臓の血流障害を拡大させていることには違いはありません。「無意識」のメカニズムを、「目からウロコ」のような衝撃とともにレクチュアします。
9月22日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


「死に至る病い」の脳の働き方

「わが息子、脳死の11日」
(柳田邦男)

強迫観念を治す
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●本邦初公開の人間の「無意識」のしくみを「脳の働き方」から説明します。9月12日に「安倍首相」が、突然の辞任を表明しましたが、これは「無意識」といわれてきた「右脳中心の不安の表象」がつくり出した「うつ病」が原因です。
●人間の脳は、「大脳」(左脳と右脳)、「大脳辺縁系」「脳幹」の三つの層で成り立っています。この三つの脳を健全に、安定して働かせるには、「左脳」で学習する「言葉」を「概念」として学習する必要があります。
●日本人は、安倍首相が「A4のペーパー2枚なら10分間で暗記できる」と言っていたように、「教育制度」そのものが「言葉を記号として憶える」ことをごく当り前におこなっています。「その言葉の意味は何?」と問われる局面で誰もが「うつ病」か、その局面を避けている人は「分裂病」になるのです。うつ病は、必ず「自殺」にいきつき、「分裂病」はラクナ脳梗塞(痴呆)をつくります。こんな危機的な日本人の脳の働き方の打開策をご一緒に考えます。
10月13日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


「暴走する老人」の脳の働き方

『暴走老人!』
(藤原智美)

思考のいきづまりを治す
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「若者よりもキレている老人」の「脳の働き方」をお話します。本邦初公開の「日本人の無意識」の世界を「脳の働き方」から立体的に、分かりやすく説明します。
●「キレる老人」とは、病院、学校、路上、近隣との関係の中で激増しつづけています。その原因は、日本人に特有の「言葉の憶え方とこれにもとづく行動の仕方」にあります。どんな「行動」にも「言葉」が必要だ、というのが脳の働き方から見た本質です。
●すると、「言葉の憶え方」しだいで行動が止まることがあります。行動が止まると、現実の場面では「負の行動のイメージ」が「右脳」に表象します。このことは、「言葉の憶え方」と「病理」には深い関係があることを示唆します。
●「キレる老人」は、「言葉」を「号令」(「右向け右」「左向け左」、のような号令です)として憶えています。負の行動のイメージは「正しく行動しない…ルールどおりに行動しない…与えられた義務や責任のとおりに行動しない」などです。すると、必ずしも「老人」だけの問題ではなくて、全ての日本人にあてはまることがお分りになるでしょう。
10月27日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


「騙される脳」の脳の働き方

『騙される脳』
(米山公啓)

望ましい人生を手に入れる
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●本邦初公開の人間の脳の働き方のメカニズムを立体的に、三次元の水準で解明してお話します。
●人間の脳は、目と耳の知覚を中心に、人間的な意識をつくり出し、知能の元の「言葉」や「言語」をつくり出します。そのしくみとは「行動」をおこなう時の「記憶のソース・モニタリング」というメカニズムが反復されて「記号」を生み、これが人間の発声のパターンに転化して「発語」から「言語化」に至る、というものです。
●ポルソナーレのゼミは、中級クラス、スーパーバイザーカウンセラーに特化して本格的に人間の脳の働き方の正常と病理をつきとめています。
●谷川うさ子さんは「世界的水準の人間の意識のしくみ、言語のしくみの理論です」と自信満々です。
11月10日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


「内観法」の脳の働き方

「私の人生の師・
河合隼雄先生へ」
(柳田邦男)

建設的な人生のための
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、日本人の脳の働き方の「ソフトウェアとしてのしくみ」を解明して明らかにしました。「ソフトウェアとしての脳の働き方」とは、人間の知能のつくられ方、といった発生の起源のことです。この「ソフトウェアとしての脳の働き方」は、本邦初公開であることはもちろん、世界のどこでも解明されていない内容です。
●今後、ポルソナーレの解明した脳の働き方をふまえない脳についての説明は、どれも無効であるということになります。このような「ソフトウェアとしての脳の働き方」から見ると、日本人の多くの脳の働き方は「X経路」のみのつくる認識の「何が」と「どうした」という「行動の完結」にともなうオペラント条件づけにより「負の行動のイメージ」をつねに「右脳」に表象させていることが分かります。
●その典型の例が「ユングの心理学」であり、「内観法」です。ユングの心理学も内観法も、いわば「自覚的な退行化」という無意識の世界の暗黒の大陸への誘い(いざない)というべきものです。日本人の病理の実体とそのしくみを脳の働き方から正しく分かって、より建設的で、健康な人生へと転進していきませんか?
11月24日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


「無気力」の脳の働き方

『無気力の心理学』
(波多野誼余夫・稲垣佳世子)

価値ある人生のための
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の脳の働き方の「ソフトウェアとしてのしくみ」を、レクチュアします。
日本人の脳の働き方は、「無気力」「抑うつ症」をつくり出すというように、後天的にシステム化されています。その原因は、「父親不在の中で、成長し、育った」(育てられた)ことにあります。
●「父親不在」には、三つのパターンがあります。「いつも母親のように近づいてきて、世話をする。面倒をみるパターン」、「側にきて、叱る、怒鳴る、夫婦ゲンカをする、母親が父親についての不満を語る」、「物理的な不在」の三つです。
●脳の働きは、自律神経のX経路とY経路の相互認知、相互認識を記憶することで、知能の素の「言葉」をつくり出しました。すると、X経路とY経路に見合う言葉を学習することが「正常に、高度に働く脳」です。日本人は「父親不在」により、「Y経路」系の「言葉」を憶えることができなくなっています。これが、今の日本人の「うつ病」の原因と理由です。
12月8日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


初期・脳の
システムデザインの世界

「赤ん坊から見た世界・
言語以前の光景」
(無藤隆)


身体症状を治す
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレが世界でも初めて解明して公開する「胎児」「乳児」の脳のハードウェアとソフトウェアのメカニズムをきっちりと説明します。
●ここで何が分かるのか?といいますと、「学ぶ能力」「学習する能力」とは、脳の働き方の本質にもとづくと、どういうことをいうのかの真実です。正しく学ぶ力が「脳」にそなわっていないことが原因で、日本の中学、高校の「生徒」はOECDの国際調査で「数学10位」、「読解力は15位」(世界57カ国中で)と、年々、「学力の後退」がつづいています。とくに、ものごとを科学的に、合理的に考える力、記述して説明する力が減っている、といわれています。これは、「脳の働き方」が、「言葉」をすぐ忘れる、記憶できない、というデザインシステムになっているからです。ここから、「うつ病」「パニック障害」「不安症」などが次々と生み出されています。
●「学ぶ能力とはどういうものか?」「記憶して知的能力にするとはどういうものか?」を、画期的にレクチュアします。
12月22日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


「初期・脳の働き方」の世界

「赤ん坊から見た世界・
言語以前の光景」・Ⅱ
(無藤隆)


恐怖症を治す
イメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●新生児、乳児の「脳の働き方」のソフトウェアとしてのシステムの解明のパートⅡです。
●今回のゼミでは、人間の脳は、一体、どのように「行動すること」を生成し、つくり出すのか?のメカニズムを明らかにします。この「新生児と乳児」の「行動ということ」のつくり出し方の解明によって、人間の「行動」の正しい在り方とは?の基準が明確になります。
●すると、日本人の「行動」は「脳の働き方」のシステムから見ると、「行動」そのもののもつ本質の「生きていけるためのあるべき軌道」から大きく逸脱していることが分かります。コミュニケーションの能力がない、対話の能力がない、能動的な話しかけの能力がない、などです。
●日本人の心と精神の病理は、「言葉を忘れる」「人の言葉を記憶できない」「自分は、今、何を考えているのかが分からない」、などをつくる脳の働き方のソフトウェアのシステムがつくり出しています。
●脳の働き方は万人にとって普遍的なものです。この基準から見た日本人の脳の働きのおかしさを分かって、最も望ましい脳の働き方へと軌道を修正することが、今、誰にとっても必要です。
1月12日 ハーバード流交渉術/
脳の働き方と言語の学習回路

浅見鉄男 「井穴刺絡・免疫療法」


人間の脳は「行動」を
どう生成するのか

「赤ん坊から見た世界・
言語以前の光景」・Ⅲ
(無藤隆)


うつの進行を止めるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●ピアジェやカーネル大学のスペルケらの「乳児」の観察と発達心理学による法則性や定義が改革的にとらえ直される瞬間をごらんいただけます。
●これも日本はもちろん、世界で初めての「新生児」「乳児」の脳の働き方のメカニズムの解明です。「乳児はどのように、行動することを生成するのか?」の画期的な解明です。これにより「大人」のいろいろな心身の病理のメカニズムがリアルに、圧倒的なリアリズムのイメージをともなって明確になります。
●人は、なぜいつまでも「うつ病」や「分裂病」が治らないのか?人は、なぜ、社会不適合に陥るのか?この謎を「乳児の行動の生成の仕方のモデル」が一目瞭然に明らかにします。
今、日本はもちろん、世界に流通している「脳についての説明」は、ポルソナーレの「ソフトウェアとしてのメカニズム」の解明により、どれもが無効になっています。関心のある方は、ぜひ、学習をおすすめします。
1月26日 人間の脳の
「自立した行動」のつくり方

「赤ん坊から見た世界・言語以前の光景」・Ⅳ
(無藤隆)
『下流社会』(三浦展)


不調な対人関係を改善するイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、人間の脳のソフトウェアのメカニズムを解明しています。今回は、「乳児」が独力で動き出すというときの脳の働き方のメカニズムを解明してお伝えします。
●ポルソナーレが明らかにした人間の脳の言葉や行動の生成の仕方を「乳児」の脳の働き方から実証的に明らかにすると、日本人の脳の働き方が「下流」化している原因と実体が明らかになります。
●その具体的な事例が『下流社会』(三浦展)です。この「下流化」は先進国に共通しています。ノーベル賞受賞の学者らの脳研究をご紹介して、ポルソナーレの解明した「ソフトウェアのメカニズム」と比較しながら、実用的な対策をレクチュアします。

 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー10期(平成20年度) 
2月9日

人間の脳の働きの行動の生成
「記憶と行動」のメカニズム

「赤ん坊から見た世界・言語以前の光景」・5
(無藤隆)

未来をつくり出すイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

● 人間の「記憶」というものの脳のソフトウェアのメカニズムを解明してお話します。脳は、PCにたとえるとソフトウェアとハードウェアの二つの働きの仕組みをもっています。ノーベル賞受賞者の「利根川進」はラットをつかって「記憶のメカニズム」を研究して一定の成果を上げた、とのべています。「人間の記憶障害に役に立つ」というスタンスです。うがった見方をすれば「ハードウェアに原因があるから、薬の対象にしていくしかない」という還元のための政策的な裏付け作業をやっているともねじれて了解される余地があります。人間の「記憶」とは、「行動」とダイレクトに直結しています。したがって、「行動」の中味に問題のあるケースは、「記憶」にも問題が生じます。
● 「人間の記憶のメカニズム」を世界でも初めて解明して、わかりやすくお話します。
2月23日 人間の脳の働きのメカニズム
「知的記憶と行動」の生成

「赤ん坊から見た世界・言語以前の光景」・6
(無藤隆)

エクササイズ
行動パターンを変えるイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
● 人間の脳の働きのメカニズムは、「知的な記憶と行動」をどのようにつくり出すのか?の仕組みをお話します。本邦初公開です。対称的なケースとして「多元的無知」のケースをとりあげます。「多元的無知」とは「知らないのに知っているフリをする」「知らないのに、誰々が言っていたからこれはこういうことだ」というように二重に「知らないことを隠すこと」をいいます。
● 「乳児」(0歳6ヵ月から0歳8ヵ月)の行動とその行動の意味がどのように脳のソフトウェアのメカニズムとしてつくられていくのか?を解明して分かりやすくお話します。
3月8日 人間の脳の働きのメカニズム・言葉の生成
『フロイト先生のウソ』(ロルフ・デーゲン)

『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』・7
(無藤隆)

エクササイズ
成功体験をつくるイメージ療法
テクスト『初期ノート』

●「カウンセラー養成ゼミ」のゼミでは、人間の脳は、どのように「言葉を生成するのか?」を論理実証的に解明して、説明します。
日本はもちろん、世界でも初めての解明です。また、ロルフ・デーゲンの「心理学」「心理療法」への批判の内容をご紹介します。
●「心理療法は、治すというが、その効果はない」、が批判の主旨です。これは心や精神の病いを扱う全てののカウンセリング、薬物療法にもあてはまる批判です。ポルソナーレのカウンセリングは、初めから「社会教育法としてのカウンセリング」です。症状をつくる支障、障害とは「負の行動のイメージ」からつくられる「行動停止」もしくは「半行動停止」のことであると定義しています。「治す」とは苦痛などの限られた知覚症状のみにあてはまる概念です。今、心と精神の病いへの「療法」は、ポルソナーレのカウンセリング以外、全て「レームダックス」(死に体)に向かっているといえましょう。

3月22日 おもな内容
人間の脳の働き方のメカニズム・言葉と行動

ケーススタディ
『大仏破壊・ビンラディン、9・11へのプレリュード』
(高木徹)

『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』・8
(無藤隆)


エクササイズ
クレーマーに対応するイメージ療法
テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、人間の脳の働きのソフトウェアのメカニズムを解明して、「言葉というものは一体、どのように生成されるのか?」のメカニズムを解析して明らかにしました。このことは「言葉」には、手で触れるとか、舌で味わうとか、胃に食物が入ったことが実感できるなどと同じように、認知して実感される実体があることを証明します。
●脳の働きの本質は、まず、「言葉を生成すること」「生成した言葉に実体を与えるために行動のための言葉を学習して記憶すること」、次に「行動を生成すること」、に尽きます。すると、現実の中で多く見られる「支障や不都合を生む行動」とは、脳に記憶されている「言葉」に問題がある、ということになります。
●「言葉」と「行動」は一直線にむすびついていて実体をもっているのです。すると、現実を必要とせず、未来性の無い「行動」は「行動停止の行動」といいます。それはどのような「脳の働き方」のどのような「言葉」によってつくり出されるものか?の具体的な事例が『大仏破壊・ビンラディン、9・11へのプレリュード』(高木徹)です。
●これは必ずしも「国際テロ」のことだけではなく、ビンラディンがつくり出した「アルカイダリクルート」の言葉と同じ「脳の働き方」をもつ日本人の「引きこもり」「薬物療法」「ネットカフェ難民のようなフリーター」などにも共通します。
4月12日 おもな内容
「人間の脳の働きのメカニズム・
病気の言葉の生成の構造」


エクササイズ
抑うつ感をふり切るイメージ療法


テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)

●カウンセラー養成ゼミでは、「人の目が気になる」「人の目が怖い」などの心の病いの分裂病の「脳の働き方のソフトウェアのメカニズム」を説明します。なぜ、薬を飲んでも、家の中に閉じこもっても、宗教に入っても治らないのか?の決定的な解明です。また、母から子、その子から次の子への連鎖していくメカニズムも解明されました。脳は、言葉と行動を生成します。すると、「人の目が怖い」「人の目が気になる」という「言葉」を生成して、そのとおりの「行動」をつくり出します。これが分裂病の脳の働き方のしくみです。
●日本人が明治以来かかえてきた「対人不安」の脳の働き方のメカニズムと病気の実体が、初めて陽の目のもとに明らかになります。

4月26日 おもな内容
脳の働き方のソフトウェアのメカニズム
人はなぜ「脳のエセ科学」に騙されるのか

ケーススタディ
川島隆太の「脳トレ」「脳活性化」
「脳を鍛える」の検証の仕方
『フロイト先生のウソ』(ロルフ・デーゲン)


エクササイズ
「親密な関係を安定させるイメージ療法」
テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)

●ポルソナーレは、「脳の働き方のメカニズム」の「言葉の生成のメカニズム」と「行動の生成のメカニズム」を解明しました。ここから、川島隆太(東北大学教授)の「脳トレ」「脳の活性化」「脳を鍛える」を検証すると「全般性不安障害」をつくり出すノウハウが語られていることを明らかにします。

●川島のつくった「ドリル」をおこなうと、具体的に、実証的に説明すると、「このように全般性不安障害になる」ということを説明します。心の病気をつくる「ドリル」を流通させているのが「脳トレ」なるものです。

5月10日 おもな内容
脳の働き方の言葉の生成のメカニズム・
「気持ち」と共同指示の「認知」「認識」の構造


ケーススタディ
赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』・IX
(無藤隆)


エクササイズ
記憶力を伸ばすイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「すべての現象を基本的な原理に還元すること。
原理的なものはすべて抽象的であ
る」。(形而上学ニツイテノNOTE」55ページ)

●「乳児」の脳の働き方の観察と解析をとおして、「心の病い」の発生の起源を明らかにしています。子どもの頃に「ハンカチを手離さずに口に入れていた」とか「バスタオルを口に入れてしゃぶっていた」などの経験をもつ人は、乳児のころに、「社会性の言葉」を記憶できない「脳の働き方のメカニズム」をつくっています。大人になると「一つの物」や「一つの動物」に愛着して手離さない、という「行動」をあらわします。

●これは、「母親による共同指示」(指で物をさして、「これは何?」「これは○○よ」と喜びの表情で、示す。言葉の意味のメタファーが母親の喜びの表情です)をしてもらえなかったことが原因です。これが、大人になってからも「言葉の正しい意味が分からない」ので「恣意的な意味をねつ造する」という「病気をつくる脳の働き方」として拡大される場合があるのです。ポルソナーレが世界でも初めて明らかにした「病気と健康の脳の働き方のメカニズム」をレクチュアします。

5月31日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
「言葉の意味」の生成の構造・2


ケーススタディ
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』
(無藤隆)


エクササイズ
仕事を成功させるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「ともすれば病理学が僕の苦悩のうちに入りこんで
きておびやかしたり、
卑怯な振舞を僕に強ひたりする」
(「エリアンの感想の断片」45ページ)

●脳は、「言葉」を生成します。「言葉」は、「意味」をもっています。
脳は、この言葉の「意味」も生成します。脳は、言葉の「意味」を生成するための独自の働き方のメカニズムをもっています。ポルソナーレは、脳は、「言葉の意味」をどのように生成するのか?のメカニズムを、世界で初めて解析して解明しました。このことは、人は、「言葉の意味」を正しく分かることができる脳の働き方をもつ人と、「言葉の意味」を全く分かることができない人との二通りがいる、ということになるのです。

●言葉の「意味」は、独立して別個に学習して「記憶」しなければなりません。辞書をひいて調べようが、なんどもくりかえして憶えても「言葉の意味」を記憶できない人がいて、その人が「うつ病」や「分裂病」を生成するのです。
日本人は、年間3万人が自殺している、また、社会不適応になって、離人症や人格を乖離させて「錯視」や「幻覚」の病理の世界で、身体はとりあえず生きていても、人間的な精神が死に向かって疾走しているのは「脳の働き方のメカニズム」に根拠があったのです。

6月14日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
言葉の『意味』の生成のしくみ


ケーススタディ
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』
(無藤隆)


エクササイズ
「うつ」を断つイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「戦争は、常にすべてのものを単純化せしめる」
(「原理の照明」86ページ)

●「メタ言語」ということについて、本格的にレクチュアします。「メタ言語」とは、「をは、主語にならない」などの表現に見るように、「言葉」そのものではない「言葉」(対象言語ではない、といいます)をとりあつかうときの「理論言語」です。「超言語」ともいいます。

●この「メタ言語」という言語学の学的な方法をもたないところでは、「脳の働き方」の解明を試みても、「ハード」と「ソフト」の区別ができず、どこまでいっても正しい脳の働き方のしくみには到達しません。日本人は、もともと「手にじかに触れるものしか分からない」という思考の特性を抱えています。ここに「エセ脳科学」を語る人間が自由に、権威をもって「生きている」背景があります。今回の本ゼミでは、脳の働き方のソフトウェアのメカニズムの生成する「言葉」の中でも『意味』とはどういうものか?を徹底して噛み砕いて、誰にも分かりやすくご説明します。

6月28日 おもな内容
脳の働き方・言葉の生成のメカニズム
病気の言葉の『意味』の生成

ケーススタディー
「東京・秋葉原無差別殺人事件」


エクササイズ
うつの関係を改善するイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「判断のかぎりではないことが
余りに多すぎる。」(下町)
「東京・秋葉原無差別殺人事件」(平成20年6月8日)をケーススタディにして、脳の働き方のメカニズムをお話します。「病気の言葉」の『意味』のつくられ方です。ポルソナーレは、「脳のソフトウェアのメカニズム」の解明と解析をおこなっています。この事件は、「病気の言葉」の『意味』を働かせていることに原因があります。そのルーツは、「乳児」(0歳3ヵ月)からの「母親との愛着」の関係でつくられます。脳の働きのしくみが心の病気をつくり出して生成するということを論理実証的に説明します。
7月12日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
病気の言葉の『意味』と行動


ケーススタディ
『鬱(うつ)の力』
(五木寛之、香山リカ)
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』
(無藤隆)


エクササイズ
「うつの状況」をチャンスに変えるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「肉体は建設することが出来るが、
精神は否定する作用なしには
何も産み出すことをしない」。

●「東京・秋葉原無差別大量殺人」(平成20年6月8日)は、「うつ病」が原因による「うつ破り」が動機です。このことは、脳の働き方のソフトウェアのメカニズムを理解すれば、誰にも手に取るようにナットクできます。この事件は、日本人の自殺者が10年連続で3万人を超えて推移している状況と軌を一にしています。

●そこで、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、日本人の「うつ病」とはどういう「脳の働き方」で生成されているのか?を明らかにします。作家の五木寛之は「うつ」は肯定されるべきもので、「うつ病」とは違う、と主張しています。しかしこれは、「肯定性バイアス」(心理学の用語)というものです。このような「肯定性バイアス」を言葉の『意味』として語る日本人の「脳の働き方」が「うつ病」を生成します。

●「うつ」を肯定すれば、このように生きていく未来はない、というのが五木寛之の過去二回の「本気で死ぬことを考えた」という「うつ病体験」であり、「東京・アキバ事件」です。
ポルソナーレだけが、「うつ病」の脳の働き方の解明にもとづいて、決定的な打開策を教えます。

7月26日

おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
病気の言葉と行動の生成

ケーススタディ
「名古屋バスジャック事件」
「埼玉県川口・父親刺殺事件」
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』
(無藤隆)

エクササイズ
「うつ」の行動を変えるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「人間は、何かを為さねばならないが、
何かを為すために生きるのではない」

●平成20年7月になって、中学生の男子、女子による「父親」への攻撃や殺人という事件がつづいています。「父親」への反発や殺害の発言を見ると、不合理で理不尽としかいいようのない内容です。しかし、「誰でもいいから人を殺す」という発言と行動に脈絡の軌を一にした事件はつづいています。

●これらの事件は、「メタ言語」の方法から見た「脳のソフトウェアのメカニズム」の中に原因と理由があります。ポルソナーレのカウンセリング・ゼミの「ワンマンカウンセラーコース」(DVD通信教育として発売中です)で徹底して明らかにした日本人の対人意識がつくった「脳の働き方」の「不全なメカニズム」に原因があります。「父親」と、「父親」の象徴する社会性の世界の中で子どもが自然崩壊を始めています。本ゼミでは、「母親がつくる脳の働き方」の病理につづいて「父親のつくる脳の働き方」という中学生の病理を徹底して解明してレクチュアします。
8月9日

おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
病気の言葉と性格の形成

ケーススタディ
誰でもよかった通り魔事件
「戦前の教育を復活せよ」(佐藤愛子)
「“死にたい人”には重労働を」(曽野綾子)

エクササイズ
「うつ」の思考を変えるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「夕ぐれが来た。見るかげもない凄惨な心象」
(「風の章」53ページ)

● 本ゼミは、スーパーバイザーカウンセラー認定コースの「中級クラス」のゼミです。徹底して、脳の働き方のメカニズムを、現会員に特化してレクチュアしています。教育方針は、プロ「教育者」向けのゼミです。

● 日本人は、「見る」「見られる」という視覚による対人意識で脳の働き方のメカニズムをつくってきています。脳の働き方を正しく分かって、誰にも迫ってくる「うつ」「分裂」の病理を克服したい方は、「ワンマンカウンセラーコース」(初級コース編)の学習からとりくまれることをおすすめします。今回のゼミは、脳の働き方がつくる「性格」です。「性格」とは、ものの考え方のことです。「ものの考え方」が変わらないかぎり、ここからうつの病理の「ものの考え方」がつくられる、ということを誰の目にも分かるようにレクチュアします。

8月23日

おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
話し言葉の生成・Ⅰ

ケーススタディ
人間のことばと動物の「ことば」(鈴木孝夫)
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』
(無藤隆)

エクササイズ
プッツンする相手との関係を好転させる
イメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「思考操作の可鍛性について。
極めて精密に、極めて展性的に、行ふこと」
(「形而上学ニツイテノNOTE」54ページ)

●このゼミは、「カウンセラー認定コース、中級クラス」のゼミ生に特化したカリキュラムです。ここに内容を公開するのは、ネットをとおして学習していただくためではありません。今、日本には「エセ脳科学者」が流通していますが、彼らの言うところは、「このように虚偽である」ことを論理実証的に説明して、証明するために公表しています。

●今回は、「社会言語学者、鈴木孝夫」が「動物の発声は言葉である」とのべている発言をとり上げて、批判的に解体しています。彼ら「言語学者」らは、「言葉のしくみ」「言語の本質」を知らないのです。このような言説を白昼堂々と流通させている「学者」が、日本人の「うつ病」を促進させているといえましょう。

●今回は、「人間の話し言葉」を生成する「脳のメカニズム」のパートⅠです。ポルソナーレだけが、ゆいいつ日本人の「うつ病」を救出できるという実証例をご紹介します。

9月13日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
「話し言葉の生成」・Ⅱ


ケーススタディ
『幼児の算数』(遠山啓、栗原九十郎)
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』
(無藤隆)


エクササイズ
「うつ」のものの考え方を変えるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「わたしは決して眠りたいとは思はない。
限りない覚醒を欲する。
わたしが覚めきったまま、わたしの死をむかへる、
そのやうな一種の凄愴(せいそう)な
光景を思いうかべる」

●ここにご紹介している本ゼミの内容(ニューズレター、レジュメ相当)をポルソナーレのHPに公開しているのは、学習していただくことが目的ではありません。
ポルソナーレは、「脳の働き方のソフトウェアのメカニズム」を解明して明らかにしています。この論理実証の根拠の「証明」を公表しています。「脳のハードウェア」だけを解釈して「脳トレ」とか「フラッシュカード」とか「脳の活性化」「脳を鍛える」などの「エセ脳科学」にたいして「あなた方の話はおかしい」ということの根拠をメッセージしています。

●今回は、人間の「話し言葉」とは、一体どのように生成されるものか?の脳の働き方のメカニズムを解明しました。その具体的な実証例のケースとして「遠山啓(ひらく)」の「幼児への算数の教え方」を具体的な実例にしています。

この事例を見た人は、「今、自分は、いかに子どもへの教え方が不足していたか、もしくは何も教えていなかったか」に気づくでしょう。このゼミをとおして、現ゼミ生の皆さんは「子どもへの話し方」はもちろん、「人とのコミュニケーションのおこない方」などの人間関係の能力と、その正しい基準を学んでいただけます。
9月27日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
話し言葉の生成・Ⅲ


ケーススタディ
『幼児の算数』(遠山啓、栗原九十郎)


エクササイズ
「うつ」の思考パターンを改善するイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「組織の下における精神の生産者は
つねに疎外される。
精神はつねにその深度をもってゐる。」

●ここにご紹介していて、またポルソナーレのHPにて公表している「脳の働き方のメカニズム」「言葉の生成のしくみ」のニューズレター(レジュメ版に相当)は、ごらんいただいている方に、「学習していただく」ことを目的にはしていません。ポルソナーレの「脳の働き方のソフトウェアのメカニズム」の解明と解析の実際を具体的にお知らせするということだけを目的にしています。

●脳の働き方から見ると、日本人は、今も昔も、「暗記主義」「丸暗記主義」の「勉強の仕方」「学習の仕方」「教育の仕方」の脳の働き方のメカニズムを形成しています。すると、これがどういう弊害を生み出すのか?については、どなたもよくご存知のとおり、必ず、「うつ病」や「分裂病」を生成します。その根拠と原因を論理実証的にお伝えしています。

●今、日本の経済社会は、「世界同時不況」の中に突入しています。
この秋から冬にかけて事態は深刻になるでしょう。すると、本物の知性と本物の社会的な能力が身についている人以外は、心身の病気を深くして衰弱死したり、早死にするなどの道を歩かざるをえなくなることが予測されます。そこで、ポルソナーレは、「生き残り」と「豊かな人生の日々」を送るための知的な実力を習得していただいています。そのための学習と教育が『カウンセラー養成ゼミ』です。脳の働き方のメカニズムを徹底して解明しつづけています。論理実証的な内容をレクチュアしています。

10月11日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
話し言葉の生成・Ⅳ


ケーススタディ
『幼児の算数』(遠山啓、栗原九十郎)
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』
(無藤隆)


エクササイズ
「うつ」の局面を打開するイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「やがてわれわれの時代は、
均衡の崩壊といふ現象につきあたるだろう。
純然たる力学的均衡が人間精神の倫理的な
性格を決定してゐるとして、この均衡の崩壊が、
人間精神に何の変化を与えるかといふことは
考察に値しよう。われわれの認識が
少しも予言といふ機能をもたないとしても。
この均衡の崩壊によって、人間のもっている
組織に対する畏敬の滅したることは
容易に考えられる」

●ここにご紹介している「カウンセリング・ゼミ」の内容と、ポルソナーレのホームページに公表しているゼミのニューズレター(レジュメ版に相当)は、ごらんいただいているあなたに、学習していただくことを目的にしていません。ポルソナーレの「脳の働き方のソフトウェアのメカニズム」の解明と理論的な実証の証拠を確認していただくことを目的にしています。

●日本人の「脳の働き方」は、茂木健一郎の『鶴の恩返し』、川島隆太の『脳トレ・大人のドリル』を実行して「うつ病」に拍車をかけていることからもよく分かるとおり、「ブローカー言語野の3分の1のゾーン」で短期記憶、行動が止まってすぐに忘れる、というように、自滅や自壊の道を歩く脳の働き方をくりかえしています。今の日本の「不況」は、このような脳の働き方を当てにした「ゼロ金利」「超安い預金の金利」(この金利の分が大企業に循環した)が招いたものです。「日本国内の内需」のための投資はおこなわれていないことが背景になって「不況」を招いています。

●日本の不況の状況はこれからが本格化します。「うつ病」がなおも噴出するでしょう。このような事態とは無縁の生きる力を与えるのがポルソナーレの「脳の働き方のソフトウェアのメカニズム」の解明と、ここから導き出された「学習の仕方」や「憶え方」です。まず、日本人の「脳の働き方の起源の対人意識の記憶」から変える学習への取り組みをおすすめします。

10月25日 脳の働き方
「言葉の生成のメカニズム」・書き言葉の生成

ケーススタディ
「人はなぜエセ科学に騙されるのか」
(カール・セーガン)


エクササイズ
いわれのない不安を消すイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「われわれは自分のなすべき仕事の
進路について考へる。
つまりどのやうな道を、どの程度のひろがりで、
どこへゆくかといふようなことについて
考へるわけである。
そのとき、われわれが末知らぬ路を歩いていると
感じられるならば、われわれは、
すくなくともその道を行ってよいのである」。
(「第二詩集の序詞(草案)」156ページ)

●本ゼミは、現ゼミ生に特化してレクチュアされている最新版の脳の働き方のソフトウェアのメカニズムの解明です。「話し言葉」の生成のメカニズムの解析のパート1です。今回は、「書き言葉」の価値と意義について、カール・セーガンの『人はなぜエセ科学に騙されるのか』の中の「自由への道」から説明します。

●「脳の働き方のソフトウェアのメカニズム」の解明とは「言葉の憶え方・学習の仕方」のことです。日本人は、「言葉」を暗記はできても「言葉の学習ができない」というメカニズムを論理実証的に説明します。本ゼミについて学びたい方はまず、「日本人の人間関係の対人意識」について学ぶことを先におとりくみくださるようおすすめします。
 強い風の雨の日、カサをさす(脳の働き方について学ぶ)ということをおこなっても「レインコート」(日本人に特有の人間関係のこと)が変わらなければ、「雨に濡れる」(学習しても忘れる)からです。

11月8日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・Ⅱ


ケーススタディ
『脳のしくみとはたらき』
(クリスティーヌ・テンプル)
『幼児の算数』
(遠山啓、栗原九十郎)


エクササイズ
いわれのない不安の関係をかわすイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「世界は二つの虚偽に支配されてゐる」。
(「断想Ⅰ」126ページ)

●本ゼミは、中級クラス、スーパーバイザーカウンセラー認定コースのゼミです。現ゼミ生に特化して、最新の「脳の働き方のソフトウェアのメカニズム」を系統立ててレクチュアしています。

●したがって、公開しているニューズレター(レジュメ相当)は現ゼミ生以外の方が「学習」しても、学習そのものが無効です。「丸暗記」「棒暗記」になって、すぐに忘れるか、恣意的な解釈に陥るからです。

●では、なんのために公表しているのかといいますと、「茂木健一郎の脳科学講義」(ちくま文庫)のような「エセ脳科学」の影響をふっしょくするためです。「猿の脳」と「人間の脳」を同列に扱い、「ミラーニューロン」が「相手の気持ちを分かる脳細胞」といったオカルトまがいの「脳科学」が日本人の脳を直撃しています。これこそが「バブル性の商品」の好例です。

●ポルソナーレは、論理実証的に、世界でも初めての「書き言葉の生成のメカニズム」を解明しました。これは、日本人の「貧困」や「心や精神」の崩壊を救出する唯一の知性のモデルになります。

まずは、「脳の正当な働き方」を身につけるために「対人意識を変えること」からおすすめします。
こちらからお問い合わせください。
お問い合わせはこちら

11月22日 おもな内容
脳の働き方「言語の生成のメカニズム」
「書き言葉の生成」・Ⅲ


ケーススタディ
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』
(無藤隆)


エクササイズ
言語障害者と会話するイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「1950年代に入り、自殺者相継ぐ。
プロレタリアートの貧困、中産階級の窮迫は急。
電産、金鉱連、ストに入る」(「序章」37ページ)
●今回も、今のポルソナーレの「脳の働き方のメカニズムの解明」の到達水準の実証例のためにお伝えしています。今回のゼミで、ヘーゲル、マルクス、そして吉本隆明氏が『共同幻想』として明らかにした「社会性の世界」の起源とは、人間のひとりひとりの「ブローカー言語野・3分の2のゾーン」で、Y経路がつくる「言葉の意味の原型」と、それがつくる「観念の世界」のことである、ということを明らかにしています。
12月13日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・Ⅳ

ケーススタディ
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』(無藤隆)


エクササイズ
無気力への憧れを治すイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「僕はすべてを抽象に翻訳しようとしてゐる」。
(「断想Ⅰ」126ページ)
●脳の働き方とは、言葉の生成のメカニズムのことです。これは、「人間の観念」とはどういうものか?どういうふうに生成されて、恒常性を保つものか?のメカニズムのことです。さらに「人間の観念」は、どのように社会という共同意識を生み出し、これを観念の中にどのように恒常化させるのか?のメカニズムのことです。本ゼミは、このような実証の論証をたどって、「幻想」および「共同幻想」という概念のメカニズムを明らかにします。これにより、「世界同時不況」の実体と、乗り越え方を提示します。
12月27日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・Ⅴ


ケーススタディ・Ⅰ
『共同幻想論』(吉本隆明)

ケーススタディ・Ⅱ
「ラジオ型言語とテレビ型言語」(鈴木孝夫)


エクササイズ
将来に不安、を解消するイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「教会と国家——
神権と政権との結合に奉仕してきたあはれな人類!」
(「エリアンの感想の断片」42ページ)

●日本語は、世界でゆいいつ「テレビ型言語」である、と社会言語学者、鈴木孝夫は説明しています。すると、日本人の脳の働き方がつくった「観念」とは、「アジア型の共同幻想」を自らの脳の中に表象させつづけていることを意味します。

●おおくの人にとっては、「幻想」といっても、それは「とりとめもない空想、想念」という意味しか思い浮ばないでしょう。しかし、本当は、ヘーゲルやマルクス、カントらが明らかにしたとおり、「言葉の意味」を「3人以上で合意したときの恒常的なイメージ」のことを「共同幻想」といいます。

●ここから分かることは、日本人は、本質的に「書き言葉」を知らず、つねに「他者の言葉の意味」を幻聴として聴き、幻覚を生じさせたときに、現実との不適合の行動をつくり出しています。その最大の不適合が、「世界同時不況」への無為無策です。「幻想」ということを分かることは、「自分の言葉の能力」を変えられるということです。
1月10日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・Ⅵ


ケーススタディ・Ⅰ
「ラジオ型言語とテレビ型言語・Ⅱ」(鈴木孝夫)

ケーススタディ・Ⅱ
「赤ん坊から見た世界・言語以前の光景」(無藤隆)


エクササイズ
萎縮する精神を立て直すイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「人類は未だ若い。まだあの前史は終っていない。
矢張り搾取なき世界で、
各々が暁の出発をはじめるとき
本当の歴史が始まるだらう」。
(「風の章」50ページ)

●日本にも波動のように押し寄せてきている「グローバル・リセッション」が日本人の一人、一人に問いかけている「再構築のテーマ」を本格的にご提示します。

●言語社会学者・鈴木孝夫によると、日本語は、世界でも稀な「意味」を伝えにくい言語であるということです。人間は、言葉の「意味」で行動します。多くの日本人は、言葉の「意味」を正確に知らないという現実があります。すると、行動が止まり、脳の中に不安のイメージが思い浮び、この不況の中に呑み込まれていくしかないことは火を見るより明らかです。
日本人は、脳の正しい働かせ方を言語学の次元で正しく変革して、仕事、人間関係の能力を再構築する必要があります。

1月24日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・Ⅶ
日本語という書き言葉の文法の構造


ケーススタディ
「日本語練習帳」(大野晋)


エクササイズ
失語状態を変えるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「芸術家は習慣によって、
即ち技術によって制作してゐる。
決して何故?といふ問を喚起しないだらう。
この問ひは芸術家の中に
一人の批評家を生むものである。
僕は、批評家を
その胎内に持たない芸術家を好まない。
画家音楽家を僕は好まない」。
(「芸術家について」120ページ)

●公開している本ゼミのニューズレターは、ごらんいただいている方々の学習用の教材ではありません。
ポルソナーレの脳の働き方のソフトウェアのメカニズムの解明は、どのように実証されているのか?の証明をお知らせしています。

●日本人の脳の働き方は、日本の古代原始社会がつくった「和語」(やまとことば)を文法のベースにしていることを国語学者・大野晋の研究から、実証的に明らかにします。
日本語の文法は、人間を対象とするときに、相手を「人格をもつ主体」とはとらえていません。話しかけるときは、「誰に語りかけているのか?」「話しているのは誰なのか?」が分からないという文法形式になっています。これは、日本人は、古代原始社会の日本人の社会意識を今もなお、抱えていることを意味します。
「自分を誰であるかを伝えられない」だから「誰とも人間関係をつくれない」…こんな日本人の脳の働き方が、「世界同時不況」の波動に呑みこまれています。立て直し方は、ポルソナーレの「言葉の能力づくり」しかないことを実感していただけるでしょう。

 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー11期(平成21年度) 
2月14日

おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・VIII
「日本語という書き言葉の生成の構造」


ケーススタディ
「メタファー思考」(瀬戸賢一)


エクササイズ
逃避関係を変えるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「世には弱しい魂の主人がゐて、
薄暗い軌道しか歩まないやうになってゐる。
僕は、そのひとのためにのみ
何かを語るようになりたい」
(「夕ぐれと夜の言葉」99ページ)

●このご案内は、お読みいただいている方々への学習用のためのものではありません。ポルソナーレは、ゼミのニューズレター(レジュメ版)を公開していますが、学習していただくことを目的としていません。「今、ポルソナーレは、脳の働き方のソフトウェアのメカニズム・書き言葉の生成のしくみをどのようにきりひらいているのか?」の進行状況と、解明の内容を実証的にアピールすることを目的にしています。

●NHK・TVで「ドキュメント、職業・詐欺」で「振り込め詐欺」者への取材を放映していました。ごらんになった方もおおいとおもいます。振り込め詐欺を実行しているのは20代、30代の若者でした。現役の大学生、元・会社員、失業した人などがグループをつくって、仕事のように実行していました。手に入れた巨額のお金は、徹底して浪費していました。動機は「同級生を見返してやりたい」「友だちと一緒にいたい」「セレブになりたい」などです。倫理が崩壊し、「うつ病」から「躁病」への言葉と行動があらわになっています。

●脳科学者・茂木健一郎や「脳トレ」のドリルを売った川島隆太らがおしすすめてきた「丸暗記」「超暗記」の学習法で成人したけっか、社会参加の行動が止まる脳の働き方が一般的になっています。「A=B」「B=C」ならば「A=C」という因果律や推移律ができる脳の働き方(言葉の憶え方)が破壊されています。この傾向はもっとすすんでいくでしょう。茂木や川島に「どう責任をとるつもりか」と問いかけても、なぜ、こう問われるのかも理解できないでしょう。
2月28日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・Ⅸ
日本語という書き言葉の解体


ケーススタディ
「0歳児がことばを獲得するとき」(正高信男)


エクササイズ
半行動停止を変えるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「自分自身を救済すべく
にんげんはその青春を費やす。
その結果がどうであるかぼくは知らない。
ぼく自身の孤独のなかに
誰もはいることはできない」
(「断想Ⅶ」148ページ)

● ここでご紹介しているポルソナーレのHPへのゼミのニューズレター(レジュメ版)の公開は、ごらんいただいている方への学習が目的ではありません。脳についてのいろいろな役に立つような話が出回ったり、本が書かれたりしていますが、それらは、脳の働きのゆいいつの本質の「言葉と行動を生成する」ということを全く不問にしているという一点において、「エセ脳科学」である、ということを、事実実証的に証明することを目的にしています。

● 先ごろ、先ごろ、NHK・TVで「うつ病への抗うつ薬」の副作用の番組が放映されていました。ひどい医者がこんなにも多勢いるのか!?と思った人もおおいでしょう。しかし、それでもあるクリニックには一日に50人もの「うつ病の人」が訪れているといいます。

● 脳についての説明も事情は全く変わりません。日本人は、「X経路中心の脳の働き方で日本語(和語)」を生成して、現代に至っています。この脳の働き方が、対人恐怖をはじめとして、「年間3万人以上の自殺者を11年連続」でつくり出しています。

● 今回のゼミでは、「赤ちゃんの話し言葉」のつくられ方の研究から、世界でも特異な日本語のメカニズムを徹底して解明し、お伝えします。
日本人の「人材育成」は、ここから出発するしかないことをお分りいただけるでしょう。

3月14日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・Ⅹ
日本語の解体学


ケーススタディ
「メタファー思考」(瀬戸賢一)


エクササイズ
うつ的思考を改善するイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「僕にはまだどうしても現実の構造が
わかってゐないらしい」。(「断想Ⅵ」145ページ)

●本ゼミのニューズレター(レジュメ相当)はこのポルソナーレのホームページで公開しています。ですが、これは、ごらんいただいた方々に「学習用の教材」にしていただく目的にしていません。ポルソナーレの現在の脳の働き方のソフトウェアのメカニズムの解明と、研究・開発はどのようなものか?を、実証的にアピールすることが目的です。

●今回のゼミでは、日本語を生成する日本人の脳の働き方の知性の実体とはどのようなものか?の内容をくわしく説明しています。

  1. 現在の日本語は、古代原始社会の日本人が用いた「和語」(やまとことば)を今もなお「文法体系」にしています。(アジア型の共同幻想を、今も生成しつづけている)。
  2. 日本語の文法は、人間関係をベースにした文法である。(自分の位置を中心にして、他者を遠いか、近いかで区別する。遠いものは恐ろしいもので、近づかない。近いものは親しいものだから安心できる。ここで、相手は自分より上か、下か?ととらえて、下ならば、軽視した扱い方をする。上でも、軽視した扱い方に変える)。
  3. ものごとを自分の位置・空間に取り込む。自分と一体化させたときが「分かった」という意識になる。(ものごとを客観的に説明することをしない。これがうつ病の原因である)。
  4. 「遠いものの対象とは、心の病いも該当する。遠いものだから成り行きにまかせる」(薬でも飲ませて、自然に治るのを待つ。治らなければ放置する)。
●日本人に心の病いが激発していること、グローバル・リセッションの中で全日本人にうつ病が広がっていることの理由とはこういうものです。
3月28日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・XI
日本語の解体学・Ⅱ


ケーススタディ
「日本語の起源」(大野晋)


エクササイズ
「うつの行動を改善するイメージ療法」

テクスト
「初期ノート」(吉本隆明)
「精神の強さは、一般には持続力としてあらはれる」。
(「断想Ⅲ」137ページ)

●ここでのご案内と、ポルソナーレのHPでのニューズレター(レジュメ版相当)の公表は、ごらんいただいている方に学習していただくことを目的にしていません。ポルソナーレの「脳の働き方のソフトウェアのメカニズムの解明」は、今どういう水準で、どこまで到達しているか?の実証を広くアピールすることが目的です。エセ脳科学者がグラシャムの法則まがいに、「良貨を駆逐する」ように活発な活動をおこなっていますが、その悪しき影響を最小限にくいとめることを目的にしています。

●今回のゼミは「日本語の解体学」の二回目です。日本語のもつ文法の特性というものがあります。古代原始社会の文法体系を、今も使っていることです。これが、日本人の脳の働き方の基盤になっています。そこで、日本人に「うつ病」や「対人恐怖」を生成させていることを実証的にご説明します。このグローバル・リセッションの中、「うつ病」や「対人緊張」を解消して心や身体を生き残らせたい方への理論と実践の指南をお伝えします。
4月11日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・VII
日本語の解体学・III


ケーススタディ
「日本語練習帳」(大野晋)


テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「芸術の終局は必ずや現実の発見である。
だが、現実の発見は、恐らく芸術の存在理由を
消滅せしめるだろう」(「方法について」142ページ)

●本ゼミのニューズレター(レジュメ版相当)をポルソナーレの当ホームページで公開しているのは、ごらんいただいている方に学習していただくことを目的にしていません。
ポルソナーレの「脳の働き方のソフトウェアのメカニズム」の解明は、どういう実証で、どういう水準で何を明らかにしているのか?を公開することが目的です。

●NHK・TVでは、相変わらずに、脳のfMRIで測定した「色」を、脳の働きの証拠だとして、認知症の予防だの、人間の育て方などを全国に放映しています。そのほとんどは、ロルフ・デーゲン(『フロイト先生のウソ』文春文庫を参照)が疑わしいと批判しているにもかかわらず、これを無視してさも本当らしく長時間にわたって証拠や証明に扱っています。

●このような「肯定バイアス」の言説について日本人の誰もが異議を発言できないことが、日本人の脳の働き方を「うつ」や「分裂」に固定化させています。

●その典型的な例の一つが「日本語による文章の書き方」です。日本人は、「簡潔に」「分かりやすく」「結論が分かるようにスピーディーに」という文章を「よい文章だ」としています。この考えがそもそも虚偽なのです。日本語は、文法の特性上、徹底して長く、長文で、できるだけくわしく説明する能力が今、求められています。これが「うつ」や「仕事の停滞」から脱け出すトレーニングの仕方です。
4月25日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・VIII
日本語の解体学・IV
メタファーの生成と行動停止の起源


エクササイズ
行動を止める言葉を変えるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「人間精神の現代的な課題は、
必ず解かれなければならない。
われわれの現代は、
かかる種類の批評家をもってゐない」。
(「批評の原則についての註」152ページ)

●本ゼミのニューズレター(レジュメ版)は、ポルソナーレのHPに公開しています。これはごらんいただいた方への学習を目的にはしていません。日本人の今、現在おかれている本当の危機と打開策を脳の働き方のソフトウェアのメカニズムの解明から、広くアピールするためです。ポルソナーレのカウンセリングの理論と実践実技が切り開いている水準と、その論理実証の内容をお確かめください。

●今回は、乳児の脳の働き方がとらえる「メタファー」という最初の言葉の原型(メタ言語)と、これがどのように人間の言葉になっていくのか?を論証しています。そして、日本人の場合は、日本語(和語)の文法を生成したその日から、現代に至ってもなお、「行動が止まる」という脳の働き方をつづけていることを説明します。「日本人の行動停止」の起源と、その言語の生成のメカニズムです。今のグローバル・リセッションは、この日本人に特有の脳の働き方によって多くの人々が、自ら自己解体へと追いこんでいることを如実にお分りいただけるでしょう。
5月9日 おもな内容
脳の働き方「言語の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・XIV
日本語の解体学・V


ケーススタディ
「障害児教育を考える」(茂木俊彦)


エクササイズ
活動のためのイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「人間が他人を認識するのは、習熟によってであり、
その習熟が如何なる種類のものであっても、
この原則は適用されて誤らない」
(「批評の原則についての註」150ページ)

●この本ゼミのニューズレター(レジュメ版)をポルソナーレのHPで公開するのは、ごらんいただいている方に学習していただくことを目的にしていません。ポルソナーレの「脳の働き方のソフトウェアのメカニズム」の解明が、どこまで進んでいるか?「脳の働き方の解明」とは、どのようなものであるべきなのか?を具体的に、事実実証として、明確にするためです。

●今回は、WHO(世界保健機関)が打ち出して、国連の会議で満場一致で採択された「ICF」(国際生活機能分類—国際障害機能分類)を、茂木俊彦の説明からご紹介します。これは、「病理」を「障害」と言い換えて、「障害」の意味を「活動の制限」、「参加の制約」と位置づけて、「教育」をはじめとしていろいろなサポートによって、「障害」の内容の「制約」と「制限」を限りなくゼロに近づけていく、というものです。

●この背景には、LD、ADHD、アスペルガー症候群(高機能自閉)などが、世界的に増加してきて、なおも増えつづけていることにあります。あまりにも増加しつづけてきていて、そしてあまりにも解消策が見つからないので、「原因」を明らかにするよりも、「障害者」の権利や人権、主体を守ることにテーマを移行しよう、という主旨です。

●このWHOの主旨はよいとしても、日本の場合は、ほとんどの人が「アスペルガー症候群」に該当するという事実は、誰も気がつきません。その発生のメカニズムと、根本の対策をレクチュアします。
5月23日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・XV
日本語の解体学・VI

ケーススタディ
「障害児教育を考える」II(茂木俊彦)


エクササイズ
活動する力を伸ばすイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「戦後世代の特質とは、言ふまでもなく、
希望の放棄の中にある。希望の放棄…。
放棄といふことのなかには、
あの狡猾な前世代への信頼の放棄がある。」
(「形而上学ニツイテノNOTE」54ページ)

●WHO(世界保健機関)は、ICF(生活機能分類モデル—障害機能分類モデル)を打ち出し、国連会議がこれを採択し、日本もこのICFの批准に向けて「特別支援教育」へと移行しています。

●茂木俊彦(都立大教授・総長)は、このICFの考え方を日本の国内の「障害をもつ子ども」の教育者を「支援」して、ノーマライゼーション(ノーマルが語源。健常者と障害者が意思疎通をおこないうる完全な平等が、誰にとっても望ましい社会だという考え方)の普及と実践に心を砕いています。

●しかし、日本には決定的なハードルがあります。それは「ICF」の実現と能力に必要不可欠な「発達」ということの理解と、子育ての中での「脱落」です。ダイバーシティ(多様性)が世界のトレンドになっている中で、日本の女性の男女格差は「世界91位」にとどまっている根拠と理由はここにあります。

●遠山啓の「数の指導法」から「発達」の実体とメカニズムをレクチュアします。なお、本ゼミのHPへの公開は、学習目的ではなく、脳の働き方の解明と水準を広くアピールするためです。
6月13日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・XI
分裂病の解体学・Ⅰ


ケーススタディ
『共同幻想論・巫女論』(吉本隆明)


エクササイズ
「自閉」を解消するイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「神話のすべての特質のうち、何れの神話も持つ
ひとつの性格、それは象徴性といふことだ。
神話の象徴性とは、その原始性の産物であり、
同時に述語的にはその単純性の産物である。
象徴とは常にその原因を向ふ側にもつものでなく、
こちら側に持つものであり、それが単純なるものは、
象徴的であることの必要且つ充分な証明となるだらう」。
(「原理の照明」91ページ)

●今、日本では「分裂病」は「統合失調症」と呼ばれています。
これは、精神分裂病の本質を永久に理解しない考え方を身につけることになるものです。
精神分裂病は、E・クレペリンが概念化して、E・ブロイラーがそのしくみを明らかにしました。精神医学史から「分裂病」を理解すると、その本質は①自閉、②離人症、③弛緩の三つです。なぜ「分裂病」というのか?というと「病的な緊張」を「病的なやり方で弛緩させる」ことをさして、分裂病といいます。

●日本人は、精神分裂病を「人格の二重化」とか「人格の分裂」とか「多重人格化」といったふうに「認知バイアス」でいびつに歪んだイメージで理解しています。今回のゼミでは、「分裂病の正しい理解」を精神医学史を概括して説明します。そして、症状が時代と社会ごとに変化することのメカニズム、現代の「境界型分裂病」のしくみ、および向精神薬は「神経症対応」であって、「分裂病」には何の影響も及ぼしていないことを明らかにします。

本邦初の「分裂病」のメカニズムの解明と、正しい改善策をレクチュアします。
6月27日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
書き言葉の生成・XII
分裂病の解体学・II


ケーススタディ
『共同幻想論・巫女論』(吉本隆明)


ケーススタディ
「不適合」を解消するイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「戦争に介入してはならぬ。
そして僕の抵抗の基盤は、
僕の畏敬する多くの人たちが
死ぬのが堪えられないからだ。
そして僕の軽蔑する人たちは、
戦争が来やうと平和が来ようと
平和が来ようといつも無傷なのだ」。
(「風の章」53ページ)

●「精神分裂病」の解体学のパート・IIです。
「分裂病」を、精神病理学史をとおして客観的に説明します。
分裂病は、日本人が「統合失調症」と言い換えて曖昧に記号化した動機とは無関係に、「弛緩(しかん)すること」を求める病理です。「弛緩・しかん」とは、「ゆるみ」「たるみ」のことです。
輪ゴムを引っぱるとゴムが緊張します。人間の「精神」は、この輪ゴムの「引っぱり」のように「緊張すること」が正しいあり方です。
輪ゴムが「たるみ」「ゆるみ」の状態では何の役にも立たないように、人間の「知的精神」は「緊張すること」で思考を可能にし、行動や活動をあらわします。しかし、「精神分裂病者」は、いろいろな「手段」をつかって「ゆるみ」「たるみ」を自覚的なものにして、この「ゆるみ」「たるみ」(弛緩・しかん)の中で安住することを求めます。

●「日本人の分裂病」は、「境界型の分裂病」が一般的です。
「神経症の仮面をかぶった分裂病」(アメリカ、P・ホッホ)というものです。神経症と分裂のボーダーにあるからこう呼ばれています。これは「適応」がつくります。「適応」とは「仕事にいく」「学校に行く」というように「その場、その空間に居つづけること、行動しつづけること」のことです。「仕事のスキルを身につけている」「学校に行けている」だから「自分は社会参加している」ということが「適応」です。しかし、「日本語」には「不適合」です。この「不適合」が分裂病をつくり出すのです。

●ある日突然、人格を崩壊させるか、神経症(強迫観念も)を進行させながら「弛緩・しかん」(E・クレペリンのいう早発性痴呆)の軌道をたどる、という「日本型の分裂病」を誰もが目にしています。グローバル・リセッションの今、こういう風景が日常のものとなっています。
7月11日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
言語の生成・I
分裂病の解体学・III


ケーススタディ
『共同幻想論・他界論』・III(吉本隆明)


エクササイズ
「適応不全」のためのイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「虚無からは何も生むことが出来ない。
僕はこれを熟知するために
どんなに長く一所に滞ってゐたか!
僕は再び出発する。
それは何かをすることだ。
この世で為すに値しない何物もないように、
為すに値する何物もない。
それで僕は何かを為せばよいのだと考へる」
(「エリアンの感想の断片」41ページ)

●すでに、ポルソナーレの掲示板で二回にわたって公表しているとおり、精神分裂病の正しい理解は「弛緩・しかん」(たるみ、ゆるみ)の中に安住することを欲して求める病気のことです。正しくは「進行していく麻痺(マヒ)」といいます。その到達点がE・クレペリンのいう「早発性痴呆」(知的障害)です。

●本ゼミでは、分裂病のもう一つの実体をレクチュアします。
それは「うつ病」をつくるということです。すぐに死ななくても「人格崩壊」を症状としてあらわします。その「人格崩壊」が「他界」という「共同幻想」と同義です。

●「楽をして生きていければどんなにいいか」と多くの人は肯定的に考えているはずです。これが分裂病の実体です。「離人症」と「自閉」がこういう思考にさせるのです。たちまち「連想」(E・ブロイラー)による「弛緩・しかん」の中に入り、目、耳、手、首、脚、腰の知覚神経をマヒさせて機能不全に陥らせていることに全く気がつきません。日本人の本当の危機を直視して、勇気をもって招来を切り開く人のためのレクチュアです。
7月25日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
言語の生成・Ⅱ
分裂病の解体学・Ⅳ


ケーススタディ
「病名と告知・統合失調症」(こころの科学)


エクササイズ
「主観」のワナにはまらないイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
〈僕の歴史的な現実に対するいら立ちの解析〉
①要するに、根本にあるのは、僕の判断、
正当化してゐる方向に現実が働いて
ゐないといふことから来るもの。
②具体的には世界史の方向。
③日本における政治経済の現状。
僕が現実を判断する場合に、
現実なるものが二重構造を持ってゐて、
この断層が決定的である。
「断想Ⅰ」(127ページ)

●「精神分裂病」が「統合失調症」に名称変更されたのは2002年です。
このゼミでは、この時のいきさつと、その背景からご説明します。『こころの科学』(日本評論社・刊)に、特集された中の論考で、日本の精神科医の「賛否の両論」から、代表的なものをとり上げてリライト、再構成してご紹介します。

●「異議あり」を書いた武蔵野病院・精神医学の江口重幸の考察はこうです。アメリカが独占した「精神医療」の教科書、診断マニュアル、雑誌が全世界に輸出されたことと、日本は、「アメリカの精神医療」を理想化したことが名称変更のいきさつの背景です。しかし、江口重幸によれば、すでに当時の「アメリカの精神医療」は解体しており、「精神医療」と呼べるものは存在しない、とのべます。

●現在、日本はもちろん、全世界の精神医学は、「精神分裂病」を「19世紀型の考え方」の「生物学的な原因説」と「症状の分類化」によって「福祉の問題だ」という見解で放置しています。「精神医療」の世界でも、心や精神の解消をになう「プロフェッショナル」の世界でも、「治す」とか「慢性化を防ぐ」という発想は、現在、存在しません。

●今、世界でゆいいつポルソナーレだけが、「分裂病」とは、目、耳、手などの知覚神経をマヒさせて、「弛緩(しかん)・たるみ、ゆるみ」の中に移行する病理だ、と明らかにしています。E・クレペリンのいう「早発性痴呆」に陥らないための根本からの打開策をレクチュアします。

8月8日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
言語の生成・III
分裂病の解体学・V


ケーススタディ
「日本語はいかにして成立したか」(大野晋)


エクササイズ
「尊大」の孤立を防ぐイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「ランケの歴史哲学は、支配者の歴史哲学である。
(「原理の照明」82ページ)

●日本人の「分裂病」の生成のメカニズムのルーツを明らかにするのが、今回のゼミの狙いです。分裂病の本質は、「弛緩・しかん」を求めて、連想したイメージの中に安住したがる病気のことです。必ずしも「精神障害」とか「多重人格化」を意味しません。おもな中心の症状は「痴呆化」です。「ゆるみ」「たるみ」の結果、脳につながる目、耳、手(指)の知覚神経の細胞が死滅しつづけます。脳と身体の神経系が「廃用萎縮」を起こして痴呆症の道を歩きます。

●日本人にとっての分裂病のきっかけは「日本語」の使い方の「尊大語」と「尊大表現」にあります。「今日は、会社をお休みします」と連絡するときの言葉が「尊大表現」です。自分の行為に「敬語」の「お」をつけているからです。日本人の分裂病の起源を明らかにするのがこのゼミです。
8月22日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
・言語の生成・IV
分裂病の解体学・VI


ケーススタディ
「日本語」(金田一春彦)


エクササイズ
「尊大」の表現を改善するイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「カール・マルクスの資本論は、大凡(おおよそ)
すぐれた著書が持っているあらゆる特質……
精緻さ、心情の湧出、理論の完璧、
現実性を獲得するまで鍛へられた理論…
を具へていた。
しかも一瞬もゆるむことのない
精神の緊張性によって支へられてゐた」。
(「カール・マルクス小影」112ページ)

●「精神分裂病」とは、一般的に日本人が「ジキルとハイド氏」とイメージしているような「精神の分裂」とか「人格の分裂」ということがこの病理の正しい理解ではありません。
「精神分裂病」を初めて「単位疾患」として確立したのは「E・クレペリン」です。『早発性痴呆』と定義しました。これにより「E・クレペリン」は、近代精神医学の始祖と呼ばれています。クレペリンの精神分裂病の臨床観察は、現代でも精神医学の土台をなしています。

●精神分裂病は、五官覚の知覚神経を「ゆるみ」「たるみ」という弛緩(しかん)を求めて自閉する病理です。ゆるみつづけ、なおも生涯にわたってたるみつづけて痴呆をつくる病理です。正当な精神の緊張がゆるみ、たるみの進行の中で正常に機能しなくなるので「痴呆症」をつくり出す病理ととらえられました。

●「痴呆」とは、「時間に遅れる」「仕事の任務を達成できない」「自分勝手で他者に冷酷になる」「親しかった人間を疎遠になる」「つづけてきた知的努力を『もういいか』と放棄する」といったことです。
日本人は、日本語のもつメカニズムによってこのような「進行する痴呆」をつくっています。そのつくられ方の直接のきっかけは「尊大語」と「尊大表現」です。日本人は、尊大表現によって「分裂病」を進行させ、深めています。
今回のゼミは、日本人の「眼下の危機」というものを具体的にレクチュアします。

9月12日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
言語の生成・Ⅴ
分裂病の解体学・Ⅶ
日本語の主観・客観・中立表現の構造


エクササイズ
尊大意識を変えるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「(カール・マルクスの資本論について)
僕はこの極めて抽象的であり、
同時に原理的である論理の発展法が、
僕の思考の原則に一致するように思はれた」。
(「カール・マルクス小影」112ページ)

●昨年の2008年9月、リーマン・ブラザーズの破綻がきっかけとなった「アメリカ発の金融システムのバブルの崩壊」から、一年が経ちました。この「世界規模の金融バブル経済の崩壊」は、日本人にとっては、「バブル性の観念の収縮」を意味しています。「バブル性の観念」とは、主観による「期待価値のイメージ」のことです。日本人は、これを「日本語」(和語・やまとことば)の文法のメカニズムでつくっています。「現在・未来・過去の時制の区別がつかない」「主語を省略する曖昧表現」「自己中心の特殊語による、自己の主観を表現」などなど、が日本語(和語)の文法の特性です。ここから「行動が止まる」「諦める」「身近な人間との関係を壊して心を踏みにじる」などを正当なものとしてくりかえしています。

●すると、現在の未踏の不況の現実の中にあって、どういう日本語の能力が必要か?があなたにも切実に問われています。「新しい日本語」による表現の能力が無いところでは、知性の格差の中に沈んでいくでしょう。ポルソナーレは、「分裂病」の中に自壊していくという日本人の歴史的な危機から脱出する「日本語」による新しい知的実力の具体的な方法をレクチュアします。

9月26日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
言語の生成・VI
分裂病の解体学・VIII
客観表現のモデル「ハーバード流交渉術」


エクササイズ
主観をとらえるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「若し、現象を論理的に解明しようと欲するならば、
この基本反応(注・動因を原理的なものに還元すること。
帰納法のこと)に、若干の偶然的要素を加へて、
各人がなすべきところのものであると思ふ。
資本論は、正しくこのやうな抽象的といふことの
持たねばならぬ重要さを具へてゐたと
言ふことが出来る」
(「カール・マルクス小影」112ページ)

●人間の脳は、言葉と言語を生成することを本質にしています。
 これまで、世界の研究者が乳・幼児の脳は、どのように人間の言葉を習得するのか?の研究をおこなってきています。ポルソナーレは、それらの研究をふまえて、世界で初めて人間の脳の言語の生成のメカニズムを解明しました。乳・幼児の脳の言語の生成のメカニズムはそのまま「人類の言語の文法」の原型になります。

●ここから日本人の「日本語」を見ると、弥生時代につくられた文法であるために、「主観」の表現を目的にしている文法であることが分かります。国語学者・大野晋の考察がその根拠です。この日本語の「主観表現」が主観の極地の「日本型の分裂病」を生成しています。
 NHK・テレビ『プロフェッショナルの流儀』で司会者の二人が、毎回、「あの時、どういう気持ちだったですか?」と決まって質問します。「主観」を問いかけているわけです。出演者はこの「主観の問いかけ」に答えています。彼らが「主観」によって仕事をしているはずもありませんが、「主観」を否定しているのでもありません。これは、日本人の「グローバル・リセッション」の真の危機の所在を示しています。「行動が止まる」「滅びゆくことを喜ぶ」という「日本型の分裂病」が流通していて、深まって「バブル性の観念」を収縮しつづけています。

ポルソナーレは、日本語の文法のもつ「主観のメカニズム」を明らかにして、その改善策と、強力な知性をつくる「日本語の表現モデル」をレクチュアします。
10月10日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
言語の生成・VII


メインテーマ
日本型の分裂病の構造

ケーススタディ
「ハーバード流交渉術」


エクササイズ
主観を変えるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「意味ない言葉こそ本能的といふことが出来る。」
(「風の章」54ページ)

●すでにポルソナーレのサイトでもお伝えしているとおり、日本人の心の病いの中心は「精神分裂病」です。日本人は、精神分裂病を「統合失調症」と言い換えて記号化しています。だからといって日本人の精神分裂病が消滅するものでもありません。深化しています。精神分裂病は、E・クレペリンやE・ブロイラーの定義に従えば、「精神が弛緩・しかん」し、知性の「早発性痴呆」を進行させる「知能の退化をつくる病い」です。日本人は、「日本型の精神分裂病」をつくっています。

●「他者と話すのが恐い」ことと、「自分の内なるゾーンに居る人間を踏みにじる」という二つの対人の不適応を特色としています。その具体例を一つ一つあげれば、あなたにも思い当るでしょう。グローバル・リセッションが始まって一年がたちました。自らの滅びを喜ぶ日本人は、求めて「日本型の精神分裂病」を深めています。ポルソナーレは、まだ、自分の未来を切りひらきたいという希望をもっている人に語りかけて「日本型の分裂病」の原因をなす「日本語の文法」を立て直して正当な使い方を指南しています。

10月24日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
言語の生成・VIII
日本型の分裂病の構造・II
最強の文章表現のための「文法」理解の仕方


エクササイズ
優れた話し言葉のためのイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「アジアの最も必要とするのは
文化史的風土の発展といふことではなく、
社会構造的な風土の発展といふことである。
そして最も現実的な課題は、
ヨオロッパの帝国主義的な経営の
歴史を消滅せしめるといふことである。
これが行なはれた後に、初めて、
社会構造の淘汰が自律的な課題として
現実化されるのである。」
(「断想Ⅱ」130ページ)

●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、「日本型の分裂病」の病理の解体をおしすすめています。「精神分裂病」とは、日本の精神医療が作為的に名称変更した「統合失調症」といったものではありません。
「進行していく痴呆である」(E・クレペリン)、「自閉と弛緩(ゆるみ、たるみ)を主症状とする」(E・ブロイラー)、「日本人の日本型の分裂病は一期、二期、三期と変遷する。離人症を深化させる」(村上仁)といったものです。
ポルソナーレは、このような日本型の分裂病は、日本語の話し言葉を文字化した「文法体系」がつくり出しているという見解をもっています。

●「アメリカ発の金融システムのバブル」が崩壊して一年が経ちました。
それまで「日本型の分裂病」は「バブル性の観念」を膨張させていました。それが今、「金融システムのバブル」の収縮とともに日本人の「バブル性の観念」も行き場をなくして、それぞれの人の日本語の能力の「不適合」が病理を露出させています。現実との「不適応」という病理症状を噴出させています。「うつ病」「人生の諦め」「自分の家の中やケータイ、ネットの中に逃げ込んで知性を弛緩させる」などです。

このような「自閉」「離人症」「弛緩」という分裂病の症状は、これをつくり出す日本語の「文法」の表現メカニズムを、「脳の働き方の言語の生成のしくみ」の文法基準を根拠にして立て直すことで、日本人の一人一人の未来を明るくできます。
11月14日 おもな内容
脳の働き方「言語の生成のメカニズム」・言語の生成
日本語の文法の解体学・Ⅰ
最強の知性のための「文法」と表現術


エクササイズ
聴覚のためのイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
「希望なくしては人は死の中にある。
しかもあの貧しい人たちは死のやうに
つらい仕事のなかに、生活のなかに、
僅かに死を回避してゐるのだ。
死の心にかへる死の労働。」
(「風の章」53ページ)

●誰も言わないことをいいますと、「アメリカ発の金融システムのバブル」が崩壊して最大の問題は、日本は、「人材育成の方法」を誰も知らないということです。年間一万三千人の日本人が自殺していて、11年以上も連続してつづいています。小・中・高の学校では「学業との不適応状況」がつづいています。それよりももっと深刻なのは現に今、働いている人たちの中で、「行動が止まっている」ことです。「仕事に行けている」から「行動が止まっていない」と見るのは皮相的な見方というものです。日本人は、無気力で諦めの気持ちで、仕事を記号として憶えて、この範囲で「熱心」に仕事に取り組んでいるでしょう。「うつ」や「その日、その日のはかない楽しさ」への安住を求めて、離人症、自閉、弛緩を深めているでしょう。

●これは、「輸出に依存してきた」ということに象徴される「バブル性の観念」が収縮しているという実体が日に日に露わになっているという問題です。
ポルソナーレは、日本人の「バブル性の観念」とは、具体的には「バーナム効果」「多元的無知」「肯定バイアス」「認知バイアス」などのことだととらえています。その根本の観念は、「日本語の文法メカニズム」だと考えています。しかし、日本人は「日本語」でしかものを考えられないので、最も望ましい「知性」を生成する「文法」の再構築をおこなう必要があるとも考えています。日本人の「人材育成」はここからしか始められないと考えています。

11月28日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
言語の生成・X
日本語の文法の解体学・II

ケーススタディ
『言語にとって美とはなにか』(吉本隆明)
最強の知性のための文法・表現力


エクササイズ
聴覚障害のためのイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
(「風の章」51ページ)

●昭和40年に『言語にとって美とはなにか』(吉本隆明)が勁草書房より刊行されました。この本を読んで感銘を受けた人は多いと思います。
しかし、平成22年の今、日本の経済社会は、「認識のバイアス」を「バブル性の観念」として膨張させ、そして収縮させて、いよいよ行き詰まりの様相を見せています。それは、感銘を受けたはずの『言語にとって美とはなにか』のごく初めのページに書かれている人間の脳の「認識のメカニズム」(言語の生成)を正しく「認識」することができない日本型の「ウェルニッケ失語症」から脱け出せず、日本型の「バイアス認識」(アニミズム=感染呪術や類感呪術)のままにものごとを、今も思考しているからです。

●日本は今、フィンランドの先例にならって人材育成の認識をもつことができず、物理的には長期デフレの中で「スタグフレーション」(景気後退の中のインフレ)に直面しています。そして、精神的には失業率を高めながら行動停止による「うつ」の病理が広がり、個々人ごとに病理症状を深刻にしています。今回のゼミは、現実の行動停止の打開策のための「根源」からのメッセージです。

12月12日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
・言語の生成・XI
日本語の文法の解体学・III


ケーススタディ
『言語にとって美とはなにか』・II(吉本隆明)

テーマ
認識という知性のための文法・表現力

エクササイズ
行動を止めないイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
僕に対する批評(悪評)は
いつも僕のゐないところでなされる。
僕はそれをよく知ってゐる。
やがて僕は、それ(悪評)を僕の前に呼びよせるだらう。そこしれない愛情をもつて。
そのときこそ僕に対する憎み手であった者たちも
一緒に来るがいい。
僕は、何の変化もなかったように
それらの者たちに対するだらうから。
(「エリアンの感想の断片」44ページ)

●昭和40年に刊行された『言語にとって美とはなにか』(吉本隆明)は、世界で初めて「言語」(言葉)の生成のしくみとその定義を論証した本です。その定義の内容を、分かりやすく、具体的な実証をデータにして説明します。この本の画期的なところは、人間の「認知」と「認識」の意識の生成と、これがメタ言語の像を完結する、ということの論理的な説明です。この「認識のしくみ」を理解できれば、今の日本語の文法のもつ「母音中心の認識の仕方」のシバリから自由になれるでしょう。ひいては、11年連続の「うつ病による自殺者が3万人」ということも起こらなかったでしょう。

●2008年9月のリーマン・ブラザーズの破綻を境にして世界のパラダイムは一変しました。新たな日本人いと日本の社会の再生は、「ものごとを正しく分かる知性」の「認識力」からスタートします。新しい年を迎えるにあたって、あらゆる不安や迷妄を切り離す『言語にとって美とはなにか』の味読をおすすめします。

12月26日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・文法の生成・I
日本語の文法の解体学・Ⅳ

ケーススタディ
『言語にとって美とはなにか』(吉本隆明)

今日の学習のテーマ
「負けない行動」の表現力

エクササイズ
勝つ技術のイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
僕は後悔といふ魔物、
その親族である宗教的ざんげを嫌ふ。
且てキリスト教を堕落せしめた要因の一つは、
キリスト・イエスにおける自己嫌悪としての悔ひ改めを、
慰安としてのそれに転落せしめたことである。
自立を依存に、独立を隷属にすりかえたことである。
(原理の照明)

●本ゼミでは、人間の脳は、どのように「言葉の文法を生成するのか?」のメカニズムを解明しました。今、世界は、ノーム・チョムスキーの「生成文法理論」という物性物理の次元で、「脳は、もともと文法の神経システムを持っている」という学説を支持しています。しかし、それは「どのように?」という問いに答えることができません。これは「悪しき形而上学」というもので、「金融システムのバブル」をつくり出したアメリカのプラグマティズムの典型です。誰もこの脳は、どのように言語、文法をつくり出すのか?を明らかにしてこれなかった半世紀、ノーム・チョムスキーの「生成文法説」にしがみついてきました。

●しかし、本ゼミにより、世界の認識論のパラダイムシフトは変わります。本ゼミの「観念の生成と文法の生成の仕方の理論」は、まず、日本の女性を「尊大の対象・見下しの対象」にしている「日本語の文法」から解放するでしょう。

1月9日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・文法の生成・Ⅱ
日本語の文法の解体学・Ⅴ

ケーススタディ
『言語にとって美とはなにか』・Ⅳ(吉本隆明)
『精神現象学』(G・W・F・ヘーゲル)


エクササイズ
リスクをとりにいくイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
●平成22年のポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、「日本人の観念のパラダイム・シフト(変遷)」を切りひらきます。日本の経済社会は、デフレ型不況が本格化して、一昨年までのとおりの「観念のパラダイム」では立ち行かなくなっています。新政権はバラマキ型の「改革」をおこなって口当りのいい「権力維持」のための粉砂糖をまぶしていますが、これで現実のパラダイム・シフトと適合できるはずもなく、二極化ののちの個人の「観念の行動のイメージ」の解体には拍車がかかっていくでしょう。
●日本人の使っている日本語(和語)は、日本人の一人一人に妄想づくりの「観念のパラダイム」をつくり上げています。日本人は、「観念」といえば、空虚とか虚空とか、「実体の無いもの」と勝手に解釈しています。自分の感情と物とディスプレーを眺める視覚の快感という「実体」だけが「自分自身であるもの」と錯誤しています。
そんな日本人の「ものの分かり方」「ものの考え方」と行動パターンは、デフレ不況によって圧倒され尽すまで変わらないでしょう。
そこで、今年のポルソナーレは、これまでの啓蒙主義ふうのスタンスを変え、最強の学的知性を前面に出して、世界水準の「知的実力・能力」のつくり方を本格的に展開します。
1月23日 おもな内容
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・文法の生成・Ⅲ
日本人の「観念の世界」

ケーススタディ
『言語にとって美とはなにか』・Ⅴ(吉本隆明)
『精神現象学』・Ⅱ(G・W・F・ヘーゲル)


エクササイズ
知性の水準を上げるイメージ療法

テクスト
『初期ノート』(吉本隆明)
①この本ゼミは、中級クラス、スーパーバイザーカウンセラー認定コース・№50のゼミです。現ゼミ生の皆さまに特化したゼミです。
② 「カウンセラー養成ゼミ」に新しくご入会を希望される方は「初級コース」より「DVD通信教育」から始めていただきます。
③ この世の中には「哲学」という学問の領域があります。近代哲学の源流は「ヘーゲル」です。アメリカで主流の哲学「プラグマティズム」もヘーゲルの『精神現象学』の影響を受けています。
④ 人間がものを考えるとか、行動する、生活する、ということは哲学によってその正しさ、妥当性が検証される必要があります。日本人と日本の現在は、アメリカのプラグマティズムと日本語(和語)によって今、瓦解の途にあります。
●「年間3万人以上の人の、11年連続の自殺」の「うつ」が象徴します。その原因とメカニズムと対策を問うのが本ゼミの「日本人の観念の世界」です。「観念」は、「身体」と同じように実体をもつ「世界」として存在します。
このことを噛みくだいてレクチュアします。
 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー12期(平成22年度) 
2月13日

脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
文法の生成・Ⅳ
日本人の「観念の世界」・Ⅱ


『ずるい!?なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』
(青木高夫)
『精神現象学』・Ⅲ(G・W・F・ヘーゲル


知的精神のためのイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●ケーススタディは『ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』です。
著者は、現在「ホンダ」(自動車のメーカー)の会社員です。海外でのビジネスパースンの経歴が長く、交渉や市場づくり、そして海外のビジネス書の翻訳に実績のある人です。
しかし、「ルール」についての欧米人と日本人の「思考」「行動の仕方」の違いの説明を見ると、「ルール」「プリンシプル」についての「認識」は、欧米人の「認識」は届いていません。ヘーゲル哲学の観点から見ると、「プリンシプル」というものの理解の入口にも立てていません。これは、日本語とこれによる「日本人の観念の世界」の違いというものに起因しています。青木高夫のいう「日本人もルール作りに参加せよ」ということを聞いても、青木自身が「ルールづくりのプリンシプル」を理解しえていないので、絶望的というものでしょう。
●今回は、格好のケーススタディを得て、「日本人の観念の世界」のメカニズムを、『精神現象学』『言語にとって美とはなにか』から分かりやすくお話します。

2月27日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
文法の生成・Ⅴ
日本人の「観念の世界」・Ⅲ
「像」の本質とはこういうものです


『言語にとって美とはなにか』 (吉本隆明)
『精神現象学』・Ⅳ(G・W・F・ヘーゲル


知性を確信するイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●古代ギリシャ哲学者の「プラトン」「アリストテレス」らは、人間の観念をつくる「像」に哲学的考察を加えました。これを継承したのがイギリスのジョン・ロック、ドイツのカント、ヘーゲルらです。日本人はこのような哲学的な考察の歴史をもたず、「勉強」といえば、「言葉を憶えることだ」と、狭く限定してとらえています。
●欧米語の文法の「主語」「述語」は、この「像」を運動させる認識の形式をあらわしています。命題を立て、命題を成立させるのが「主語」「述語」です。日本語は、命題の「主語」にもなりえないの「動かない像」(うつ病、分裂病)を「自己」にしています。今の日本の真の危機を直視して、知的に打開するためのゼミです。
3月13日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
文法の生成・Ⅵ
日本人の「観念の世界」・Ⅳ
「意味」の本質についての学習


『言語にとって美とはなにか』 (吉本隆明)
『精神現象学』・Ⅴ(G・W・F・ヘーゲル


神経症の症状を改善するイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●G・W・F・ヘーゲルの『精神現象学』(平凡社ライブラリー刊)を中心にして、人間の観念の世界、そして日本人の観念の世界のメカニズムを説明しながら、「言葉の能力」「知性のつくり方」「学的な精神のつくり方」を、「実践実技」版としてレクチュアします。今回の本ゼミより「新版」として「実践実技」によって、「日本語版の精神現象学」を噛み砕いて、展開します。
古代ギリシャ哲学以降、ヘーゲルの「精神現象学」まで、哲学が語ってきたことは「人間の頭(右脳と左脳のそれぞれの前頭葉)に思い浮ぶイメージ(像)」についてです。
●この「像」がなぜ思い浮ぶのか?どういうしくみになっているのか?この「像」をどう扱えればいいのか?について、誰も説明できなかったので、結果的に変化する「像」の現象をあれこれといじりまわした虚偽が語られています。その典型がプラグマティズムの語る脳科学です。
あるいは「○○療法」の類いです。これらは、ヘーゲルの『精神現象学』を一行も読めないので、最も分かりやすいプラグマティズムの効果、効能の結果だけにしがみついているにしかすぎません。
その結果、誰もが「強迫観念の像」をつくり、深め、身体の機能や社会性の能力にも影響を及ぼしています。
ポルソナーレは、今の日本人の「アパシー」(政治的無関心、無気力、無感動)は、大野晋ののべる「日本語」(和語)の文法に根本の原因があると考えています。そこで、「病理学」ではなく、最も望ましい「知性」や「学的な能力」をどうつくるのか?をテーマに、実践実技版のレクチュアをおこないます。
3月27日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
文法の生成・Ⅶ
日本人の「観念の世界」・Ⅴ
「意味」の本質についての学習


『精神現象学』・Ⅵ(G・W・F・ヘーゲル


神経症の原因を取り除くイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●「脳の働き方」とは、「右脳・前頭葉」に思い浮ぶ「像」を、「左脳・前頭葉」に思い浮ぶ「形象」(言葉)によって発展させることをいいます。古代ギリシャ哲学から近代の哲学まで、このことに考察を加えてきました。考察の完成体は、G・W・F・ヘーゲルの『精神現象学』です。分かりやすい例は、英語の「5文型」の「形式」です。
しかし日本語には、英語の「5文型」に当る「形式」はありません。したがって、ヨーロッパの哲学史に見る「文法」の「主語」「述語」というものもありません。あるのは、国語学者・大野晋が『日本語の文法を考える』(岩波新書)で説明しているような弥生時代から現代に至るまでの「話し言葉」と「書き言葉」の使用例にもとづく「構文」だけです。
ヨーロッパ哲学の歴史は、「右脳・前頭葉」に表象する「像」が「真か、偽(ぎ)か」を判定して証明するための「文法形式」を追究してきています。これが「学」であったり「論」であったりの土台になっています。
●日本語(和語)の「文法」は、欧米語の文法形式を外から適用したものです。したがって、「右脳・前頭葉」に表象する「像」は、それが「真」か「偽(ぎ)」かを問われることはなく、それぞれが主観によって許容し合うという「構文」によって、書かれたり、読まれたり、話されたりしています。これは、ヘーゲルふうにいうと「自己欺瞞(ぎまん)」であり、他者への欺瞞だということになります。
そこで、このような日本語(和語)を使って、脳の「言語野」をどのように知的に働かせるか?を実践実技版として、演習項目を立てながら、習得するのが今回の本ゼミです。
4月10日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
文法の生成・Ⅷ
日本人の「観念の世界」・Ⅵ
「意味」の表現のしかたの学習


『精神現象学』・Ⅶ(G・W・F・ヘーゲル


神経症の機序対策のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●日経新聞にほとんど連日報道されているとおり、日本人と日本の経済社会はどんどん衰弱しています。ポルソナーレは、その最大の原因は「日本語」にあると考えています。
日本語は英語に見るように「5文型」の形式が無いからです。文型の「主語」とは「命題」の項辞のことです。
●日本語はしばしば「主語」を省略します。このことは、「命題を立てなくてもよい」「文の真か偽(ぎ)を問わなくてもよい」ということを意味しています。すると、「認識」が歪み、正しい判断をもてないということになります。
ここから日本の現実の衰弱が始まっています。本ゼミは、そこでG・W・F・ヘーゲルの『精神現象学』をテクストにして、知的な言語能力のつくり方を実践実技をとおしてレクチュアします。
4月24日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
文法の生成・Ⅸ
日本人の「観念の世界」・Ⅶ
「概念」の表現のしかたの学習


『精神現象学』・Ⅷ(G・W・F・ヘーゲル


自閉の機序対策のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●日本語には「文法がある」と思われています。中学や高校の国語の授業で「文法」なるものが教えられているからです。この理解は「半分正解、半分間違い」です。「半分正解」というのは「一応、文をつくったり、文章を成立させられる」からです。「半分間違い」というのは、英語など欧米語の文法と対比した場合、そこでいわれる「主語」「述語」と、日本語の「主語」「述語」は同じものか?というとき、もともとヨーロッパ語が定義した「主語」「述語」の意味とは一致しないからです。
●日本人は、日本という国の中で日本人どうしでコミュニケーションを交流させてきたので、「日本語で生活や社会生活が成り立てばそれで何の不都合がある?」と考えてきました。弥生時代から現在に至るまでずっとです。しかし、日本の経済社会が破綻を目の前にして全く未来が無いという状況を頂点として、年間3万人以上の人が自殺している、それも13年間連続の高水準の自殺率が推移しているという底辺の現実までを見ると、これは「日本人そのもの」「日本そのもの」の中に根本的な欠陥や原因があるととらえることができます。
●この問題を「脳の働き方のメカニズム」から追究して、「日本語」というものは一体、どういう言語なのか?をレクチュアしているのが本ゼミです。これは、古代ギリシア哲学から近代哲学までが追究してきた問題の追究の仕方と同じです。G・W・F・ヘーゲルまでの追究で止まっていて、その後は、アメリカの哲学のプラグマティズムにゲタを預けてきています。日本人は、西欧の良いところ、良いものを運び込んできて「自分のものにしてきた」と思っていますが、しかし、西欧のもつ脳の働き方(=知性の言葉による現実認識と行動の仕方)には、到達することがなく、また一ミリも超えることはできていません。のみならず、「リーマン・ブラザーズの破綻」以降、世界からの孤立の実体が本格的に浮上しています。
●世界からの孤立とは、「日本人どうしも孤立している」ということです。
このようなことを踏まえて、自壊と自滅の坂道をかけ下っている日本人の脳の働き方(=日本語の知的な再生)の処方と実践実技をレクチュアしているのが本ゼミです。
5月8日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
文法の生成・Ⅹ
日本人の言葉と行動
「概念」の大切さの学習


『精神現象学』・Ⅸ(G・W・F・ヘーゲル)
『言語にとって美とはなにか』(吉本隆明)


破壊の機序対策のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレは、脳の働き方のメカニズムを解明しています。「言葉の生成のメカニズム」のことです。脳の働きの本質は「言葉・言語を生成すること」です。したがって、脳の働きについて考えるとは、「言葉・言語は、脳の中でどのようにつくられるのか?」を客観的に、論証的に説明できることをいいます。ポルソナーレの解明の結果と結論はこうです。
◎ 右脳・前頭葉に、像(イメージ)が表象する
◎ 左脳・前頭葉に、形象(イメージ)が表象する
●日本人の英語教育とか日常の会話、仕事の言葉は、この本質を踏まえることで、根本的に改善されます。ヨーロッパ言語は、古代ギリシア哲学以来、このことを踏まえて「言語能力」を開発してきています。日本人が、今のデフレ不況の混迷から脱け出すには、このことを分かって、最も望ましい日本語の使い方を習得することが必要です。
5月22日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
文法の生成・XI
日本人の言葉と行動の限界
「概念」の必要性の学習


『精神現象学』・Ⅹ(G・W・F・ヘーゲル)
『漢字の世界』(山本史也)


妄想をふっしょくするイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレの見るところでは、今、日本と世界の各国は、それぞれの「言語」のもつ制約のために根源的な「二極化」と「解体」の状況の中で「解体=崩壊」の途をたどっています。アメリカとヨーロッパは、「アメリカの哲学=プラグマティズム」によって、日々の行動の目標や到達すべき全体像が見えなくなって、「アメリカ発金融システムのバブルの崩壊=負の金融資本」の圧力に「生きる生命のエネルギー」を吸い取られています。アメリカとヨーロッパの問題の根源は、「プラグマティズム」によって「一般化された言語」にあります。
●一方、日本人の現実と日本人の未来はもっと深刻です。日本語に内包されている語意は「概念」の内包からほど遠く、新生児・乳児、乳・幼児の段階から「Y経路=ゲシュタルト形態認知」の記憶がなく、ものごとを「三次元」にも「二・五次元」にも認識する知性を学習していません。この結果、ポルソナーレが公表している「精神分裂病」の「第Ⅰ期」からジャンプして「第Ⅲ期」の病理症状を発症させています。
これは、日本語が「自然成立を価値とする」「遠い、近いを区別して、遠い=Y経路の対象を認知しない」ということを内包しているためです。
●日本人は、日本語を「メタ言語=日本語」によって対象化するという知的取り組みを一度もおこなっていません。それでも「何とかなる」「今までも何とかなってきた」と思い込んでいます。しかし、「なんとかなる」という考え方、感じ方も日本語のしくみがつくっているものです。このようなポルソナーレのメッセージが、このメッセージをお読みいただいているあなたに、「真実が語られている」と伝わることを願うばかりです。
6月12日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
文法の生成・XII
日本人の言葉の改善点
「一般化された言葉」と「概念」の学習


『精神現象学』・XI(G・W・F・ヘーゲル)
『日本語の教室』(大野晋)


破壊のイメージをカウンセリングするイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレは、脳の働き方=言葉の生成のしくみを解明しました。それは、ひとくちにいうと「右脳・前頭葉」に「像」が恒常的に思い浮ぶというしくみです。この「右脳・前頭葉の像」は「言葉の意味になる」「左脳・前頭葉に思い浮ぶ言葉・言語の素材になる」というものです。この「右脳・前頭葉の像」は、生育歴の中の「母子関係」「父子関係」によって正常にも、異常にも形づくられます。
●この事実に気がついたヨーロッパ人は、古代ギリシア哲学以来、「左脳・前頭葉」に「文法の形式」を開発して知的精神をつくる「脳の働き方」に変えてきました。
しかし、日本語にはこういう哲学の歴史はありません。日本語を形づくっているのは「遠いものは恐怖、近いものは安心」「上のものはエライ人」「下のものは、上に従うべきもの」ということを内包した構文です。これが「右脳・前頭葉」に「像」をつくっています。
●日本語に、英語の5文型のような文法が無いことが、日本人が心の病をつくっていることの要因です。原因ではありませんが、重大な背景になっています。「右脳・前頭葉」に思い浮びつづける「像」が「バッド・イメージ=主語」「美化のイメージ=述語」に変わったときが、「仕事」「学校」「生活」「恋愛」「結婚」「子育て」「自分の健康」の全てを破壊する原因です。この「バッド・イメージ」と「美化のイメージ」を中心に表象させている人が「ルビコン河」(あちら側へ行く)を次々に渡っています。
この真実を正しく直視して、ご自分と愛する人の人生の立て直しの学習(ポルソナーレのゼミの学習)にとりくむことをおすすめします。
6月26日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
文法の生成・XIII
日本人の言葉の新・学習法
日本語の「深淵」と「認識力」の学習


『精神現象学』・XII(G・WF・ヘーゲル)
『日本語の文法を考える』(大野晋)


バッド・イメージを解体するイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●平成22年6月15日に、横浜・私立清心女子高校の「高1の国語の授業中、隣り合って座っていた女子生徒が、隣りの女子高校生をナイフで刺す」という事件が起きました。週刊誌やネットなどでは大きく注目されてはいませんが、この事件は、日本人の社会意識や生きていくうえで必要な知的精神が「臨界点」に近づいていることを示唆しています。一般的には、「加害女子生徒」の発言の「うるさかった。だから憎かった。ケガをさせてしまえという気持ちになった」が理由や動機として信じられていますが、しかし、絶対にそういうことはありません。こういう理由を「これが直接の原因だ」と信じざるをえないことが、日本人の「心・精神の病理」のリアルな実体をつくりつづけています。
●ポルソナーレのカウンセリング理論…脳の働き方のメカニズム(言葉の生成のしくみ)は、全世界の中で「極少数者」ですが、完成度は、世界水準をはるか下方に見て、未踏の領域で学的な道標を打ち立てています。公表している説明の文や文章は理解できなくても、真実のものであることはなんとなく感知していただけていることでしょう。
そのポルソナーレの最新の「脳の働き方のメカニズム」を「横浜・清心女子高校ナイフ事件」に展開してみると、じつに驚くべきことが起こっていることが浮上します。この事件は、日本人の一人一人に共通している問題です。ナイフで人を刺すかどうかはともかく、「自分」でなければ「他者」の破壊を、いつでも、どこでも、どういう状況でも起こしているということが共通しています。
次の破壊者は、あなたかもしれません。うすうすその予感がしている、という人は、『お試しカウンセリング』をお申し込みになってください。(TEL=東京03(3496)6645)
7月10日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・Ⅰ
日本人の言葉の新・学習の仕方
日本語が抱える問題点のとらえ方


「広島・マツダ工場大量殺傷事件」
『精神現象学』パート・Ⅱ(G・W・F・ヘーゲル)


美化のイメージを変えるイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●今回は、平成22年6月22日に起きた「広島・マツダ工場大量殺傷事件」をケーススタディに採り上げて、現在の日本人の病理の真実を説明します。
この事件は、「清心女子高校、ナイフ刺傷事件」(平成22年6月15日)と、根本的に病理の本質が違います。「清心女子高校、隣の席の女子生徒をナイフで刺傷させた事件」は、右脳・前頭葉に「バッド・イメージ」を表象させたことが原因です。大野晋(国語学者)の説明する「日本語の敬語体系」の各段階ごとの「敬意」を全く知らなかったことで、「4時限目の国語の授業と国語の授業内容」を破壊しました。この破壊のバッド・イメージを、脳の快感原則の必然にしたがって「快感の美化のイメージ」に変えるために「隣の席の女子生徒」をナイフで刺して重傷を負わせたのです。しかし、「マツダ工場、乗用車暴走」は、これとは病理の性質が全く異なります。いずれの事件も、今の全ての日本人が共通に抱える「自壊」の「脳の働き方」が日本の社会に浮上させています。
7月24日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・Ⅱ
日本語の表象のメカニズム
「もう一つの日本語」の意義


「兵庫県・宝塚市、中3女子放火事件」
『精神現象学』パート・Ⅱ(G・W・F・ヘーゲル)


美化のイメージを中和するイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●「兵庫県・宝塚市、中3女子放火殺傷事件」がケーススタディです。この事件は、「横浜・清心女子高校、ナイフ刺傷事件」(6月15日)と「広島・マツダ工場乗用車暴走事件」(6月22日)と共通しています。それは、脳の働き方のメカニズム(言葉の生成のメカニズム)から見ると、「学校の授業の破壊」「国語の授業の破壊」「日本語の学力としてのもう一つの日本語…命題を立てて演繹法か帰納法で証明すること」「今の日本の経済社会は、日本語で証明する言葉の能力を必要としていること」などが破壊されて「バッド・イメージ」を表象させています。
●脳は、「快感原則」で働いています。正常なイメージも病理のイメージも、それに見合うシステムが働いて「脳内麻薬のドーパミン」を分泌します。病理の場合は、程度の差はあっても、必ず「現実破壊」によって快感ホルモンのドーパミンを分泌させます。
今、日本人は、「学校」から「企業」に至る一直線の軌道の中で「自己の現実破壊」を激化させています。このゼミでは、ゆいいつポルソナーレだけが解明した「脳の働き方のメカニズム」が明らかにする日本人の「現実破壊のメカニズム」をレクチュアします。もちろん対策も教えます。
8月14日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・Ⅲ
日本語をどう使うか?の問題
「二つの日本語」を分かる必要と意義


「大阪・西区、23歳母親2幼児餓死事件」
『精神現象学』パート・Ⅱ(G・W・F・ヘーゲル)


美化のイメージを止めるイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●「大阪・西区、23歳母親による1歳と3歳の幼児を餓死させた事件」がケーススタディです。ポルソナーレは、もともと「幼児教育」から出発して、この「幼児」をもつ母親が「家庭教育」に無関心なのはなぜか?ということから、日本人の心・精神の問題にとりくみはじめました。今、日本はデフレ不況で、どこの家計も大変だという状況では、「子どもの家庭教育には手が回らない」というのも大きな問題です。
しかし、子どもの家庭教育を放置すると、いずれ、そのツケが親自身にめぐってきて、「全国で70万人という引きこもり」(推計)、「全国で155万人という引きこもり予備軍」(推計)になって迫ってきます。
●この中で、昨年は「4万件」という「幼い子どもへの母親、父親による虐待の疑いへの通報」があると報道されています。日本の民法は、「子どもに体罰を加えてもよい」と規定しているので、子どもへの「家庭教育の能力」を持たない日本の女性(=母親)は、子どもへの虐待に罪悪感を持っていません。
加えて、日本語(和語)は、外扱い、内扱いの「敬語体系」が非常にこまかく精密につくられています。日本の社会の組織と人間関係は、和語(ヤマトコトバ)の敬語体系でつくられているので、「知らない」という人は、脳に「バッド・イメージ」を表象させていて、この「バッド・イメージ」のとおりに、「美化のイメージ」という「快感のイメージ」を表象させます。脳は、「快感原則」で働いているので、「美化のイメージ=現実破壊」を、誰もが当り前にしています。
●「大阪・西区、23歳母親による2幼児を餓死させた事件」は、日本の女性が、いよいよ女の能力(TRH分泌)を喪失して、男性と同じようにGnRHという性の権化のホルモンを分泌して、GnRHのつくる「美化の妄想」を目ざして、そのためにだけ恋愛をし、子どもを産み、子どもを破壊して自分の「美化の妄想の実現」だけを無意識の目的にしていることを象徴します。恋愛、結婚、子どもを「破壊」して「美化の妄想」を実現しているということです。
●「女の能力」…恋愛、結婚、子育てのために、正当な言葉の能力によって脳の働き方の立て直しをおこなう必要があることを教えているのがこの事件です。
8月28日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・Ⅳ
「もう一つの日本語」・
「演繹法」と「帰納法」の実証例


円高と空洞化の真を明らかにする弁証法
『精神現象学』パート・Ⅱ(G・W・F・ヘーゲル)


美化の妄想を解体するイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●「もう一つの日本語」とは、弁証法の思考で演繹法や帰納法を用いて、命題の「真」を明らかにする日本語のことです。
今回は、日本経済新聞の報道により、円高と空洞化の日本経済の問題をどう理解するか?どのようにこの現実に立ち向かうか?の「真」をご一緒に追究します。
ここで弁証法とは、ヘーゲルの『精神現象学』でのべる弁証法のことです。
●圧倒的多くの日本人には、読むことはできても説明の正しい内容を理解することは困難中の困難の『精神現象学』ですが、ポルソナーレは、「脳の働き方=言葉の生成のメカニズム」を解明しているので、「虚像」に表象させる真の自己像とは?の観点から、具体的に説明することが可能になっています。すると「円高」「空洞化」の真は、どういう価値をもって自己像のナットクする価値となりうるかを示す内容になるのです。このような「脳の働き方」を正しく習得することが、この空洞化とデフレがやがてインフレに変わって圧倒的多数の日本人を解体に転落させる坂道から脱出する方針の立て方になるのです。
大企業は海外に資本移動をさせつづけている状況で、日本人の個人の一人一人のために「生き残り策」をご一緒に考えます。
9月11日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・Ⅴ
日本語の「敬語体系」の本質
脳の働き方に見る日本人の自己意識


『精神現象学』パート・Ⅱ(G・W・F・ヘーゲル)


自己破壊の喜びを解体するイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●現在の日本人の心や精神の問題は、新聞でもしばしば報道されている「年間3万人の自殺者」がすでに13年間もつづいていることです。さらに、「引きこもりの人が70万人」「引きこもりの予備軍が150万人」と推定されていることです。これらの心や精神の原因はどこにあるのか?を、脳の働き方のメカニズムから追究するのが今回のゼミです。
その根本の原因をつくっているのは、日本語の「敬語体系」です。一般的に「敬語」というと「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」のことだと思われています。これは正しい理解です。
この「尊敬語」「謙譲語」は、「上下関係をあらわす敬語」です。中国の漢語といっしょに日本に輸入されました。
この「上下関係をあらわす敬語」は、「社会の身分制度、階層制度、社会の序列関係」をそのまま表現します。
したがって、「尊敬語」や「謙譲語」を知らないということは社会参加や社会の中で自立できないということの要因になります。
●では、「年間3万人の自殺者や、推定70万人の引きこもりの人」は、尊敬語や謙譲語を全く知らなかったのでしょうか。「全く知らない」ということはないでしょう。では「完全に習得していて、身につけていた」といえるのでしょうか。じつは、「知っていた」「身につけていた」という次元の問題ではなく、「無関心」もしくは、「避けていた」「遠ざけていた」という問題になるのです。
逆の言い方をすると、今、「引きこもりの状態にある人」や「社会参加に自信のない人」「自分の将来に不安のある人」は本気になって「尊敬語」や「謙譲語」に取り組むと「不安が消える」「自信が回復する」「社会参加の意欲が回復する」ということでもあるのです。まず、家の中で、家族に実行してみましょう。費用もかからず、労力も要らないので、今すぐにでも実行できます。このようなことを保証するのが今回の本ゼミの理論の到達点です。
9月25日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・Ⅵ
日本語の「尊敬語」と「謙譲語」
日本人の自己意識の歴史


『言葉のちから』(鈴木孝夫)
『古典文法質問箱』(大野晋)

適合力のためのイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
● 鈴木孝夫(社会言語学者)の『言葉のちから』(2006年第一刷)より、「日本人が世界で孤立している」ことと、「日本人の世界でも特異な自己意識……言葉の能力の欠如」ということを材料にして、日本人の「現実との不適合」の構造的な実体をお話します。
● 人間が社会の仕事や人間、勉強と関わるには、そのものの価値をしっかり分かることが必要です。日本人にもこの認識の仕方と評価する力はあります。しかし、関わるための能力が無いのです。それは、敬語体系を正しく分かって「尊敬語」と「謙譲語」をセットで用いるという媒介の能力のことですが、日本人は「丁寧語」は使えても「尊敬語」も「謙譲語」も使えないので全く近づくことができません。
●大正時代から連鎖している日本人の社会不適合のメカニズムは、「謙譲語」を全く使えない人の脳から、「現実破壊」を余儀なくさせられています。そんな日本人のための最後の救出策と実践の仕方をお話します。
10月9日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・Ⅶ
日本語の敬語体系と謙譲語
日本人の「内意識」の解体学


精神現象学』(G・W・F・ヘーゲル)

内扱いを相対化するイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●脳の働き方は「言葉の生成のメカニズム」のことです。このメカニズムから日本語の文法を検証すると、それは「敬語体系」に典型的に形式づけられているように、人間を、「自分を中心にして内の人か外の人か?に区別する」というシステムになっています。日本語の敬語は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の三つの形式で表現します。これは「外扱いの仕方」です。
●昭和の初めに国語審議会は、「謙譲語の代わりに丁寧語を使ってもいい」と発表しました。ここから、「高かったデス」「嬉しかったデス」のように形容詞にも丁寧語を使うという怪しげな日本語が一般化します。同時に、謙譲語を用いた謙譲形の表現を誰も使わなくなりました。
●「日本語の敬語体系」とは、尊敬語や謙譲語や丁寧語のことではありません。これは中国から輸入された外来語を日本化したものです。「外扱い」と「内扱い」が日本語の敬語体系の系です。したがって尊敬語や謙譲語を「正しく使えない」ということは、相手の人とその人と自分を媒介させる「仕事」「勉強」「自己投資による知性」を「内扱い」する、ということです。
●「内扱い」とは「親愛」「愛狎・ナレナレしくすること」「軽蔑」「侮蔑」のどれかで扱うことです。「破壊する」ともいいます。
この結果、日本人の脳の働き方のメカニズムは、動物の脳の大脳辺縁系が中心に働き、知性や理性をつくる頭頂葉が働かず、血流障害が起こり、アルツハイマー病や認知症(痴呆)のリスクをはらんでいます。内扱いの脳の働きに完全に移行している人は、このリスクを「美化の妄想」に変えて快感ホルモンのドーパミンを分泌させています。
●日本人の脳の働き方をよりよく変えるには、尊敬語と謙譲語を正しく使うことで回復が可能です。ぜひいちど試してみましょう。
10月23日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・Ⅷ
敬語体系の「内扱い」がつくる現実破壊
日本人の自滅の真実と対策の学


精神現象学』(G・W・F・ヘーゲル)

「内扱い」の意識を変えるイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●「脳の働き方=言葉の生成のメカニズム」を解明したポルソナーレは、「日本人の脳の働き方」のメカニズムを論理実証の方法で系統立てて説明しています。国語学者・大野晋の「日本語の文法」の研究をテクストにしています。
また、脳の中でのイメージの表象のメカニズムは、G・W・F・ヘーゲルの『精神現象学』をテクストにしています。
●ポルソナーレの現在のゼミに関心があってもなくても、日本人の現在の自滅的な傾向は自然にひとりでに好転していくというものではありません。ポルソナーレの現ゼミ生以外、脳の働き方の「快感原則の法則」にのっとって「美化のイメージ」や「美化の妄想」のつくる身体の知覚神経の「弛緩・ゆるみ。たるみ」の負の効果で、知性とか、知的精神をつくる「脳の働き方」からは遥か遠いところで擬似(平安)を満喫しています。その、日本人の脳の働き方を沈みゆく「蟻地獄」のようにからめ取っているのは、日本語(和語)の敬語体系です。
●日本人は「日本語」を使って生きていかねばならない以上、敬語体系のしくみを正しく分かり、その上で「日本語をどう使うのが脳の働き方を知的に変えるのか?」の実技を習得しなければなりません。もしそうでなければそれぞれの人が、それぞれの自分の大切で価値ある現実を、それぞれの病理の仕方で「破壊」していくはずです。
11月13日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・Ⅸ
弁証法の使い方

名前のない女たち・最終章』(中村淳彦)
精神現象学』(G・W・F・ヘーゲル)


「弁証法」のためのイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●2008年秋のリーマン・ショック(アメリカ発金融システムのバブルの崩壊)から3年目に突入しています。この間、世界経済は、「お金余りのデフレ不況」と「投資できないとみなされた国・個人の解体現象によるデフレ不況」とが同時に進行してスタグフレーションを引き起こしています。この両方の行き詰まりをあらわしているのが「日本」です。
日本の場合は、もともと「海外市場」に依存する思考パターンが伝統的なものであったので、「2008・リーマンショック」は、世界の中でも日本の国内においても、「自立してものを考える」という知的能力の貧困を一気に露呈させる決定打となりました。ポルソナーレは、その根本の原因は「日本語の文法メカニズム」にあると考えています。人間にとって言葉の問題は、大人にとっても子どもにとっても、また全ての人種の中の個人に共通して「脳の働き方=言葉の生成のメカニズム」の問題であるととらえています。
●日本語の「文法」のもつ矛盾を如実にあらわしている事例が『名前のない女たち・最終章』(中村淳彦・宝島社)です。中村のいわく「ここにはピリオドの先のもう一つの絶望という底辺の生活がある」というのがこのルポルタージュの主調音です。人間の「右脳・前頭葉」には、恒常的にイメージを表象している『虚像』という表象システムがあります。生きることの知的な能力も、自分を自壊させる能力も、この『虚像』にイメージとして表象します。脳は、知的にも病的にも「快感原則」で働きます。病的であればあるほど快感物質のドーパミンが強力に分泌します。客観的には特異な異常行動がくりかえされています。この『名前のない女たち・最終章』には、日本人の絶望と底辺が凝集しています。
●そこで、ポルソナーレは、日本人は日本語を使って生きるしか方途はないので、この日本語をどう使って知的な能力に変えるかという新しい観点からヘーゲルの『精神現象学』をテクストにして「弁証法」の習得の仕方を教えます。今、日本人が独力で生きていけるためには、「ヘーゲルの弁証法」が最も有効で、しかも本格的です。『谷川うさ子王国物語』パート・Ⅱでもレクチュアしています。ぜひ、学習することをおすすめします。
11月27日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・Ⅹ
弁証法の必要性

名前のない女たち・最終章』・Ⅱ(中村淳彦)
精神現象学』(G・W・F・ヘーゲル)


弁証法を使うイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●国語学者・大野晋の『日本語の文法を考える』(岩波新書)によれば、日本語にはもともと「抽象名詞」というものはごくわずかしかありませんでした。『源氏物語』でつくられた抽象名詞は「さ」をつけた「つつましさ」「こころよわさ」といったものでした。形容詞に「アク」と「カル」(アクガル)(あこがれる)をつけた抽象名詞のつくり方のように「ク語法」による「抽象名詞」もつくられていますが、その使い方は、「フラフラとさ迷って出かけていく」という主旨でした。「尊敬語」や「謙譲語」を使うときは、「本当の自分が使っているのではないか」という意識を、今でも持っているということです。その結果、「この木」「この犬」というものごとの認識の仕方ができず、「木というもの」「犬というもの」というように、現実の実体を正しくとらえることができないということが起こっています。
●そこで、このような日本人の脳の働き方を、日本語を使った本格的な知的精神をテーマに考えます。習得する仕方の弁証法をレクチュアします。それがヘーゲルの「弁証法」です。
12月11日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・XI
弁証法が生成する脳の働き方

日本語の文法を考える』(大野晋)
精神現象学』(G・W・F・ヘーゲル)


弁証法思考のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●リチャード・バンドラーが開発した「イメージ療法」をポルソナーレ式にプログラム化して、強迫神経症などの症状を改善しています。強迫神経症とは、例えば、「ガスストーヴの火を消したかな?」と気にしつづけることです。この時、脳の中には、「消えていないガス・ストーヴ」が固定的に思い浮びつづけます。「イメージ療法」は、「外」から、つまり第三者の話し言葉を指示として伝え、「強迫神経症を消すプログラム」を展開します。結果は、「全く気にならなくなった」「ガスストーヴそのものは思い浮べることはできるけれども、心配だ、不安だという気持ちは消えた」というものです。
●弁証法もまた、このプログラムのとおりに進行します。「弁証法」のメカニズムも「イメージ療法」のメカニズムも、脳の働き方は同じです。そこで、「弁証法の場合は、こう脳を働かせる」ということを具体的に分かりやすくレクチュアします。
「弁証法を身につけること」のメリットは、英語などヨーロッパ語と同じ文法の思考形式が身につくことです。ヨーロッパ人の論理思考や抽象思考が習得できます。今のデフレ不況の日本では、独力で思考して行動するためには必須の知的精神の能力です。
12月25日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」・XII
弁証法が立て直す日本語

「加速する『国家の老化』」(『週刊エコノミスト』)
精神現象学』(G・W・F・ヘーゲル)


弁証法を役立てるイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●「リーマン・ショック」(2008・9)から2年が経過して3年目に入りました。日本の国と経済は「老化」(劣化)して危機的な状況に陥っているというのが、経済が専門の新聞や雑誌の総括です。では、その根本の原因は何か?を「哲学」の位置からとらえて明らかにするのが、今回の「カウンセラー養成ゼミ」です。ポルソナーレの考察では、アメリカの哲学「プラグマティズム」に先進諸国の全ての国が「敗北した」という見解です。もちろん、アメリカ自身も自らが頼みの命綱にしてきた「プラグマティズム」で「失業率10%近く」を長期化しています。そして、日本の国と経済は、なぜ「危機的な状況」に陥っているのか?と考察してみると、プラグマティズムの哲学のつくる「自己意識」と日本語の文法のつくる「自己意識」とが全く同じであることが明らかになります。アメリカのプラグマティズムは「5文型」で「プラグマティズム」の真理を追究するので、「命題」を立てられない日本語と日本人は、呑み込まれてしまったのです。
●これが、日本の国と経済が危機に陥っている原因です。
日本人は、一人一人が、日本語を使って「命題」を立てることを訓練するしか「生き延びるための策」はありません。そのための脳の働かせ方の対策が「尊敬語」と「謙譲語」を日々、正しく使うことです。
1月8日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」の再編学
あなたは、なぜ「ハーバード流交渉術」が
使えないか?

『ハーバード流交渉術』(フィッシャー&ユーリー)
精神現象学』(G・W・F・ヘーゲル)


思い込みとキメつけを治すイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●平成22年が終わり、平成23年の新しい年が始まりました。
昨年は、「大阪・地検特捜部」の「事件の立証能力破綻」や新政権の「政治能力の破綻」をはじめとして、日本人の知的精神の臨界点があらわになって、日本の真の危機の実体が明るみにさらされた一年でした。報道のいうところを信ずれば、日本の財政破綻は目の前に迫ってきていて、世界中が注目しているという状況です。
しかし、少子高齢化などによる日本の衰弱やデフレ不況は、すでに20年も前から言われていることです。この間、日本人の知的能力が変わらなかったことに真の危機の本質があります。
●その真の危機とは、今回ケーススタディに取り上げた「恋人の男性」に「男の友だちと2人で3泊4日の海外旅行に行くね」と告げてツインルームに3泊したという26歳・女性(大学院生)が象徴する、「離人症」(分裂病)の一般化現象です。日本経済新聞の「ルールの変、マナーの乱」欄に載っていました。
国語学者・大野晋が「日本語の文法は親疎、遠い・近いを判断する」と指摘していますが、日本人は、アメリカの哲学(プラグマティズム)に脳の働きの中心の「自己意識」をからみ取られて、「リーマン・ショック」によって放置されて、依存の「柱」をなくして立ち往生しています。
●プラグマティズムという蜘蛛(クモ)の糸にからみとられて、体液を吸い取られた蝶(ちょう)のように「行動停止」に陥り、分裂病の「離人症」をつくりつづけているというのが、今の日本人に共通する危機の内容です。
●ポルソナーレが昨年1年間をかけて解明した脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)は、「右脳・前頭葉」の『虚像』に「美化の妄想」が、消していないガスストーヴのイメージの強迫観念のように思い浮びつづけていて、この美化の妄想に快感のドーパミンを分泌するために「バッド・イメージ」を思い浮べ、「自分の現実」を破壊しつづけているというのが、日本語の「文法」がつくっている日本人の社会問題の由来です。
●そこで、今年は、このような日本語をどう立て直すか?に焦点を当てて、日本人の脳の働き方がつくる病理の対策と生き残り策をレクチュアします。
1月22日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」の再編学
日本人の「自己意識」は、なぜ、
犯罪加害者の家族を攻撃するのか?

『加害者家族』(鈴木伸元)
精神現象学』(G・W・F・ヘーゲル)


美化のイメージを消すイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●NHK報道ディレクターの鈴木伸元が書いた『加害者家族』(幻冬舎)がケーススタディです。この本には、犯罪加害者の家族が、社会学者の阿部謹也、佐藤直樹のいう「世間」に取り囲まれて攻撃を受ける、という事例が書かれています。しかし、これは、普遍性のある行動か?というとそうでもありません。イギリスでは、加害者家族へのサポートがおこなわれています。オーストラリアでは、加害者家族の子どもへの支援組織が活動しています。また、アメリカでは、日本とは逆に、励ましや激励の手紙、電話が殺到している、と紹介されています。
●では、比較してみて、日本だけはなぜこうなのか?と考えてみると、日本語の「文法」に背景と遠因があります。ここでも国語学者・大野晋の『日本語の文法を考える』(岩波新書)が理解の助けになります。誰もが知っているように日本語は「主語がなくても文になる」という特質をもちます。
●「主語がなくても文になる」とは、中学校の国語の教科書で学ぶ「演繹法」や「帰納法」が成り立たないということを意味します。これは、ものごとを考えるに当り、社会のことや恋愛のこと、結婚のこと、仕事のことを考えるときに「一般法則」や「生きていく上での普遍的な真理」を前提において考えられないという知性の歪みが生じることでもあるのです。ここから「コルサコフ健忘症」に似た「根も葉もないつくり話をしゃべる」という「作話症」がつくり出されます。
●日本の経済社会が行き詰まっていて、財政破綻のリスクがとりざたされている今、日本人は、日本語で現実を立て直さなければなりません。自分の人生は、じぶんひとりの力で安心できるものにつくり変えなければなりません。そのためには、ポルソナーレのレクチュアする「一般法則」や「人間理解の普遍的な真理」を分かってここから「証明」したり「証拠」だてて実りの多い行動につなげなければなりません。
 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー13期(平成23年度) 
2月12日

脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語で「演繹法」を使うために


コルサコフ健忘症で金太郎飴しか考えられない
日本人の自己意識
『日本人はなぜ日本を愛せないのか』(鈴木孝夫

『精神現象学』(
G・W・F・ヘーゲル

諦めを喜ぶイメージを消すイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●平成23年2月6日付の日本経済新聞のコラム欄「風見鶏」に、特別編集委員・伊奈久喜が、「鳩山由紀夫前首相」による「侮蔑」「蔑み」「見下し」表現が取り上げられていました。お読みになった方も多いでしょう。「安保を飯のタネにしている人以外には、日米関係に問題は起こらなかった」(鳩山発言)。同じように、「鳩山氏に近い商社出身の評論家も『日米関係で食っている人たち』の発言がある」と指摘しています。
「明鏡国語辞典」によれば「私は文筆業で飯を食っている」の例文がある。「飯」も「食う」も、「ごはん」「食べる」に比べ、乱暴・粗野な言い方とされる。したがって「私は文筆業で飯を食っている」は一種の謙譲表現なのだろう。敬意をもつ他者には使わない。公的な場で他者に使えば侮蔑に響く。(伊奈久喜)
●謙譲表現を「相手に使う」という内扱いの文脈で使った結果、「辞任に追い込まれた」「専門家の意見に耳を傾けなかった」「日米関係を悪化させた。問題が発生して炎上した」「それを蔑んだ人々が食い止めて問題が広がることを防いだ」、「歴代首相評価率7・4%、30人中、28位、と信用を失墜させた」という結果を招いています。(伊奈久喜による)
●ポルソナーレの約30数年の研究と考察では、「人間の脳」で知的精神の中枢をになっているのは「頭頂葉」(左脳)です。距離・角度・方向という人間的な意識をつかさどっているのが「頭頂葉」です。ちょうど車のナビゲーターのような働きをします。この「頭頂葉」を働かせるのが、日本語では、唯一、「尊敬語」と「謙譲語」(謙譲形の表現)です。
●とくに「謙譲語」(謙譲形の表現)は、理解や、判断力、説明力、分析力、洞察力、推理力など、およそ「論理」といわれるものの知的精神を一生、死ぬまで発揮しつづけるために、非常に重要な役割を果しています。
頭頂葉が働かなければ一体、どうなるのか?の好例が、「鳩山由紀夫前首相の発言」と「その結果」です。自分の信用を失墜させて、「笑えない喜劇の人物」になると、伊奈久喜は書いています。ポルソナーレは、これに「コルサコフ健忘症」に陥る、ということをつけくわえます。「学習したことや経験したことを忘れる」(逆向性健忘)、「根も葉もない作り話をしゃべる。作話症になる」、という病理症状を特徴とするのが「コルサコフ健忘症」です。
●ポルソナーレは、日本人の抱える根本の問題とその仕組みを解明して、一人、一人への個人べつの対策を教えています。このような理論と実技を知らなくて努力しても、せっかくの努力が「鳩山前首相」のような結果を招きます。とても残念なことです。もし、あなたが残念なハードルにぶつかっているならば、ポルソナーレのアドバイスに耳を傾けてみませんか。

2月26日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語で「帰納法」を正しく使うために
頭頂葉の機能が止まるとどうなるのか?を
教えます


『超思考』 (北野武)
『精神現象学』(
G・W・F・ヘーゲル

迎合を喜ぶイメージを消すイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●元ビートたけしの北野武が書いた『超思考』(幻冬舎)から、日本人の脳の「頭頂葉」が知的な次元で働いていない事例を取り出して、帰納法の形式に即してご紹介します。帰納法の演習のケーススタディです。
北野武は、死刑制度や四国の刑務所がほとんど老人介護施設になっているといいます。死刑制度は、宅間守の例に見るように、「死にたい人の制度」になっている、死刑すなわち極刑の意味が変化していると指摘します。
●これは、もともと日本語(和語)の「名詞」が「内扱い」「外扱い」の文法の上で意味づけされているために、「概念」という言語性をもっていないことに由来しています。すると、これは、頭頂葉の働きのとおりに現実のものごとを知的に理解しなくてもいいんだ、という脳の働き方になります。日本人の「ものごとを正確に理解しなくてもかまわない」「ものごとをしっかりした理由や根拠から分からなくてもいいんだ」という思考の仕方をあらわしています。
頭頂葉の知覚神経は、「足(脚)・腰」につながっています。北野武の指摘する日本人の特有の「現実を正確に見たり、聞いたりできない」という社会現象は、そのまま、身体の「足(脚)」や「腰」「背中」「首」「頭」の症状になっています。
ギックリ腰、腰痛、背中が痛い、首が痛い、肩コリ、頭痛などは、「頭頂葉」が知的な働きのために機能していないことが原因です。
●心的な足(脚)・腰というものがあります。「右脳・前頭葉の実像」に思い浮ぶ自分の身体の知覚のイメージのことです。ガス・ストーヴを消し忘れる、本を読むと眠くなる、勉強をしようと思って机に向かっても参考書が見れない(別のものを見てしまう)というのは、心的な知覚の障害です。頭頂葉が知的に働かないと、もっと拡大します。「学校を休む」「学校を辞める」「仕事がつづかない」「離婚する」「恋人とすぐ別れる」など、などです。
このような頭頂葉の働きのつくる支障や障害は、日本語(和語)で「帰納法」を使うことで変えられます。北野武は、「今の日本人は、ニセモノを本物としか見れなくなっている」と指摘しています。 もし、「自分はそんなふうな人間になりたくない」と思う人がいれば、ポルソナーレで学習することをおすすめします。
3月12日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語で「帰納法」を使えないとどうなるのか?
「自分は痴呆にならないと、
自信のある人は手を挙げて」


『全思考』 (北野武)
『精神現象学』(
G・W・F・ヘーゲル

知的緊張を避けるイメージを消すイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「痴呆」は、日本人だけに起こります。外国人の痴呆は、アルツハイマー病や脳血管性の痴呆というものです。しかし、日本人は、年をとったり、停年で仕事を辞めるとか、引きこもるとか、仕事をしないで長い間家にいるというだけで痴呆になります。
誰もこのことを指摘しませんが、ごく当り前の日本人の人生のパターンとなってすっかり定着しています。
●なぜ日本人は痴呆になるのか。
それを脳の働き方の言葉の生成のメカニズムから、誰の目にもよく分かるように、痴呆の起こり方を説明しているのが本ゼミです。多くの日本人は、老人にならなくても、若くして痴呆の道を歩んでいます。だから、今さら痴呆にならないためにというテーマは、何の興味も関心ももたないだろうと考えられます。
●「いや、私は痴呆にはなりたくありません」と思ってる人が、1人くらいはいるかもしれません。そういう人のために、説明しますと、脳の頭頂葉と心臓は、自律神経の副交感神経で、働きがつながっている、頭頂葉が働いている時は心臓の心拍がいくら低下しても「突然死症候群」に陥ることはない、というのが知的精神活動のしくみです。
●日本人の脳(頭頂葉)も心臓も、「生活の範囲」「娯楽や遊びの範囲」で働いています。しかし、ひとたび知的にものを考えようとすると、頭頂葉が働いていないので、心拍がどんどん下がって、そのまま知的活動をつづけると、本当に心臓が止まります。そこで、この「心停止」を回避するためにデタラメな思考をおこなって、頭の中で、デタラメがつくるドーパミンの快感を味わって、道路をまっすぐに歩くことすらもできなくなっています。
「痴呆になりたくない」という人がいれば、お役に立てることがあるかもしれません。ぜひ、お声をかけてください。
3月26日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」の分岐点
「3・11、東日本巨大地震・震災」と
日本人のマンタリテ(心性)


『人間の条件』 (ハンナ・アーレント)

今を生きぬくためのイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●平成23年3月11日に「東日本巨大地震・震災」が発生しました。
この「大震災」は、日本人のものの考え方も根底から揺さぶりました。これまで長い間、日本語(和語)の文法に従って生きてきた日本人は、さらに日本語の「文法」の「内扱い」と「外扱い」に収斂(しゅうれん)していくか、もしくは、再建を目指す企業群の動向の「もう日本にはいられない」というハイパー・プラグマティズム(アメリカの哲学)に従って日本を脱出する、といった方向が生まれると思われます。関東一帯の「電力=エネルギーの供給不足」は、今年では終わらず、来年もつづきます。するとこれは、日本の企業にとっては日本の国内よりも、海外の市場にシフトした生産のあり方が有利だという戦略を想起させるはずです。
●このように「3・11後」を考えてみると、これまでどおりの日本語の文法に即したものの考え方だけに依存すると、日本人の「個人」はどう独力で生きていくのか?という思考の形式も方法も持っていないことから、大きく「生存の仕方」が余震のように揺さぶられつづけるでしょう。
そこで、ポルソナーレは「特設ゼミ」として展開してきたハンナ・アーレントの実存主義哲学の『人間の条件』(ちくま学芸文庫)をテクストとして前面に押し出し、今回の「東日本巨大地震・震災」とは何が本質なのか?この震災の中で何がおこなわれているのか?を、真正面からご一緒に考えます。
●それは、独力で自分の「生存」や「生命過程の必然」を言語にする、これを同じ動機をもっている人と話し合うということがテーマになります。今のようにハンナ・アーレントの哲学がリアリティをもって浮上する時代はありません。この「特設ゼミ」は、まちがいなくどなたにも心の拠り所になり、これからの苦難の日々を支えるはずです。
4月9日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」の分岐点
「3・11、東日本震災」は
本当に国難か?


『人間の条件』・Ⅱ (ハンナ・アーレント)

希望と勇気をつくるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「3・11、大震災」によって起こった「福島原子力発電所のトラブル」に焦点を当てます。この問題は、現在の日本や世界の「社会」の中の「政治問題」をクローズ・アップさせています。
どういう問題か?というとアメリカの哲学「プラグマティズム」とイギリスの哲学「経験論=帰納法」が、「現代の科学」「科学技術」を用いて「政治の言論」としていることの危機と、社会の「個人」の生存や生命過程の必然を放置している、という「政治問題」です。
日本の場合は、この「政治=科学技術」を用いて社会の個人を統御する(個人の生存を、名目的に保障するという意味です)というための知識すらも所有していないということを露呈しました。これは、先進国の中でも最も低レベルの知識水準というべきものです。もともと日本語は、国語学者・大野晋がいうように、「S+V」式の主語(命題)を立てて「帰納法」を用いて説明するという「文法のしくみをもっていないために、「ただ行動する」ことしかできないということをくりかえして派生的に危機と不安をつくり出しています。このことを日本経済新聞の「内外時評」の論説委員も書いています。
●もともと「放射性物質」は「確率」の範囲でしか人体への安全は保証されていないために、説明の能力のない「政治」が扱えば、「3・11、震災」のように、必ずどこかで危機が発生するという「政治問題」を内包しています。そういう「政治」によって支配されているという問題が「福島原発の事故」の本質です。
これは、日本人にとっては、「政治」にとっても「個人」にとっても「言葉」の問題です。プラグマティズムではなく、人間の心や精神の病理のメカニズムを追究してきた「実存主義哲学」の言葉がないところでは、日本人の個々の人間は、いつでもどこでも、生存そのものの不安にさらされつづけて、幻聴や幻覚の中に逃避するしか他に道はないということを学ぶ必要があります。
これが、今、日本人が直面している本当の危機の実体というものです。
4月23日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」の改革の必要と理由
「福島原子力発電所」の放射線は、
本当に危険で避難する必要があるのか?


『人は放射線になぜ弱いか』 (近藤宗平)
『人間の条件』・Ⅲ (ハンナ・アーレント)

分裂病を改善するイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●あるいは、賛同しがたいとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、「福島原子力発電所のトラブル」にともなう「放射線物質」は、わずかの微量でも危険で、人体に害を及ぼす毒である、という見解とは、ポルソナーレは一線を画します。
いくつかの本を読んで、放射線物質にかんする知識を手に入れた限りでは、福島県からの避難指示と規制が強化されていることの是非の判断は、近藤宗平の見解が妥当なもので、支持されるものであると考えます。したがって、福島原発の周辺の「放射線物質」とは、どのようなもので、「年間被ばくの量」はどれくらいである(ラド/年)ことを公表して、さらにこれまでの「被ばくの体験から公表されているデータ」と比べて、その影響も合わせて公表して規制を緩和する、もしくは解除して、元の生活に復旧させるべきである、と考えます。
●報道されている現在の規制の仕方を見ると、「微量の放射線物質も毒である」と考えられていることは明らかです。その理由は、「福島原発の放射線物質は危険である」「医療用や自然の放射線物質は有益である」と区別されているからです。近藤宗平のいうとおり、「放射線物質は、食べ物のものも、大地にあるものも」どれも同じで、福島原発から飛散したものだけが特殊であるとはいえない、と理解するのが現代文明社会のルールというものであるでしょう。
●近藤宗平は、『人は放射線になぜ弱いか』第1ページめに「東日本大震災による原発事故にともなう放射線被ばくリスクに国内が大揺れしているが、今回の被ばくは生命に危険を与えることは全くありません」(1ミリシーベルト=0・1ラド)であり、「年間3ラド」までは許容の「しきい値の範囲」である、と書いています。
近藤宗平のこの見解を妥当なものであるとすると、今の避難は全く無意味に近づく可能性があります。そこで線量計「はかるくん」(日本科学技術振興財団。東京都千代田区。//www2.jsf.or.jp/ )から借りて、自分で測定して安全かどうかを、専門の人間にもアドバイスを求めながら独力で判断するということをおすすめします。
●問題は、ハンナ・アーレントが『人間の条件』(ちくま学芸文庫)でいうように、プラグマティズムがつくった「行動科学の言葉」をパブロフの犬に見る条件反射の次元で行動に移すことではなくて、共通の「生存のテーマ」を抱えている人間どうしが「どうしたいか」「自分はどうありたいか」を言論にして、公的な活動をつくり出すことであろうかと考えます。現代の「社会」は、個人の生存を名目的にしか保証しないという特質を学ぶ必要があるのではありませんか。
5月14日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」の改革の必要と理由
現代精神分裂病の研究・Ⅰ

「対話〈精神分裂病とはなにか〉」
(吉本隆明/森山公夫)・Ⅰ
『人間の条件』・Ⅳ(ハンナ・アーレント)

破壊意識を改善するイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「3・11、東日本大震災」は、日本人の「ものの考え方」を根底から揺さぶっています。「社会とは何か?」「政治とは何か?」を自分の力で考えて、身近な人と話し合う言葉の能力をもとう、という「ものの考え方」のことです。
●これまで長い間、「内輪の人」(内扱いの人)とだけしか話せないし、話したくない、「外扱いの人」(外の人、ヨソ者、ヨソの人)と話すのは怖い、と思ってきました。しかし、「3・11、大震災」をとおして、ボランティアや義援金を届けるなど、「外扱いの人」と関わる言葉や行動の能力が突出しています。
この「外扱い」の行動や言葉が、公的な場面で話し、語り合うという言語能力へ発展すれば、日本人の心や精神の病いにいい影響を与えます。
●そのためには、昔からもともと日本にあった「外扱いのための言葉」(とくに謙譲形の表現)を身につけて、身近な人と会話してみることです。明治の頃の日本人は、この「外扱いのための言葉」を身につけて、諸外国の人との会話を可能にしました。
今、日本人が心の病いなどで困ったことを抱えているのは、ただ外国のものを導入したり、物を売るというだけの「外扱いの言葉」ではないといえましょう。家族や友人、そして恋人や職場の人と知的に会話するための言葉の能力です。それが「外扱いのための言葉」です。●今回の本ゼミでは、日本人の心の病いを防いだり治したりということにとどまらず、新しい時代と社会をつくっていくためにはどうすればいいか?についてご一緒に考えます。
5月28日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」の改革の必要と理由
現代精神分裂病の研究・Ⅱ

『異形の心的現象』 (吉本隆明/森山公夫)
『日本のことばとこころ』(山下秀雄)
『人間の条件』・Ⅴ(ハンナ・アーレント)

内扱いをバランスよくするイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の会話の仕方の基本というものがあります。日本語の「文法」にもとづいている会話の仕方です。日本語はどこまでも「自分中心」の話し方が基本型です。
◎例
「きょうは寒いですね」(早春のある日。薄着で外出した人が話す)
「ええ!!ほんとうに」(厚着をして暖かい部屋にいる人が聞き手)
「聞き手」は、自分がどうであろうとも、「話し手」の視点に合わせるという受け方が日本語の文法の基本型です。これを「親愛」の次元の「内扱い」といいます。
●日本人にとって「現実」は二重です。例えていうと列車に乗っている自分の現実の時間と、車窓の外に見える光景という現実です。これが「話し手」の言葉の世界です。聞き手は、この話し手の列車に乗り込み、同じ座席に隣り合わせに座り、そして同じ車窓の外の光景(話し手の視点)と「話題性」を見る、という聞き方をしなければなりません。こういう「話し方」と「聞き方」は、中学生の女子グループ、高校生の女子グループの中で成長します。出発点は、「母親との二人グループ」で「話し方」と「聞き方」を身につけます。これが日本語の会話の能力のモデルです。
●こういう「話し方」「聞き方」は「内扱いの親愛のレベルの人間関係」というものですが、「話し手」の視点を同調的にとらえきれない場合、自分は「グループの外」に立って対人不安を中心とする離人症をつくります。この離人症が悪化すると「内扱い」の関係の中で「相手の話の視点」を無視して、「自分の視点」だけをどんな会話の中でも話しつづける、という「イバリ」(尊大)をつくり、関係を壊して分裂病をつくります。分裂病の始まりは「弛緩=ゆるみ・たるみ」です。家の中でゴロゴロする、外に出ない、娯楽中心の生活をくりかえす、ということから始まります。
こういう日本型の分裂病の現実を本格的に、日本語の「文法」から説明するのが今回の本ゼミです。
6月11日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」のしくみ
現代精神分裂病の研究・Ⅲ

『異形の心的現象』 ・Ⅱ(吉本隆明/森山公夫)
『日本のことばとこころ』・Ⅱ(山下秀雄)
『人間の条件』・Ⅵ(ハンナ・アーレント)

望ましい内扱いのイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●東京日本語学校の教授・山下秀雄と国語学者・大野晋の日本語(和語)の文法の説明から、日本語を使ったもっとも望ましい会話の仕方をレクチュアします。
たとえば、こういう例を考えてみましょう。
◎春、3月の初め。女性Aが薄着をして友人の女性Bに会いに行った。女性Bは暖かい服装で、暖かい喫茶店で待っている。女性Aはこう話した。「今日は、ずいぶん寒いですわねえ」。これにたいして女性Bは次のように返答する。(あなたは、どう答えるだろうか。)
A・「寒いんですか?」
B・「ほんとに!! 春だというのに、いつまでも冷えますわねえ」
C・「私は暖かいですよ。こんなに暖かくしていますからね」
●得点をつけるとするとAは60点、Bは100点、Cは30点といったところです。日本語は話し手中心の文法です。そして「話し手」の主観を言いあらわします。会話は、話し手の感覚という「列車」に乗り込み、同じ座席に隣り合わせに座り、話し手の見ている「車窓の外の光景」の現実(寒いですね)を同じ視点で見る、というものでなければなりません。日本人の会話は「内扱いの存在(対象)」と成り立ち、そして「内扱いの関係」(親愛の関係)をつくるという文法のメカニズムになっています。この文法のしくみに見合っているのがBの話し方です。
Aの返答の仕方は、話し手と同じ列車には乗り込んでいますが、話し手と同じ座席に隣り合わせに座っていません。通路に立って傍観者のように立っているだけです。話し手の見ている「車窓の外の光景」を同じ視点で見ていません。「話題性」が不一致です。これは、AとBの女性は、孤立しているといいます。
●日本語は「主観」を言いあらわします。どんなに高級な専門的な話も、「聞き手」は「主観」としか受け取りません。仕事の話も学校の勉強の話も、新聞のニュースも、「主観」としてしか受けとらないのが日本語の「文法」のしくみです。会話の中では、Bの返答の仕方が孤立を防ぐ話し方です。Cは、「自分の主観」を一方的に話しているので「内扱いの関係」がなくなっています。Cでは、女性Aは孤立を強いられています。この会話の仕方が、「親子」「恋人」「職場の上司と部下」の中でおこなわれると、会話をとおして「話題の内容」を正しい知性の水準まで発展させていくということができなくなるでしょう。
● このような日本語の「文法」のしくみをよく分かって、社会的に高く評価される人間関係をつくっていくことが、今、おおくの日本人には求められています。もし、人と話して「満足した会話になりにくいなあ」とお思いの方は、ぜひ、ポルソナーレに声をかけてください。
6月25日

脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」
日本語の「文法」のしくみ
日本人の鬱病の研究

「上司からのパワハラがひどく我慢できません」
(週刊東洋経済)

『日本のことばとこころ』・Ⅲ(山下秀雄)
『人間の条件』・Ⅶ(ハンナ・アーレント)

孤立を防ぐ会話のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●日本人の心の病気と精神の病気の生成のしくみをレクチュアしています。日本人にとって心の病気とは「人間関係」からの孤立のことです。「精神の病気」とは、家族、恋人、友人、などの人間関係で孤立した人が、次に「社会との関係」の中で孤立することです。このいずれの孤立も日本語の「文法」をよく分かっていないことや、いちばんよくない使い方をすると、心身の病気がつくられます。
いちばんよくない日本語の使い方は、NHKのアナウンサーらも「この話し方でいいはずだ」と思いこんで話しています。
それは「は」「が」「を」「に」といった助詞を省略することです。日本語の使い方で、「パン、食べた?」とか「〇〇さん、これ、どう?」といった話し方をすると、ここには思考のプロセスも判断の基準も省略されるので、「聞き手」は「話し手」から孤立します。この孤立が鬱のことです。
●人間関係とは「会話の関係」のことです。一緒に生活しているから、性の関係があるから、親子だから、といって人間関係が成立して、しかも安定するというものでもありません。適切な、孤立しない関係をつくり、維持できないと、「話をする対象」としての人間関係がうまくいかなくなり、うまくいかない関係が「うつ病」を深めます。
このような日本語の文法のしくみは、国語学者・大野晋や東京日本語学校の教授の山下秀雄が研究し、本に書いて説明しています。しかし、読んだ人は多いはずですが、なぜか、心の病いの人も精神の病いの人も増えつづけていっこうに減る気配がないのが日本人のほんとうの姿です。変だ、変だとは感じてはいても、「自分」がそもそも心の病気か精神の病気をかかえていて精一杯の現実の中に立っているので、成り行きにまかせるしかないと見ないふりをしています。
●人間関係の中で孤立している人には話し方に特徴があります。
「みたいな感じ」「ていうか。てか」「これなに?って」「かもって」「…ってだけで」「別にいいかって」「行ったっぽくて」などの話し方です。助詞や接続助詞が省略されているのです。これは、「聞き手」が不在で、「聞き手」と孤立を深める「話し手」の話し方です。
このようなことを誰も教えてくれない、誰も指摘しないのでどんどん「話し手」の主観が深まって、ついには社会常識とはかけ離れたことを考えることが病的な喜びとなって、自分の人生を絶望の淵に投げ込んでいるのです。
●「3・11、大震災」の以降、「主観」を語ることが一般的になっています。そこで、日本人の未来を少しでも好転させようと総力をあげているのが、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミです。
「このままではいけない」とお思いの方は、ぜひ、ポルソナーレにお声をかけてください。
7月9日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語の会話・完全マニュアル・Ⅰ

『日本語教室』(井上ひさし)
『日本のことばとこころ』・Ⅳ(山下秀雄)
『人間の条件』・Ⅷ(ハンナ・アーレント)

親愛をつくる会話のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「井上ひさし」は、上智大学で「日本語教室」と題して連続講義をおこなっています。それをまとめたのが『日本語教室』(新潮新書)です。井上ひさしの結論は「日本人は日本語の文法を勉強する必要はない」というものです。佐伯梅友(国語学者)やノーム・チョムスキー(マサチューセッツ工科大学教授)らの考え方に組しています。「脳の中に文法はすでに刻み込まれて生まれてくるのが赤ん坊だからだ」という説が根拠になっています。
●ポルソナーレは、長い間「人間の脳」の言葉の生成のしくみを考察して、とくに日本人の「心の病」と「精神の病」のつくられ方を説明してきています。ここから現在の日本人の病理を観察すると、日本語の文法の「助詞」を省略した話し方「…みたいな感じ」「…みたいな」「…とか、…てか」「…って。」といった「しゃべり方」が人間関係で孤立し、相手を孤立させ、リストカットの日々を送っていると考えます。また「尊敬語」や「謙譲語(形)」を「人間関係に敬意を払うため」と錯覚して「タメ口をきく」といったふうな話し方をする人が「精神の崩壊」を招いています。
●尊敬語や謙譲形の表現は、必ずしも「人間」への敬意ではなくて、「仕事」「勉強」「資格」「知的実力」に接近するための「かささぎの渡せる橋」(媒介)であるのです。
井上ひさしの言うことを真に受けて「自我」(生の欲求や幼児的な感情)をムキ出しに反映させる「助詞」や「接続助詞」「終助詞」の使い方をするとまずまちがいなく「幻聴」と「幻覚」を表象させて、風俗の「性」しか他者との一致点を見出せないという錯覚の「脳の働き方」になることは必定です。ケータイやメールは、便利ですが、「助詞」の省略をやりとりする中で、頭頂葉の「Y経路」の脳細胞を死滅させて、進行性の痴呆をつくり出すことをやっている、ということを知っておくのもムダではないと思うのですが、いかがでしょうか。
7月23日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語の会話・マニュアル上級編

『原発事故、放射能、ケンカ対談』
(副島隆彦、武田邦彦)
『日本のことばとこころ』・Ⅴ(山下秀雄)
『人間の条件』・Ⅸ(ハンナ・アーレント)

知的会話のためのイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人は、日本語をつかって会話します。日本語による会話の水準は、日本語の文法に規定されて、第一段階、第二段階、第三段階という三つの水準があります。ふつうの人間関係では、第一段階の水準の会話がおこなわれています。しかしこの第一段階でつまづくと、人間関係から孤立します。
●つまづきの診断は「…みたいな感じ」「ていうか、てか」「…みたいな」といった助詞や接続助詞、助動詞を省略した話し方が孤立のモデルであることが分かります。
第二段階の会話のレベルが、現実問題を話し合うという「会話」です。
その格好のモデルとして、副島隆彦と武田邦彦の対談『原発事故、放射能、ケンカ対談』(幻冬舎)をご紹介します。この対談は、今の日本の「原発」をめぐる社会問題、政治問題、そして哲学の問題が一目で高い所から見下すようによく分かるようにおこなわれています。一人、一人の人間は、ここで対談されていることに全く無関心でいるか、もしくは関心をもって考えるか?のどちらかに立てるかが、会話の水準の能力が自己測定できます。この対談で副島隆彦と武田邦彦は、全く人格否定とか、人間性の是非はあげつらっていません。ただひたすら、日本人が今誰もが抱えている「一般的な法則」「普遍的真理」の課題を具体的に、分かりやすくテーブルの上に乗せて、真か偽か?を問いかけています。
●この二人の対談に全くの関心をもてないという場合、おそらく人間関係からも「会話」のレベルで孤立している可能性があります。日本人は、人間関係から孤立すると必然的に「社会性の世界」からも孤立します。ここから今、一気に精神を崩壊させるという病理現象が起きています。自分の孤立の程度を自己測定するテストとしてもお読みになることをおすすめします。
8月13日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語の会話・失語症対策編

『言葉ぐせ人間鑑定法』
(三村侑弘)
『脳のしくみとはたらき』(クリスティーヌ・テンプル)
『人間の条件』・Ⅹ(ハンナ・アーレント)

知的人間関係のためのイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の会話の仕方を、文法学から説明します。日本語の文法は奈良時代に完成しています。それが今も使われています。すると日本語は、誰から教わらなくても、そこには厳然とした文法メカニズムがあります。正しく使えれば人間関係がうまくいくし、仕事や勉強、知的能力づくりもうまくいきます。しかし、知らなければ、人間関係から孤立して鬱(うつ)になり、社会と不適合になって独力では生きられなくなります。やがて脳の働き方のメカニズムに重大な影響を及ぼすようになります。
日本語の文法を壊す話し方の典型は「ジャルゴン」です。大脳生理学者が命名しました。「ちんぷんかんぷん語」(話されていることには何の関係もない言葉)といいます。
●ジャルゴンには二種類があります。一つは「ウェルニッケ失語症」です。
放置すると精神障害へと突き進みます。典型的には「…ていうか、てか」「…みたいな感じ」「…とか、…とか。」「…って。」「…かなって。」「…ぽくて」「なにこれって感じ」「…じゃないですか」「…し、…し、…し。」などです。
助詞や接続助詞、助動詞を省略して、「聞き手」を孤立させて鬱に陥り、自律神経の症状を多発させます。
●「学校の勉強が分からなくなる」、「仕事の中身が分からないままがむしゃらに行動して疲れ果てる」「恋愛や結婚はまちがいなくギクシャクして不信の中で関係がつづく」、といったことはまちがいなくこの「ジャルゴン」が原因です。
この世界的な不況の折、まともに考えて、本物の知的な実力を身につけて、幸せに生きていくには、「ジャルゴン」のふっしょくが先決です。
8月27日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語の会話・失語症=鬱病対策

『日本語の年輪』(大野晋)

『言葉ぐせ人間鑑定法』
(三村侑弘)
『人間の条件』・XI (ハンナ・アーレント)

痴呆を防ぐイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人は話し方が分からなくなっています。一方的に自分の思うこと、感じることをしゃべればそれでいいと思っている人が多くなりました。しかし、日本語の文法は奈良時代に完成して、今も使われていますが、話し方(聞き方)の法則を土台にもっています。メールや広告、テレビやマンガ、小説などで「人のしゃべっているしゃべり方」をいつの間にかマネして身につけている人が多いのですが、それが鬱病をつくり、脳の言語の神経回路を崩壊させて痴呆症の原因になっているとは、誰も気がつきません。日本人の心の病とか精神の病の原因とは何か?の観点から「日本語の問題」を追究してきた人は誰もいないからです。
●ポルソナーレの見るところ、日本人の一人一人の心の病や精神の病は「3・11、東日本震災」をきっかけにして一気に浮上しています。
それは「日本語のしゃべり方」「日本語の聞き方」に原因があります。ポルソナーレのこういう説明を目にしても、「私はちゃんと聞いているし、ちゃんと話していますよ」と何の疑いも問題意識ももてない人は多いでしょう。しかし、ポルソナーレのカウンセリングの現場に立って見ると、当の本人は認める力すらもなくなっていてその日その日を小さな快感にとりこまれて何も見えなくなっています。
話し方は、脳の働き方(精神障害をつくります)を全く変えてしまいます。その変わっていることの現象がジャルゴン失語症です。
「ちんぷんかんぷん語=ジャルゴン」です。「みたいな感じ」「ていうか」「…し、…し、…し。」「…みたいな。」はジャルゴンです。話し手になれない(話す力がなくなりました)という人間関係の孤立(鬱)をあらわしています。若い女性に多いこの人間関係からの孤立を急いで立て直しませんか?
9月10日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本人の話し方・
「無口」と「一方的にしゃべる」

『気くばりの日本語』(高橋巌)

『言葉ぐせ人間鑑定法』
(三村侑弘)
『人間の条件』・XII (ハンナ・アーレント)

言葉ぐせを抑えるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本語には、話し方の法則があります。文法にもとづいています。
その文法のとおりに話せれば、日本人も欧米語なみの知的な実力を身につけることができます。今、アメリカやヨーロッパの経済がおかしい状況にあるからといって、知的実力の問題とこのことは別のことです。アメリカが変だ、ヨーロッパも変だと言っても、その変なことをつくり出した当時者ですから、生き残り、勝ち残るためにはそれ相応の実力を発揮するでしょう。
しかし、深刻なのは日本と日本語を使う日本人です。
どの人もジャルゴン失語症をしゃべっています。「ていうか」「みたいな。」「みたいな感じ」「かなって。」「なにこれって」などがジャルゴンです。人間関係から孤立してひどい鬱になるとこういうしゃべり方をします。女性の場合は、財産を失い、自分の身体や性という財産も、このジャルゴン失語症が原因で失くしてきました。社会的にバカにされ、見下されてきました。表面的にはそう見えなくてもジャルゴンをしゃべる女性は、誰もが、今も見下されています。恋愛も結婚も、子育てもうまくいきません。
●ジャルゴン失語症をしゃべる人は、「無口」か「一方的にしゃべる」かのいずれかになります。「無口」は、「一方的にしゃべること」がついに出来なかった人です。「生きていてもしょうがない」と思うようになります。「一方的にしゃべる人」は、恋愛の相手、結婚の相手、子どもを鬱(うつ)に追いやるでしょう。
こういうことは日本語の文法の「話し方の法則」から見た考察です。カウンセリングの現場からの観察です。
信用していいものです。今、日本人は誰もが「ていうか」「みたいな」「って感じ」としゃべっています。しゃべらない人はいません。聞いている人がいてもいなくても、いっこうにかまわないという哀しい話し方です。あなたにもし、誰かに責任をもつ立場の人ならば、ちゃんとした日本語の会話の仕方を立て直す必要がまちがいなくありますよ。
9月24日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本人の話し方・
しゃべればしゃべるほど鬱病
になるのは、なぜか?

『ことばと文化』(鈴木孝夫)

『日本語の文法を考える』
(大野晋)
『人間の条件』・ⅩⅢ(ハンナ・アーレント)

主観を脱け出すイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人が毎日しゃべっている日本語には、文法があります。文法とは話し方の法則のことです。今の日本人は、この文法の法則から見ると、かなり崩れて、好きなように変えてしゃべっています。
「伝わればいいじゃないか」「楽しく話せているからいいのでは?」と思っている人はおおいでしょう。
「生きるのも自由、死ぬのも自由」という言い方があります。この考え方が尊重されるべきです。しかしながら、「死ぬことを欲していないのに、生きることが辛いよ」と思っている人はおおいはずです。この「生きることが難しい」と思わせる心の病気が「うつ病」です。日本人の「うつ病」は、「話し方」(しゃべり方)がつくり出しています。
ここは、ポルソナーレしか知らないことですが、日本人の「うつ病」は、「会話」で「話し手」になれないことが原因です。「話し手」になるというのは、「会話としての話し手」のことです。「うん」とか「そうなんだ」とか「かわいいー」と一言、二言話すのは「話し手」ではありません。くりかえすと、「会話として成り立つ話し方」のことです。
これがうまくいかないと、日本人は「うつ病」になります。
●日本人の「うつ病」は、奈良時代から発生しました。「死んだ人」「汚れている人」「穢(けが)れている人」「死んだ人の世界に行こうとしている人」が日本人の「うつ病」の本質です。
だから、日本人は、世界の先進国でも非常に高い自殺者が10年以上もつづいているのです。
日本人の「うつ病」になった人は、「タブー」(近づくな、触るな、ヨソ者として人目のつかない所に隔離せよ」と扱われてきました。もしあなたが「うつ気分」の人なら、「自分はヨソ者になった」(誰もしゃべってくれない存在になった)と感じるでしょう。
「ていうか」「みたいな感じ」「…とか。」「かなって。」という言葉ぐせ(ジャルゴン)をしゃべっている人は、「死んだ人の世界」に毎日、ずるずると引き込まれているので、なんとか話せる人になろうとあがき、もがいている人です。
思い当る人は、正しい日本語の文法どおりにしゃべる「くせ」をつける必要がありますよ。
10月8日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本人の鬱病・「一方的にしゃべる人」と
「聞くだけで話さない人」の
「死に至る四行程」


『うつ病の時代』(大原健士郎)

『日本のことばとこころ』
(山下秀雄)
『人間の条件』・ⅩⅣ(ハンナ・アーレント)

鬱を脱け出すイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の「うつ病」は、年間3万人以上の人の自殺という社会問題として、すでに10年以上も推移しています。しかし、現代の精神医学は、労働環境の変化のせいだとか、未婚者が増えているせいだとか、仕事が成果主義になっているせいだととらえています。「DSM‐Ⅳ」の診断マニュアルに従って症状の現象だけをとらえて、個人個人の内面にある本当の原因と理由の考察を放棄しているために、個人の責任で職場復帰すれば受け容れるし、そうでなければ製薬メーカーの生産に寄与する薬の消費者(市場)と位置づける役割しか果していません。
現代社会の政治と社会構造はどこの国もこんなふうになっています。
●しかし、ポルソナーレは、『人間の条件』(ハンナ・アーレント)をテクストにして、なおも、うつ病の調査と研究をつづけています。うつ病は日本語の文法のとおりに話せないという「話し方」がつくる人間関係の孤立に原因があります。出発点は「母親と子どもの孤立」です。
日本人の母親と父親も「一方的に子どもにしゃべる人」が圧倒的に多いのです。ここで子どもは、「話し手になる」ということを学べません。
やがて、自分もまた「一方的にしゃべる人」になります。この「一方的にしゃべる」ということが固まって、「親愛」という安心関係をつくることができません。「一方的にしゃべること」は、自分の感情を噴水のようにあふれ出すので、相手が聞いていようといまいと、気分がよくなります。気分がよくなっても、孤立していることに違いはありません。現代は昔と違って、ケータイやパソコン、新型のスマートフォンもあるので、「仮に依存して気分がよくなるもの」が多いので、「孤立」(うつ)がつくる神経症(仮面うつ)を感じながら「あがき・もがき」の「死の四行程」をたどっています。
●日本人の圧倒的な多くの人は、「うつ病」のつくる「心気症」と「譫妄(せんもう)」を抱えています。誰も、一人一人の心身の病気に、まともに取り合おうとはしなくなりました。医者も家族も、そして本人もです。
こういう誰もが「うつ病」の状況の中にいて、まだ子どもの未来を正当に心配している母親(未来の母親も)は、ここで真剣に立ちどまってみることをおすすめします。
10月22日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
「世間」は、あなたをこう見ている

『「世間体」の構造』(井上忠司)

『日本のことばとこころ』
(山下秀雄)
『人間の条件』・ⅩⅤ(ハンナ・アーレント)

世間に立ち向かうすイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本語の「文法」にもとづく話し方と、ここから逸脱することが日本人にとっての「うつ病の実体である」ということをレクチュアしています。
●今回は、この「日本語の話し方」が「他者を攻撃する世間(せけん)」となり、あるいは「世間の目を気にして家に引きこもる」ということの根拠になることを論理実証的にお話します。
日本の学者は、多くの人が「日本人に特有の世間(せけん)とは何か?」を考察してきました。しかし、日本人の「世間」はなぜ「犯罪加害者の家族を攻撃するのか?」「その攻撃によって何を得ようとしているのか?」の理由や心的なメカニズムについては誰も明らかにすることはできませんでした。ポルソナーレは、これまで誰も説明できなかった「世間」のつくられ方……どういう人が「自分は世間だ」として現われるのか?また、対人恐怖に見られるように、「人の目=世間を気にして仕事を辞める、学校に行かない、家に引きこもるのはなぜか?」を明らかにしました。
●「一方的にしゃべって、相手と正確なコミュニケーションができない人」は、社会の中で正当にしゃべる位置に立てない時、この人が「攻撃する世間」として登場します。また、「相手の話をただ一方的に聞くだけの人」は、「世間の目」を気にして、いつでもどこでもケータイやスマフォでディスプレーをのぞきこんで「一方的に言ってくれること」を求めつづけます。こういう人は「世間」を意識した時に、「引きこもる」のです。
●今回は、「世間」とは、日本語をまともに文法どおりに話せないことが「禁忌(タブー)の人」となって「見知らぬ他者を攻撃する」「見知らぬ世間に脅えて鬱病のさまざまな症状をつくる」ことの原因であることをお話します。
11月12日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の役立て方
日本人は対人関係の能力をどう
洗練させてきたのか

『「いき」の構造』(九鬼周造)

『なにが粋かよ』
(斎藤龍鳳)
『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

粋しぐさのためのイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●対人恐怖とか対人不安という心の病気は、日本人にだけの特有の病気です。多く発生したのは、明治をすぎて、大正時代になってからです。では、江戸時代はどうだったのか?というと、江戸時代には、対人恐怖とか対人不安は、ありませんでした。もちろん、いつの時代にも「うつ病」はありました。しかし、人が人に対していわれのない不安や恐怖をいだく、ということは大正時代の以前にはなかったのです。
●なぜなかったのか?というと江戸(関東)では、「いき」(意気)という観念がつくられたからです。「いき」(意気)とは人間関係と、公的領域での知的な「立居ふるまい」のことです。関東(江戸の中期)でつくられた「いき」(意気)は、「派手」とも「上品」とも全く違って、人間関係そのものの知的な実力をあらわすものであったのです。
●モラルとなり、文化となって今でも関東人の心性に脈々と息づいています。
今、日本人の多くの人に心の病の「うつ病」が広がり、薬を飲んでいる人もたくさんいます。仕事に就けず、生活保護に頼っている人もたくさんいます。これらの人々が、今、急いで「いき」(意気)の考え方を身につけても、明日から急にその人の事態が好転するはずもありませんが、しかし、「いき」(意気)の中にふくまれる「諦め」を「意気地」に変えるということは可能です。
●心の病いも貧困も、気持ちの持ち様である、という非科学なことを言うつもりはありませんが、それでも、江戸時代の日本人が「うつ」や「孤立」をハネ返して、自立した精神を獲得した心意気から何ごとかを学ぶことはできるはずです。当時も今も、同じ日本語を使っていました。同じ「主観」のもたらす孤立を誰もが感じていました。今、混迷の状況がつづいている中、日本人の本物の知的実力の結晶の「いき」(意気)を学んでみませんか。
11月26日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の役立て方
世間は、あなたをこう笑い、突き放す
現在の新しいタイプの鬱病の構造

『「世間体」の構造』(井上忠司)

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

無気力を超えるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人にだけの病理の「対人恐怖」がテーマです。ポルソナーレは、病理学からとらえた「対人恐怖」のしくみや対策をご説明して、対策も伝え、改善の成果を上げてきています。解消の仕方は、カウンセリングによります。対人恐怖は「他者」と、「他者から見られている自分」を妄想としてイメージし、その妄想を現実に向けて侵犯させていく、というしくみの病気です。人間の脳は、つねに、自己意識といわれるイメージが表象しています。この自己意識のイメージが、強力に、固定しているうちは、このイメージのとおりに人間関係を壊しつづけます。この「壊す」ということが脳の快感原則にもとづいて快感のドーパミンを分泌しつづけます。このドーパミンの快感を喜びとしています。
●もう一つ、日本語の文法から見た「対人恐怖」のしくみをレクチュアするというのが今回のゼミのテーマです。昭和50年代の日本の精神科医らが研究した「対人恐怖」の考察にもとづいています。それは、「自惚れ」や「傲慢」が対人恐怖をつくる、という指摘です。たしかに、対人恐怖者は、自己の妄想と現実との区別がつきません。しかし、人格崩壊を一気に招く、ということもありません。自己に適した人間関係をつくり、一見、平和に暮らします。昨今は、インターネットという「他人」とじかに接触しなくてもすみ、気に入った「世間」を選んで孤立感もなく、この範囲で精神も安定して呑気に暮らしています。
●このような対人恐怖の現象をとらえて、「対人恐怖の本質は何か?」を定義したのが、昭和50年代の日本の精神科医らです。彼らは、実存主義の哲学を学び、「対人恐怖」を克明に観察しました。
「対人恐怖」の定義は、日本語の文法の「主観」がつくる「自惚れ」による「傲慢」です。
「自惚れ」とは自己愛的に自分の感情を自尊するということです。だから現実にかんする知的学習には無関心です。何をもって「自惚れる」のか?というと、「自分が世間である」と思い込むことによって「自惚れ」、そして恐怖を感じていると称して「…だから出来ない」と何もしないことの現実を語るのが「傲慢」なふるまいであるというのが定義の内容です。
●しかし、対人恐怖は「うつ病」(神経症状をともなううつ病です)であることには違いありません。やがて、脳の働き方のメカニズムの必然によって行動が止まるに至ります。この時、対人恐怖の症状は消滅します。自分の表象する「世間」によって「ヨソ者」となり、自らを「社会」から隔離して自らを消滅させます。
今回は、こういうことをレクチュアします。日本語の正しい使い方がいかに重要か?の証拠です。
12月10日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の役立て方
世間という悪魔が来たりて笛を吹く

『大本営が震えた日』(吉村昭)
『「世間体」の構造』(井上忠司)

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

「世間」を解体するイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●70年前の昭和16年12月8日、日本は、アメリカ・ハワイの真珠湾を奇襲攻撃して、「太平洋戦争」を勃発させました。
このテーマをとりあげるのは、当時も今も、「開戦の責任は誰がとるのか?」「戦争責任は誰にあるのか?」を明らかにすることができず、現在に至っているからです。一応の決着は、「陸海軍部とその首脳部にある」という言い方になっています。
●ポルソナーレは、日本人が日本語の「文法」とともに抱えてきていて、今も引きずっている「世間」(せけん)意識にある、と捉えています。
この考え方は、なかなか理解されないものであると思われます。
しかし、日本人の使う日本語は、「自分にとって現実のものとなっている」「自分にとって、まだ現実のものになっていない」という已然(いぜん)と未然(みぜん)によって「主観」をあらわします。この「主観」の中に、「自分だけの準拠すべき行動基準」が思い浮ぶとき、それが「世間」になります。
「世間」をつくる行動基準は江戸時代からいくつも変わり、明治時代には「国家家族観イデオロギー」となりました。日本人は、「世間」に「権力」ではなく「権威」を見ます。そして自分からすすんで自発的に服従します。これによって「行動の対象」が未完成であるとき、「完成」に向けて自分から進んで行動します。それが「太平洋戦争」でした。この「世間」意識が敗戦によって消えたので、「戦争責任」のイメージを思い浮べる人は、誰もいなくなったのです。
●このような「世間」意識は、今、日本人の一人一人の中にてんでばらばらに思い浮べられています。この一人一人の「世間」意識に合致するものが何もないので、今、日本人は、行動停止の中で、精神を崩壊させています。
こんなことをレクチュアするのが、今回の本ゼミです。
12月24日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の役立て方
日本人を呑み込む「世間」という深淵
近松・曽根崎心中

『近松物語の女たち』(水上勉)
『「世間体」の構造』(井上忠司)

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

行動停止を防ぐイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本語は、已然形と未然形を中心にして、「自分にとって」という言い方をします。「自分がこう思ったから、今、自分の話すことは、自分にとって本当のことだ」というのが文法メカニズムです。
日本人はみんながこういう言い方をするので、「共通の行動の基準はどこにあるのか?」と定められたのが「世間」という意識です。この考え方は、今でもおこなわれています。「世間」という共通の行動基準を決めたのは「江戸時代」です。この「世間」意識は、「江戸」(関東)と「大阪」では全く違います。
●そこで、今回は、「大阪」の「世間」意識とはどういうものか?を説明します。その具体的な証拠は、近松の作品です。今回は、いちばん分かりやすい「曽根崎心中」をとり上げます。
いったんつくられた「世間」意識は、日本語の文法をふまえて知的な話し方や知的に考えることの訓練がないかぎり、消えるものではありません。「大阪」も「東京」もそこは同じです。
今では、大阪と東京の交流は日常的ですが、しかし、それでも、大きなものの考え方の違いは変わらず、ものごとの理解や判断の局面で違っているのが「大阪」と「東京」です。「大阪」には、「マネーの信用を世間とする」という「世間」意識があり、快楽や快感を美徳とする「世間」意識が流通しています。この結果、行動が止まるという脳の働き方を抱えているのが「大阪」の人々です。
●現代の日本は、明治になり、資本主義が導入されて、かつての「大阪」と同じ「世間」意識になりました。したがって、かつて「大阪」で流行した心中事件は、マネーにしばられているというシバリが無くなって、「大阪・奉公人」と同じように、独力で自立する知性を持たない人が「一人で死んでいく」という状況に変わっています。
かつての「大阪」の男女の心中事件は、現代の「一人で淋しく死んでいく」という孤独な死に方に変わっていることをお話します。
1月14日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の役立て方
日本人の「世間」意識の起源
近松・心中天の網島

『近松物語の女たち』(水上勉)
『心中・その詩と真実』(諏訪春雄)
『「世間体」の構造』(井上忠司)

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

行動停止を防ぐイメージ療法・パートⅡ

『初期ノート』(吉本隆明)
●近松門左衛門の最高傑作といわれている「心中天の網島」がケーススタディです。ケーススタディの狙いは、この作品では、かくべつ心中して死ななければならない現実的な必然は、何も無いのに男と女が心中して死ぬ、ということが描かれている点です。日本では、1月11日の新聞の報道に見るように、14年間連続して自殺者が3万人を超えてつづいています。一人で死ぬか、二人で死ぬかはともかく、日本人は、江戸時代の中期より独力では生きる力をもたないというものの考え方をもっています。それは、やっぱり客観的に見れば、必ずしも死ななければならない必然は何も無いという死に方です。では、なぜ死にゆくのか?を日本語の文法の特性から説明するのが今回の本ゼミのテーマです。
●日本人は、仕事も恋愛も、結婚も、子育ても、そして学校の勉強も自分の「主観」で行動しています。その「主観」は日本語の文法の「已然」と「未然」がつくり出しています。「已然」と「未然」は、「自分自身にとってどう見えるか」ということです。普遍的にはどうか、法則はどういうものか?は全く無関係です。多くの人が行動しているから、自分の不安感や、自分の欲求にぴったりと合うから、という理由でその場その場で憶えてナットクして、そしてすぐに忘れます。
これが日本人の「世間」意識です。
●新しいことを憶えるとか、新しい状況に変わった、新しい行動の仕方に変わった、という時に日本人は、行動が止まります。ここで神経症が起こります。ブレーキがかかります。神経症は、正しい考え方をすれば治るものですが、元どおりの行動パターンにこだわると神経症が悪化します。日本人はここで、快楽や快感の行為にしがみつきます。死ぬ道ゆきはここから始まります。
「心中天の網島」は、死ななくてもすんだ若い男と若い女性が二人そろって「美化した行動停止」のルビコン河を渡る物語です。生きることに危機を感じている人には、自分の内面を映して見せてくれる作品です。関心のある方は、ポルソナーレまで声をかけてください。
1月28日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の役立て方
日本人の「仕事」意識の臨界
近松・冥土の飛脚

『近松物語の女たち』(水上勉)
『「世間体」の構造』(井上忠司)

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

行動停止を防ぐイメージ療法・パートⅢ

『初期ノート』(吉本隆明)
●今回は、平成24年の年が明けたばかりの第2週に、ドイツからカウンセラー志望の人がやってきて、ポルソナーレのカウンセリング法をドイツ・フランクフルトにいる約3,000人の日本人に実施することを目的に、グローバルな世界水準でのカウンセリングの仕方を実技指導したことをふまえています。
ドイツで結婚したり、あるいは長期にドイツに滞在している日本人の悩みのいきつくところは、「日本語」(の文法)です。ドイツ語(英語も)は、英語の「be動詞」が文法の中心です。日本人には全くピンと来なくても、ものごとを客観的に説明したり語ったりして、万人のものの考え方として形づくられるのが欧米語です。しかし日本語にはbe動詞はなく、助詞や助動詞で、「自分の気持ちはこうだ」「自分の気分はこうだ」ということを何の矛盾意識もなく、しゃべります。
●すると、ドイツ人の義父母、義理の妹との人間関係がうまくいかなくなり、ついには警察が呼ばれるといった不本意なトラブルが起きます。「私は精神異常ではない」と日本語で言っても通じません。
日本人は、日本語の文法のもつ「主観」でものを考えて、しゃべる方が楽です。主観とは、「私は、こう思った。あなたがそう思うのはあなたの勝手」「あなたがあれこれ言うのをうん、うんと聞くのは、あなたに嫌われたくないからよ。しかし、私の気持ちは、ムカムカしている」という話し方と聞き方をするからです。主観だけでしゃべるものの考え方をしなさいとする日本語の「文法」を抱えて、楽なしゃべり方をすると、ドイツの家で「拒食症」になった高校3年生の女の子のように、日本人も、人生のどこかで「神経症」をつくって行動が止まりっぱなしになるでしょう。
●日本人が英語やドイツ語を覚えてしゃべっても、日本語で「主観のイメージ」をつくっているうちは、一方的にしゃべってもよい恋愛関係のうちは、相手は、水着姿を見てうっとりしたり、にこにこ笑顔を見て、日本人のしゃべる「主観」を受け容れてくれるでしょう。しかし、日常生活が始まると、「お前のつくるご飯は糊(のり)のようだ」「なんで変な臭いのするミソ汁とかナットウとかばかり食べるの?」と言われるでしょう。
たまに言わない外国人もいます。相手が「聞く力」を持っている場合です。これは、日本人どうしの人間関係でも同じです。
●こう見てみると、日本人どうしの恋愛や結婚がうまくいかない事情も日本語の「主観」をしゃべる楽な脳の働かせ方に理由があることがよく分かります。自分だけ気分がよくなっても、仕事や人間関係がうまくいかなければ、その気分の良さが、神経症をつくる原因になるでしょう。
今年は、新しい年の門出から、本当に楽しい人生をつくるためにポルソナーレのカウンセリングを正しく学ぶことから始めてみませんか。
 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー14期(平成24年度) 
2月11日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の役立て方
日本人の「左脳の働き」の崩壊
膨張する幻聴と幻覚

『光る鱗』(吉村昭)
『「世間体」の構造』(井上忠司)

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

幻聴と幻覚を防ぐイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の心の病といえば、程度の違いはあっても、頭の中にいつでも変なイメージがひとりでに、いつの間にか思い浮んでいる、ということが特徴です。これは、欧米人にも起こりますが、仕事中にも思い浮ぶし、人と話している最中にも思い浮んでいるということは、さすがに日本人だけの心・精神の病のことです。長い間、小学生のころからずっとつづいているので、いつの間にかそれが当り前になっている、というのが日本人の脳の働き方です。
●このような脳の働き方は、正常な状態ではありません。その証拠は、こういう脳の働き方を放置していると、身体の疾患を放置しておくとその部分の臓器の機能が壊れることと同じように、「左脳」の機能が壊れていきます。その壊れ方は、「右脳」にあらわれます。「いつでも頭の中に音楽が鳴り響いている」とか「一人の時に、いつでも誰かの言葉や声が聞こえている」といった現象が「壊れている」ことの証拠になるのです。
●日本人は、「自然」といえば美学として主観でとらえます。しかし、ギリシア哲学のアリストテレスやニーチェ、ハンナ・アーレントやヘーゲル、ベルグソンなどの哲学者は、日本人のようには「自然」を理解しません。夏の暑い日に食べ物が腐る、冬は乾燥してウィルスが浸蝕する、というように「熱」「光」「温度」「湿度」といったものの「自然過程の中の有機体の永久運動」と定義します。
日本人の「左脳の崩壊」は、こういう「自然の侵蝕」による破綻と捉えられるものです。これは、日本語の「文法」の已然と未然の「主観」の表現がつくり出します。
日本人は、今、現実の社会との不適合を起こしています。
日本語の「文法」による表現が根本の原因です。「左脳」が正しく働かないとは、こういうことをいうのである、とレクチュアするのが今回の本ゼミのテーマです。
2月25日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の役立て方
日本人の「左脳の働き」の崩壊
バッド・イメージと美化の妄想の生成

『鬼畜』(西村望)
『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

痴呆を防ぐ会話のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
脳(大脳新皮質)は、「言葉」を生成します。学習して憶えて話す、書く、読む、聞くのも脳の働きによります。この言葉が、行動をつくり出します。この行動には、「自分が損すること」も「病気のこと」も含まれています。
 日本人が、共通していろいろの心身の病気をつくりつづけていて、もう何年も同じ心身の病気から脱け出せずに、やっぱり同じ心身の病気で崩壊しているのはなぜか?をテーマにして追究しているのが、ポルソナーレの「脳の働き方」の研究の狙いと目的です。
 今回のゼミで、ほぼそのメカニズムが明らかになりました。
 日本人は、「ブローカー言語野」の「3分の2」のゾーンを言葉の次元では全く使っていないのです。運動や生活の中では使っています。しかし、知的な言葉の次元では全く使っていません。客観的なことを客観的に理解することができず、全部、「主観」でとらえます。
 すると、哲学者・ハンナ・アーレントがいうように、「自然の侵蝕」ということを自ら引き起こします。「左脳・ブローカー言語野」の「3分の2」の部位が壊れて、自分を含めて、自分の現実を壊し始めます。
 今までの心身の病理の概念が根本的に変わる、というのが今のポルソナーレの「カウンセリング」の水準です。まだ、自分の人生には未来があるはずだ、と期待している人は、ぜひ、声をかけてください。
3月10日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の役立て方
日本語と脳の働き方の関係
バッド・イメージと美化のイメージ

『アウシュヴィッツを一人で生き抜いた少年』
(トーマス・バーゲンソール)

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

主観を社会化する会話のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の使う日本語は、「主観」を言いあらわします。これは、どんなに工夫しても「主観」を言い表すことには変わりはありません。しかし、「客観」を言い表す方法はあります。それは、英語なら英語、ドイツ語ならドイツ語で言葉を言い表すときに「英語で思考する」「ドイツ語で思考する」といった方法です。日本語でおこなうとすると、英語がつくった哲学、ドイツ語がつくった哲学を翻訳の概念の水準で思考すること、です。一般的には「弁証法思考」(ドイツ語の哲学の場合)をおこなうこと、です。
●これは、脳の言語野のブローカー言語野の「3分の2」のゾーンを使うという脳の働かせ方です。ちゃんと学習して訓練すれば日本人にも可能です。その学習は、日本では唯一、ポルソナーレ「カウンセリング・ゼミ」による学習しかありません。
日本語は、ブローカー言語野の「3分の1」のゾーンで言い表わされます。「3分の1」は「主観」の部位です。この「3分の1」のゾーンには「社会性」はありません。したがって、恋愛をしても結婚をしても、子育てをしても、「社会性」と不一致をつくります。ここで、日本語の「文法」の已然と未然は「自分自身にとって」という言い表し方をするので、不一致をとおして「自分の欲求」の不満のイメージをつくります。それが美化のイメージです。この美化のイメージを実現したいと思った人は、バッド・イメージをつくり出して、現実を壊します。ここで美化のイメージにドーパミンを分泌させて、快感を享受します。
●もし、自分の現実が壊れていれば、自分の身体に疾患をつくって、慢性化させるでしょう。さらに、自分の現実を壊して、精神の崩壊とともに、脳の細胞も死滅させていくでしょう。
日本人の、これまで誰も知らなかった脳や身体の崩壊のしくみも明らかにしえているのが現在のポルソナーレの「カウンセリング・ゼミ」です。
3月24日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の役立て方
日本語と脳の働きの関係
日本人の性意識

「進む二極化、女子中高生と『性』の実態」
(週刊ダイヤモンド)

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

社会化された性意識のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の恋愛や結婚は、なぜうまくいかないのか、なぜたちまちセックスレスに陥るのか?を脳の働き方からご説明します。
今回のケーススタディは、『週刊ダイヤモンド』誌(2021・3月24日号)よりの「進む二極化・女子中高生の『性』の実態」です。性体験者が33%、男性との付き合いの体験をもつ人が75%がいうアンケートの回答です。
●これらは、数字の意味するほど、性体験が豊富ということではありません。真実はその逆です。
脳の働き方と日本語の文法の「已然」と「未然」の関係から見ると、日本人の「性」は、相手を壊すか、自分の身体の婦人科系に血流障害をつくって疾患を発生させるか、もしくは脳に血流障害をつくって脳のハードウェアを壊すか、のいずれかを発生させる原因になっています。『週刊ダイヤモンド』のアンケートの結果の増加している女子中高生の「性体験」は、年齢の早い時期に「誰とも恋愛できない」「誰とも結婚できない」「結婚しても性の関係は無い」ということを意味しています。事実を一つ一つ確かめたわけではないので、具体的にはこうであるとは言えませんが、日本語の文法のつくる「主観」による恋愛や結婚とは、こういうものであると、理論的に測定できます。
望ましい性意識とは、「継続する性関係」です。これは脳のブローカー言語野「3分の2」のゾーンで成立する「性」です。それは、左脳の働きを優先して、耐久性のある知性や物をつくるということを推し進める「性」です。これは、「労働」がそうであるように「豊かな至福」をもたらすというのが『人間の条件』を書くハンナ・アーレントの見解です。現在の日本人の使う日本語の文法のままでは、不可能というものです。自分の身体の見てくれの外観ではなく、内部に目を向けて、本物の性の実現の能力を身につけましょう、というのが、今回の学習テーマです。
4月14日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語と脳の働きの関係
日本人の知能を壊すバッド・イメージ

『人を殺すとはどういうことか・
長期LB級刑務所・殺人犯の告白』
(美達大和)

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

社会化された対人意識のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●新聞の報道によれば、アジアの中でも日本は認知症(痴呆のことです)が多く、自殺率も高く、結婚しても子どもを虐待して死なせる、というきわめて特殊な社会です。ポルソナーレは、現ゼミ生の皆様に特化して、日本人のこの得意な人間性とは脳の働き方にもとづくものであることを研究・開発してきています。
「ビートたけし」こと北野武が『北野武による「たけし」』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)でフランスのジャーナリストの「ミシェル・テマン」に語っていますが、日本人は、「人からどう思われるか」という世間意識や、「自分一人で勝手に作った自分だけの世間意識」で生きているという特異な脳の働き方をつくっています。
これは、「バッド・イメージ」というものを常に表象します。すると、ちゃんと知的に学ぶということもこの「バッド・イメージ」が壊し、その結果「自分が不幸になる事態を喜ぶ」という脳内の快感のドーパミン分泌の「自己幻想」の世界で生きるという生き方をつくり出します。
ポルソナーレの長い間のカウンセリングの現場と病理者の研究によれば、心や精神といわれるものは、「バッド・イメージ」による現実破壊と、その結果の「美化の妄想」にドーパミンを分泌させる、というシンプルな病理が本質です。うつ病も分裂病も、なんとか障害もみんなことメカニズムです。自分が壊す対象が何であるかによって「症状名」が違うだけです。
●ポルソナーレは「お試しカウンセリング」というものを超破格の料金でおこなっています。一回2,000円です。この「お試しカウンセリング」は、その人のいちばん困っている悩みをわずか二時間で解消します。しかし、長年悩んできたとか、今もこんなに辛いという人は、残りの病理症状を「ひきつづいてスッキリ治したい」とは思わないようです。理由は、自分も含めて、自分の生活を壊しつづけてきたドーパミンの快感を享受する以外は、何の興味もないからです。毎日、「私の子育てや夫との関係はこんなに危うい」ということを連絡してくる人がいますが、「この人は、夫、子どもを幸せにする能力が本当に無い人だな」ということがよくうかがえます。こういうところからも、日本人が脳につくっている「バッド・イメージ」の強力さが一般化していることが実証的に説明されます。
日本は、いろいろな面で末期的な状況に向かって突き進んでいます。しかし、みんながみんな、だからといって崩壊するわけではありません。戦国社会のような状況になれば、「バッド・イメージ」を抱えている人ほど収奪の対象にされるでしょう。生き残りということに何がしかの意味をおもちの方は、今からでもポルソナーレに声をかけてみませんか。
まだまだ「お試しカウンセリング」はおこなっています。
4月28日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語と脳の働きの関係
バッド・イメージの病理構造

『人を殺すとはどういうことか・
長期LB級刑務所・殺人犯の告白』
(美達大和)
『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

病理の生成を抑えるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人に共通する病理の根本の原因と対策をレクチュアするゼミがスタートします。日本人の社会病理は、「うつ病」や「強迫観念」です。これらの病理は、「10年以上もつづいている高い水準の自殺率」や「子どもの虐待」「学校でのいじめ」「引きこもりやニート」といった、誰にもよく分かる事実としてつづいています。一方で、「がん」や「婦人科系の疾患」「トイレに入って出て来れなくなる排泄感」といったこともつづいています。
●日本人の誰もが関心をもちませんが、ポルソナーレは因果律の考え方に即して「どこに原因があるのか?」「対策は何か?」を約40年間にわたって研究・考察してきました。この間、カウンセリングの現場の経験も含めて実際に試したり、継続的に会話や指導をとおして、病理学の理論を深めてきました。そしてようやく「原因となるメカニズム」を明らかにすることができました。
●原因は「バッド・イメージ」です。脳の言語野にいつも思い浮んでいて、自分の身体や自分の生活、自分の人間関係を果てしなくどこまでも壊しつづけるという働き方をします。社会が悪い、育ちが悪い、パートナーが悪い、自分も悪い、と誰もが考えています。これは、ひとくちにいうと無関心、もしくは諦めということです。
社会状況は悪化して、日本人の脳にアパシーの反応を引き起こして、エイリアンのように日本人の脳の中で活性化している「バッド・イメージ」は、いよいよ脳や身体の破綻に向かって深められています。自分のどこまでも無関心や諦めがつづいて思考ができない頭の働きに気がついている人はいませんか?
5月12日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語と脳の働きの関係
バッド・イメージの病理の生成

『内臓のはたらきと子どものこころ』
(三木成夫)
『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

病理の衝動を抑えるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレは、日本人の心・精神の病は、「脳の言語野」につくられる「バッド・イメージ」が根本の原因であることを明らかにしました。人間の脳は、大木幸介がいうように「大脳新皮質」の言語野については、誰にもよく分かっていません。人間の「言語野」は、話したり、書いたり、考えている時が「働いている状態」だからです。したがって、「脳は、どのように言葉を生成するのか?」のしくみを説明しないかぎり、「大脳新皮質」のメカニズムは、誰にも分からないということになるのです。ポルソナーレは、この「大脳新皮質」がどのように「言葉をつくり出すのか?」を、論理実証的に解明しました。この解明をふまえて明らかにしたのが、日本人の心・精神の病の根本のしくみの「バッド・イメージ」です。
●「バッド・イメージ」とは、ひとくちにいうと、「脳のハードウェア」が働いているのに、しかし「対象の言葉が無い」という脳の働き方のことです。言葉の「ブラック・ホール」です。
人間は、こういう「言葉のブラック・ホール」をつくると、ただちに、適当な思い浮ぶかぎりの言葉をしゃべります。子どもが母親に叱られた時に、その場をごまかすときに、適当なウソをつくことがあります。このときの「適当なウソの言葉」が「ブラック・ホール」(バッド・イメージ)がつくる病気の言葉です。
●その場をとりつくろってゴマかすだけの言葉なら深刻な病気にはならないかもしれませんが、人間関係の中で思いつくかぎりの自分だけが満足する言葉をしゃべると、人間関係が壊れるし、社会の中で信用されなくなります。人間関係でトラブルをつくるし、誰とも仲良くできなくなります。その場ではなんとか表面だけうまくいっても、「話し合い」とか「一緒に生活する」という中では、身体や脳に病気をつくる原因になるのです。
日本人は、誰もが日本語の文法の已然と未然のしくみで「バッド・イメージ」をつくって抱えて生きています。この生きていく人生の道は、さまざまな病理を深めていく日々です。この「バッド・イメージ」ということにピンとくる人は、ぜひ、ポルソナーレの「谷川うさ子さん」に声をかけてください
5月26日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語と脳の働きの関係
バッド・イメージの働き方

『おそろし・三島屋変調百物語事始』
(宮部みゆき)
『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

バッド・イメージの躍動を抑える
イメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレは、日本人の心・精神の病は、「脳の言語野」につくられる「バッド・イメージ」が根本の原因であることを明らかにしました。人間の脳は、大木幸介がいうように「大脳新皮質」の言語野については、誰にもよく分かっていません。人間の「言語野」は、話したり、書いたり、考えている時が「働いている状態」だからです。したがって、「脳は、どのように言葉を生成するのか?」のしくみを説明しないかぎり、「大脳新皮質」のメカニズムは、誰にも分からないということになるのです。ポルソナーレは、この「大脳新皮質」がどのように「言葉をつくり出すのか?」を、論理実証的に解明しました。この解明をふまえて明らかにしたのが、日本人の心・精神の病の根本のしくみの「バッド・イメージ」です。
●「バッド・イメージ」とは、ひとくちにいうと、「脳のハードウェア」が働いているのに、しかし「対象の言葉が無い」という脳の働き方のことです。言葉の「ブラック・ホール」です。
人間は、こういう「言葉のブラック・ホール」をつくると、ただちに、適当な思い浮ぶかぎりの言葉をしゃべります。子どもが母親に叱られた時に、その場をごまかすときに、適当なウソをつくことがあります。このときの「適当なウソの言葉」が「ブラック・ホール」(バッド・イメージ)がつくる病気の言葉です。
●その場をとりつくろってゴマかすだけの言葉なら深刻な病気にはならないかもしれませんが、人間関係の中で思いつくかぎりの自分だけが満足する言葉をしゃべると、人間関係が壊れるし、社会の中で信用されなくなります。人間関係でトラブルをつくるし、誰とも仲良くできなくなります。その場ではなんとか表面だけうまくいっても、「話し合い」とか「一緒に生活する」という中では、身体や脳に病気をつくる原因になるのです。
日本人は、誰もが日本語の文法の已然と未然のしくみで「バッド・イメージ」をつくって抱えて生きています。この生きていく人生の道は、さまざまな病理を深めていく日々です。この「バッド・イメージ」ということにピンとくる人は、ぜひ、ポルソナーレの「谷川うさ子さん」に声をかけてください。
6月9日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語と脳の働きの関係
バッド・イメージの克服の仕方

『おそろし・三島屋変調百物語事始』
(宮部みゆき)
『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

バッド・イメージを解消する
イメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●『週刊エコノミスト』誌(2012・2・21号)によれば、日本の財政の「経常収支」は、3年後の2015年には赤字に転落すると予想し、何人かのエコノミストによるシミュレーションを発表しています。
「株・為替・金利のトリプル安」「GDP減5・4兆円」「失業者21万人の発生」「三つの主要銀行の利益は1年半分が蒸発」といったことが予想のシミュレーションの内容です。
これらのことは国とか企業の問題であると同時に、日本人の一人一人の生産能力の問題である、というのがポルソナーレの見解です。生産能力とは、必ずしも「物をつくる」とか「新商品のサービスをつくり出す」ことだけを意味しません。ハンナ・アーレントの実存主義哲学を踏まえると、「未来を語れる言葉の能力」のことです。それは「計画を立てる」とか「企画を立てる」といったことではありません。
●「今と明日の現実を知的に認識するための言葉の能力」のことです。
今、日本人の間には、いろいろな身体症状を抱えている人が多くいます。これは、「未来を話す言葉の能力」が欠如していることによる脳の働き方がつくる言語能力の現象です。
日本人は、自分の身体の知覚の異常や気持ちの不安定さを語ることを習慣にしています。これは、生産能力の言葉が無いことの証拠です。
3年後、経常収支が赤字にならないことを今から望むのもいいですが、しかし、その事態になっても社会の中で生き残れる力をもつこと、それを今から準備していくこともより生産的です。「そうだ」と納得のいく方は、ぜひお声をかけてください。
6月23日

脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語と脳の働きの関係
バッド・イメージという深淵と
目を合わせないために

『平気でうそをつく人たち』
(м・スコット・ペック

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

バッド・イメージと無縁になる
イメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)

●M・スコット・ペックが書いた『平気でうそをつく人たち』(草思社)から「強迫神経症」のケースをとりあげて、この病気がなぜ、起るのか?どう治すのか?、そして日本とアメリカの「家の中の人間関係の違い」から、日本人の強迫神経症や強迫性衝動はなぜ、治らないのか?を具体的に説明します。
●M・スコット・ペックがとりあげる強迫神経症は、「あの橋を渡るのは今日でおしまいだ。お前は死ぬ」といったものです。この強迫神経症の男性は、その橋に行って車で橋を渡ってみます。自分が死なないこと、頭の中に思い浮んだこの奇妙な考えはただの妄想であることを、橋を渡って確かめようとします。確かめると、気分が明るくなり、自信がつきました。
ところが、しばらくたつとこんどは別の奇妙な「考え」が頭に思い浮びます。この強迫神経症者は、こののち、真夜中に、「あの場所」「この場所」と場所を変えて車を走り回らずにはいられなくなります。頭に思い浮んだことをそのとおりに行動せずにはいられなくなることを強迫性衝動といいます。
●強迫神経症とは、一般的に「ガスのストーヴの火を消したか?」「玄関のカギを閉めたか?」「刃物が怖い」「人を傷つけるのではないか?」「親が死んで自分一人になったらどうしよう?」といったものです。これがなぜ起こるのか?というと、「人から言われたとおりに行動する」「自分では決められない。自分で決めようとすると、あれも心配、これも心配と、行動しないための否定的な考えが次々に思い浮ぶ」といったことによります。これは、生育歴を含めて、「家の中」でつくられることは、アメリカ人も日本人も共通しています。
●日本人の家の中は、アメリカ人とは違って、自分の好きなこと、自分が快感に感じることはどんなことであれ、それだけを行なうという日本語の文法にもとづく脳の働き方のとおりに行動するしくみになっています。そのメカニズムをくわしく説明するのが今回の本ゼミのテーマです。アメリカ人よりも日本人に強迫神経症は圧倒的に多いということと、対策をレクチュアします。
7月14日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語と脳の働きの関係
日本人の強迫神経症の
生成のメカニズム

『平気でうそをつく人たち』
(м・スコット・ペック

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

強迫神経症と無縁になる
イメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●病院に行って検査すると何の異常もない、しかし、体にはあれこれの症状が出てくる(目が見えなくなる、耳が聴こえなくなる、手がふるえて字が書けない、胃が痛くなる、肩がこる、頭が痛くなる、などの症状です)という病気を「強迫神経症」とか「強迫観念」といいます。「玄関のかぎを閉めたかどうか?が気になって確かめずにはいられない」という病気も「強迫性衝動」といいます。
●ところで、「強迫神経症」と「強迫観念」とは全然違います。「強迫神経症」は、家、仕事、勉強というように特定の場所や行動とむすびついている固定的なイメージが思い浮ぶこと、です。欧米人には多く、日本人には少ない病気です。
日本人に多いのは「強迫観念」です。その人と特定の仕事、勉強、家の中のことと結びつく固定的なイメージが思い浮ぶのではありません。いつでもどこでも、勝手に、ひとりでにガンコで強力なイメージが思い浮んで、身体にはいろいろな疾患や症状がつくられる、というのが日本人にだけ特有の、誰にでも起こっている「強迫観念」です。日本人は、この強迫観念によって、具体的に、身体に疾患をつくります。
◎日本人が誰でもつくっている「強迫観念」の身体症状の例
全身症状…冷え性、のぼせ、焦燥感、疲れ易い、もの忘れ、肥満、など。
神経筋症状…不眠、目まい、耳鳴、頭痛、腰痛、目がぴくぴく震える、手足のマヒ、など。
循環器症状…胸がドキドキする、胸が苦しくなる、心臓が止まって死ぬのではないか?という不整脈
呼吸器症状…息ができなくなる、息が苦しくなる、ぜんそく、喉に何かが詰まっている、など。
消化器症状…食欲不振、吐き気、胃痛、下痢、便秘、胃潰瘍、胃炎、腹部不快感など。
皮膚症状…じんましん、アトピー性の皮ふ炎、多汗症、赤面症など。
泌尿・生殖器症状…頻尿、夜尿症、尿モレ、性欲障害、性機能が正常でない、など。
●これらの症状は、脳の働き方が間違っているために、脳と、身体の自律神経が異常に働いてつくり出す症状です。日本人は、日本語の「文法」がつくる「法則を知らない」ことと、日本人は誰も学ぼうともしない仕事、勉強、人間関係の中の「万人に共通する法則」「一般法則」を放置することによって、脳が暴走して働いて、例にあげたような症状や疾患をつくっています。自分もつくるし、結婚すれば子どもにもつくっています。また、恋愛したり、結婚すると、お互いに症状をつくり合っています。
●だいたい、症状と疾患が長引くと諦めて、そのまま足腰も立たなくなって脳にも異常が生じるので、痴呆状態になるので生きていく意欲もなくなる、というものです。
日本人はこういう症状を治すよりも、悪化させることを好んでいます。脳のどういう働きが、どういうふうに症状をつくるのか?を明らかにしました。興味がある方は、ご連絡ください。
7月28日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語と脳の働きの関係
一般法則という未知との遭遇が
つくる自律神経の疾患・
生成のメカニズム

「不眠・不安・疲労全対策・
職場と家庭の打つ」
(『週刊ダイヤモンド』

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

強迫観念を消す
イメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●今回は、やる気があって、また必要もある、そしてちゃんと学ぶ気持ちをもちつづけられる人のために、日本人の心・精神の病の典型的な「強迫神経症」(パニック障害、広場恐怖症(車の中や狭い所、電車の中が怖い。親しい人と離れるのが恐い、など))「社会恐怖症」(手が震える、声が震える、顔が赤くなる、ガス症、人前で字が書けない、など)、「強迫性衝動」(手を何度も洗う、歯磨きを何度もくりかえす、ガスの元栓や玄関のカギを閉めたか?気になる、人の声、咳が気になる、など)…といったものは、「こんなふうに解消します」というテクニックや教育法を分かりやすくレクチュアします。
●症状は、全て、自律神経の働きがつくる「血流障害」です。したがって、「浅見鉄男式・井穴刺絡免疫療法」である程度のところまで軽減します。完全に治ることはなくても、病理としての症状が深く、重くなっていくことはくいとめられます。
●しかし、本当の問題はここからです。日本人は、日本語の文法の已然と未然の法則にしばられています。この日本語の法則と、そしてもう一つ、「現実を形づくっている一般法則」を正しく学習することが、症状や疾患からの完成離脱を可能にします。知的水準の高い人……「自分の子どもや親、夫や恋人のために真剣に考えたい人」「自分の将来を自分の力で安定させたい人」……は、ポルソナーレの教える「強迫神経症」や「強迫性衝動」の解消に取り組めて成功するでしょう。
●ところが、自分の「欲求」や「感情」に従属して、自分の体に「自分の思うとおりの快感を体験させた人」は、「強迫観念」の中でもリスクの高い「全般性不安障害」をつくっています。「強迫観念」とは「同じ行為」をくりかえさずにはいられないというものです。特定の物、場所、人間にむすびついていません。「祈る」とか「おまじない」とか「占い」とか「何々を持っていれば安心」といった自分の右脳・ブローカー言語野の「3分の1」のゾーンに美しく、怪しく、また妖しいものを見る(幻聴や幻覚など)という「イメージ」や「言葉」がガンコに思い浮ぶというのが「強迫観念」です。ところがこれと「全般性不安障害」は別のものです。
●全般性不安障害の人は、「自分でつくった危機の状況」を「壊すこと」を脳の中のドーパミン分泌にむすびつけている人です。「強迫観念」が本当に怖いのはこのことに明らかです。恋愛の相手を壊す、子どもの成長を壊す、夫との生活を壊す、といった病気があることに気づきましょう。
8月11日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本語と脳の働きの関係
消費社会がつくる
「新型うつ病」とは何か?

「不眠・不安・疲労全対策・
職場と家庭の打つ」
(『週刊ダイヤモンド』

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

消費社会のうつを失くす
イメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●「新型うつ病」といわれている「うつ病」の原因と、対策をご紹介します。「新型うつ病」は、精神科の医師も当事者の「うつ病の人」もこの診断名を承認しません。しかし、その「症状」には、非常に興味深いものがあります。特徴とされているのは「他罰的…人を責める、人を攻撃する」「仕事に行くとうつの症状の憂うつや、身体症状の無気力や疲れ、不眠、涙が出てくるなどがあらわれるが、しかし、趣味や遊びでは元気いっぱいになる」ことだといわれています。『週刊ダイヤモンド』誌(2012・7・28号)によります。
症例をよく観察してみると、家の中で「遊び」「楽しいこと」「気分のいいこと」という消費だけの生活をしていて、日本語の方法の法則の「外扱い」(尊敬語、謙譲語(形)、丁寧語)および日本人が外の世界と関わるためのものの考え方の世間意識(準拠する行動基準といいます。みんながやっているとおりに自分も行なうという憶え方、行動の仕方のことです)も学習していないことが分かります。
ここで脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)は説明しませんが、脳には仮にこういう言い方をすれば、ハードウェアとソフトウェアにギャップが生じれば、首から下の身体には、必ず、自律神経の血流障害をつくり、症状はもちろん、疾患も出るのはごくごく当り前のことです。
●これは、特定の個人の問題というよりも、現代の「うつ病」の診断基準のDSM‐Ⅳを良しとする、精神医学の「放置」(人間を無力化すること)による社会への従属のさせ方の問題です。このことをハンナ・アーレントの『全体主義の起原』(3)から、「大衆社会」の本質、『人間の条件』から「消費社会」に置かれている人間の自壊のメカニズムから説明します。
現代の社会は「大衆社会」であり「消費社会」です。
これは、一人一人の個人をして、他者の誰ともつながりをもつことができないという孤独に追いやるメカニズムを当然とします。
●ハンナ・アーレントの哲学が解明する「大衆社会」「消費社会」の本質を知らなければ、従来型のうつ病を中心として、「新型うつ病」が拡大し、脳も身体も自律神経の症状に囚われて、「薬の消費」に寄与させられていくことになるでしょう。今回のゼミは、ポルソナーレがテクストとする『人間の条件』と『全体主義の起原』(1,2,3)の警告するメッセージをふまえてのカウンセリングです。一人でも多くの人が、人間らしい知性を身につけて幸福になれることを願っての真実の愛のメッセージのゼミです。

8月25日

脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本人の二極分解ののち解体の病理
大衆社会の中の日本人だけの病理
「新型うつ病」

『全体主義の起原』(3)(ハンナ・アーレント)
『雅子さまと「新型うつ」』(香山リカ)

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

新型うつを回避する
イメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●香山リカが書いた「新型うつ病」についての本『雅子さまと「新型うつ」』(朝日新書)がケーススタディです。結論から先にいうと、「新型うつ」とは「うつ病」ではありません。強迫観念の中のグループの「全般性不安障害」というものです。香山リカなどいくつかの精神科医らの書いた「新型うつ病」について書かれていることを読んでみると、「DSM‐Ⅳ」というアメリカ発の診断基準が根拠になっています。ここには「症状」だけを拾って薬の処方のための基準を見つけるというのが「診断」です。
当人らもいっているように「原因は何か?」とは一切考えないので、「新型うつ」のように、診断基準には当てはまるけれども、しかし今まで見てきた「うつ病の言動とは全く違う」ことにふり回されているというのが、本当のところです。
●全般性不安障害といういい方も本当は怪しいものですが、とりあえず、そういう言い方をして、多くの理解の接点にします。厳密にいえば広義の精神分裂病です。E・クレペリンやE・ブロイラーが定義した精神分裂病の定義を満たしています。
ハンナ・アーレントの『全体主義の起原』(3)を読むと、現代の日本は「大衆社会」です。「大衆社会」の特質はいくつもありますが、「共同体」とか「客観」とか「他者と繋がるための媒介」とかの一切をなくして、そういうものがあることも知らないという「孤立」を最大の特質にしています。日本人は、日本語の文法の已然と未然にもとづいて、「内扱い」と「外扱い」の法則を表していますが、この「外扱い」のものの考え方も無くして、徹底した「内扱い」のものの考え方の中で主観であれこれと考えるという「妄想」が「分裂病の脳の働き方」をつくり出しています。
その分裂病の境界例というべきものが「全般性不安障害」です。それが「新型うつ病」と言われていますが、「大衆社会」が「消費社会」を包みこんで維持できなくなったので、「新型うつ病」といわれる「仕事の放棄」「学校の勉強の放棄」「子育ての放棄」「結婚生活の放棄」などなど……を生成しはじめています。
●「大衆社会」については、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミで順々に展開していく予定です。今ここでいえることは、共通の目的のない推進のスローガン(日本と世界でいえば“生産性の向上”です)のもとに「利益になれば何でもOK」というプロパガンダを最大の特質にします。勉強を嫌い、遊びの中で脳の神経もマヒさせた大衆社会の個人は、「エセ科学」や「妄想じみた空想」を愛好して、DSM‐Ⅳの診断する薬を喜んで飲みつづけます。香山リカの『雅子さまと「新型うつ」』は、精神科医らが「病理学」から孤立してモッブ化している病理現象であるといえるのです。
●「大衆社会」と「消費社会」の中で「内扱い」にのめりこんでいる人が「新型うつ病」だとすると、日本人は、いよいよ二極分解ののちの「解体」の過程に入っているといえましょう。
誰も警告する人はいないと思われますので、無関心の的になるのを承知でお伝えいたします。
9月8日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本人の二極分解ののち解体の病理
他者と繋がらない病理
「新型うつ病」

『全体主義の起原』(3)(ハンナ・アーレント)
『「新型うつ病」のデタラメ』(中嶋聡)

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

他者と繋がるための
イメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●「新型うつ病」といわれる新しいタイプの病理が日本人の間に広がっています。この「新型うつ病」についての医者らの説明を見ると、かくべつ新しい病気ではありません。新しいのは、日本人の間に解体が起こっている、ということです。行動が止まっています。
すると、人間の脳と身体のしくみは、「止まったまま」で何ごとも起こらないというようにはなっていません。身体に症状ができて、疾患もできて、苦痛や不快や痛みを感じる日々になる、というしくみになっています。
原因は、「ものごとについての一般法則」(常識としての法則)を学習していないことにあります。人間の脳はもともと知的なことを学習して、学習した知性にもとづいて行動する、ということのためにできています。そんなふうに働いています。それが止まっている人からどんどん身体症状ができています。毎日、苦痛を感じ、不快感を感じ、ちょっとしたことにもものすごい痛みを感じて、身体を崩壊させています。
●「新型うつ病」というのは、こういう解体を言い表している病気現象です。
中嶋聡の本を読むと、今は、病気になりたがる人、すぐ薬を飲みたがる人、すぐに休職したがる人が増えているそうです。本人は、その方が楽で、苦痛も不快も感じずにすむと思っているようです。しかし脳の働き方から見ると、自律神経の働き方が交感神経か副交感神経のどちらかに大きくバランスを崩すので、身体の中のあちこちに不快なホルモンが分泌されつづけて、使ってもいない内臓に血流がいき、また、極端に血流が不足して、腫瘍ができたり、疾患もつくられて、動物一般と変らない生き方に変わります。「一般法則」という知性を学習しない人は、こういう厳しい日々になります。
●こういう本当のことは、ポルソナーレしか言わないので、ごく少数意見で特殊だと思っている人は多いでしょう。日本人は、日本語の文法の主観のとおりに考えるので、そんなふうにも思えるでしょう。
しかし、心のどこかでは、「これは本当のことだ」と感じているのではないですか。日を追ってますますひどくなるあなたの身体の中の疾患の広がりを、正しい改善のアドバイスでましな人生にしてさしあげられるのは、日本で唯一、ポルソナーレだけだということを心にとめておいてください。
9月22日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本人の二極分解と解体の脳の構造
家の中で遊ぶ!! 無為に過す!!
すると、身体も脳も破綻するのは
なぜか?

『「新型うつ病」のデタラメ』(中嶋聡)

『脳内麻薬と頭の健康』(大木幸介)
『脳がここまでわかってきた』(大木幸介)

病気を治すホルモン分泌のための
イメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●「新型うつ病」をモデルにして、日本人のうつ病あるいは心・精神の病がどのように身体に症状をつくり、疾患をつくり、病気を長引かせて価値ある大切な健康や人生を破綻させているか?のしくみを、学的なデータを元に説明します。
勉強をしない、学習をしない、仕事をしない、知的に考えない……という場合、人間の身体の中の血管には「アセチルコリン」(痛み)、「プロスタグランジン」(苦痛)、「ヒスタミン」(不快、痛み)、「セロトニン」(無気力)などを生む物質が出ます。遊びの生活、無為な生活、勉強を嫌う生活の中で分泌します。さらに血管の細動脈から細静脈へのショートカットが生じ、毛細血管を中心とした周辺の細胞が「床ズレ」(じょくそく)と同じように潰れて崩壊します。
一方、一般法則、常識としての法則、社会性の知性、社会性の能力の学習をしている人は、「エンドルフィン」「アドレナリン」「ACTH」(副腎皮質ホルモン)が出て、これらの不快物質、痛みの物質、苦痛のホルモンを消すのです。
●日本人の心・精神の病気は、「新型うつ病」に代表されるとおり、こんなふうに身体や脳を壊しています。一気に死ぬことはないにしても、7,8年をかけて疾患をつくり、腫瘍をつくって苦痛と不快と痛みの日々を送っています。
今回は、こんなことのメカニズムと対策をレクチュアします。
10月13日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本人のセントラルドグマ
(生体防御システム)と破綻の真実

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

『脳内麻薬と頭の健康』(大木幸介)
『脳がここまでわかってきた』(大木幸介)

疾患を治すホルモン分泌の
イメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●「新型うつ病」が素材です。「新型うつ病」そのものを考察やカウンセリングの対象にしているのではありません。「新型うつ病」の特性といわれている「仕事の中ではうつ病の症状が出て、休職して遊ぶとパワフルに元気になる」という態度や行動に注目します。このことは次のことを意味しています。
1.休職して遊んでいても薬を飲んでも、うつの症状は治らないばかりか、もっとひどくなっている。(退職したり、ニート化しているのがその証拠。)
2.ブラブラ遊んだり、家の中で趣味やゲームばかりすると「セントラルドグマ」(生体防御システム)が働かなくなる。血液の中に「ロイコトリエン」「アセチルコリン」「ヒスタミン」「プロスタグランジン」「セロトニン」が充満して毎日、苦痛、痛み、不快感、眠気におそわれて疾患をつくる。
3.原因は、脳と身体の自律神経の「交感神経」が働いていないことである。身体の血管の血流をスムースにして、セントラルドグマのACTH、POMC、アドレナリン、甲状腺ホルモン、女性ホルモン、男性ホルモンを分泌するのは交感神経である。(脳の言語野のブローカー言語野「3分の2」のゾーンで学習すること、大脳新皮質の六層細胞構成の一層、二層を使う学習のこと、です。)
4.日本人は、日本語の文法の已然と未然を使っているために、右脳・ウェルニッケ言語野で体験し、右脳のブローカー言語野「3分の1」「3分の2」を使って仕事をしたり、人間関係をおこなっている。言葉で言い表すときは「左脳・ブローカー言語野の3分の1」(主観、副交感神経支配)を使う。すると、「左脳・ブローカー言語野の3分の2」(客観、交感神経支配)を全く使っていない。
5.このために首から下の身体の「血管」は血流障害を起こしやすく、苦痛、痛み、不快、眠気の症状をつくって、身体と脳を崩壊させている。
●日本では、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミだけが脳の交感神経を働かせる学習をおこなっています。今、多くの人が毎日、どんどん心身を破綻させている事実があります。もし、今、あなたが、そういう状態にあると感じていれば、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミがお役に立ちます。
10月27日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
日本人の二極分解と解体の脳の構造
日本人のセントラルドグマ
(生体防御システム)の破綻の連鎖

『自律神経失調症の謎』(鈴木修二)

『免疫、その驚異のメカニズム』(谷口克)
『脳内麻薬と頭の健康』(大木幸介)

疾患を治すイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●今回の本ゼミのレクチュアの主旨は、次のとおりです。
1.日本人の言葉をつくる脳の働き方が自律神経の症状や疾患をつくっている。
2.また、日本人の日本語の使い方のレベルが低下しているために、自己免疫の疾患をつくっている。
3.人間の「人間だけの免疫システム」は、「非自己」を識別してこれに攻撃を加え、破壊するというものだ。
4.日本人の「非自己」とは、家の中で「勉強しない」「まちがった生活態度の遊び中心の生活」をおこなうと、脳の働き方は、「非自己」と識別される生化学物質が血管の血液の中に滞留しつづける。(アセチルコリン、プロスタグランジン、セロトニン、ヒスタミン、ロイコトリエン、コレシストキニンなど。)
●5.日本人の「非自己」をあらわすのが自律神経の症状である。
これらの症状は、脳の中に反映されて精神疾患をつくる。
精神疾患とは、今、報道されている「角田美代子被告」のように家の中で、血縁者に暴力をあらわすというようにあらわされる。
6.日本人は、セントラルドグマ(生体防御システム)が発動する脳の働き方をしていないので、免疫システムの「非事故」を排除するメカニズムに従って、苦痛、痛み、不快、不眠の毎日を、病院にお金を払いながら生きている。
11月10日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
自己免疫システムがつくる日本人の精神疾患
角田美代「鬼女の犯歴」
(週刊文春)

『自律神経失調症の謎』(鈴木修二)

『脳内不安物質』(貝谷久宣)
『脳がここまでわかってきた』(大木幸介)
「角田美代子「鬼女の犯歴」」(週刊文春)

精神疾患を近づけないイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●週刊文春の報道による「角田(すみだ)美代子・鬼女の犯歴」がケーススタディです。生育歴、血縁関係のつくられ方、広げられ方を中心に、事件を再構成しました。テーマは、「日本人の精神疾患」のつくられ方です。
角田美代子被告の容疑となっている事件は、週刊文春によると、血縁関係の中、および血縁関係を拡げていく、という中で発生しています。これは、日本人の精神疾患のつくられ方のモデルになります。
●脳の働き方から見ると、交感神経が全く働いていないために、脳と身体の中の血管を拡張させる生化学物質が滞留して、脳の大脳辺縁系の中枢神経にも作用します。扁桃核や線状体、中隔核などが「不安」と「安心」のためのイメージをつくり、表象させます。
日本人は、精神疾患といわれる「〇〇不安」「〇〇恐怖」をつくり、中隔核(トカゲの脳)に快美感のイメージを与え、「非自己」を拡大している、というメカニズムがこの事件の成り立ち方と共通しています。ポルソナーレ、免疫のしくみから見た精神疾患のつくられ方の説明に注目なさってください。
11月24日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
免疫システムがつくる日本人の精神疾患
おとなと子どもの「愛着」という
セントラルドグマのメカニズム

『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』(無藤隆)

『脳内不安物質』(貝谷久宣)

精神疾患を解体するイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「2008・秋、リーマンショック」以降、世界的な不況がつづいています。日本は「2015年・経常収支の赤字」に向けて「貿易赤字」が定着しています。
こういう不況状況になると、必要とされるのは本物の知的な能力です。この本物の知的な能力が、日本人の一人一人になぜ身につかないのか?の根本を明らかにして、対策を説明するのが今回の本ゼミです。
●人間の脳は、本物の知性をつくり出すようなしくみになっています。「客観を分かる領域」と「主観を分かる領域」の二つを正しく同時に働かせることです。その上で、知的な学習に取り組むと世界的水準の知的能力が発達します。
日本人の脳の働かせ方は「主観を分かる領域」しか働かせていないというのがあるがままの公平な姿です。(ブローカー言語野・3分の1のゾーンのことです。)
このことは、日本人はセントラルドグマ(生体防御システム)が働かず、身体の疾患に加えて精神疾患もつくられやすいということを意味しています。このような自分の脳と身体を崩壊させる脳の働かせ方は、「新生児」(生後一ヵ月)から始まっているということを説明するのが、今回の本ゼミです。
セントラルドグマ(生体防御システム)が正常に働く場合の「母と子の関係」のことを「安定した愛着」といいます。
●「愛着」とは「セントラルドグマ」と「イコール」です。
セントラルドグマの働かない母と子は、身体には自律神経の症状をつくっています。脳の働き方は「怒る」「嫌悪する」「悲しみ」といった人間の基本感情をバッド・イメージとしてあらわします。これがやがて、誰とも親しくなれない脳の働き方となって、生化学物質のセロトニンやヒスタミン、プロスタグランジン、アセチルコリン、ノルアドレナリンを大脳辺縁系の中枢神経に作用させて、異常な言動を表して喜びを感じるようになるのです。
●悪化している世界情勢の中で、何が本物の知性か?も分からなくなっている中で、ポルソナーレは、世界で唯一、本物の知的実力づくりをレクチュアしています。このメッセージが心のどこかに響いた方は、ぜひお声をかけてください。
12月8日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
免疫システムがつくる日本人の精神疾患
人間関係を生涯にわたって
安定させる「愛着」という
セントラルドグマ

『0歳児がことばを獲得するとき』(正高信男)

『脳内不安物質』(貝谷久宣)

修羅場をかいくぐるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●動物には免疫システムがあります。人間の免疫システムは複雑です。乳・幼児の免疫システムは、大人と全く同じように働いています。
「セントラルドグマ」とは、自律神経の交感神経が発動させる生体防御システムです。このセントラルドグマの中に「免疫システム」も含まれます。
交感神経が働くと、血管の血流の中に分泌されている生化学物質の「セロトニン」(眠気をつくる、学習しないように抑制する)「アセチルコリン」(勉強や仕事に苦痛感を感じる)の化学作用を消します。
●この交感神経が脳で働くためには、「一般法則」や「常識」「現実の秩序」といったことの言葉や思考をつかさどる言語野(ブローカー言語野・3分の2のゾーン)が働いて学習する必要があります。正しい知的学習のことです。
知的学習をしない時、血液の中の生化学物質が「自律神経の症状や疾患」をつくり、自己免疫疾患をつくり、さまざまな身体の病気をつくり出します。この病気をつくるのは「免疫システム」です。「非自己」と認識して攻撃を加え、疾患を拡げます。
また、生化学物質は、脳にも発生しています。大脳辺縁系にあるいくつもの中枢神経に作用して「精神疾患」をつくるのです。
●生まれたばかりの乳児は、このことを分かっていて、なんとかセントラルドグマを働かせようとします。それが「愛着」の中の「現在母親発話」という母親の発話を求めること、です。
「現在母親発話」とは、母親が子どもを「どなる」「叩く」「怒る」「突き飛ばす」「殴る」「無視する」「放置する」「ニラみつける」「知らないよと言う」……などとは全く正反対の言葉や行動のことです。こういうことを一回でも受けた子どもはセントラルドグマが働き難い脳の働き方の中で、そのままずっと生きていくことになるのです。
●今回は、こういう乳児が日々たたかっているセントラルドグマの働かせ方についてご一緒に考えます。とりわけ「学習したくない」「勉強すると眠くなる」「勉強したことはすぐに忘れる」という人は、このセントラルドグマのしくみをよく分かって立て直す必要があります。厳しい社会情勢がつづく中で、社会参加のハードルが非常に高くなっています。
セントラルドグマを働かせない限り、生化学物質の作用のままに精神と身体の疾患を深めて、増やしていくことになるのです。
12月22日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
免疫システムがつくる日本人の精神疾患
母という病(岡田尊司)
「愛着障害」とは
「学習性の絶望」のことである

『母という病』(岡田尊司)
『脳がここまでわかってきた』(大木幸介)

『脳内不安物質』(貝谷久宣)

主観と対話するイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●人間の脳は自律神経で働いています。自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」です。「交感神経」は、身体では血流を送り、セントラルドグマ(生体防御システム)を動かし、内臓のいくつか、五感覚を働かせています。
●今回は、脳を働かせている自律神経の「交感神経が止まる」という説明です。「交感神経が止まること」を「学習性の絶望」といいます。
すると、脳と身体は自律神経でつながっているので身体に疾患が発生する、そして脳は、異常な働き方をします。
勉強ができない(眠くなる、遊びたくなる、ヤル気がしない)というのは、脳の交感神経が止まっているためです。同時に、身体には「自律神経症状」といわれている疾患が発生します。
ポルソナーレは、脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)を解明して、日本人のなかなか治らない身体の病気、脳が正常に働かない原因をつきとめました。「学習性の絶望」という脳の働き方のことです。
●心身ともに健康に保って楽しい人生を送りたいならば、この「学習性の絶望」という脳の働き方を改善することしかありません。
1月12日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
学習性の絶望と日本人の脳の働き方
関西人には、ご用心!(山本健治)
対策・セントラルドグマの働かせ方
『関西人には、ご用心!あがく彼らに、
もっと愛を』(山本健治)
『脳内不安物質』(貝谷久宣)

客観が分かるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本はもちろん、世界の経済はデフレ型の不況がつづいています。この不況は「2008・秋、リーマンショック」が引き金になったものです。ポルソナーレは、「アメリカに金融システムのバブル」をつくったアメリカの哲学「プラグマティズム」の破綻に本質があると捉えています。日本人は、日本語の文法が「主観」を言い表す「已然」と「未然」を土台にしているために、こういう生きていくに困難な状況になると、誰もが「主観」を働かせる脳の働き方が凍りついて「学習性の絶望」という「行動停止」の中に、誰もが沈み込んでいる、と理解しています。
アメリカやイギリスの哲学「プラグマティズム」や「確率論」が破綻しているのですから、正当かつ本物の哲学が必要な時代になっています。しかし、日本人は、日本語の已然と未然の「主観」のつくる「自己免疫疾患」といわれる病気や、「自分自身の脳の働きや身体の健康」すらも「消費する」という病的な快感(美化のイメージ)のために、こういう現実の本当の姿が全く見えていません。
しかし、ポルソナーレは、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミを長い間支持していただいている現ゼミ生のお力添えをいただいて、日本人の心身の病気を回復させる「セントラルドグマ」のメカニズムを解明しました。日本人の「セントラルドグマ」を阻害しているのは、「学習性の絶望」(交感神経の凍りつき)です。
●この「学習性の絶望」をテーマに交感神経を働かせるための学習を、日本語の使い方から立て直さない限り、今年一年の安心や安全、そして本物の幸せは期待できないでしょう。
ポルソナーレの「カウンセリング・ゼミ」は誰にとっても易しくて簡単というものではありませんが、がんばって取り組めば、こんなデフレ不況の状況でも豊かな毎日を歩んでいるという自信はもっていただけます。人間は、希望と勇気さえ回復させれば、自分の未来を確信することができます。手を貸してほしいと思っている方は、遠慮なく声をかけてください。
1月26日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
学習性の絶望と日本人の脳の働き方
本多勝一『日本語の作文技術』批判・Ⅰ
日本語の主観表現の克服の仕方
『日本語の作文技術』(本多勝一)
『古典文法質問箱』(大野晋)

学習拒否症を乗り越えるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「2008・秋・リーマンショック」(アメリカ発金融システムのバブルの崩壊)以降、日本の経済社会は、「経常収支」の赤字に向かって悪化の度合に拍車をかけています。
これは、企業、国体をリードしてきた哲学の「プラグマティズム」や「確率論」が破綻したということです。
すると、日本の企業は、経営理念なきサバイバル・生存競争の中に突入しています。この中で働く人、これから働く人は、このような現実を分かり、自分の生存のために考え、説明する言葉の能力が、新たに必要になっています。
●このことに気づかず、誰からも教えられず、また自ら学ぶことを拒否している若い世代(10代、20代、30代)の人たちが不適合に陥り、自殺、うつ病、人格破壊を引き起こしています。
もともとの原因をつくっているのは、典型のモデルをあげると本多勝一の『日本語の作文技術』(朝日文庫)のような「日本語は今のままで立派に論理的である」と書いて広めてきた文法学者、もの書き、小説家にあります。
日本語をつかって「論理」を書きあらわしたり、説明することは可能です。しかしそのためには、そのための工夫とものの考え方が必要です。今の日本語のまま話したり、書いたり、メールしたりする人の「文と文章のような表現」はことごとく「主観」です。
●「学習性の絶望」に陥り、病気の言葉を他者に送っているのです。
このことを信用するもしないもその人の自由というものですが、しかし、日本の社会は、さらに苛酷になっていき、「うつ病」に倒れていく人が増えるでしょう。それは、あなたのことであるかもしれません。
日本語をどう使えば、どこの企業からも熱く迎えられ、自分の人生のために安定した収入を得られるのか?の技法(思考の方法)を教えるのが今回のゼミです。
●「2015年」には、今の日本の「貿易赤字」の道をたどって「経常収支の赤字」となり多くの人の生活が根こそぎ揺さぶられるでしょう。今回のゼミは、2015年からの暗黒を視野に入れた日本語の能力と実力のゼミです。「自分はまだ幸せになりたい」と思っている人は、応援しています。学習意欲をおもちの方は、ぜひ、声をかけてください。
 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー15期(平成25年度) 
2月9日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマを働かせる脳の対策
日本語の「助詞」はこう使えば
客観表現が可能になる
『日本語の作文技術』(本多勝一)
『日本語の文法を考える』(大野晋)

社会的アパシーに感染させられないイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
 公然の常識で、しかし誰もが不問にしているのが「日本語の文法は主観を言い表す(書き表す)」ということです。日本人は、長い間、アメリカの哲学プラグマティズムとイギリスの哲学の経験論の「確率論」で社会を運営してきたために、このプラグマティズムや確率論を丸暗記して物を作り、輸出し、銭(ゼニ)を稼げば、老後も、次の世代の子どもらの未来も安心だ、と考えてきました。しかし、「リーマンショック」やら「3・11、東日本震災」を経験すると、これら二つの哲学が破綻していることが誰の目にも明らかになり、「社会」も「家庭」も「学校」も立ち往生しています。そして、さまざまな病気が噴出しています。日本語の文法の「主観」は、何の行動の方針も出せないので、誰もが動物一般のような生き方をしています。
 日本語の文法の「主観」の言葉を言い表す身体の病気は、「ガン」「アレルギー」「腫瘍」をつくり噴出しています。脳は、大脳辺縁系の中枢神経が生化学物質の作用の病理症状をあらわしています。中隔核のセロトニンの作用で「学習拒否症のうつ病」、線状体はコレチストキニンの作用で「ちょっと勉強しようとすると不安発作が起こる」、扁桃核はアセチルコリンの作用で「家庭のいじめ、長い付き合いのあった人に向ける敵意や悪意」、視床下部の視索前野は「身近な人にだけ向ける暴言、暴力」といった病理症状をあらわしています。
 そこで、ポルソナーレは、日本語の「文法」の「助詞」を中心にその正しい理解の仕方と、「客観表現」のための使い方と演習をレクチュアします。とくに今回は助詞の「ガ」と「ハ」の使い方をわかりやすく、徹底して解説して説明します。
 係助詞「ハ」、格助詞「ガ」を中心に、これをどういう使い方をすると「客観」を言い表し、学習性の絶望のつくる脳の病気「ピック病」を防げるか?を分かりやすく説明します。演習は3歳児の教育で起こる「推移律」です。今、日本人は、3歳児でも習得する「推移律」すらも使えなくなっていることに注目しましょう。
2月23日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマを働かせる脳の対策
日本語の「助詞」の省略が原因
男性のコルサコフ健忘症
女性のピック病
『日本語の文法を考える』(大野晋)
『日本のことばとこころ』(山下秀雄)

客観をイメージするイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本経済新聞に「社会的無業孤立者・162万人」「ニート・63万人」という報道が載っていました(平成25年2月18日)。
●日本語の「文法」のつくる「主観」を、「スクールカースト」(鈴木翔)などに観察すると、「主観」しかあらわせない脳の働き方とその病理が浮び上がっています。それが「コルサコフ健忘症」と「ピック病」です。
「コルサコフ健忘症」は記憶障害です。しかし、記憶喪失とか見当識のような記憶障害ではありません。
「現実についての法則」や「現実の変化や出来事」「他者とつながる共同の言葉」「他者を信頼する世界性の言葉」というものに限って、「憶えられない」「すぐに忘れる」という記憶障害です。
「2008・秋・リーマンショック」以降、日本と世界の現実はものすごいスピードで変化しています。このような現実にも法則があります。その法則を憶える脳の部位がブローカー言語野「3分の2」のゾーンです。日本語の文法は「3分の1」のゾーンで憶えてしゃべるし、読むので、「変化する現実」とこの中の「法則」を憶えられない、学習してもすぐに忘れる、という人々の典型が「社会的孤立の無業者」だったり「ニート」といわれる人々ではないのか?と推測されます。
●カウンセリングの現場の体験をとおして観察すると、日常生活のことや食べたり飲んだり、遊んだりはふつうにできるけれども人間関係の本質の「秩序」「ルール」「きまり」にかんすることは全く憶えられない、実行もできないという人が増えています。男性の場合は「コルサコフ健忘症」であり、女性の場合はピック病であるというのが観察される診断です。
「スクールカースト」はそういう主観のつくる記憶障害の現象です。
ポルソナーレは、自覚のある人には、特別の個人指導をおこなっています。日々、悪化していく現実とまだ、自分は闘えると思っている人はぜひ、声をかけてください。
3月9日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマを働かせる脳の対策
日本語の助詞「は」を客観表現のために
どう使えばいいか
対人恐怖の「うぬぼれ」の
精神病理とその構造
『日本語の文法を考える』(大野晋)
『日本のことばとこころ』(山下秀雄)

概念思考のためのイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の間に発生している「ニート」(12年間平均65万人)、「社会的孤立無業者」(165万人)(全体は265万人)といった「対人意識」に象徴される病理のメカニズムを解明してレクチュアします。
日本人の「対人恐怖症候群」は、日本語の文法の「内扱い」と「外扱い」が原因です。「内扱い」とは血縁意識をベースにして「擬似血縁意識」をつくります。必ずしもグループとか「親分・子分」だけの関係ではありません。「相手と自分は、どんな相手とも平等である」というのが「内扱い」です。ここから「自分は万能である。どんなことでもできる」という架空の自己像がつくられて、これを自尊し、「自惚れる」(うぬぼれる)という自分だけの規範をつくり上げるのです。
どういう規範か?というと「勉強しない」「社会のことは学ばない」「知的な訓練はしない」という自己規範です。
●根拠は、そういうものは「内扱いの対象」ではなくて「外扱い」の対象だからです。日本語の文法は「外扱い」の対象は「近づかない」「かかわらない」という捉え方をして、自分の人生がどうなろうとも放置します。これが社会不適応のメカニズムです。
これは、脳の言語野の客観の言葉を憶えるゾーンを全く使わないということです。使わなければ廃用萎縮で脳細胞が死滅します。これが男性の「コルサコフ健忘症」、女性の「ピック病」です。
このように、ニートにも孤立無業者にも、脳の働き方にあらわれるメカニズムがあります。日本人の誰にも対策が必要です。
3月23日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマを働かせる脳の対策

日本語の対人恐怖の「うぬぼれ」がつくる
「コルサコフ健忘症」と「ピック病」
「根拠なき熱狂のリスク・日本株高はいつ止まる」
(『週刊東洋経済』、2013、3・23日号)

『アメリカは日本経済の復活を知っている』(浜田宏一)
『日本語の文法を考える』(大野晋)

ピック病を防ぐイメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●今回は、日本で増えつづけている「ニート」(62万人。12年間平均)「社会的孤立無業者」(162万人。社会的孤立の無職の未婚の男女。20歳から50歳)は、なぜ、社会から孤立しているのか?に焦点を当てます。最大の原因は、「コルサコフ健忘症」(男性)、「ピック病」(女性)という脳の働きの記憶障害にあります。これらの記憶障害は「学校の成績は良い」「知能指数は高い」「日常の会話はごく普通」といった特色をもちます。しかし、「他者と繋がる言葉を忘れる」「現実の社会の変化や出来事を記憶できない、忘れる」という記憶障害を抱えています。したがって、他者と繋がる人間関係の場面では自分の記憶障害を隠すためにつくり話をしゃべり、空想でものを言うという「作話症」を抱えています。初対面の人には見分けにくい病理です。長く付き合っていると記憶障害の異常性がしだいに見えてきます。
●ニートや社会的孤立無業者は、広くいうと「対人恐怖症候群」という病理のカテゴリーにあります。
すると、対人恐怖の病理ごとに、「仕事に行かない」や「人間関係から孤立していること」の理由を話すでしょう。しかし、その本当の理由の根拠にあるのはデフレ不況型の経済社会から「追放されている」ことにあるのです。
しかし彼らは、「対人恐怖の病理」の特質の「自分は働いている人や自分の生活の面倒を見ている人とは平等だ」という内扱いのものの考え方にもとづく悪しき平等意識をもっているために、その「自己像」をいつも思い浮べてここに「うぬぼれ」(自分は万能だ)の足場をおいて、本当に真剣には困っていません。
●今、日本は、アメリカの金融理論の影響を受けて、バブル経済の様相を見せています。このことはニートや社会的孤立の対人恐怖を抱えている人にとっては、ますます孤立の度を深めていき、ピック病のもつ痴呆の症状を深くしていく「現実」になっているということです。
こういう本格的なカウンセリングを拒否するのが「ピック病」の病理現象です。カウンセリングの現場にもしばしば訪れてきます。話をすると、この脳の記憶障害の姿が手に取るように分かります。今、日本人の病理はさらに深淵と奈落に向かいつつあります。
4月13日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマを働かせる脳の対策

「コルサコフ健忘症」と「ピック病」がつくる
「無縁社会」の孤立死
『無縁社会』(NHKスペシャル取材班)
『この世の偽善』(曽野綾子、金美齢)
『日本語の文法を考える』(大野晋)

寿命どおりに生きるためのイメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●『無縁社会』(NHKスペシャル取材班)に収録されている「無縁死」がケーススタディです。「一人で孤独に部屋の中で死ぬ」「行き倒れる」など身元不明のまま死んでいる人が、今、日本には年間3万2千人もいる、というルポです。
家族、友人、恋人、職場の人、など、誰とも親しく付き合えない、共有するものを介して人間関係をつくれない人がひとりで孤独に死んでいる、というのが「無縁社会」の中の「無縁死」です。
●一体なぜこういうことが起こるのか?ということを根本から考えてみると、その原因と理由は、「脳の働き方」にあります。
人間の寿命(生きられる時間)は、もともと知的精神をつくり、この知的精神がつくる言葉と行動が犬や猫などの動物一般よりもはるかに長い「生きられる時間」をつくり出しています。そういう脳の働き方ができるというのが「人間の脳」です。
●しかし、知的精神を学習せず、嫌い、拒否すれば、セントラルドグマ(生体防御システム)が働かずに疾患が生じ、自己免疫疾患ができて、おのずと「生きられる時間」が減少するばかりか、脳も異常な働き方をして、自分の身体を生かす能力が無くなります。こうして、ひとりで孤立して死んでいく人が増えているのです。
●日本語は已然と未然の主観しか表わさないので、人間関係を正しくつくれなければ、一人で孤独に死ぬという脳の働かせ方しかできないのです。
今回は、日本人の主観は「コルサコフ健忘症」と「ピック病」をつくり、これが「無縁死に至る」という脳の働かせ方の構造をレクチュアします。
「どうしても他者と安定した関係はつくれない」という到達点を示しての警告です。
4月27日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマを働かせる脳の対策

共同墓は語る
日本人の「生きられる時間」
『無縁社会』(NHKスペシャル取材班)
『生きられる時間』(E・ミンコフスキー)

無縁を防ぐイメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●一九八〇年代から、共同の墓に入る人が増えている、というのが事例です。生きている時から「共同の墓」に入ることを生前契約して、永代供養もしてもらうという墓のことです。これは、「無縁死」ではありませんが、家族から離れたので一人になった、あるいは家族がいない、家族が離れていった、などの事情が共通しています。
このことは、日本人の使う日本語の文法の「内扱い」に原因があります。今回はここが学習テーマです。
●「恋愛ができない」から「結婚もできない」という「結婚もできない」というのが日本語の文法の已然(いぜん)と未然(みぜん)のつくる「内扱い」です。内扱いは知的な実力があればそれなりに良い心情をつくり出しますが、この知的実力が全く無い場合は、「自分も病気になる」「相手を拒絶する」「相手を虐待する」というように働きます。
これは、現代の分裂病の妄想(幻聴や幻覚)と同じメカニズムをもつ、とE・ミンコフスキーの臨床の観察をもとにした考察を踏まえて説明します。
現代の日本人が「恋愛ができない」「結婚ができない」というのは必ずしも収入が低いだけの問題ではなく、日本語が現代社会の分裂病の幻聴や幻覚と同じ構造をもつことにその本当の原因があります。分裂病は、「お前は私の敵だ」という主旨の発言をします。これによって「生きられる時間」をかろうじて手に入れているのです。
●ツイッターやケータイ、ネットのバーチャルだけで人間関係をつくるのが主流になった今、日本人は「生きられる時間」を失くしていて、「無縁死」や「共同墓」に見るように孤立と生きられる時間の閉鎖に誰もが向き合っているということと、その対策をレクチュアします。
5月11日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマを働かせる脳の対策

「ひとりでいることは居心地がいい」と
無縁死を予測する三十代、四十代の
「生きられる時間」
『無縁社会』(NHKスペシャル取材班)
『吉本隆明の哲学的思考・情況への発言』
(新田滋)

他者性を働かせるイメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
 今回は、『流砂』(2013・第6号)に掲載されている新田滋の「吉本隆明の哲学的思考」をテクストにして、吉本隆明、マルクス、ヘーゲル、そしてハンナ・アーレントとポルソナーレの「脳の働き方・言葉の生成のメカニズム」をそれぞれ対比させて人間の言葉のつくり方、行動の仕方、社会や他の人間との関わり方についての哲学による説明をわかりやすくお話します。
 狙いと目的は、日本人の「生きられる時間」です。日本人はすでに十代のころから「引きこもり」(全国で26万世帯家庭)や「ニート」(二十代から三十代が36万人)といった状況を社会現象としていて、「日本人だけの生きられる時間」(動物一般と同じレベルの寿命)を生きています。
 『週刊ダイヤモンド誌』(二〇一三・5・11号)には、三十代、四十代の「仕事は消失していく時代になっている」という特集記事が載っています。これらは独力で生きていく能力が無いということです。『週刊ダイヤモンド誌』はいくつかの項目の自己診断で「ここまでの水準は仕事を喪う。会社のリストラで会社を追い出されるリスクを抱えている」と警告しています。そのリスクとは、「他者とのコミュニケーション」「他者に説明する能力」「他者のことを分かり、他者の考えと行動を推察する能力」が欠落しているということです。これが、また「ニート」「引きこもり」の構造的な理由にもなっています。
 脳の働き方からみると、ヘーゲル、マルクス、ハンナ・アーレント、吉本隆明が哲学として説明する「他者性」が、脳の中につくられていないということが原因です。
 日本人が、ひとりで単独で「生きられない」のは、日本語の文法のつくる「内扱い」の「愛狎」「軽蔑」「侮蔑」(大野晋の『日本語の文法を考える』(岩波新書)による)のどれかの段階で人間関係をつくっていることが、直接の原因です。
 根本的には、脳の中に「他者性」を生成していないという構造的な根拠によります。日本人は、ヘーゲル、マルクス、ハンナ・アーレント、吉本隆明のいう「他者性」ということを誰も学べず、学んでも適当に知的ゲームのようにしか解釈しない、ということが「ニート」「引きこもり」「社会孤立無業者」を300万人も生み出し、そしてひとりで孤立して生活して「無縁死」となり、遺体も遺骨も廃棄物扱いされているのです。
 『週刊ダイヤモンド』(二〇一三・5・11号)によると、日本は「仕事が消失していく時代」に突入しています。三十代、四十代の人件費がカットされるか、職場からの追い出しの対象になるといっています。
  少しでもマシに生きていこうと思えば、脳の働き方から変える決意がいります。今ならまだなんとか、間に合います。
5月25日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマを働かせる脳の対策

無縁社会・相次ぐ所在不明の老人たちは、
なぜ、どこに消えたのか?
「親の死後・子どもらの生きられる時間」
『無縁社会』(NHKスペシャル取材班)
『内臓のはたらきと子どものこころ』
(三木成夫)

他者性をリハビリするイメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●人間の脳の言語野を中心にお話します。ハンナ・アーレント、ヘーゲル、マルクス、吉本隆明が一致してのべている脳の言語野があります。ハンナ・アーレントが「他者性」といい、ヘーゲルが「よそよそしい他者」といい、マルクスが「自己疎外」といい、吉本隆明が、一九六八年の東京医科歯科大学の講演の「情況への発言」で「自己が自己を関係づける」「他者を規定すると規範となり、文法構造となる」といったのは、ブローカー言語野「3分の2」の言語領域のことです。
日本人の使う日本語は「3分の2」ではなくて、「3分の1」の言語領域です。するとここには「他者性」というものが無く、そのために「未婚」「離婚」「ニート」「引きこもり」「社会的孤立無業者」が約300万人以上にのぼっています。
●これは、日本人の脳の働き方の構造的な問題というべきもので、「リハビリ的な観点」から脳の働き方の改善にとりくまなければ、そのまま自滅するということが起こっています。
「無縁社会」(NHKスペシャル取材班)のルポでは、親の年金を頼りに生きていた子どもが、にっちもさっちもいかなくなって、親が死んだのに届けず、遺体とともに七ヵ月も暮らしていた、という事件がルポされています。これは、親の脳の中に「他者性」が無く、当然子どもにも無く、親が死ねば子どもには「生きられる時間がない」という脳の働き方になります。独力で生きる能力をなくした日本人の「動物一般と同じ寿命」をどう改善するか?を哲学の知性も動員して教えるのが今回のゼミです。
●「今のままでいいはずがない」と思えている人は、声をかけてください。
6月8日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマを働かせる脳の対策

無縁社会・恋愛と結婚の中の無縁
“おひとりさま”の女性たち
擬似血縁に頼る人々
『おひとりさまの老後』(上野千鶴子)
『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

他者性を発達させるイメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●上野千鶴子による75万部発売の大ベストセラー『おひとりさまの老後』(文春文庫)がケーススタディです。上野千鶴子は、「おひとりさま」のみじめなイメージを明るく、180度、ガラッと変えたと「あとがき」に書いています。
上野千鶴子は、日本の女性の奈良時代からつづいている抑圧と、性の収奪を救出するという学的な業績で東大の名誉教授になった人です。したがって、『おひとりさまの老後』も、上野の思想が一貫していて、迫力に満ちています。
●しかし、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ『カウンセラー養成ゼミ』では、上野千鶴子の日本の女性への明るい楽観的な励ましと勇気づけに、専門の観点から、ちょっとリアルな話を重ねます。
それは、日本人は、痴呆(認知症)がどんどん増えていて、462万人になっている、予備軍は400万人、高齢になるほど女性の有病率が高くなる傾向がある、という厚生労働省の発表が根拠になっています。認知症と痴呆は同義です。
●そこで宮里好一(沖縄リハビリテーション病院長)の『痴呆の基礎知識』から痴呆の原因を洗い出してみると、ポルソナーレが説明している「脳の自律神経の交感神経を使っていないこと」による血流不足と、脳細胞の死滅が原因の大半をカバーしていることが分かります。
上野千鶴子は、この若年から始まる痴呆(認知症)の問題を対策に入れて「おひとりさまの人生」をアドバイスすべきです。しかし、上野千鶴子は、「友だちをつくれ」「友だちが必須の条件だ」と言っていますし、「死ぬときは死ぬのだから、いさぎよく死ぬことを受け容れよ。健康法なんかに頼るな」とも言っています。「友だち」とか「友だちのネットワーク」など日本人の「内扱いの中の相手の否定」のメカニズムではありえません。そこで、上野千鶴子の説明で不足しているところを補って、史上最強の「おひとりさま」の「生きられる時間」を提供しているのが、今日の本ゼミです。
6月22日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマを働かせる脳の対策

無縁社会・「呼び寄せ高齢者」の無縁
「共同体」とは「物語」のことである
『無縁社会』(NHKスペシャル取材班)
『個体・家族・共同性としての人間』(吉本隆明)
『人間の条件』(ハンナ・アーレント)

他者性に取り組むイメージ療法


『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の「無縁社会」と「無縁」の実体と本質から見た対策をレクチュアします。
日本人は、長い間、人間関係を内扱いをあたりまえにしてやってきました。「内扱い」は、見かけは良さそうですが、必ず、お互いの関係を破綻させます。それは、恋人がつくれない、結婚相手が見つからない、…から始まって子どもがニートや不登校になる、離婚する、という破綻となり、やがて、高齢者となれば「うつ病」「痴呆」(認知症)になるという脳の働き方のメカニズムを内包しています。これが、今の日本の「無縁社会」の「無縁」の実体です。
ここで日本人の誰もが知らないことをいいますと、日本人の「無縁」とは、脳の働き方からみると「共同体」の意識が無いことをいいます。日本人には、「なになにをしてはいけない」という禁制と黙契の共同体意識(共同幻想)はありました。
●しかし、「なになにをする」という「活動」や「言論」のための「共同体意識」は全く無かったのです。
「なになにをする」という共同体意識がまるまる残っているのはアメリカです。しかしヨーロッパは、階級社会の崩壊とともに、「なになにをする」という共同体意識も瓦解し徹底した「大衆社会」になりました。ハンナ・アーレントの『全体主義の起原』(3)によれば、このような哲学的な説明になります。
しかし、日本は、明治の初めからひたすら「大衆化」と「大衆社会」の道をたどっています。そして「内扱い」の中の「親愛」という心情のつくる「義理・人情」(世間意識)による共同体の意識が消えると、一気に、無縁化が始まっています。
●男性も、女性も「おひとりさま」とは、共同体喪失というよりも初めからの「共同体」からの孤立なので、鬱の症状をともないながら「認知症」(痴呆)の周辺症状をあらわしています。今回のゼミは、ハンナ・アーレントの哲学、吉本隆明の哲学を証拠にあげて、「おひとりさま」の対策をレクチュアします。
7月13日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
交感神経と脳の働き方

ポスト「アメリカ発金融システムのバブル」
「(株)貧困大国アメリカ共」(堤未果)に見る
新・金融資本主義の世界戦略
「確率論理学」
『(株)貧困大国アメリカ』(堤未果)
人間の条件』(ハンナ・アーレント)
『個体・家族・共同性としての人間』(吉本隆明)

他者性を身につけるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「人間が生きられる」ということには「生きられる時間」があります。
「人間の生きられる時間」は二つあります。一つは「動物一般と同じ生きられる時間」です。もう一つは、「70年、80年といった寿命をつくる生きられる時間」です。今、アメリカの「新・金融資本主義」がつくり出している新しいグローバル戦略は「帰納法という経験論の哲学」(イギリスでつくられました)によります。この「帰納法」の本質によって「労働によって動物一般のレベルの生きられる時間」を消失させている、ということを説明します。
●日本も「新・金融資本」(多国籍企業)を構成しています。コーデックス(codex)委員会という「食料の安全を規制したり法律をつくる委員会」を、たくさんの日本企業が構成しています。すると、アメリカで起こっている多国籍企業の市場(労働)の支配は、日本でもそのまま起こっていることと理解されます。
●問題は、「人間の生きられる時間」は、脳で客観を働かせる交感神経の支配領域ですが、「帰納・確率・統計学」という新・金融資本のグローバル戦略の武器は、どこまでも「主観」であり、この中で「労働」をしているために誰もが、「自ら生存の仕方」を放棄しているというところにあります。
今回は、このようなことをお話します。とくに多くの日本人は「自ら生存の危機を招いている」ことを知ってほしいものだと考えているのがポルソナーレの「谷川うさ子さん」です。
7月27日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
交感神経と脳の働き方

新・金融資本(多国籍企業)のグローバル経済戦略
「帰納法による確率論理」と
「斉一性の原理」の実現の仕方
『(株)貧困大国アメリカ』(堤未果)
マッキンゼー学校・最強メソッド&全人脈
(週刊東洋経済)


客観の知性のためのイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「2008・秋・リーマンショック」から現在の今も、アメリカを中心とした「新・金融資本」が相当に活発に活動している、ということをケーススタディにします。しかし、本ゼミは、政治的な発言をおこなうものではありません。脳の働きの言語の生成のしくみをふまえた最新の病理現象がテーマです。
堤未果の『(株)貧困大国アメリカ』(岩波新書)がケーススタディです。ここには、さまざまなアメリカの農業、市民生活の崩壊がルポされています。「多国籍企業」「コングマリット」という新・金融資本が、「2008・秋・リーマンショック」によって形ばかりの耐久物質の生産とその市場がなくなったので、独自に、自らの資本の増殖のためにかつてない強力な経営手法で「投資活動」をおこなっているということのケースです。
●この新・金融資本の活動は、政権与党が参議院選で勝利して「ねじれ国会」のハードルをとりはらったので、今のアメリカと同じくらいの「法律」をつくり、無くし、「帰納法による経営戦略」の中の法則を現実化すると思われます。
重要なことは、日本と世界をかつてないくらい苛酷な現実に変えていくのは「主観」による「帰納法」であるということです。「主観」でしか考えられないアメリカの各州は破綻し、国民は生存の危機にさらされています。同じことがインド、韓国、アルゼンチン、メキシコ、カナダ、イラクでも引き起こされています。
●日本にも、この三年くらいのうちに、「財政赤字」という「ショック・ドクトリン」がおおいかぶせられて、この破壊が迫ってくるでしょう。その対策を教えるのが今回のゼミです。
8月10日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
交感神経と脳の働き方

新・金融資本(conglomerate・異業種企業複合体)の
グローバル経済戦略
「日本は四六〇万人が余剰人員である」を
解体する競争の主観の原理
「コスト削減」と「効率化」
『(株)貧困大国アメリカ』(堤未果)

客観の知性「演繹」のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「アベノミクス」といわれて、日銀が「異次元の金融緩和」を実行して日本中に「マネー」が流し込まれて、一見して景気がよくなったかのように錯覚されています。たしかにそういう現象があるから錯覚です。これは、「資本」という「マネー」の動かし方が変わっただけの経済現象です。日本では、大企業などに大量の資本が集中していますが、そのために「新しいマネーの動かし方」のために、「新しい市場をつくる」ということが行なわれています。それは、「お金を出していたところへは支出を減らす」「これまで以上にお金をしぼり取る」という新しい競争レースによる市場のつくり方です。
その事業モデルが「アメリカで事業モデルとしてつくられた効率化、競争による排除、コスト削減」です。
●日本人は、日本語の文法が已然(いぜん)と未然(みぜん)の主観であるために、このような全く新しい異次元の金融資本主義の活動が理解できません。
そこで、がむしゃらに働いて、人間への信用、信頼を無くして、身近な人間関係を壊して非人間的な性格に変わっています。一方、行動すらもできない人は全く行動が止まって、脳は痴呆化(若年性の痴呆)し、身体は慢性化した疾患で破綻しています。
対策は、脳の働き方を客観の認識の仕方に変えて正当な仕事の仕方とその能力を身につけることです。これは、皆様へ、ポルソナーレからの緊急の警告のメッセージです。
8月24日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

新・金融資本(conglomerate・異業種企業複合体)の
運営と経営方法
信用と信頼を解体する方法が日本でも起こっている
拡大する大企業と中小企業の二極化
「慢性デフレと新型バブル」(野口悠紀雄)
『(株)貧困大国アメリカ』(堤未果)


演繹を洗練させるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●これは、ポルソナーレのゼミ生の皆様以外は、全く理解しえないことですが、脳の働き方というものがあります。言葉をつくり出すメカニズムがあります。この言葉は「客観」と「主観」の二つがあります。これは、脳の言語野で別々の異なった言語領域で生成されています。
また、多くの日本人は「主観」ということと「客観」ということの区別をどうでもいいことと考えています。むしろ、「主観」を「自分らしいこと」「本当の自分らしさのこと」と、とてつもなく、本当の意味とは似ても似つかない意味で解釈しています。
●今、アメリカを中心に起こっていることの「新・金融資本」の経営や運営の方法は、「帰納と確率理論」という「主観」でおこなわれているので、非人間的な事態が起って、ずっとつづいている、といわれても、「主観」は、その本質も自分の身、人生、生活に襲ってくる共通の本質も理解しえないでしょう。
●ひとくちにいうと「犬、猫、タヌキと同じ動物一般の寿命しか生きられない」「客観の脳の働き方がすっかり止まって、痴呆に至っている」「いつでもどこでも、客観の本質の『信用』『信頼』がジャマ扱いされて、いろんなことが平気で壊されている」(仕事の中でも、家の中でも)ということです。
「社会」の中に「信用」「信頼」がなくなれば、一体、どういうことになるのか?まだ頭が副交感神経優位になっていない人は、ぜひ、ポルソナーレに声をかけて、生き延び方を手に入れませんか。
9月14日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

なぜ、アメリカ人はアルツハイマー病に、
日本人は、痴呆症になるのか
脳の働きが完全に止まるメカニズム
『(株)貧困大国アメリカ』(堤未果)

脳の働きが止まらないイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレは、カウンセリングの見地から、日本人の病理はなぜ、どうつくられるのか?の究明をおこなってきています。いま、「うつ病はこう治る」とか「心の病気はこう治る」といった医療や医者の話が多く出回っていますが、ポルソナーレの見解では、産業としての医療や薬の利益に参加する意図をもつもので、この場合の「治る」という言葉は「嘘」です。ポルソナーレは「嘘である」と言い切れるだけの実証と証拠の提示を用意できます。問題は、このような「嘘」がなぜ、宣伝費をかけて流通させられているのか?にあります。
それは「2008・秋・リーマンショック」以降、商品や物を売るための「信用」を喪失しているので、すでに所有されている個人の財産を吸い上げポンプのように吸い上げるための「システム」づくりの一つとして「嘘」が語られているのです。
●日本人の脳の働き方は、ちょっとしたきっかけですぐに「行動が止まる」という脳の働き方をしています。日々、どんどん痴呆に陥るという脳の働き方です。脳は、長期記憶と短期記憶の二つの言語野があります。日本人は、日本語の文法のせいで「短期記憶」しかできません。大学の教授のようによくものを憶えている人は、短期記憶の脳をパソコンのエンター・キーのようになんどもカチカチカチカチと押しつづけて、触覚の記憶の脳をものごとに「馴化(じゅんか)」させているだけなのです。
●アメリカ人は、短期記憶の脳を使うように「消費」「早期定年退職で遊びの人生を送る」ことを思考してきました。
その結果、堤未果のルポにみるように「アルツハイマー病」が異常に増えています。年間50万人という増加のペースです。
これに対して日本人は初めから短期記憶の脳の言語野しか働かせてきていないので、痴呆症、自己免疫疾患、ガン、アレルギー症で行動を止めて「生存不能」に陥っています。
日本人の心、精神、身体の病気は、脳の働き方からしか原因も対策も分かりません。薬を飲みたい人は、医療産業の市場の対象になる人生を選んでいます。もし、あなたがなんらかの障害に悩んでいれば、理解できるのはポルソナーレしか他にはいないということをお伝えします。
9月28日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

脳に長期記憶をさせる訓練法
日本人の脳の「記憶障害」「聴覚障害」「視覚障害」
が病気をつくっていることを理解しましょう!!
「記憶力を磨く方法」
(池谷裕ニ=監修、夏谷隆治)


脳に長期記憶させるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●『文藝春秋』(2013・十月号)や『記憶力を磨く方法』(池谷裕二=監修、夏谷隆治=著)で、人間の記憶力を向上させる、脳をトレーニングする、脳を鍛える、といったことが特集されたり、その方法なるものが説明されています。とくに『記憶力を磨く方法』では「短期記憶とは10秒くらいしか憶えられないこと」で「長期記憶とは、脳の貯蔵庫(連合野)に長く憶えるために貯えられている記憶のことだ」と説明されています。
●これらは、脳の言語野の「長期記憶」とは「社会」や「共同体」「共生」「規範」を表象させることであるとか「短期記憶」とは「主観」のことで、「行動の終了」を意味する働き方のことだ、ということを全く理解しない虚偽の発言です。
問題は、夏谷隆治や『文藝春秋』に載っている何人かの人間のとおりに、そのとおりに「記憶の仕方」とか「学習」をおこなえば、コルサコフ健忘症に陥り、行動が止まり、仕事に行くことはもちろん、恋愛も結婚も、子育ても全ていっさいがっさい破綻するということにあります。
●コルサコフ健忘症には二つがあります。一つは「人にあれこれ言われると行動できる健忘症…前向性健忘症」、二つめが「人にあれこれ言われても行動できない健忘症…逆向性健忘症」です。日本人はこの二つの健忘症のどれかで生きていて、「逆向性健忘症」の人は、ニート、引きこもり、不登校、寝たきり、などを起こしています。
また「前向性健忘症の人」も、「自分で判断する必要のある人間関係」の中でつまづいてトラブルをつくっています。
●そのトラブルのつくり方は、「人の話を聞いても分からない。ひとり言のようにしゃべりまくる」「本を読んでも何も分からない。自分勝手に暴走して自分の人生をめちゃめちゃにする」「記憶障害なので、自分の妄想をしゃべって、精神を崩壊させる」といったものです。
これらのトラブルは、正しい脳の働き方を何も知らないことが背景にあって、「専門家」と称するいかがわしい記憶の仕方を真に受けて、悲惨な結果に陥っています。
すると喜ぶのは、「医療メーカー」のような存在だけです。あなたは、ポルソナーレの教える正しい脳の働き方を身につけませんか。
10月12日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

長期記憶と短期記憶の脳の働き方と
表現のしくみを教えます
日本人は長期記憶の表現が出来なくなると
人生が終わる!!
「記憶力を磨く方法」
(池谷裕ニ=監修、夏谷隆治)

「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

脳を長期記憶に働かせるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●池谷裕二、夏谷隆治らが「脳を鍛える」そのための「記憶力を伸ばす」という本を書いています。「こうすれば脳を鍛えられる」「こうすれば、記憶力が伸びる」ということを書いている本は多いので、かくべつ夏谷隆治に限ったことではありませんが、彼らは誰もが「記憶力とは憶えることだ」と言っています。そして「短期記憶とはすぐ忘れること」「長期記憶とは、短期記憶を長く貯蔵すること」だと書いています。このように一人で解釈して分かった気になってもいいのですが、彼らのいう「憶え方」は、日本人の人生を破綻に導きます。
「長期記憶」も「短期記憶」も、脳のブローカー言語野の名称(働き方)のことです。人間は、長期記憶のゾーンを働かせて、共同体、社会、共生ということをつくり出しています。また、説明や会話の時は、「長期記憶ゾーン」に「主旨」「話の目的」「説明のモチーフ」などをずっと消えずに思い浮べながら、「今、自分はこう思う」という具体的な内容(意味のイメージ)を、共時的に思い浮べるのです。
●日本人は、夏谷隆治、池谷裕二に見るように誰もが「長期記憶の言語領域」を働かせることが全く出来ていないので、こういう虚構を安心して、誰にも分からないだろうとタカをくくって平気でしゃべり、書くのです。
長期記憶の言語野を働かせていない人は、例外なくコルサコフ健忘症です。正しいことを言ってくれない人は、逆向性健忘症に陥り、人生を終わらせるという真実を直視しましょう。
10月26日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

日本人の脳の働き方の両極
「長期記憶」と「逆向性健忘症」
日本人はアドバイスの言葉を記憶できなくなって
人生を終わらせる!!
「記憶力を磨く方法」
(池谷裕ニ=監修、夏谷隆治)

「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

表現力のためのイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●人間の脳の働き方のしくみの解明の到達点でのレクチュアです。人間の脳は、左脳、右脳に分かれています。それぞれ働きの役割がちがいます。中心になるのは「右脳のブローカー言語野」です。このブローカー言語野は「Y経路」と「X経路」の支配領域に分かれています。「Y経路支配」のブローカー言語野が「長期記憶」の対象を表象します。ここに「共同体」「社会」「共生」の認知と認識のそれぞれの記憶を表象させるのです。
ここは人間的意識の世界、もしくは「観念の世界」というものです。
ここに「共同幻想としての国家」も表象します。
●「X経路」(ブローカー言語野・3分の1)は自己意識を表象します。欲求や感情にもとづく主観のイメージのことです。この「X経路支配のイメージ」が「Y経路支配のイメージ」の中にくみこまれ、形づくる、というのが人間の脳の働き方のモデルです。
日本人は、「X経路・ブローカー言語野3分の1」しか働かせていないので、常に「社会」「共同体」「共生」から孤立しています。これをコルサコフ健忘症といいます。
●そこで、「他者からのアドバイス」(指導)が必要です。このアドバイスの言葉を聞いて行動する人が「前向性健忘症」です。
しかし、他者からの助言、アドバイス、指導を全く聞かない人がいます。その人が「逆向性健忘症」です。この人の人生はここから終末に向かいます。
今、この「逆向性健忘症」の人がぞくぞく増えて、自分の人生を破滅に向わせていることはどなたもよくご存知のとおりです。
11月9日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

日本人の脳の働き方の危機
「長期記憶の言語野」を、なぜ、
どのように働かせればいいか
人間の脳は、共同体、共生に関わるために
働くシステムになっています!!
「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

長期記憶のためのイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●ノーベル賞受賞者の利根川進は、フランシ人哲学者、ルネ・デカルトの「心と体は別のものであり、脳を含めた体全体を研究しても、心あるいは、魂というものは解明できない」という「二元論」を排して、ノーベル賞受賞者のフランシス・クリックの「一元論」が正しいという主旨を述べています。利根川進の「脳の学習と記憶」の説明の一端はこうです。「記憶には種類がある。エピソード記憶(昨夜何を食べたか、去年の夏休みはどこで何をしたか、の記憶)、技能記憶(テニスの練習で上手になるための記憶)、などだ。これは「海馬」が重要な役割を果している。この「海馬」の酵素が記憶の邪魔をしている」。
 ポルソナーレや約40年間にわたって、人間の脳の働き方の「言葉の生成のしくみ」を解明してきました。そしてその「全体のメカニズム」を解明しました。ここから利根川進、およびアメリカのマサチューセッツ工科大学の「脳科学」を見ると、「人間の観念の世界、人間的な意識の世界」を存在しないものと捉えていて、人間を犬、猫、ラットの動物一般と同じにみなしていると理解されます。
●ポルソナーレの考察では、人間の脳は、「共同体」「人間の共生」「幻想としての国家」「社会」をつくり出します。これは、0歳6ヵ月の乳児の時期から始まるのです。これが表象するのは人間の右脳のブローカー言語野「3分の2」の言語領域です。左脳のブローカー言語野「3分の2」には、右脳の空間構造の恒常的な表象が、そのまま移行して「空間概念」をつくり、幼児は、これによって「イメージスキーマ」(概念思考)をおこなうのです。すると記憶というのは、全て、ブローカー言語野「3分の2」の言語領域でおこなわれるのです。利根川進のいう「技能記憶」(作業記憶)は、言葉を学習せず、文章も書けない人間の行動次元の記憶です。ブローカー言語野「3分の1」のゾーンでおこなわれていて、このゾーンは「何も憶えられない」「記憶障害、聴覚障害」としてしか機能しません。今、世界は、人間を動物一般としかみなさない「主観」が支配しています。これが至るところで社会問題をつくっています。人間らしく、自分の力で、しかも幸せに生きるには「共同体」「共生」を前提にする思考が不可欠です。これが無いところで、異常な言動が迷走しているのです。
11月23日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

脳の働き方がつくる日本人の危機
「個体・家族・共同性としての人間」の
意義が分かれば、人生は有利になる
「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

共同体を前提にできるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●副島隆彦の『帝国の逆襲』と、吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」がケーススタディです。いずれも、ポルソナーレが解明した「脳の働き方の全体」に位置づける解説と説明をおこないます。
●副島隆彦の現在の日本の「アベノミクス」「日銀の異次元の金融緩和」の批判をご紹介します。
「需要がないのにマネーをジャブジャブ供給している」という主旨です。経済が良くなるとか、購買力が上がることはありえないという説明は、全くそのとおりです。
さらに、「日本の国債」は、今、どういう危機を抱えているのか?国債の暴落が起こったら日本の国民の生活はどうなるのか?もご紹介します。
●このような世界と日本の経済社会の危機を、日本人は、脳の働き方が「主観」であるため、何も理解できない、すぐに忘れる、何も憶えられないということをレクチュアします。
12月14日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

副交感神経優位の日本人の性格の危機
「他人を攻撃せずにはいられない人」

「他人を攻撃せずにはいられない人」(片田珠美)
「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

共生のために思考するイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレが明らかにした人間の脳の働き方の「全体」のいちばん大切なことは、人間の赤ちゃん(新生児、0歳8ヵ月まで)は、右脳の言語野に「共同体」「共生」の空間構造を記憶して、いつでもどこでも表象させているということです。左脳は、この共同体と共生のための言葉、論理、体系を学習しはじめます。人間の赤ちゃんは、一歳半くらいからこれをおこなっています。
これが、人間の存在の仕方、人間の生存の条件です。
正統派の哲学者、思想家が語っている人間の観念の世界、人間的意識の世界とは、脳の中でこのように生成されて日々、働いています。
●ハンナ・アーレントは、『人間の条件』(ちくま学芸文庫)の中で「共同体」や「共生」を不問にしたり、壊す「政治権力」が発生することがあると説明しています。「暴政」や「暴民支配」のことです。このことは、フランスの法律家モンテスキュー(1689~1755)も指摘しています。そしてこの「暴政」「暴民支配」というのが現代の社会の統治の仕方です。「共同体」「共生」を壊したり無視すれば人間は生存の危機にさらされます。
その危機の現象が「サイコパス」「ソシオパス」ともいわれていて、「他人を攻撃せずにはいられない」という暴民の暴力現象です。いじめ、虐待、収奪といったことが「暴民の暴力」です。
なぜこういう暴民の暴力が自然に発生するのかというと脳の自律神経が副交感神経が優位に働きつづけるからです。「副交感神経優位」は、セントラルドグマが働かないために、現実を壊すことならどんなことでも引き起こします。
●そして学習したり知的に学ぶ能力もみるみる減退するので「社会」の中で生きるという能力も無くす「無能力の人間」になるのです。
ポルソナーレは、こういう無能力、暴力による自滅を防ぐために「脳の働き方の全体」のしくみを解明しました。
役に立てたいとお思いの人は、声をかけてくさい。
12月28日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

日本人は、何故、強迫観念と強迫神経症を
日常の思考にしているのか
日本人の共同体「江戸しぐさ」の学び方

『身につけよう!江戸しぐさ』(越川禮子)
「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

江戸しぐさから学ぶ共生のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレは、この平成25年度は、「人間の脳の働き方の全体とそのしくみ」をほぼ完全に解明しました。これは、古代の哲学者、現代の哲学者、思想家がこぞって追究してきたテーマです。
現代は、日本経済新聞の『私の履歴書』欄でマーケティング学者のフィリップ・コトラーが水平思考やシュンペーターの説くイノベーションが主流なので、ポルソナーレの説明する「共同体」とか「共生」をつくる脳の働き方こそが人間の存在の仕方、生存の仕方であるという正統派の理論は、ほとんど理解不能に見えているでしょう。
●しかし、それで日本人や世界の人間は、なんとか生きていけるのかというと、そうではないという現実を説明するのが、今回のポルソナーレのカウンセリング・ゼミです。
人間の心身の病気は「DSM‐Ⅳ」が精力的に名前付けをおこなっていますが、ポルソナーレが解明するところでは、脳の働き方から見ると「強迫観念」と「強迫神経症」の二つです。
強迫観念とは、「不合理と分かっている考え、言葉、像をずっといつでも思い浮べつづける病理」のことです。
また、「強迫神経症」とは、「不合理かつ全く根拠がないと分かっている現実……考えるべき対象が思い浮びつづけて、その言葉、像のとおりに行動せずにはいられない、非常に不快感をともなう病理」のことです。
●人間の脳は、どこで言葉をつくり思考するのかというと「ブローカー言語野・3分の2の言語領域」です。左脳が人間的意識の世界、右脳が観念の世界です。知性といわれる理論、法則、体系は、乳幼児の時期に完成しています。
この人間としての知性をつくる学習は「名詞文」でなければなりません。この「名詞文」を「動詞文」に変えてきた現代の資本活動と金融資本は、帰納と確率の思考を強いて「強迫観念」をつくり出し、そして「強迫神経症」をつくっています。
日本人はもともと文法が「動詞文」なので、幼児のころから強迫観念と強迫神経症を思考の仕方にしています。
ここから脱出するには「名詞文」しかないのだというのが今回のポルソナーレのカウンセリング・ゼミのしめくくりです。
1月11日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

強迫観念と強迫神経症対策
吉本隆明の「共同性」から学ぶ
日本語の「名詞文」

「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

抽象名詞文の基礎学力のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の心、精神と身体に現われる神経症は、脳の働き方の全体のしくみから見ると、「強迫観念」と「強迫神経症」の二つです。
うつ病や分裂病、そして何々病、何々症、何々障害といろいろにいわれていますが、これは、脳の働き方が全く分かっていない立場からの「症状」だけを見た命名の仕方です。脳の働き方は、日本人の日本語の「文法」の「動詞文」から分かろうと思っても、永久に分かることができないものですが、ポルソナーレはこの「脳の働き方の全体のしくみ」をほぼ完全に理解したので、日本人の心身の病気は「強迫観念」と「強迫神経症」の二つであると断定します。
●日本語の文法のつくる「動詞文」は、国語学者の大野晋の説明のとおりですが、その特徴は、いくつかあります。まず、日本人のものの考え方(性格)を決定します。どんな文章やどんな知的なことを学んでも、「馬の耳に念仏」のように、右から左へとすぐに忘れることです。記憶ということができません。分かっていること、憶えていることは、「自分がおこなった経験」だけです。したがって、説明すること、自分が憶えていることは、どんなことでも曖昧で、人からこれをやれと強制されないかぎり、食べることも寝ることも、性をすることも「自分の判断」では何もできない、という「性格」を共通のものにしています。
●自分が何を考えているのか、何を考えるべきなのかも、何一つ分からなくさせるのが日本語の「動詞文」です。年齢、性別にはかかわりはありません。
ポルソナーレは、脳の働き方のしくみに根拠をおいてこのことを明らかにしました。対策は「名詞文」を読めて、書けて、話せることですが、『強迫観念』の人はまだしも、『強迫神経症』にまで転落した人には絶望的かもしれない、というのがポルソナーレのカウンセリングの現場からの判断です。
1月25日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

スーパーリッチも目指す「共同体」への道
「超格差の時代・
グローバルスーパーリッチ」

『グローバル・スーパーリッチ』
(クリスティア・フリーランド)
「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

抽象名詞文を身につけて豊かになるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「脳の働き方のしくみの全体」から見ると、心・精神の病はどこでつくられて、どこからやってくるのか?がテーマです。心・精神の病の「病」とは、社会参加できない、社会の中の人間と正当に関われない、という問題です。これは、経済社会に単独で関われないので「貧困」と同義です。
この「貧困」から脱け出すには、自分の脳の中に「共同体」「共生」の世界をつくるしかないというのが正しい理解です。
●それを実現しているのが、どこの国にもいる「一パーセントのスーパーリッチ」です。彼らは、「共同体」(コミュニティ)をつくって交流し合っています。すると、「スーパーリッチ」とはいわなくても、豊かな生活を手に入れるには、脳の中に「共同体」をつくるしかないということを目指しているのが「スーパーリッチ」です。そのためには、多くの人が貧困に陥っている言葉の能力の「動詞文」(主観をつくります)を止めて、「スーパーリッチ」のように「抽象名詞文」を身につけるしかないのです。
「富裕」と「貧困」の差(格差)は、脳に「共同体」「共生」の世界をつくるか、つくれないかの「差」です。
 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー16期(平成26年度) 
2月8日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

スーパーリッチが現前化した「共同体」の意味
超格差の時代は
「名詞文」で生き残る

『グローバル・スーパーリッチ』
(クリスティア・フリーランド)
「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

名詞文を気に入るためのイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレは、「人間の脳の働き方のしくみとその全体」を解明しています。ここから『グローバル・スーパーリッチ』(クリスティア・フリーランド)のルポの「スーパーリッチ」(国民所得にたいして八六パーセントを独占する所得上位、一パーセントの人々)を見ると、次のことが分かります。全ては脳の働き方のことです。彼らは、人間の中にある観念の世界に「共同体」を構築しています。正しくは「現前化」といいます。
なぜ、こういうことをおこなっているのか?というと、人間は、観念の世界と人間的意識の世界をもっていて、ここに「共同体」をつくっているからです。しかし、現代の人間は、幼児期をすぎた頃からこの「共同体」を構築することを放置しています。「経済社会」という擬似共同体に呑み込まれ、かつ、「労働」という無世界性の中で生きてきたからです。共同体を完成させないということは、現代の最貧困層に見るように、自分の力で生活できなくなることを意味します。病気、精神の破綻、強迫神経症をつくり、動物一般と同じ生き方しかできなくなるというのが「共同体なき脳の働き方」です。
●「スーパーリッチ」らは、この「共同体」の現前化に成功しています。
これは脳の中でおこなわれるというのが正しい理解の仕方です。そして、その方法は、「抽象名詞文」(名詞文)を思考の仕方にするというものです。
日本人は、日本語の「動詞文」しか使えないので、このような脳の中の抽象的な人間的意識のメカニズムは、ほとんどの人が理解できません。マンガやアプリやアニメを分かる能力とは次元が異なるからです。それでも、「名詞文」の使い方をレクチュアするというのが、ポルソナーレのカウンセリング・メソッドです。
2月22日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

所得上位0.1%と1%の超富裕層の闘い
グローバル・スーパーリッチの
知的能力「名詞文」の研究

『グローバル・スーパーリッチ』
(クリスティア・フリーランド)
「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

名詞文を役立てるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●『グローバル・スーパーリッチ、超格差の時代』(クリスティア・フリーランド)は、20年間にわたるプルトクラート(世界の超富裕層)を追跡調査、インタヴューをおこない、その内容をこの本にまとめています。フリーランドによれば、資本主義経済は二つのブロック圏に分離し、分かれてそれぞれの成長、停滞をあらわしています。「一国の社会経済」と「グローバル経済=共同体」の二つのブロック圏です。国民は「国の経済」に属しています。誰もがよく知っているように「国の経済」は停滞し、貧困層が増加し、独力では生存不能の人、そして心身の健康状態が厄介なことになり、ますます知的能力が壊れている人がいます。
●「グローバルリッチ」の存在する「経済ブロック」は「プルトノミー」(一部の富裕層が富を独占する経済圏)です。アメリカでは国民所得の「八四パーセント」を「所得上位一パーセントの人びと」が独占していて、その人たちは三万五四〇〇人です。
重要なことは、「そういう人たちがいる」「ズルをしているのではないか?」と考えてそこにとどまるのではなく、「二つの経済ブロックが出来ていること、即ち、所得格差は広がり、縮まることはない」と正しく分かることです。そして、次に、彼らは一体何をしようとしているのか?どういう方法で巨額の富を「勝者総取り」できているのか?と考えることです。
●それは、ハンナ・アーレントや吉本隆明の哲学を正しく読むことで、誰よりも、つまり、スーパーリッチの当事者よりもよく理解できます。「名詞文」(抽象名詞文)を用いること、未来に対して演繹できるという知性が可能にするのです。
日本人は日本語で「動詞文」しか使えません。これは「スーパーリッチにはなれない」ということではなくて、格差の中で極貧国に追いやられるということです。「あなたもスーパーリッチになりませんか」とまではいえませんが、しかし「名詞文を手に入れて、少しはマシな闘い方と競争力を身につけませんか」というのが、ポルソナーレからの真実の愛のメッセージです。

3月8日

脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

「ネトウヨ」(ネット右翼)と女性が、
スーパーリッチになれない理由
「グローバル経済」は「抽象名詞文」を
使えない人を超格差に呑み込ませる

『グローバル・スーパーリッチ』
(クリスティア・フリーランド)
『ネトウヨ化する日本・暴走する共感と
ネット時代のフロート(新中間大衆) 』
(村上裕一)

自分を変える名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●「ネトウヨ」なる存在についての村上裕一の解説『ネトウヨ化する日本人、暴走する共感とネット時代の新中間大衆(フロート)』をケースにします。村上による「ネトウヨ」の解説はよくできています。よく健闘しているという意味です。
「ネトウヨ」とは、ネットにあふれかえる情報を「ウソか本当か分からない、誰も検証できない、そこで共感すれば真とみなし、共感できなければ「炎上」の対象となるし、「バカッター」としてバカにする、といった実感至上の発言のことだ、混乱している思考のバリエーションの一つだ、と定義します。
もう一つおもしろいのは、「スマートフォン」を持ち歩いて手離すことのない人間の「心性」についての解説です。村上は、タッチデバイスに注目して「手」による「情報の操作」(自分の体とベットリとくっついている、自分の頭の中を操作している)といいます。
●村上は、哲学を知らず、まして脳の働き方のことなど何も知らないのでこういう「ネトウヨ」に共感して、「文化」とか「日本人の可能性」を見ようとします。言葉は、空間性と時間性に分解できるのは哲学の常識です。日本人は、「時間性」の意識だけの脳の働き方をおこなっていることになります。空間意識がないので、虚構、虚偽のイメージの中に入りこみ、現実を生きる能力をすっかり失くしているというのが「ネトウヨ」および「スマホ」を一瞬も手離せない人の脳の働き方です。日本人の格差は、このようにして自らを「終末」に導いているということが分かります。これが日本人の使っている「動詞文」の負の作用の現象です。
3月22日

脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

実践実技・「動詞文」と「抽象名詞文」の違いと効果
アマゾン・ドット・コム
「ジェフ・ベゾス」の抽象名詞文の思考法

『ジェフ・ベゾス、果てなき野望』
(ブラッド・ストーン

『グローバル・スーパーリッチ』
(クリスティア・フリーランド)

「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

相手を変える名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、人間の脳の働き方がその人の人生、その人のいる社会、その人の人間関係をつくり出す、という見解をもっています。世界の多くの人々は、ポルソナーレのこのような見解に与(くみ)しませんが、哲学の正統はポルソナーレのこの見解を支持します。
 このポルソナーレの脳の働き方の理解から見ると現在の「超格差」は、脳の働き方が不足していることになります。
 「グローバル・スーパーリッチ」は、評価はいろいろに分かれるにしても、資本主義経済のもつ矛盾を解決する在りかたを示していることにはちがいありません。そのスーパーリッチをよく研究して、多くの人びとにも、スーパーリッチのたたかい方、勝ち方を教えて、この困難な事態を、一人一人がたたかって乗り切ってほしいというのが今のポルソナーレのカウンセリング・ゼミの立場です。
 その方法は、日本語の動詞文を抽象名詞文に変えるというものです。実行すれば、半年もしないうちに不安は消え、自信がつくのが分かります。
  自分の人生だからもっと幸せにしたいとお思いの方は、ちょっと試してみませんか。
4月12日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

実践実技・「動詞文」と「抽象名詞文」の違いと効果
アマゾン・ドット・コム=ジェフ・ベゾスの
抽象名詞文をオンラインで具体化する仕方

『ジェフ・ベゾス、果てなき野望』
(ブラッド・ストーン

『グローバル・スーパーリッチ、超格差の時代』
(クリスティア・フリーランド)

「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

会話に抽象名詞文を役立てるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●4月6日付の日本経済新聞にアメリカの大学教授(カリフォルニア大学・ロバート・ライシュ、ハーバード大学・マーチン・フェルドシュタイン)へインタヴューの記事が載っていました。二人ともリベラルと保守派という立場は違っても、資本主義経済が超富裕層のブロックとその他の人々のブロックに分割して、分かれていることについて語っています。
この二つの経済圏に分割していることは、グローバル経済とIT(テクノロジー革命)が背景にありますから、全世界に共通しています。日本経済新聞というメディアで報道されているくらいに当り前で、構造となっているというおとに注目する必要があります。
ポルソナーレは、「グローバル経済」と「テクノロジー革命」もさることながら、脳の働かせ方に二つの経済圏の分割の原因と理由があると考えています。
「脳の働き方のしくみ」「哲学」「言語理論」の観点から見ると、二つの経済圏のうちプルトノミー(一部の富裕層が富を独占する経済圏)と「一国の経済」に分割しているのは、「抽象名詞文」を使える人と使えない人の違いによります。証拠は、アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスについて書かれた本(『ジェフ・ベゾス、果てなき野望』日経BP社)です。『グローバル・スーパーリッチ、超格差の時代』(クリスティア・フリーランド、早川書房)も信頼できるテキストになります。
●「超格差」とは、かくべつ所得の格差ばかりのことではありません。
脳の働き方と言語能力の問題でもありますから、生存能力の格差のことにもあてはまります。今、先進国は、一部の富裕層だけが豊かになり、その富の余りが多くの人にしたたり落ちるという政策をやっています。すると格差は構造化されていると分かる必要があります。低所得の多くの人は、それが固定化されるということです。
ここから脱け出す方法が、「抽象名詞文」の習得です。さしあたり「AというものはBということである」という文型を使って毎日、文例をつくることをおすすめします。
4月26日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

実践実技・「動詞文、その曖昧という名の
作話症の治し方」
アマゾン・ドット・コム(ジェフ・ベゾス)の
抽象名詞文による競争の勝ち方と効果

『ジェフ・ベゾス、果てなき野望』
(ブラッド・ストーン

「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

記憶力に抽象名詞文を役立てるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●昭和42年11月に、吉本隆明が、東京医科歯科大学のお茶の水祭講演で、「言葉というものは分解すると意識になり、意識をさらに分解すると時間性と空間性になる」と話しています。
国語学者の大野晋は、『日本語の文法を考える』(岩波新書)で、「私は大野です」「私が大野です」の文を「既知」「未知」に分解して、相手が知らないことを伝えるのが文であると書いています。
言葉には日本語、英語、ドイツ語などといくつもあるので、「知らないことを伝える」「知っていることは省略する」という考え方は、日本語だけのもので、全世界の言葉に共通するものではありません。すると、「時間性」「空間性」に分解されるという考え方が、普遍的です。
●ここからみると、日本語は時間性だけをいい表します。
時間性とは、色、香、味、音といったもので、これをロックは、物の「第二性質」といいます。「主観」のことです。
空間性とは、ロックのいう「物の第一の性質」のことです。ものごとの性質、状態のことです。法則、ルール、規則、体系といったこと、形状などのことです。
日本語の動詞文にはこの空間性という客観が全くありません。
すると、話すこと、しゃべること、憶えることは、「記憶できない」その結果、「つくり話をしゃべる」(作話症)を誰もが当り前とします。妄想も、不安も、行動が止まることも「作話症」のつくる限界と到達点です。
このような日本語の立て直しと脳の働き方を変えるのがポルソナーレのレクチュアする抽象名詞文です。
自分のしゃべることは、「つくり話」(作話症)じゃないかな?もうこういうことは止めようと、お気づきの方は声をかけてください。
5月10日 脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・
日本語の「文法」の使い方
セントラルドグマ(生体防御システム)を働かせる
脳の働き方

実践実技・抽象名詞文のつくり方
アマゾン・ドット・コム ジェフ・ベゾスの
抽象名詞文と経済競争力

『ジェフ・ベゾス、果てなき野望』
(ブラッド・ストーン

「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

空間意識をつくるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●大正時代から始まった日本人の心・精神のやまいといえば「人間関係をじぶんの思うとおりにつくれない」というものです。とにかく相手は誰であっても、「恋人、結婚している相手、子ども、友人の誰でも」、心の底から安心できる付き合いや関係をつくれない、ということが、日本人の心のやまいのいちばんの問題です。
この心のやまいは、人によってあらわれ方はちがいますが、気持ちのいい会話ができないというのが、どの人にも共通しているようです。
ポルソナーレは、約40年くらい日本人の心のやまいを解消するための「カウンセリングの仕方」を研究し、治し方を開発しています。
●ポルソナーレのカウンセリングは、相談者の悩みを聞いて、この話の中で「自分はどうなりたいのか?」「何を解決したいのか?」という注文をうかがって、お求めの要望にお答えする、というとりくみかたをしています。
すると、「恋人ができません」「結婚ができません」「正社員の仕事に就けません」などなどといった「悩み」が提示されます。
●これらの問題を例にとると、「恋人がいる人」「結婚ができている人」「正社員の仕事に就いている人」は沢山いるので、「できない人」との違いが問題になります。その違いは何か?というと、いちばんの問題は、「あきらめ」です。
自分では「あきらめているつもりはない」とおもっている人もいます。でも、自分では「あきらめている」とは思っていなくても、「あきらめていない人」との違いを見れば、気持ちとは別に、行動することがともなっていなければ、月日がたち、年齢がつづくと、行動することの力は、やっぱり「あきらめている行動」になってしまうのですね。
そこでポルソナーレは、「あきらめていない人」のために「強力な行動力のための方法」をアドバイスしています。
「アドバイス」だけですから「入会してください」というおすすめではありません。
「あきらめていない人」のための「お試しのカウンセリング」があります。次のようなことが可能です。
◎効果1…行動のための力がよみがえります。
◎効果2…自分にもやれるという自信がよみがえります。
◎効果3…行動のための知的能力が回復します。
ぜひ、「お試しカウンセリング」でご自分の希望と夢に向かい合ってみてください。
5月24日 マスターカウンセラーのカウンセリング実技
ハンナ・アーレントの共同体・共生方
吉本隆明の自己抽象つけ・自己関係つけ

日本人の脳の働き方の症例とカウンセリング
「私は主婦。この人のせいで不幸に
なった。私の不幸は自分のせいと
思いたい。思えるだろうか?」

『ジェフ・ベゾス、果てなき野望』
(ブラッド・ストーン

「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)

抽象名詞文をつくるイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●今回より、本ゼミは、これまでの「アドバンス・スーパーバイザーカウンセラーコース」を終了し、「マスターカウンセラーコース」に進級します。
 ほぼ完全に、人間の脳の言葉のつくり方、その人間としての原理の「共同体」「共生」の生成のしくみを解明し終え、そして、日本人の脳の働き方のもつ病理構造を徹底して解明し終えたからです。そして、次のステップとして、「カウンセリングの創始者」の誇りをかけて、本当のカウンセリングの実践の仕方、その実技をくわしくレクチュアします。それが「マスターカウンセラーのカウンセリングの実技」です。
●ロルフ・デーゲンは『フロイト先生のウソ』(文春文庫)で、世界中のあらゆるセラピスト、カウンセラーの「治療なるものは、嘘だ」と言っています。欧米人のセラピスト、精神科、カウンセラーがそうであるとすると、日本人のそれは、もっと徹底した虚偽を話していることになります。「お金さえ儲かればいい、と思っているだろう」「自分は病気なのに人の病気を治せるのか?」「資格をもっていることが、治せることの証明になるのか」「自分は、ひどい、悲惨な生活をおくっているのに、なぜ、他人にはえらそうに治療者としてふるまえるのか?」「治すとは何か?治った人は本当にいるのか?」「あなたは、ポルソナーレの前で、実際に、心・精神の病の人を治すカウンセリングをやることができるのか?」…これが、ロルフ・デーゲンの批判の主旨です。
●インターネットの技術もソフトも非常によく発達しているのでそういうものの機械をつかえば、たいていの「カウンセリング」も「心理療法」も美しく輝いて見えるように、見せかけられます。
 しかし、日本人のおこなう「カウンセリング」は、どれも認知バイアスの所産です。占いにお金を払うつもりで余っているお金をつぎこむのはあってもいいでしょうが、「カウンセリングへの信用と信頼」は、これっぽっちも得られないでしょう。
●そこで、ポルソナーレは、実際の「症例」をもとに(もちろん、プライバシー、秘密は厳守して)、本物の「マスターカウンセラーとはこういうものです」「マスターカウンセラーのカウンセリングとはこうおこないます」の実際と実技を公開していきます。ゼミでレクチュアした症例の実例を中心に、次々に、アマゾン・ドット・コムの「商品のカテゴリー」に倣って公開していくでしょう。
 参考にすると、治したい人は治るし、役に立てたい人には役立つ「マスターカウンセラーのカウンセリングの症例とカウンセリング」です。楽しみにご期待ください。
6月14日 マスター・カウンセラーのカウンセリング実技
ハンナ・アーレントの共同体・共生方
吉本隆明の自己抽象つけ・自己関係つけ

日本人の脳の働き方の症例とカウンセリング
「私は栄養士。春、夏は頭の中に
楽しい幻聴がいっぱい。秋、冬は
家の中で寝てばかり。でも、愛する
男性と巡り逢い、生きていて良かったと
思いたい。見通しはありますか?」

抽象名詞文をつくるためのイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、「マスターカウンセラーコース」(上級クラス)を展開します。具体的な相談の事例を提示して、その一つ一つの相談の内容をマスターカウンセリングの技法によって、こんなふうに展開し、こんなふうにプロポーザル(prposal、提案)します、という展開、構成の実技をレクチュアします。
●現在どこでもおこなわれている「カウンセリング」とは一線を画し、全く異なるカウンセリングをレクチュアします。一つ一つの病気や病理の症状にはかかわり合いません。根本的に、相談者の利益、利点を実現するカウンセリングです。この意味で、これまで誰も見たことも聞いたこともない全く新しい画期的なカウンセリングです。これまでおこなわれてきたカウンセリング、今げんにおこなわれているカウンセリングは、全て、無効になります。
具体的には、アマゾン・ドット・コム、ジェフ・ベゾスのおこなっている「顧客本位」のカウンセリングです。顧客本位とは、ジェフ・ベゾスのいう「顧客に不快な思いをさせるな。一人でも顧客がきまりの悪い思いをするやり方は、どんなにもうかっても、その方法は止めろ」というものです。これはカウンセリングでは、相談者の言う病気、症状は、ことさらに取り上げて、問題にしたり、くりかえし指摘しないという方法となります。そういうことをしなくても、本人の困っていることは、解消します。
●日本人は、誰もが、何をしてもしなくても、グローバル経済の中で、主観によって格差をつくり、生きる困難に直面しています。
日本人の「あるべき姿」の中で、唯一、この方法だけが生き残りと、勝ち残りの方法です、というのがマスターカウンセリングの実技です。興味のある方は、お声をかけてください。
6月28日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
カウンセリング
《ポルソナーレのマスターカウンセリングの
利点・利益》
脳の働き方がつくる脳の健康・経済力・対人能力
個別の相談の利点と利益とproposal
「私は塾講師。父親が嫌いで、全ての
イバる男性に敵意を抱きます。女性だって
上から目線の人は許せません。今まで
自分の性格は良いと確信していましたが、
ポルソナーレの学習で欠陥に気づきました。
私に、女の未来はありますか?」


抽象名詞文をつくる練習のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●これまで、心・精神の病いのカウンセリングといえば、症状を治す、病気を治す、ということを名目にしていました。しかし、たとえば「症状」をいくら治しても病気が治ったとはいえません。また、「病気を治す」といっても、ロルフ・デーゲン(ドイツのジャーナリスト。『フロイト先生のウソ』文春文庫)のいうように、「セラピスト、もしくはカウンセラー自身の病気は治っているのか?また、セラピストの心身の病気がますますひどくなって自殺者が多いのはどういうわけだ?」という問いには答えられないでしょう。多くの「カウンセリングをおこなう人」は、このような根本的な問いには目をつぶるか、見ないフリ、知らないフリ、気がつかないフリをするのかもしれません。
●ポルソナーレは、10数年の歳月をかけて、人間の脳の働き方と言葉の生成のしくみを明らかにしました。到達した地点で明らかになったのは、人間は、誰でも、0歳10ヵ月までに脳の言語野に「共同体」と「共生」の空間構造と空間概念をつくり、恒常的に表象しているということです。
共同体とは何か、共生とは何か?をここで説明しても長くなるので省略しますが、人間の脳は、この「共同体」と「共生」をつくることで、生き延びてきたし、自分を大切にし、身近な人間を助け、力を合わせて共に生きつづけてきたのです。また、どんなに人を憎んでもその人と仲良くし、乞われればその人に力をかして力づけてきました。
すると、カウンセリングとは、日本人でも誰もがもっているこの共同体と共生を脳の中に浮上させることでなければなりません。
●そういうカウンセリングの方法を新たに切りひらくのがポルソナーレのマスターカウンセリングの方法です。今まで誰も聞いたことも見たこともないカウンセリング・メソッドなので、にわかには関心をもっていただくこともないと思いますが、これからの人間はどうなっていくんだろう?とお考えになっている方は、ぜひ学んでください。
7月12日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
カウンセリング
アマゾン・ドット・コムのカテゴリー(商品)の共同体、
共生と、ポルソナーレのマスターカウンセリングによる
個別の相談の事例の共同体と共生
「私は二人の幼児の母親。なぜかガマン
強くなく、子どもをしょっちゅう叩いて、
後悔しています。結婚って何?女の幸せって
何?と毎日がイライラ。私はどうあるべき
なのでしょうか?」
(34歳・女性)

抽象名詞文の言語能力を伸ばすイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレは、これまで誰も見たことも聞いたこともない全く新しいカウンセリングの技法をレクチュアしています。それはどういうものか?というと『ジェフ・ベゾス、果なき野望』(ブラッド・ストーン、日経BP社)に説明されているとおりの、「アマゾン・ドット・コム」がウェブサイトで展開している「スーパーリッチの脳の働かせ方」(共同体と共生の脳への現前化のさせ方)をモデルにした「マスターカウンセリングの技法」です。
表題に見るとおりに、具体的な相談の事例を素材にとりあげて、この相談する人の脳に、どのように「共同体」「共生」という空間構造を現前化させるか?がマスターカウンセリングの狙いと目的です。●「共同体」とか「共生」とか「現前化」といっても、「いきなりでは、何のことかよく分からないよ」と思う人も、一部の人を除いてたくさんいらっしゃるでしょう。しかし、それでもなんとなく、「なつかしい言葉」「なんとなく安心できる言葉」と思う人は多いでしょう。それもそのはずで、「共同体」も「共生」も、人間が、原則として誰もが脳の言語野につくり出していて、いつも思い浮べているものなのです。ただ、一歳半以降の言葉の教え方と学習によって、言葉の力によって「共同体」「共生」を現わすことができず、これが原因と理由で、多くの人は、「自分の言語能力」の代わりに「他者の支配の言葉」を受け容れて、「自分」というものを失くして生きています。そこで、自分の言葉で自分の身体を活動させるというのが、「共同体」「共生」の現前化という脳の働かせ方です。
●人間は、他者の言葉に従って、つまり他者の支配のもとにあって、行動すれば、生きていくことが可能です。この場合、その他者の言葉が「正しい」ということが条件です。
ところが、多くの日本人は、この他者の言葉に従うこともできないという脳の働かせ方をしています。言語能力に問題があるためです。そこで、商品を売る側は、言葉でなく、色、香、形、音、皮ふ感覚を強調してアピールしています。そうすれば分かりやすいからです。
そのかわり、多くの人は、自分が何を欲しているのか何が好みなのかも分からなくなっています。そして無思考状態となり、消費の海の中を泳がされています。
そこで、人間がもともともっている脳の働き方を回復させるというのがマスターカウンセリングの方法です。自分の力で共同体、共生を現前化できれば、病気も治るし、生きていくに必要な経済力も身につきます。
ぜひ、ポルソナーレの「マスターカウンセリング」を学んでみませんか。
7月26日

全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
カウンセリング
アマゾン・ドット・コムのカテゴリー(商品)の共同体、
共生の現前化のさせ方
ポルソナーレのマスターカウンセリングによる
個別の相談の共同体、共生の現前化のさせ方
「私は二人の子どもの母親。私の生育歴は
母親からバカ扱いされて空想癖の中で育ち、
昨年まで占いを信じていました。私は、今、
子どもに何をしているのでしょうか」
(36歳・女性)

『心的現象論序説』(吉本隆明)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●誰でも、アマゾン・ドット・コムの商品のプレビューを見ます。そして「星一つ」「星五つ」のカスタマーレビューを見るでしょう。そして自分の目で商品を店で見て選んで購入する時とは違って、その商品についての確かな意識をもつ自分に気づくでしょう。これは、脳の働き方が、人間の本質を意味するブローカー言語野・3分の2(Y経路支配・交感神経支配)が働いていることになり、脳の中に「共同体」「共生」が現前化していることを意味するのです。この脳の働き方によりアマゾン・ドット・コムは「スーパーリッチ」となり、市場に参加する人(商品購入者)の脳にも共同体、共生を現前化させて、本物の知的能力を身につけさせる効果を促進しています。
●脳の働き方のしくみと言葉の生成のメカニズムの解明によりポルソナーレは、日本人の「主観の表現」だけにしか働かない日本人の脳の働き方を強力に、教育の観点から変革することを目的と狙いにして開発したのが「マスターカウンセリングの方法」です。それは、「抽象名詞文をつくる」という方法です。これがちゃんとできれば、アマゾン・ドット・コムが証明するように、スーパーリッチにもなれるし、痴呆や脳梗塞、ガンなどの病気に、必然性をもってなる、ということはありません。また、多くの日本人が陥っているように、人間関係の中で常にトラブルをつくり、どんなに仲がいいどうしでも不仲になる、という日本語のつくる「内扱い」や「外扱い」による対人関係の破壊を好んで、喜びとともにつくり出すこともありません。
●現在の日本人は、誰もがスマートフォンやケータイなどの端末機を常時手離さずにゲームなどの「アプリ」に依存しているので、誰もが対人関係などで悩んでいないように見えます。「アプリ」に依存して、現実的な関係を回避しているからです。しかし、実体は、自分の「現実」から日々、孤立して何も見えない、何も考えられないという無思考状態に陥っています。現実との関わりを「アプリ」によって回避しているので、「孤独」や「孤立」の中で痴呆状態の日々を送っているというのが公平な判断です。「ゲーム」や「アプリ」に思考をスポイルされている中で、経済力や人間関係の能力が崩壊したときに、「格差」の泥沼に腰までつかって身動きがとれなくなっている「自分」に気づくでしょう。
 こういう問題意識(現実意識)をもっている人のための真実の愛のメッセージが、今のポルソナーレのカウンセリング・ゼミです。
8月9日

全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
カウンセリング
吉本隆明『心的現象論序説』の
心的異常と心的病気の検証

ポルソナーレのマスターカウンセリングによる
個別の事例にみる共同体、共生の現前化のさせ方
「長崎県佐世保市・女子高校生の
同級生殺害事件」の心的異常と
心的病気を教えます

『心的現象論序説』(吉本隆明)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●「ポルソナーレのマスターカウンセリングの方法」を学習して身につけていただくにあたり、「長崎県佐世保市、女子高校生による同級生殺害事件」の「心的な異常」と「心的な病気」を説明します。テクストは、吉本隆明の『心的現象論序説』(角川文庫)です。
もともと人間の脳には「共同体」とか「共生」という空間性にかんするしくみや論理、法則、規則というものがつくられています。何をもって空間性といい、共同体というのか?の説明は、話せば長くなるので省略しますが、このことを理解しようと、理解できないとにかかわらず、人間というものの本質です。
●日本人の日本語の『文法』は、已然と未然の主観を言い表すので、誰もが、脳につくっている「共同体」「共生」にたいして否定や拒否の脳の働き方をおこなっています。
この「否定」や「拒否」の度合いが、現実のものごとの「認知」「認識」のかかわりの局面で脳の中にあらわれるのが異常であったり、病気であるのです。
●日本人は、誰もがこのとおりの脳の働き方をあらわし、話し、行動にあらわすので、自分が病気とか、異常とは思いません。むしろ、異常にしろ、病気にしろ、しゃべり、人とかかわり、快楽にかんすることをおこなうので、病気や異常を喜びます。この「喜び」をあらわしつづけて、喜びを求めて行動したのが「長崎・佐世保市の事件」です。誰もが、同級生を殺害する事態に対して、「病気とはこういうものか?」と少し、気がついたというものです。
●「猫を殺した」とか「給食に異物を入れた」くらいのことの異常は、今、日常的です。日本人の誰もが、大変だとは言いつつも、共同体、共生の否定、拒否では一致しているので、おもしろがり、イベントふうに騒いでいるというのが心的異常の反映です。
今回は、こういう全く新しい視点から、心的異常、心的な病気についてレクチュアします。
8月23日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスター・カウンセリング
吉本隆明『心的現象論序説』による
心的異常と心的病気の検証

個別の相談の事例にみるアマゾン・ドット・コムの
商品(カテゴリー)のプレビューと、日本の女性の物欲
「私は商品を売るということができません。
自分の言っていることが嘘ではないか?と
ハラハラするからです。中学の頃からずっと
今も、友だちが出来ないことに関係が
ありますか?」(38歳、女性)

『心的現象論序説』(吉本隆明)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●人間の心・精神の病気は、二重になっています。一つは、現実の日常生活や社会の中の秩序を壊すという支障や障害のあらわれ方です。お金とか財を手に入れることを目的にしていないのに、利害が動機になっていない場合が病気です。しかし、かくべつ誰に迷惑をかけているわけではないけれども独力で生活や生きることをおこなっていない、ここに気持ちの安心や、他者と健全な安心関係がない、という場合が心的な病気です。そして、身近な人間と共に生きる、共同して生活する、ということができず、コミュニケーションに何らの社会的な意味も価値もない、ただ、動物一般と同じ次元で日々を生きている、というのが「心的異常」です。
●人間の心的異常は、心的病気となり、やがて必ず身体の機能を自壊させる病気へとすすんでいきます。ポルソナーレのみるところ、日本人の中で一部を除いて多くの人が「心的異常」と「心的病気」を抱えて生きています。
心的異常や心的病気は、いってみると動物一般と同じ次元で生きることを余儀なくさせます。すると、人間としての知的な能力や知的な精神はどんどん衰弱するので、その人個人の経済生活は縮小し、衰弱します。
●これが、社会全体に反映されて、二極化し、格差をつくり出します。
 このような観点から、人間として健全に、しかもスーパーリッチなみに健全に生きることをテーマにして、そのための脳の働き方をつくり出すのがポルソナーレの「マスターカウンセリングの方法」です。具体的な「相談の事例」を匿名で再構成して、分かりやすく、心的な異常と病気、そして対策をレクチュアします。
9月13日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスター・カウンセリング
吉本隆明『心的現象論序説』による
心的異常と心的病気の検証

個別の相談の事例にみる、日本の男性の
心的異常と心的病気のプレビュー
「私は大学生。女の子にモテようと明るく、
面白く、楽しく話しています。貧弱だと言われない
ために勉強の成績も下げ、好きな女の子に気に入られる
ために努力しました。でも体調が悪くなり、
自殺しようかなと考えています」(23歳、男性)

『心的現象論序説』(吉本隆明)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●男性の心的異常と心的病気のつくられ方と、脳の働きのしくみがレクチュアのテーマです。
男性の心的異常も心的な病気も、「性の欲」が脳の中で正しいイメージとして形づくられないことに原因と理由があります。男性の「性の欲」は視床下部(欲の脳)の『背内側核』が生み出します。自律神経の交感神経の中枢です。人間は、男性も女性も、自律神経の交感神経が働かなければ、どんな行動も止まります。副交感神経優位となり、血流障害が発生し、血管の中の血液の中に生化学物質が滞留して、不快、苦痛、痛み、痒み、不眠、無気力をつくり出します。
男性の「性欲」は自律神経の交感神経が「空間認知」とともにつくり出します。しかし、『愛着』の中で空間性の言葉を母親から学べなかった男性は、目の前に性の対象の「女性」がいて、気に入っても何の関係もつくれません。自分の脳の働き方が副交感神経優位となり、気に入った女性の前で病気をつくり、うつ状態になります。
●恋愛したいけどできない、結婚したいけどできないという男性は、「出会いがない」「収入が少ない」ことが本当の理由と原因ではありません。「性の対象の女性」について正しく認識できないことが本当の理由です。そういう男性は、「性の対象」として「女性」に近づくと、いろいろな病気をつくり出し、ひどい抑うつ症になり、自殺もしたくなります。
そこで、正しい改善策を教えるのが今回のゼミの学習テーマです。せっかく気に入った女性と出会えた男性は、毎日、ゲームなどに逃避しても事態は好転しません。お困りの男性は、ポルソナーレの本部に声をかけてみませんか。
9月27日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスター・カウンセリング
吉本隆明『心的現象論序説』の
心的異常と心的病気の検証

個別の相談の事例の悩みを、
脳の働きの内側から変える
「私は結婚して10年目。愛するということがどうしても
分からず、妻の顔を見ても親しみも懐かしみも
感じません。結婚とは何をすることなのでしょうか?」
(45歳、男性)

『心的現象論序説』(吉本隆明)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●今回は、日本人の「恋愛」と「結婚」の中の「心的異常」と「心的病気」がカテゴリーです。相談の事例は、「男性」のものです。
プライバシー、秘密を厳守して、匿名で、再構成しています。日本人の「恋愛」も「結婚」も、脳の働き方からみると心的異常をつくる心的領域で成立しています。したがって、恋愛も結婚もできない、結婚しても病的な関係になる、首尾よく晩年になっても認知症(痴呆)になる、異常と病気は、「徘徊する」「徘徊して行方不明になる」「寝たきりになり、特養老人施設にも入れず、一人で死んで、何週間も誰にも気づかれない」という脳の働き方をつくり出しています。
●日本人の使う日本語は、已然と未然の『文法』のため「主観」の脳の働かせ方をつくります。「主観」とは、哲学の定義する主観の意味です。一般に、誰もが思い込んでいる「自分だけの考え」といったこととは大きく、根本的に異なります。ものごとの「法則」「規則」「論理」ということを記憶したり、忘れる、壊す、作り話をしゃべる、といったことが「主観」です。ここにいくら正しいことを教えても「ザルに水」という心的現象が起きます。
●これが心的異常です。この心的異常のとおりに行動するのが、日本人の心的病気です。そこで、脳の働き方を「内側から変える」という目的と狙いでとりくんでいるのが、今のポルソナーレの『マスターカウンセリング』です。
日本人は、今、「恋愛できない、してもすぐ壊れる」「結婚できない、結婚しても、すぐにうまくいかなくなる」「老齢期に入ると、痴呆になって徘徊する、そして行方不明になって死んで見つかることが多い」などの心的異常と心的病気を誰もが抱えています。これを、脳の働き方の「内側から変える」というプレビューを展開しているのがポルソナーレの「マスターカウンセリング」です。
10月11日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスター・カウンセリング
個別の相談の悩みを脳の働きの内側から変える
人の目を見て話せない、しかし、人の視線が
気になる心的異常
「私は、女の子と向かい合うとボーットして
何を話しているのか自分でもわけがわからなります。
人の視線が怖く、反面、人と目を合わせない時は
きょろきょろと観察してしまうのです」
(40歳、男性)

『心的現象論序説』(吉本隆明)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明
●日本人の「健康寿命」(健康年齢)が学習のテーマです。
「健康寿命」とは、痴呆でもアルツハイマー病でも、とにかく一人でトイレに行ける、一人で入浴できる、一人で食事も摂れるということです。日本人の女性は、73歳までが「健康年齢」です。73歳をすぎると約13年間は「非健康年齢」に突入します。男性は、「70歳」までが「健康寿命」です。「70歳」をすぎると、約9年間、一人でトイレに行けない、一人で入浴もできない、一人で食事もできない、という「非健康寿命」に突入する、ということがいわれています。「健康寿命」(健康年齢)とは、WHO(国際保険機関)による定義です。
●この「健康寿命」は、人間の脳も身体も、自律神経の交感神経がいつも、いつでも、どこでもちゃんと働くことで実現可能です。そのためにはどういうふうに考えるのがいいか?について、「食事」「仕事」「生甲斐」「人間関係」「運動」の一つ一つについてレクチュアするのが今回のゼミの主旨です。
とくに、日本人は、人間関係で、自律神経の交感神経が正しく働かなくなります。とりわけ、女性にその傾向がつよいので人間関係で正しく交感神経を働かせるハッキリしたものの考え方が必要です。それは、どうすればいいのか?について関心のある方は、ご連絡してください。いくつか質問して、有効な方法をご説明します。
10月25日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスター・カウンセリング
吉本隆明『心的現象論序説』による心的異常の検証

『最貧困女子』(鈴木大介)
「身体が売れなくなったらその時が死ぬ時だ」
(16歳・少女)
「売春相手が見つからなければ、肝臓を売れる
ところを教えてほしい」(20歳・女性)

『ブーメラン』(マイケル・ルイス)
「破産したカリフォルニア州ヴァレーホ市の財政上
の問題は症状にすぎず、その病根は市民のひとり
ひとりが意思的に変わることだ、そのためには
自分の内面に目を向けることだ」
(市政担当官フィル・バチュラー)

『心的現象論序説』(吉本隆明)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明
●ポルソナーレの40数年間の研究にもとづけば、人間の脳は三つの働きの層に分かれます。一、「人間の本質の共同体、共生をつくる脳の働き」、二、「人間の欲をイメージする脳の働き」、三、「人間の欲の生成」、の三つです。
●現代人は、この一つめの「共同体、共生のための脳の働き方」が止まっています。人間の「0歳児」の脳につくり出されて、その後の人生ですっかり壊されるか、もしくは、かろうじて原型だけが残されている、という状態になっています。
そのかわり、現代人は、どんなふうに脳を働かせているのか?というと「暗記」か「マル暗記」のどちらかです。自分の行動するものについての「かかわり方」か「言葉」を暗記する、もしくはマル暗記します。
こういう脳の働かせ方で、人間は生きてきました。「目的のためには手段を選ばず」ということは、ここから来ました。
●ところが、現代人には、二つの脳の働き方のトラブルが起きています。一つは、「暗記」もしくは「マル暗記」の対象が無くなったことです。もう一つは、「暗記」もしくは「マル暗記」の能力が低下していることです。すると、いずれも行動が止まる、ということが起こっています。
現代人の「行動の止まり」は、たしかに「グローバル経済」や「IT革命」のテクノロジーによる「暗記」「マル暗記」の代行によるスポイルもありますが、「暗記」や「マル暗記」でしか脳を働かせることをしたくない、「暗記」や「マル暗記」できないもの(法則、規則、論理)を学習することを嫌い、放棄していることに本当の原因があります。
●その結果、鈴木大介がルポした「最貧困女子」という存在が増えていて、日本人の場合、自殺を始め孤独の中で全く動けなくなって死んでいます。生きている間に性を売り、性が売れなくなれば売れるまで待って、飢え死にしている犬や猫のように死んでいます。
これが、今の日本と世界の人間の脳の働き方の現実です。ここから正しく生き残っていくには、人間の本質の脳を正しく働かせるしかありません。そのための脳の働かせ方を教えているのがポルソナーレのカウンセリング・ゼミです。ぜひ、人間らしい脳の働き方を身につけたいという方は、ご連絡してください。くわしくご説明します。
11月8日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスター・カウンセリング
吉本隆明『心的現象論序説』による
暗記、マル暗記という心的異常の検証

『最貧困女子』(鈴木大介)
「携帯電話が命綱だった。出会い系サイトに登録して、
何でもするから二人の子どもと私の命を助けてください
と書き込みをした」(25歳・女性。バーチャルの肯定面)

『世紀の空売り』(マイケル・ルイス)
「コンピューターには心底から興味をいだいていた。
生涯のこだわりの株式市場の仕組みを知ることに
役立つからだ」
(マイケル・バーリ、隻眼の相場師・医師。
 バーチャルの否定面)

『心的現象論序説』(吉本隆明)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明
●携帯電話やパソコン、スマートフォンで情報を表示する画面とは一体、何か?がテーマです。ディスプレー(画面)をじっと見つめて手離せなくなったり、ゲームやいろいろの情報を見るためにクギ付けになっている、という人は多いと思います。また、ラインなど誰かとつながる日々を送っている人は、手元から離せないという人もいるのではないでしょうか。
こういう困ったことがじっさいに起こっているのに、「一体、なぜこうなるのか?」については、誰も説明しませんでした。
●そして、もう一方では、日銀やアメリカのFRBなどによる大量のマネーを投入して景気を良くするための政策がおこなわれています。
●そしてもう一つは、『最貧困女子』(鈴木大介)で取材されている家出少女らの「生活ツール」が携帯電話であったり、パソコンなどの「ディスプレー」(画面)が「通信インフラ」になっています。生きていく上での「必要手段」ということです。
●これらは、ディスプレー(画面)を表示するパソコンや携帯電話の問題なのではなく、「人間の脳の働き方」がつくる心的異常が、おかしな、「病的」な言葉、行動をつくり出しているのです。人間の脳の働き方が、そのままそっくり「画面」(ディスプレー)に表わされて、脳の働き方がつくる心的異常のとおりに行動する(話す)というのがパソコン、携帯の「ディスプレー」(画面表示)の問題です。
それは、欧米人は「暗記」、日本人は「丸暗記」という脳の働き方のつくる心的異常がテクノロジー(通信技術)に転化されています。
こういうことを今回はレクチュアします。
11月22日

全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスター・カウンセリング
吉本隆明『心的現象論序説』による
パソコン、スマホがつくるバーチャル
(仮想空間)という心的異常の検証

個別の相談の悩み
「私は結婚して2年。夫は毎日、スマホ浸りです。
話しかけると、今じゃなきゃ、ダメ?と言います。
夫も結婚も嫌いになりました。どうすれば
後悔せずにすみますか?」(33歳・女性)


『心的現象論序説』(吉本隆明)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明

●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、吉本隆明の『心的現象論序説』(角川文庫)とハンナ・アーレントの『人間の条件』(ちくま学芸文庫)『全体主義の起原』(3)(みすず書房)をテクストにして、日本人および、欧米人の「心的異常」を解明して、説明しています。
●「心的異常」とはなにか?というと、目、耳、手の知覚がとらえた現実の分かり方は「正常」だが、しかし、頭の中で考えること、イメージすることは、現実を正しく分かったものではなく異常な歪みによる言葉、およびイメージとなっているというものです。
●人間の脳には、0歳8ヵ月までに「共同体」「共生」という客観の空間構造や空間概念をつくっています。
心的異常は、この乳・幼児のころに完成した「共同体」「共生」にたいして「不安」や「恐怖」を感じるというように、意識されるもののことをいいます。
それは、まだ話せない乳児を母親ではない別の女性が抱っこすると、乳児は、不安を感じて泣くということと同じ心的現象です。
●しかし、「2008・秋・リーマンショック」から以降、この心的異常に変化が起こっています。
「心的異常」がどう変わっているのか?というと「パソコン」「スマホ」のディスプレー(バーチャル)こそが本物の現実だと思いこみ、リアルの現実に無関心になる、という変化です。
すると、格差社会となり、鈴木大介が『最貧困女子』(幻冬舎新書)でルポしているような「極貧」が発生し、この自分の極貧にも「無関心になる」という全く新しい「心的異常」です。
これは、ほとんど植物状態となった人が「延命装置」でつながれて、生命だけがつづいているという状態です。
●こういう異常な状態が世界の傾向になっています。そこで、生き残り方、本当の人間らしい充実と生きるパワーを回復させるのが今回のゼミの狙いと目的です。
12月13日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスター・カウンセリング
吉本隆明『心的現象論序説』による
日本の女性と男性の心的異常の検証

『ベルサイユのばら』(池田理代子)
日本の女性の目ざすべき姿
『俳優・高倉健』・日本の男性のあるべき姿
『俳優・菅原文太』・日本の男性の到達点の姿


『心的現象論序説』(吉本隆明)
『The Fix依存症ビジネス』(デイミアン・トンプソン)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明
●『ベルサイユのばら』(池田理代子)、『俳優・高倉健』『俳優・菅原文太』がケーススタディです。
 『ベルサイユのばら』は、平成26年11月23日、NHK・TV「アーカイブス」でその人気ぶりが紹介されていたことがケーススタディの契機です。人気ぶりは、約40年もつづいており、母から娘へと読みつがれていることが紹介されていました。また、単行本が再販されると在庫がなくなるほど買い求める女性が殺到し出版社が「在庫がなくてごめんなさい」と謝る場面が放映されていました。
 そこでの『ベルサイユのばら』の人気の秘密は何か?を、日本人の女性の脳の働き方の「言語野」のしくみから説明するのが今回のゼミの主旨です。
●その人気ぶりは「男装の麗人・オスカル」という女性にあります。「マリー・アントワネット」にリンクして、日本の女性の「自分らしさ」「個性」「自立」ということを追い求めさせています。それがどこまで成功したか?どこに限界があるか?また、どうすると、抑制されている日本の女性に「自立の可能性」があるのか?を追究させています。
 ここからみると、『ベルサイユのばら』を読む女性、全く読まない女性、読んでもぜんぜん興味をもてない女性の三つのカテゴリーが浮上します。これで日本の女性の知性の可能性と絶望、限界を診断することができます。『ベルサイユのばら』を読んだ女性の性格とは?…読んでいない女性の性格とは?…全く読めない女性の性格とは?…これをここで解き明かすわけにはいきませんが、この社会的状況の厳しさの中で、未来がある人、無い人、ちょっと絶望的な人…がカテゴリー化されることはたしかです。
●同じことは、日本の男性にもあてはまります。それは『俳優・高倉健型か?』『俳優・菅原文太型か?』にカテゴリー化されるのです。
 このあたりについて説明を聞きたい人は、ぜひお問い合わせください。
12月27日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスター・カウンセリング
吉本隆明『心的現象論序説』による
日本の女性と男性の心的異常の克服の仕方

『ベルサイユのばら』(池田理代子)
日本の女性の認知の能力とオスカルの秘密
『俳優・高倉健』・日本の男性の行動パターンの
限界とは?
『俳優・菅原文太』・日本の男性の
悲哀と悲惨とは?


『心的現象論序説』(吉本隆明)
『The Fix依存症ビジネス』(デイミアン・トンプソン)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明
●日本の女性の脳の働き方を分かりやすく説明すると、『ベルサイユのばら』(池田理代子)を性格診断のかわりに適用することができます。診断の一つは「『ベルサイユのばら』を読んだことがあるかどうか?」です。読んだことがある人は、日本の女性でも、知性の水準で脳を正しく働かせようと自覚している女性です。もちろん、読んだことのない女性が、知的な学習において不足があるとか、向上心がないとか、社会的な知識に欠落がある、ということは、決してありません。
●しかし、読んだことのない女性のおおよその直観のとらえる傾向は、知的な学習にたいして諦めとか、生きることに弱気になっているということがあるように思えます。
では『ベルばら』を読んだことのある女性はどうなのか?というと、主人公の2人の女性の「マリー・アントワネット」か「オスカル」のいずれに感情移入をしているのか?が性格の診断基準になるのです。「マリー・アントワネット」はともかく、「オスカル」に共感する女性は、今の日本と世界の経済の動向に呑み込まれやすく、人生のどこかで大きなハードルにぶつかるか、げんに今そのような状態にあるといえます。
それは、男性を理解するにあたり、「オスカル」のようにカッコいい行動スタイルだけを身につければいいと思っているからです。
●一方、「マリー・アントワネット」とか「デュ・バリー夫人」に注目する女性は、女性が脳の中にもつ「A6神経」を頼りに、女性だけがもつ言語能力や人間関係の能力の回復を目ざそうとする「志向性」をもっています。
しかし、日本の多くの女性の心的なあがきもがきの努力は、必ずしも未来のある方向をもっていて、軌道をたどるという状況にはありません。日本の世界の「グローバル経済」は、今の日本の女性の理解の水準を超えて、「格差」をつくり出しているからです。
日本の女性の限界をスピードと本格性において超えるには、「抽象名詞文」の訓練しかありません。
1月10日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスターカウンセリング
吉本隆明『心的現象論序説』による
日本の女性と男性の心的異常の克服の仕方

《男性の相談の事例》男性の認知の仕方
「私は家族に対して辛くなり、ひとりでいると
女性のことを考えて楽しくなります。自分のことを
思うと辛くなり、女性のことを考えると怒りたく
なります」(22歳・男性)


『心的現象論序説』(吉本隆明)
『マネー・ボール』(マイケル・ルイス)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明
●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、平成26年の昨年まで、日本と世界の「経済状況」の大いなる変化と、この中で進行している格差と、テクノロジーの高度化による格差の中の不幸な事態を説明してきました。
合わせて、日本人はもちろん、世界の人々の「脳の働き方」が市場にされていて、圧倒的多くの人々がこのテクノロジーによる「脳の働き方の市場化」にからみとられて、独力では一歩も脱け出せない状況にあることを明らかにして、基本的な対策もレクチュアしてきました。
参考文献は、マイケル・ルイス『フラッシュ・ボーイズ』(文藝春秋)、デイミアン・トンプソン『』The Fix・依存症ビジネス、「廃人」製造社会』(ダイヤモンド社)です。
人間は、脳でものごとを考え判断し、行動することは、誰も疑いません。現代の超高速の「テクノロジー」は、この人間の脳の働き方そのものを市場にしています。それはかくべつ難しいことではなく、脳に錯覚の認知を超スピードで供給しつづけるというものです。
●「オレオレ詐欺」というものがあります。これは電話を聞いている人の耳の知覚に「認知バイアス」を与えることで成立します。お分りのように「認知」という知覚の能力にバイアスという歪みを与えて、このバイアスのとおりに思考し、そして行動するというのが「オレオレ詐欺」です。これが犯罪だとすると、現代のテクノロジーは、合法か非合法かのグレーゾーンで商品やサーヴィスを供給しています。これが脳の働き(ハードウェアです)を市場にしているという意味です。
昔から「火の気の無いところに煙は立たない」といいます。「オレオレ詐欺」も「依存症ビジネス」も、「火の気」がある、だから「煙」が立ちこめています。
この「火の気」にあたる脳の働き方を変えるというのがポルソナーレの今年のカウンセリング・ゼミです。昨年までの徹底した脳の働き方のしくみや言葉の生成の仕方の解明を終了し、「どのように有利に脳を働かせるか?」を分かりやすく、誰にも伝わるように説明します。楽しみにご期待ください。
1月24日 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスターカウンセリング
吉本隆明『心的現象論序説』による
日本の女性と男性の心的異常の克服の仕方

《女性の相談の事例》
女性が認知する男性、男性が認知する女性
「私は子どもが3人います。夫は不動産の経営者です。
私は、結婚生活がつまらなく、朝が来るのが
こわいのです」(35歳・女性)


『心的現象論序説』(吉本隆明)
『ライアーズ・ポーカー』(マイケル・ルイス)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の脳の働き方は「主観」を思考し、しゃべり、話します。
それでなぜ悪い?と思う人は多いでしょう。主観とはふつうに思われている、自分の個人的な考えというのとは違います。雨の水、雪、空の雲のように方向も形も姿もハッキリしない、すぐになくなることをいいます。客観とは、ながもちして、ずっとつづいていつまでも在りつづけるもの(こと)をいいます。この日本人の主観の思考の仕方は、今、市場のエサになっています。
●そういうことをくわしく書いているのがマイケル・ルイスの『フラッシュ・ボーイズ』(文藝春秋)です。この本を読んで、エサにならないためには客観のものの考え方を習得してもらおうと思い、そのためのテクストを新しく開発しました。それが、この1月からのポルソナーレのカウンセリング・ゼミです。
マイケル・ルイスの『マネー・ゲーム』(早川書房)を読むと、いくらいいことを言っても、伝わらなくっちゃいいも悪いもないということに気づかされます。そこで『マネー・ボール』のドキュメント(取材によるノンフィクション)をテクストにして、ポルソナーレも「物語」によって、日本人の脳の働き方とか、のりこえ方とかをお伝えすることにしました。明るく、軽く、楽しく、しかもハッピーエンドで、安心して読める、そんな脳の働きの物語です。読めば、これは私の心の中の物語と同じだと思っていただける人もいるかもしれません。ぜひ、どんどん遊びにおいでください。
 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー17期(平成27年度) 
2月14日

全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの
マスターカウンセリング
吉本隆明「心的現象論序説」による
日本の女性と男性の心的異常の克服の仕方

名古屋大学理学部・女子大生(19歳)の
丸暗記と内扱いは、何を破壊したのか?
《傍証・16歳女性の相談の事例》
「わたし、家で勉強に集中できません。女子校なので
男の先生が好きで、その人のことを考えて
いつまでも鏡を見てしまいます」(16歳・高1女子)


『心的現象論序説』(吉本隆明)
抽象名詞文の練習のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●名古屋大学理学部1年生の女子大生(A子)は、「誰でもいいから人を殺してみたかった」と中学生のころから考えていました。そして本当に、79歳の女性を手オノとマフラーで殺害しました。「森外さんには申し訳ないけど、殺したことは悪いとは思っていません」というのがA子の発言です。このような「人を殺してみたい」という思考は、日本人の脳の働き方というものが分からなければ、全く不可解です。ごく普通に成長して思春期になったことを考えると、日本人の誰にも共通する思考、脳の働き方があると考えるのが正しいといえるでしょう。両親が、「人を殺しなさい」と教えて育てたはずもないからです。ごく普通に考えられている育ち方、育てられ方の何が「人を殺してみたい」という思考をつくるのか?と考えると、日常の中に、「人」でなくても「社会的に意味のあること」を壊す、ということがあって、それが「人を殺す」に向かったと考えなければなりません。
●日本語の「文法」は、内扱い、外扱いということを奈良時代につくっています。日本人は、今も、この内扱い、外扱いのものの考え方をかかえて、そのとおりに実行しています。
内扱いは、相手を不在にする(目的となる対象を分からなくさせる)、自分はこう思う、自分はこうしたという自分の「欲」だけを基準にして話し、そして行動する、それが内扱いのものの考え方です。すると、学校に行けない、仕事に行けない、毎日、遊び暮らす、貧乏でも平気、ということが起きるでしょう。
●外扱いとは、「○○恐怖」のことです。「恐怖」とは「こわい」ではありません。近づかない、かかわらない、無視する、学ばない、知りたくもない、ということです。日本人は、この「恐い」という言い方での「外扱い」で「何も学ばない」(何も学べない)、学ぶことを一切、放棄する、ということをやってきました。この中に、脳内ドーパミンだの不快の生化学物質だのをつくるので、人でなければ自分の脳も、身体も壊すことをおこなっています。
●こういうことのしくみを物語にしてわかりやすく、対策とともにレクチュアするのが、今年のポルソナーレのカウンセリング・ゼミです。興味のある方は声をかけてください。わかりやすく説明します。
2月28日 吉本隆明『心的現象論序説』による
日本人の男性と女性の心的異常と対策

日本の経済社会の格差と衰弱に呑み込まれない
ために。ブログ、メルマガなどウェブでの
嫌われない日本語の文章の書き方を教えます!!
《傍証》
「和歌山県紀の川市・小5男子殺害事件」の父親と
息子は丸暗記もできなかった。日本語は、デタラメに
憶えると人生が破綻する!


『心的現象論序説』(吉本隆明)
利益追求に役立つ抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●ジョナサン・アイブのデザイン哲学からみると、脳の働き方もデザインできます。ブログ、メルマガなどウェブで書く日本語と脳の働き方のしくみがデザインです。
脳の働き方と日本語の文章の書き方と構成のデザインとはどういうものでしょうか。
一、目、耳、手、鼻、舌などの五感覚の知覚。
二、日本語を使う脳の言語野はどこか?
三、欧米人、そして少数の日本人が使う知性の脳の言語野はどこか?
パソコン、スマホ、端末機などのテクノロジーの通信機器は、人間の脳の「実像」という部位で働いています。右脳の前頭葉にあります。脳の「ハードウェア」にあたります。
日本語の文法は「已然」(いぜん)と「未然」(みぜん)を柱にしています。主観で考え、判断します。
●テクノロジーは、客観のものごとを、主観の目には大きく見せるのです。
ここで、パソコン、スマホなどを見る人の脳の働き方は、「より主観に働いていく」「客観の働き方に脳が変わっていく」のうち、どちらかにデザインされます。戸田覚(さとる)さんは、ウェブの文章の書き方には法則がある、といいます。この法則のとおりに書くのが戸田さんのいう「ウケる文章」(読まれる文章)です。この「読まれる文章」は、ウェブを見る脳の働き方をデザインの観点から見るときにとてもよく理解されます。
●アップルの天才デザイナーといわれるジョナサン・アイブのデザイン哲学の観点から戸田覚さんの「ウェブで正しくウケる文章の書き方」と、脳の働き方のしくみをデザイン学としてレクチュアするのが今回のゼミの主旨です。
くわしく知りたい方は声をかけてください。無料でわかりやすく説明します。
3月14日 吉本隆明『心的現象論序説』による
日本人の男性と女性の心的異常と対策

鈴木大介のルポ。
「家のない少女たち」が受けた虐待。
聴覚の能力が生存の分岐点になるという物語

『家のない少女たち』(鈴木大介)
『心的現象論序説』(吉本隆明)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●人間の脳は、0歳8ヵ月のときに、ひとりで明るく楽しく生きていける脳の働き方の基本型のしくみを完成しています。この脳の働き方は、母親か父親の虐待がなければ、ちゃんと言葉を学習して、正しく行動できるというように発達します。
●もし虐待があれば、まず耳で聞いて言葉が分かるという聴覚による言葉のイメージの能力が働きません。
そこで、狭義か、広義の虐待の経験のある人は聴覚の能力を回復させることが重要です。
もともと人間の脳は、どんな言葉の能力の不足も回復させられるための「働き方のしくみ」をもっています。
●このことを哲学者のフッサールは、現象学という哲学で説明しています。このフッサールの哲学にもとづけば、ふつうにいわれている心の病いなどは、回復させられることになります。
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、そのための学習用のテキストがあります。ぜひ、いちどお試しになってください。
3月28日 吉本隆明『心的現象論序説』による
日本人の男性と女性の心的異常

日本財政「最後の選択」
伊藤隆敏のルポ。日本財政の破綻は時間の問題。
消費税15%~20%で回避というシミュレーション。
15%~20%とはどういう能力か?を問う。

『日本財政「最後の選択」』(伊藤隆敏)
『心的現象論序説』(吉本隆明)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●初めて日本財政の破綻までの日程と条件がシミュレーションされました。
伊藤隆敏による『日本財政「最後の選択」』(日本経済新聞社)です。
「2020年」「消費税率15%~20%の増税が条件」です。消費税率15%~20%は、反対も否定も、賛成の人もいるでしょう。
●肝心なことは、現在の財政赤字はいつまでも続かないということです。
伊藤隆敏のシミュレーションを前提にすれば、消費税「15%」「20%」をひとりひとりの日本人が、どう知的能力に変えることができるか?X(エックス)デー以降に、今からどう備えることが可能か?が冷静に考えるべきことです。
2017年に消費税「10%」の増税が決まっています。すると、ここから不況状況や国債の暴落の可能性がありえます。
●すると、2015年の今からが、ひとりひとりの人間にとっての対策の必要の時間になります。対策にとりくむリミットはせいぜい今年一年くらいです。
対策は何か?というと、それは脳の働き方を変えることです。日本人の脳の働き方は短期記憶の働き方です。すぐに忘れる、憶えても認知バイアスが起こる、行動のための記憶は可能でも説明のための記憶は困難、などが特徴です。
現実を正しく分かる、目的を立てて計画を立て、そのとおりに実行できる、正しく結果を出せる、などのアクション・プログラムをつくれる脳の働き方の改善が、どういう対策にも役に立つ必須のテーマです。
4月11日

吉本隆明『心的現象論序説』による
日本人の男性と女性の心的異常

死のプロデューサー「看取り士」
上野千鶴子のインタヴューとルポを吉本隆明の
「共同幻想論・他界論」から捉える。
2025年には「看取り難民」が47万人発生。
人が死ぬにはいくらかかるのか?どういう制度が
あるのか?誰から支えられ、誰を支えるのかを
考える共同幻想の理論。

『ケアのカリスマたち』(上野千鶴子)
『共同幻想論・他界論』(吉本隆明)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●上野千鶴子によれば、日本は、2020年をすぎると大量の孤独死をむかえる人が増えていく、ということです。
この日本人の大量死を、吉本隆明の「共同幻想論」の中の「他界論」からとらえると、そこには動物一般と同じ自然死が本質であることが分かります。
昔の日本には「デンデラ野」といって、共同体の端に現世の中に「他界」がつくられていました。60歳になると「デンデラ野」に捨てられました。しかし、老人らは、共同体の客観の能力をもっていたので、「他界」の中で作物を作り、生き延びていたのです。
●上野千鶴子のいう「2025年には47万人の孤独死」(予測)は、たしかに介護、ケアの問題ではあるけれども、吉本隆明のいう「自己幻想」も「対幻想」も無いとすれば、それは、今現在の生き方が「死」と直線でつながっているからです。
●「2020年」を分岐点としてハイパーインフレがシミュレーションされています。
ハーレムンの笛吹きの話のように、いっせいに死に向かっていくのを本意にするのではない、とすると、今から、自分の脳の働きに見合う「共同幻想」を創り出す必要があります。
これが、日本の財政赤字、危機の中にいる日本ひとりひとりが理解すべき対策です。
4月25日 吉本隆明『心的現象論序説』による
日本人の男性と女性の心的異常

日本人の擬似共同幻想の対策
推移律
日本人の病理はせんじつめると「行動しないこと」に
いきつく。その生成のしくみは「内扱い」にある。
では「行動しないこと」とは何か?対策の推移律。

『共同幻想論』(吉本隆明)
『幼児の算数』(遠山啓、栗原九十郎)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の心身の病をひとことでいえば「行動が止まること」です。うつ病、強迫観念、痴呆、神経症と、名称はどうであれ、「行動が止まること」が共通しています。
日本人は、なぜ「行動が止まる」のか?
脳の働き方からしか理解されません。
●そして、日本語の「文法」のしくみを理解しないと全く不可解です。
「行動が止まる」とは、「学校に行かない」「働きに行かない」「他者と話さない」「他者と交流しない」といったことです。
●「他者との交流が週に一回未満の高齢者」は要介護、認知症になる危険性が、「毎日、交流している人」と比べて1・4倍高くなる(日本福祉大学・斎藤雅茂准教授)といわれています。
この「他者と交流しない」は、日常の会話の仕方から始まっています。
「今日はずいぶん寒いですわね」という相手の話に対して「ええ、ほんとに。春だというのにいつまでも冷たいですね」と話すのが、日本語の正しい「内扱い」です。ここから「待遇表現」の「お寒うございます」「冷とうございます」という謙譲形(語)、尊敬語という「外扱い」のルール、決まりが実行されて「会話」という「行動」が成立します。
「わっはっはっ、寒いの?」「マジで?ちょうどこれくらいがよい」「体でも悪いの?帰れば?」「きのうは暖かかったけどね」「夜になるともっと冷えるよ」…などなどと言えば、日本語の会話のルールから外れるので、「内扱い」となり、ここから「不登校」「ニート」「仕事に行かない」、そして「オンラインゲーム依存症」にも…という「行動の止まり」が起こります。
●日本人なら誰もがまぬがれない「内扱い」による「行動の止まり」の対策の実践実技をレクチュアします。
5月9日

吉本隆明『心的現象論序説』による
日本の男性と女性の心的異常

日本人の擬似共同幻想の
バーチャル(仮想空間)対策 推移律

『共同幻想論』(吉本隆明)
『数学入門』(上・下、遠山啓)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●現代は、誰もがあたりまえに「スマホ」や「ケータイ」を扱っています。機械が先に売り出されて、同時に、ビジネス優先でアプリが開発されています。
オンラインゲーム、オンラインポルノの依存症が指摘されています。しかし、脳の働き方からみると、ノートに文章を書いたことがない人が、ディスプレーではよく書き、よくしゃべり、よく読むことが「なぜ?」の不思議の一つです。
●吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」(『情況への発言』、徳間書店)をテクストにして解明すると、「スマホ」「ケータイ」「パソコン」のディスプレーは、人間の目、耳の知覚の了解過程の一切を省略して表示します。
●すると、「筆順」など分からなくても「文」が書けると思いこんでいるし、「主語・述語」など「どうでもいいじゃん」「マジ、くっだらねえよ」という非共同幻想の表現が成立するのです。
これは、人間の本質の「思考」「知性」「理性」「社会」「共同体」「共生」といったものを全て喪失します。恋愛はムリ、結婚はムリ、子育てはもちろんムリ、仕事だってマジ、ムリ!!となるのです。
決定的な対策は、遠山啓による「推移律」の練習です。
●オンラインゲーム、オンラインポルノなどでお困りの方はぜひ、おすすめします。
5月23日 吉本隆明『心的現象論序説』による
日本の男性と女性の心的異常

日本人の非共同幻想
バーチャル(仮想空間)と対策
 現代人はテクノロジーに依存している。
  脳の働き方をテクノロジーが代行するからだ。
 それが非共同幻想だ。思考の止まりが問題になる。
 対策は何か?


「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
       現代人は、誰もがスマホ、パソコン、デバイスを
       見たり触らずにいられなくなっている。
       ここに依存症が発生している。ゲーム依存、
       ソーシャルネットワーク依存、オンラインポルノ
       依存などだ。

依存の典型が文字を手で書けない、手書きの文字が全く読めないというものだ。
これは、テクノロジーのもたらす弊害か?
必ずしもそうではない。
日本人の脳の働き方の場合はもともと、共同とか共生のための「言語野」が働いていなかった。
テクノロジーに脳の働き方が収斂されている。
社会のルール、秩序、決まりを暗記すらもできなくなっているということだ。
それが家族間の人間関係、恋愛、友人、結婚の関係も消滅させている。
対策は、文字の筆順を覚えることだ。手で文を書くことだ。

6月13日 吉本隆明『心的現象論序説』による
日本の男性と女性の心的異常

川島隆太の『脳トレ』は脳を活性化するのか?
認知症を防ぐのか?
 日本人の認知症(痴呆症)は10年後は700万人。
 原因は何か?「脳トレ」は原因に加担しないのか?


「個体・家族・共同性としての人間」(吉本隆明)
『人間の条件』(ハンナ・アーレント)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●公文、慶大、東北大(川島隆太)が「脳トレ」を施設の老人にサーヴィスとして提供して、報酬をもらうということを「自治体」と合意しているということです。
これは、「スマホの持ち歩き、見ながら歩き」と同じで、脳の感覚による知覚の認知過程の学習を失くす「丸暗記の仕方」です。「スマホを見ながら歩く」という行動が可能なように、「丸暗記」したことは行動にあらわします。

●しかし、行動のもつ「秩序」(倫理)が消えるので、「状況を無視する」「場面を無視する」「相手との関係を無視する」というアスペルガー症候群が起こります。
そこで、認知症の予防と改善のための最も正しい『脳トレ』とは、こういうものです、の脳の正しい働き方の方法をレクチュアします。
6月27日

吉本隆明『心的現象論序説』による
日本の男性と女性の心的異常

マイケル・ルイス『フラッシュ・ボーイズ』
Flash Boys; Wall Street Revolt
 アメリカの金融取引きシステムの二極化と
 不安定のリポート。生き残りか、破綻か。
  究極の脳の働き方は、秩序と倫理が分ける
 世界の先端のドラマ。

『フラッシュ・ボーイズ』(マイケル・ルイス)
『個体・家族・共同性としての人間』(吉本隆明)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●マイケル・ルイス『フラッシュ・ボーイズ』(文藝春秋)がケーススタディです。
 アメリカの金融取引きシステムが高速トレーダーによって捕食者の餌(えさ)の狩り場になっています。このテクノロジーを使う帰納と確率が「自己倫理」になっています。
 「餌(えさ)になっている人」もまた「自己倫理」をつくり、財産も心身の健康もうしなっています。
 対策は、ポルソナーレの教える「右脳・実像」の働きを「ブルガリア方式」で回復させることです。
7月11日 吉本隆明『心的現象論序説』による
日本の男性と女性の心的異常

認知症(痴呆症)の生成のメカニズム。
予防・対策
 認知症(痴呆症)はよく知られている。
 若くても発症する認知症のしくみと、
 脳の働き方から見た実体は、誰も知らない。
 予防と対策をレクチュアする。

『痴呆の新知識』(宮里好一)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●認知症(痴呆症)はなぜ発生するのか。
 NHK・TV『プロフェッショナル』で 脳外科医が脳梗塞後の患者を、 リハビリで立ち直らせていた。
 観察点は、「話しかけ」だ。
 これは、「脳の部位」の「右脳・実像」は 正常であるということだ。
 この「右脳・実像」を正しく働かせれば、認知症(痴呆症)は防げる。
 そして、改善できる、ということだ。
 人間の脳の本質は、「言語」「観念」を生成するということだ。
 これは「0歳8ヵ月」で完成する。
 その後の「右脳・実像」の働かせ方しだいで、認知症(痴呆症)にもなるし、独力で楽しくも生きられる。
●600万人とも700万人とも推測される日本人の認知症(痴呆症)の対策を、最も正しい、脳の働き方のメカニズムからレクチュアする。
7月25日 吉本隆明『心的現象論序説』による
日本の男性と女性の心的異常

認知症(痴呆症)になる人、
 ならない人の違いと差異
 日本人は、なぜ要介護状態から認知症(痴呆)が
 不可避なのか? 脳の働き方から診断した
 「なる人」「ならない人」の違い、差異の性格診断学!

『ケアのカリスマたち』(上野千鶴子)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
日本人は、なぜ、要介護状態から認知症(痴呆症)が
不可避なのか?
脳の働き方から診断した
 「なる人」「ならない人」の違いと
差異の診断学。
8月8日 吉本隆明『情況への発言』による
認知症(痴呆症)防衛

テクノロジー依存も、認知症(痴呆症)も
聴覚障害が共通する

『脳のしくみとはたらき』(クリスティーヌ・テンプル)
『情況への発言』(吉本隆明)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
◎おもな内容…テクノロジー依存も、認知症(痴呆症)も聴覚障害が共通する

●インターネットをよく利用する人は「ネットで調べた」と言う。だがほんとうは「検索した」が正しい。
「調べた」というのは、「右脳・実像」(Y経路)と「左脳・聴覚野」をテクノロジーが通信技術化しているからだ。人間の脳は、このテクノロジーによる占領に従属している。
この「聴覚」(左脳)がまるで働いていないのが認知症(痴呆症)と同じだ。
治し方は、「聴覚」と「視覚」の一致だ。
このしくみを分かって、「ブルガリア方式」「認知的不協和」を用いて改善しよう。

8月22日 吉本隆明『情況への発言』による
認知症(痴呆症)防衛

認知症(痴呆症)をつくり出す
聴覚障害の条件

認知症とは(痴呆症)とは、「左脳・聴覚野」が止まり、
「右脳・聴覚野」だけが、働くことだ。
相手の顔、目を見ないで話す、聞く、が
障害の条件である。

『日本のことばとこころ』(山下秀雄)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
       認知症(痴呆症)をつくり出す
       聴覚障害の条件

       認知症(痴呆症)とは
       「左脳・聴覚野」が止まり、
       「右脳・聴覚野」だけが
       働くことだ。
       相手の顔、目を見ないで話す、
       聞く、が障害の条件である。

9月12日

吉本隆明『情況への発言』による
認知症(痴呆症)防衛

認知症(痴呆症)とは、「左脳・聴覚野」が
止まる!「右脳・聴覚野」だけが働く
ことである!
 「相手の顔、目を見ないで話す」、「笑い声を出しながら
 話す」、「聞き書きでノート、ディスプレーしか見ない」!!
 これらが要介護に至らせる!!

『情況への発言』(吉本隆明)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の認知症(痴呆症)は、人の目を見ない、人の顔を見ないことがきっかけである。
脳の中の目の機能は「感覚」と「認知」の二つで二重になっている。このうち「感覚の知覚」のみが働いて、「目の知覚の認知」は止まっている。人の声、話は「右脳・聴覚野」が「虫の音」「風の音」「犬の鳴き声」のようにしか聞かない。

●するとどうなるか?白内障、緑内障、突発性難聴になるだろう。聞く相手がいない、ひとり言のようにしゃべる相手がいない。このときが要介護状態になるのだ。
対策は、最小限、「相手の顔、目を見て話し、聞くこと」だ。
9月24日 吉本隆明『情況への発言』による
認知症(痴呆症)防衛

「老衰死」とは何か?顔を見ない、目を
見なければ、中核症状が出て死に至る!
 高齢者を殺すには刃物はいらぬ。
 顔、目を見なくて食事をさせればよい。
 周辺症状が消えれば7日以内に死んでいく。

『日本語の文法を考える』(大野晋)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」をテクストにして日本人の認知 症(痴呆症)、「要介護状態」のつくられ方と、予防、改善の仕方をレクチュア します。
● 9月20日にNHKスペシャル「老衰死」が放映されていました。今回は、この 「老衰死」をケースにします。
番組を、再放送を入れて二回見ました。
よく観察すると、日本人の老衰死は、医者、家族、介護施設の職員らが高齢者の 「顔、目を見ない」で「食事をさせる」ことに原因があります。そして決定的に 衰弱死に追いやるには、「白いマスクをつけて、顔をかくす」「ふだんは、横を 向いたり、下を向いたりして顔を見せない」ことが、相手を「衰弱」に追いやっ
ています。
●なぜこういうことが起こるのか?を脳の働き方のメカニズム(言葉の生成のメカ ニズム)にもとづいて、徹底してきめこまかく、非常に精密に説明します。
10月10日 吉本隆明『情況への発言』による
認知症(痴呆症)防衛

衰弱死に至らしめる認知症(痴呆症)の周辺症状
女性は、なぜ「占い」に100億円もつぎ込むのか?
 「占い」が「当る」「当らない」はどうでもいい。
 「私の話を聞いてくれ」は、分裂病の仮性作業と
 内扱いによる倫理破綻という周辺症状である

『日本語の文法を考える』(大野晋)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の最大の問題の要介護、認知症(痴呆症)に焦点をあててその発生のしく みと予防、あるいは改善の仕方を追究しています。
● 日本人の認知症(痴呆症)は、中核症状と周辺症状に分かれます。中核症状とは 「体験を忘れることだ」と、専門家も言い、これがこの何十年間も変わらない定 説になっています。
しかし、ポルソナーレが、吉本隆明やハンナ・アーレントの哲学を拠り所にして 考察を加えてみるとこの定説はまるでデタラメで、かつ適当きわまりないことが明らかになりました。
●脳の「右脳・実像」という部位で「認知症」(痴呆症)の中核症状も周辺症状も つくられます。このことがきわめてハッキリしたのは吉本隆明のい「個体・家 族・共同性としての人間」(『情況への発言』)によります。日本人は、「目」 「耳」の「感覚の知覚」の働きはおこなうけれども、「知覚の認知」の働きは全 く、何も無い、ということが認知症の周辺症状を、誰もが、ほとんど毎日、いつ でもどこでもつくり出してあらわしています。
10月24日

吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

『介護ビジネスの罠』(長岡美代)をどう読むか?
 「10兆円の巨大市場に巣くう
 悪徳業者たち」というルポ。
 だが本当の問題は、認知症にならない!
 認知症にしない!である。


『日本語の文法を考える』(大野晋)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)

●『介護ビジネスの罠』という長岡美代のルポについてご一緒に考えてみます。こ こには、「悪徳業者の手口」なるものと、この中での高齢者の状況というものが ルポされています。よく読むと、日本人の要介護とか認知症がそのまま、「これはそのとおりだ」「要介護もやむをえない」といった前提のもとにおかれている
ことが分かります。このルポの視点がじつは日本人にとって本当の要介護問題であり、認知症(痴呆症)の問題です。
●今回は、吉本隆明の「目の働き方」のしくみの説明と「対幻想」の説明をテクス トにして、日本人の自然意識を優位とするものの考え方(脳の働き方)がどのよ うに「妄想」をつくり、そして「対幻想」のつくる人間関係、共同体を欠落させ て、「人工世界」(共同の規範意識)を破壊するのか?をくわしく説明します。この破壊の仕方の到達点が「物盗られ妄想」「被害妄想」など精神分裂病の妄想 です。「対幻想」でいうと、「性の欲」という自然性を無限に拡大して、現実の 空間性に侵蝕させて、対幻想の「相手」の「人間」を壊滅状態にするという「尊大」(自分で自分の自然成立を尊敬するというメカニズム)を突出させていま す。このタイプは、生育歴の中の「不安定な愛着のCタイプ」を抱えている人です。
11月14日 吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

丸暗記の弊害
 『復讐するは我にあり』(佐木隆三)
 榎津巌の鷺、恐喝、強盗殺人に見る
 「丸暗記」の脳の働き方

『改訂新版・復讐するは我にあり』(佐木隆三)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法

『初期ノート』(吉本隆明)
●今回は、日本人だけがおこなう「丸暗記」に焦点をあてて、その効用と限界をレクチュアします。
日本人は、一般的に、「丸暗記」を当り前にしています。漢字の学習が好例です。もともとは日本語を内扱いで使うことが根拠です。職人のように、同じ行動を何度もつづける場合は丸暗記は「行動」をなりたたせるので有効です。昔の日本人の年季奉公はこの丸暗記で成立している制度です。
●しかし、仕事が変わる、環境が変わる、人間関係が変わるとこの「丸暗記」がコルサコフ健忘症をつくります。見当識を失うという脳の働き方に変わります。ここから「認知症」の周辺症状の「作話症」が生まれます。行動の対象が変わるときに「作り話」は、「分裂病」に変わります。もっと、行動の対象が不定のとき
が「詐欺」を生むのです。
●今回は、このように「丸暗記」に焦点をあてて、「作り話」をしゃべらないためにも対策の「顔、目を見て話す」の有効性と効果をご一緒に考えます。
11月28日

吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

NHKスペシャル『認知症革命』
 徘徊、暴言、暴力、家出の
  脳の働き方と対策
 日本人の認知症(痴呆症)は「丸暗記」がつくる。
 「食べること」に偏向すると丸暗記も不能になる。
 憶える能力は不能になる。


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●吉本隆明とハンナ・アーレントのおかげで、日本人の認知症(痴呆症)のつくられ方と対策を、脳の働き方から明らかにすることができています。フッサールの「先験性」と「志向性」の概念の助けもかりて、女性と男性の脳の働き方、および、日本人に特異な脳の働き方の「上向システム」と「下向システム」も明らか
にすることができています。
●今回は、日本人の認知症(痴呆症)の発生の機序がテーマです。「記憶障害」が起こり、次に、「行動が止まる」というのがつくられ方です。
●結論をいうと「男性の記憶障害」は、「女性の話を聞けない」「一方的にしゃべる(作話症)」が原因と理由です。背内側核は「行動のための空間認知」を成立させるので、吉本隆明のいう「対幻想」(人間関係と言語の自己関係つけ)は、「女性との対話」でしか実現されません。
すると、「男性にとって全ての行動の止まり」(転職とか、仕事の勉強と称してパソコン教室に通うとか)は、ただちに中核症状の記憶の障害と行動の止まりをつくります。
12月12日 吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

NHKスペシャル『無届け介護ハウス』
 足腰が弱って動けなくなる脳の働き方と対策
 日本人の認知症(痴呆症)は
 病理の「丸暗記」が原因。
 脳の働き方からみた生成のメカニズム


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●今回も、吉本隆明とハンナ・アーレントの哲学をテクストにして、日本人の要介護、認知症(痴呆症)のつくられ方と対策をご一緒に研究し、開発します。
吉本隆明の「自己関係つけ」「自己抽象つけ」という概念が、いかに偉大であるか?ということが、日本人の要介護と認知症(痴呆症)のつくられ方を脳の働き方から解明してみると、つくづくと、しかもしみじみと思い知らされます。
●日本人は、認知症の中核症状に至る前に周辺症状をつくります。この周辺症状は、視床下部の欲の脳の「外側核」と「腹内側核」で生成されます。吉本隆明が「対幻想」と説明している「自己関係つけ」の表象を日本人の「女性」(おもに母親、その母親も)はつくらず、「擬似対幻想」をつくり出します。「擬似対幻想」とはいいかえると「擬似行動」です。
12月26日 吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

認知症の三大周辺症状
赤面症、手・声・脚の震え、不潔恐怖症のつくられ方
 言葉を憶えられない、言葉を壊す、
 行動を作為する。これらの脳の働き方が原因である。


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●今年おしまいのゼミです。吉本隆明とハンナ・アーレントの哲学から説明します。「対幻想」「共同体」は、「左脳の言語、行動」がつくり出し、この道のりではセントラル・ドグマ(生体防御システム)が働いて、仏教でいう「悟りの人」(菩薩とか地蔵とか)になる、ということです。ベータ・エンドルフィンやACTHが分泌されるから「悟りの人」の倫理と徳を得る人になれるのです。
アーレントは、「ナザレのイエス」の話を紹介して「愛」と「新しく始める」という共同体の理念の救出につとめて、「右脳・実像」の「感覚の知覚」の一辺倒を「知覚の認知(吉本隆明)」への至る道のセントラル・ドグマを語ります。
●この「左脳」の対極にあるのが「右脳中心」の原始的な行動です。
扁桃核の「好き・嫌い」「敵・味方」という原始的行動をノルアドレナリンがつくり、さらに線条体でセロトニンが「自分の行動を尊敬する」というイバリを増幅させます。ここで「赤面する」などの反倫理(反菩薩)がつくられます。
1月9日 吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

日本人の要介護に至る認知症(痴呆症)の
周辺症状とは「幻覚」と「幻聴」である

「幻覚」とは何か?
「幻聴」とは何か?

なぜ発生するか?脳の中のどういう働きのことか?
 「幻覚」よりも「幻聴」が重症である。
 「幻聴」は死に至る病である。


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●平成28年1月の年明けの一回めのゼミは、「幻聴」と「幻覚」がメインのテーマです。
年末年始に、吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」を目の前において、これまでの脳の働き方の考察をさらに深めて「幻聴」と「幻覚」の生成のメカニズムの考察にかかりました。そしてほぼ、全体の生成のメカニズムを明らかにすることができました。これを、事例にもとづいて展開していきます。一回めは、「幻聴」「幻覚」の生成とその実体をレクチュアします。
● 「幻聴」というと、「電波がとんでくる」とか「神の声が聞こえてくる」といったことを思いうかべるでしょう。「幻覚」というと、亡くなった人が目の前にいてしゃべりかけるといった「見えるはずのないものが見える」ということがイメージされるでしょう。
● こういうとらえ方でももちろんいいのです。問題は「聴こえるはずのないものが聞こえる」「見えるはずのないものが見える」ということは、脳の中で、なにが原因で、何を理由にして、いったいなぜ起こるのか?です。
1月23日 吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

要介護状態をつくる認知症(痴呆症)とは、
周辺症状(幻覚、幻聴)がつくり出す

対策は「幻覚」と「幻聴」の本質を
正しく理解することであるか?

脳の中で「対幻想」を拒否。「結婚したくない」

(男性76%、女性60%)「仕事の行動が止まりつづける」

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●インターネットによる「ネット検索」が「幻覚」と「幻聴」をより深めて、病理(周辺症状の)としての「行動の止まり」と「自分、他者の行動を壊している」ということを説明します。昨年までは、デイミアン・トンプソンなどによる「ネット依存症」を問題にしてきました。さらに、脳の働き方を『右脳・実像』に焦点をあてて考察してみると、「ネット依存」よりも「ネット検索」が幻覚と幻聴をより強力に深めて、中核症状の「行動の止まり」と、周辺症状の「自分の行動の壊し」「他者の行動も壊す」という脳の働き方をつくり出すことが分かりました。
●そのくわしいしくみの説明と対策はゼミでお話しますが、TBS・TV、NHK・TVなどで「結婚も恋愛も一切したくない」(若い男性76%、女性60%)と放映していることが、新たな周辺症状の状況です。「右脳・実像」が「幻覚」と「幻聴」をつくり出すということを明らかにしてみると、日本人の要介護問題は、「自分も」「親、きょうだい」も「座して死を待つ」と成り行きにまかせて放置されていくというリアルな状況が浮上します。これは、インターネットの「ネット検索」がつくり出します。「オンラインゲーム」とか「オンラインポルノ」とか「ラインでの疑似コミュニケーション」などは真のテーマではなく、「ネット検索」こそが「幻覚」と「幻聴」を強力に深めています。もちろん、対策も、「幻覚」や「幻聴」と無関係な人もいます。「ネット検索」を無害の使い方をする人もいます。ですが最低(70%)の人は、「ネットの中で行動が止まる」か、「リアルの中の自分の行動の壊し」と「他者の行動の壊し」をおこなっています。今回は、「幻聴」と「幻覚」のテーマに即してこのことをご一緒に考えます。
 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー18期(平成28年度) 
2月13日 吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

日本人の脳の働き方がつくる幻覚と幻聴

行動の部分、限定の止まり
周辺症状の社会現象
「あなたもいつの間にか毒親。隠れ虐待」
(日刊ゲンダイ)
「40代以上、無職男性」(精神を病み、仕事を辞め、
誰にも会わず一人でふさぎ込む。あまりにも先行きが
暗い無職中年男性の急増)(「SPA!」2月8日号)
『ルポ老人地獄』(老後はブラックだ!自治体、業者、家族…
あなたの老後を破滅させる無責任のトライアングル)
(文春文庫、朝日新聞経済部)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●今回は、吉本隆明の「共同幻想論」をテクストにして日本人のインターネットの「ネット検索」が、幻覚と幻聴を仮想空間(バーチャル)にして生成していることを説明します。昭和40年、50年代は幻覚、幻聴は、おもにテレビや通信の電波が触媒になっていました。まだ、リアル(現実)との接点があったので、幻覚も幻聴も分裂病とか鬱病というように正常な日常と区別されていました。
● しかし、インターネットの時代になると、「スマホ」「パソコン」「デバイス」が一般的となり、幻覚と幻聴がバーチャル(仮想空間)をつくっています。ディスプレー(画面)の中で視覚と聴覚の行動が完結して、これが「手・足・指の行動」(触覚・ウェルニッケ)に及び、行動の止まりが社会現象化しています。認知症の周辺症状が社会現象化しています。それが「子どもの虐待」「30代、40代、50代の男性の無職状態」「年間2万5千人の自殺」「年間1万6千件の高齢者の虐待」「介護施設の破綻」などです。
●作り話、虚言、妄想のしゃべり、自分の行動も他者の行動も破壊するといった「幻聴」による崩壊が激発しています。「ネット検索」は一人一人の人間の人生からのふるい落し、生存の淘汰の作用を及ぼしています。こんなことと対策を合わせてレクチュアします。
2月27日

吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

社会現象させるバーチャル(仮想空間)の

幻覚と幻聴の周辺症状
「小学生に急増、中学生で不登校のスマホ依存」(夕刊フジ)
「女子社員が上司のパソコンに嫌がらせ」(夕刊フジ)
「年収が下がりつづける職場の行動、40代以上無職の絶望」
(「週刊SPA!」2月9日号)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●周辺症状とは、幻覚、幻聴のことです。幻覚とは「人の話、コトバを覚えられないこと」です。だからてきとうに自分で勝手に作った言葉をしゃべります。このときのイメージが「幻覚」です。「幻聴」とは、「作り話をしゃべること」です。わざわざ、好んでこういうことをおこなっているので日本人の周辺症状は、今、社会現象になっています。
●この幻覚、幻聴の人は、働く人ばかりでなく、企業のエライ人、政治家、日銀の人もおこなっています。すると、「2008・リーマンショック」以降、市場の実体経済は減少していく一方なので、とうとうどこの国も行きづまり、新しい生き残り競争がおこっています。「コスト削減」です。「幻覚の人」が狙われて、「幻聴の人」が自滅に追いやられるという前代未聞の「人員整理」(コストカット)に拍車がかかっています。
●周辺症状は、老後の問題ではなく、今の働いている人の財産、資産、健康をおいしいエサにするというように社会問題となり、社会病理化しています。
●こういうことは、脳の働き方をしっかり分からなければ、誰にも気づかれることのないものです。一体、なぜ、日本人は、おいしいエサとなるために周辺症状(幻覚、幻聴)をつくるのか?そこには喜びがあるからです。作り話(主観)は、破壊(破壊と創造の「創造抜き」のみ)を脳の中で働かせるのでトカゲの脳のドーパミンが喜びをつくります。それが、要介護、失業、休職、不登校、寝たきりに喜んで向かわせ、そして自らをおいしいエサにして差し出しています。
3月12日 吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

日本語の使い方「已然」と「未然」の内扱い

「自分自身にとって」とは、
「相手にとって」「複数の他者にとって」の
否定と敵意

名詞、抽象名詞の否定が「幻聴」をつくる!
形容詞の否定が「幻覚」をつくる!!


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●今回は、日本人が使っている日本語の「使い方」を脳の働き方から考察します。日本語を已然と未然の動詞文で使うと、ここに「内扱い」という日本人だけの主観の判断の仕方がつくられて、「文」の名詞・抽象名詞・形容詞が否定されます。吉本隆明ふうにいうと「疎外」ということです。すると、「幻覚」と「幻聴」がつくり出されるのです。
●対策は、「名詞を話す」「名詞と動詞を話す」、です。さらに「名詞文」といって「抽象名詞で抽象名詞を判断する」ということができれば、認知症(痴呆症)は防げます。改善も可能です。
●日本人が、なぜ「相手の顔、目を見ないか」、なぜ「作り話をしゃべるのか?」の理由は、日本語を已然と未然で話す(書く)ことにあります。このことをくわしくわかりやすく説明します。
●ポルソナーレは、長い間、日本人の対人にかんするいろいろな悩みを聞き、カウンセリングとして対策や改善の仕方をアドバイスしてきましたが、その原因と根拠は、「已然」と「未然」および、「内扱い」にあることをようやく明らかにしました。これは脳の働き方からしか分からないものですが、今回のゼミでは、日本人の心身の病気のつくられ方がよく分かっていただけます。日本人の要介護(認知症、痴呆症)も、已然と未然が「名詞」や「形容詞」「抽象名詞」を否定し、しかも疎外することで必然とし、強力に生み出されています。
3月26日 吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

認知症(痴呆症)をつくる日本語の
使い方と脳の働き方

「言葉を忘れる」気にしない、いっこうに平気!!
恥しいとは思えないのが、現代日本人の分裂病の特徴。
名詞、抽象名詞を否定していつでも行動をとめる!!


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●おかげさまをもちまして、これまで、脳の働き方のしくみをご一緒に考えてきま した。
いよいよ日本語の使い方とそのあらわし方に焦点をあてることができています。日本語は、動詞文で「自分自身にとって」という主観の認知や認識を言いあらわ します。さらに助動詞によって内扱いを完成します。このことを前回のゼミでご一緒に考えました。
●今回は、おもにジャルゴン(ウェルニッケ失語症)に焦点を当てます。「なんか…なんか。なんちゅうか、ある意味…」などがジャルゴンです。ジャルゴンはもともとは「助詞」であったものが「助動詞化」されて使われています。「内扱い」を強化し、その結果、精神分裂病をつくる働き方をしています。このことをお話します。
●パソコン、スマホの一般化の以前は、分裂病はテレビのメディアを媒介にして日常生活の中に侵蝕していました。現代はスマホ、パソコンで幻覚と幻聴を固定化 しています。「見る」「聞く」という動詞を完成しています。するといきなり「手・足を使う行動」が完全に動きが止まっています。精神分裂病とうつ病が一体となって周辺症状をあらわし、中核症状をつくっている、とい
うのが新たに見えてきた脳の働き方がつくる現象です。これが要介護状態です。
4月9日 吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

分裂病をつくる日本語の
「内扱い」の使い方

「対人恐怖症」の脳の働き方
「相手を否定」する「快感」から
自滅を思考する病!


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレは、日本人の最大にして人生の終着駅の問題の「要介護問題」に焦点をあてて、脳の働き方からみた原因と対策を追究してきています。
●平成27年12月に明らかにした日本人の「幻覚」と「幻聴」の脳の働き方のメカニズムから、一気に加速して、この3月には、日本人の長い間の心身の病気の「対人恐怖症」が、認知症(痴呆症)の周辺症状であり、この「対人恐怖症」のカテゴリーにある「妄想」(幻覚)や「自律神経の症状」が「中核症状」であることを、つきとめました。
● 脳の働き方からみると、日本人は、吉本隆明のいう「対幻想」を徹底して否定する脳の働き方をつくり上げています。女性(母親)が、「生殖としての性」をあたかも「対幻想」(人間関係と言語の『法則』のことです)であるかのように錯誤し、子ども、夫、恋人らの脳を「日本語を内扱いで使う動詞文」を教えつづけてきています。
●だからといって日本人の男性の脳の働き方が「対幻想」の否定になんのかかわりもないとはいえませんが、母親が「子どもの顔、目を見ない」「子どもの顔、目を見ながらニラむ、叫ぶ」ことによる「内扱い」のつくる病理の意味は、いまだに、「対人恐怖症」が日本人だけに特殊な、欧米人には報告されていない病気であるつづけているということに、深刻さがうかがえます。
4月23日 吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

日本人の対人恐怖症の症状は、
日本語の「動詞文」がつくる

「何を話せばいいのか分からない」系の症状は
「名詞」を憶えない病
不潔恐怖、粗探しの穿さく症、ものを数える常同症、
悪い病気にかかると心配する症状系は、
「名詞」を無視、無関心の病


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、日本人に起こる要介護状態に焦点をあてて、原因と対策の解明、および開発にとりくんできました。前回までで、日本人だけがつくり出す「対人恐怖症」が直接の原因であることを明らかにしました。
●今回は、対人恐怖症の「症状」は、なぜ起こるのか?のしくみを明らかにします。そして、ほぼ完全に明らかにすることができました。
●対人恐怖症の「症状」は、大きくいうと「強迫観念」と「強迫行為」(強迫神経症)の二つのパターンがあります。前者は、「気になること」や「不快なこと」のイメージがしょっちゅう思い浮び、これを止められないことです。自分でも不合理であることをよく分かることができています。(あれがこわい、あれが嫌だ、あれが気に入らない、あそこに行きたくない、等。)
●「強迫神経症」(強迫行為)は、「嫌だ」「不快だ」などのイメージのとおりに、「行為をおこなうこと」です。これはじつに幅広い症状があります。「不潔恐怖症」や「ゴミ集め」「ゲーム依存」「スマホ、パソコンを、何かをおこなうごとに眺めたくなる」……などから、「丸暗記」の勉強までの幅があります。「社会的な行動がパッタリと止まる」ことと「社会的な行動は止まらず、むしろ東大
の受験に合格する、東大などの勉強を好成績で卒業する」などのパターンが「強迫神経症」「強迫行為」です。
5月14日 吉本隆明『情況への発言』で
認知症(痴呆症)を予防する

日本人の対人恐怖症とは、
強迫観念と強迫行為(神経症)のことである

日本人の動詞文の「動詞」がつくる
「病理生成」のしくみ


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●「ポルソナーレは、おかげさまをもちまして、脳の働き方(言葉の生成のメカニズムのことです)から、日本人だけの病理の対人恐怖症が、要介護状態の原因であることをつきとめることができました。
●この対人恐怖症とは、じつは、「強迫観念」と「強迫行為」(神経症)のことです。では、「強迫」とは何か?強迫の「観念」とは何か?また、「強迫」の「行為」とは何か?「神経症」とは何か?を明らかにするのが今回のゼミです。
●事例に、「東京・台東区の女子高校生の母親殺害」と「東京・品川、東急大井町線の女子中学生の2人の手つなぎ、同情心中、電車飛び込み自殺」の二つの事件をあげて、「強迫観念」「強迫行為」(神経症)のしくみをわかりやすく、誰の目にもはっきりと分かるように説明します。
5月28日 吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」で
認知症(痴呆症)を治す

日本人は「強迫観念」で「強迫行為」と
強迫神経症」をつくる

「ストーカー男に刺されたアイドル女性」
「騒音で襲撃殺人事件。兵庫県尼崎市・母娘襲撃、
東京都江戸川・男性が拳銃で射殺」


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレは、この5月のゼミ(5月14日の一回めのゼミです)で、日本人の病理は、日本語の動詞文の「動詞」がつくることを明らかにしました。「動詞文」の「動詞」にはいわゆる一般形の動詞(「起きる」の「起ク」のようなものです)と「已然・未然をあらわす—ている形の動詞(「見ている」「聞いている」のようなものです)との二つのパターンがあります。
●このいずれも、「行動の対象」に対して不分明かつ不鮮明、曖昧な言い方、話し方、ものの考え方をつくり出します。
●かつて、吉本隆明の『言語にとって美とはなにか』を読み、言葉というものはこういうものであるということを学んだ人には、この動詞文の「動詞」は、非常に病的で、「これでよく生きていけるな」と思えるものです。脳の働き方からみると、この「よく生きていけるな」は、「よく生きられない」というしくみを内包しています。それが「強迫」という「行動の止まり」、「言葉の崩壊」です。
●今回は、ケースに事例を二つ、三つとりあげて、くわしく説明しています。「アイドル女性を襲った27歳男性」「騒音がうるさいとして、襲撃して殺害した男性2人」、「今、日本人の全国の自殺者は2万3971人、これは多いか?少ないか?」などです。
●動詞文の「動詞」とは、目、耳、手、足、指の五感覚の「知覚」を「あらわすこと」です。
6月11日 吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

日本人の「強迫観念」
ケーススタディ
「高齢夫婦無理心中」
「年間1000件の介護殺人」


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、この平成28年5月度のゼミでようやく、日本人の病気の根本の「強迫」の内容を明らかにすることができました。今回は、「強迫」について、そのしくみ(生成の)をできるだけくわしくわかりやすくすることに焦点をあてました。
●「強迫」とは、ひとくちにいうと「行動の止まり」のことです。日本人は、日本語の動詞文の「動詞」を、「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」の母音を中心につくっています。ア、イ、ウ、エ、オのことではなくて発声の「音」を行動とするということです。「X経路」(副交感神経)のみを中心に働かせるので、「視覚」「聴覚」は、「Y経路」を無化します。ゲシュタルトが破壊されます。名詞、形容詞、抽象名詞が消されます。これが、日本人の「有る」です。「いいじゃない」「できるじゃない」の「ない」は「無い」です。この「無い」が「有る」です。
6月25日

吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

日本人の「強迫」は倫理を壊す
《ケーススタディ》
「大阪・泉佐野市、一家3人殺傷事件


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●おかげさまをもちまして、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、日本人の要介護状態の原因が「強迫」にあることをつきとめました。日本語の動詞文の「動詞」がさまざまな病気をつくり出しています。今回は、とりわけ、「強迫」は、社会秩序はもちろん、日常生活の中の「共存」「共生」の中の「倫理」(モラル)を壊すことをあたりまえにしていることを説明します。
●大野晋は、日本語の敬語体系は「恐怖→畏怖→畏敬→尊敬→敬愛」(外扱い)→「親愛」→「愛狎」→「軽蔑」→「侮蔑」(内扱い)であるといっています。
●例をあげていて、「貴様」「御前」はもともと社会的な秩序だったり、倫理だったりしたものが「内扱い」では、「ののしり語」に変わるといっています。これは、外扱い(Y経路)が日本語のX経路(内扱い)で「無い」と否定されて、自然成立の「ル」「ラル」(尊敬)と自分のX経路の「見る」「聞く」に適用されて社会秩序も倫理(モラル)も一切が「無い」とみなされ、「壊す行動=強迫」が「有る」と表象されていることのしくみになります。
7月9日

吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

日本語の動詞文の動詞がつくる「学習障害」と「強迫」

「NHKスペシャル・わたしは
家族を殺した。介護殺人」

対策と予防の仕方を教えます!!

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●日本人の使う日本語は、大別すると「名詞文」と「動詞文」に分かれます。動詞文は「内扱い」で、主観の病気をつくります。「名詞文」は、帰納法や演繹の論理をつくります。
●日本人は、学校教育でも家の中でも「動詞文」をしゃべり、考え、そして社会に出ようとします。しかし、「動詞文」は、日本人だけの病気をつくり、今、「介護殺人」をつくるに至っています。
●日本人の使う動詞文の「動詞」は、どのように病理をつくるのか?を説明するのが今回のゼミです。「学習障害」ということが起こっています。この「学習障害」が「強迫」となり、「自殺」「介護殺人」をひき起こしています。
●そのしくみを説明するのが吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」(『情況への発言』)です。そして、ハンナ・アーレントの『人間の条件』(ちくま学芸文庫)です。「社会秩序を壊す」「倫理を壊す」ということのしくみを説明します。

7月23日 吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

「学習障害」の対策
「論理」の学習の仕方
《ケーススタディ》
『国語が変わる』(出口汪)


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、現ゼミ生の皆様方の厚い御支持をいただいて、日本人の要介護状態をつくる認知症(痴呆症)の原因は、「学習障害」であることをつきとめました。これまでひとかたならない御支持をいただいた方々には、心よりの御礼を申し上げます。
●この「学習障害」の解明は、吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」と「共同幻想論」が強力な理論ベースになっています。また、ハンナ・アーレントの『人間の条件』(ちくま学芸文庫)の「哲学」が強力な理論になっています。この両者の哲学がなければポルソナーレもまた「学習障害」の無知に引きずり込まれるところでした。
●「学習障害」とは、ひとくちにいうと「学習」という活動を不能にするということです。人間は、現実を前にしてつねに「自分を変える」「現実の環境を変える」ことがなければ存在できないという在り方です。日本語の動詞文の「動詞」は、この「学習」を不能にするというしくみを脳の中につくり出します。具体的には、「名詞」を「無い」とするか「デタラメに作り変える」というように発生します。「現実」というものは、吉本隆明が「空間構造」「空間概念」というように「名詞」で出来ています。また、この「名詞」がハンナ・アーレントのいうように「倫理」(モラル)をつくり出します。これが、端的にいうと「人を殺してはいけない」「子どもを虐待してはいけない」という規範のメカニズムです。
8月13日

吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

日本人の「学習障害」を
生成の機序から見た対策
「名詞」不問がつくる分裂病

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●日本人の「学習障害」を「メタ言語」の観点から説明します。「メタ言語」とは、「言葉」のしくみ、その用法の真偽を説明する言語のことです。ポルソナーレは、「脳の働き方」(言葉の生成のメカニズム)をもとにした「メタ言語」で「日本語」(和語・ヤマトコトバ)を説明します。
●大野晋の説明する言語も「メタ言語」です。
大野晋の「メタ言語」は、日本語(和語・ヤマトコトバ)の発生の起源から説明する「メタ言語」です。『古典文法質問箱』(角川ソフィア文庫)によると、日本語(和語)は、「品詞の転成」で言葉をつくります。ア、イ、ウ、エの「イ」(i)を語尾に付けると「名詞」(光、のhikar-i)、「ウ」(u)を付けると「動詞」(hikar-u)という「転成」による言葉づくりです。
●もう一つの「品詞の転成」は「露」(つゆ・名詞)が「つゆ忘れまじ」のように、言葉の形は変わらずに用法として「品詞を転成させる」というケースです(名詞が副詞に変わっています)。

8月27日 吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

日本人の「学習障害」の
破壊と自壊のメカニズム
抽象名詞の否定から普通名詞の否定の
進行が分裂病を生成する


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●今年になって、二、三、日本人型の病理現象が発生し、対応に追われました。おかげさまで、昨年の8月から日本人の病理の要介護状態の原因の認知症(痴呆症)の生成のメカニズムを追究してきて、ほぼ全容を明らかにすることができておりますので、日本の病理の実相というものを手にとるようにとらえることができています。
●日本語(和語・ヤマトコトバ)には、起源があります。大野晋の説明によると『瓜子姫』(現在は民話)が日本人の「神話」です。「神話」とは「食糧起源説」をあらわしています。『瓜子姫』は、ドングリ、クリなどの食糧を「家長」が独占して、老人、子ども、とくに女の子を飢餓に追いやるという「自分はこう思う」の「動詞文」の起源をあらわしています。
●日本人の病理者が、ひときわ尊大で、イバリ、他者のもつ食糧(財)を独占して無為に家の中で過す日々を送る理由は、「食糧の独占」を根拠にした「動詞文」の使い方に理由があります。
9月10日

吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

日本人の「学習障害」。
「漢字は読めればいい」
「意味は分からなくったってかまわない」
「話せない」「聞けない」「書けない」を
当りまえとする「動詞文」


実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●日本人の「学習障害」がテーマです。前回までは、脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)を根拠にした「メタ言語」から日本語(和語・ヤマトコトバ)のしくみ、構造、かかえている矛盾をご説明してきました。
●今回は、多くの日本人が「漢字・漢語」を「読めさえすればいい」(意味は分からなくてもいい)としているのはなぜか?を説明します。
誰でもよく知っているように日本人は欧米から、「文明」にかかわるものをとりこんで、日本という国、社会、産業、人間関係のきまりごとをつくり上げてきました。
明治維新から現在も同じです。このとりこみは日本語(和語・ヤマトコトバ)ではなくて、「漢字」「漢語」でおこなわれています。だから日本の社会の現実は、「漢字」「漢語」でつくられています。
●ところが、これも誰もがよく知るように、日本人は昭和54年までは、「漢字を全部無くす」ということを国の方針にしてきました。だから「漢字は、読めればいい。意味は分からなくったっていい」ということを、文部省、文化庁の国語審議会が決め、方針にしてきました。
9月24日 吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

日本人の「学習障害」。
「カタカナ英語をしゃべって
平気でウソをつく人を作った男たち」
『日本語を作った男・上田万年とその時代』(山口謠司)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●今回のケーススタディは、山口謠司の『日本語を作った男・上田万年とその時代』(集英社インターナショナル)です。
明治になって、日本語はどのように国のレベルで国語政策としてとりあつかわれてきたのか?の事情をケーススタディにします。
●ひとくちにいうと、日本語(和語)は、旧かなづかいと新かなづかいの二通りがあって、「新かなづかい」に変える、統一することが「国語政策」のテーマでした。
議論は二つに分かれて、漢字もひらがなも止める、旧かなづかいで漢字を残す、という文脈で意見がたたかわされます。時代は、「言文一致」といって、「新かなづかい」が一般的になり、漢字も使用されながら「昭和54年」まで、「日本語」の形づくりがつづきます。
10月8日 吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

日本人の「学習障害」。
漢字・漢語を「訓読み」で読むと「意味を
分かったつもりになる」が当り前に
痴呆症をつくる
『日本語』(下)(金田一春彦)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)を明らかにしえたおかげで、日本人の学習障害(言語障害というのが正確ですが)の実体、および実相も明らかにすることができています。脳の働き方の解明を支えていただいた皆様方には、いつものことながら、心より厚く感謝いたしております。
●今日は、日本人がどうしても病気の中に突入していきたがるしくみといったことをご一緒に考えます。
山下秀雄や大野晋の学的な説明をふまえると日本語(和語)は、「漢字」「漢語」の概念をなにがなんでも壊さずにはいられないというしくみをもちます。それは、母音の「音」を言葉にする、動詞にすることより以前に母音そのものが「動詞」であることに根ざしています。
●日本語(和語)でしゃべるとき、とくに名詞の「漢字」「漢語」の音読み(字義、語義)をただの一回も辞書で調べたことがない、手で短い文を書いたことがないという人は、今の日本と、世界の無世界性の状況では、「生きていくこと」(生存も)が難しくなっています。

10月22日 吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

日本人の学習障害は「言語障害」
外側核で話す人は「徘徊」する。
腹内側核で話す人は「病気に依存する」。
『日本語』(下)(金田一春彦)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●今回は、日本語(和語・ヤマトコトバ)が「学習障害」とともに「言語障害」をつくり出すことと、そのしくみをご一緒に考えます。
●吉本隆明やハンナ・アーレントの哲学をかりて、人間の脳の働き方(言葉のつくられ方)を明らかにすることができています。この内容が「メタ言語」です。
●「メタ言語」から日本語(和語)をみると、大野晋や山下秀雄のいうところから日本語(和語・ひらがなの言葉)は、名詞が無く、動詞だけの言葉です。しかも吉本隆明のいう「自己関係つけ」の成り立たない言葉です。「言語」にはなりえていない言葉です。
●日本には、「漢字」「漢語」が入ってきて、書き言葉がつくられました。しかし、「漢字」「漢語」にたいして「訓読み」をくっつけ、「漢字」を日本語ふうに読む(書く)ということをおこなってきました。
日本語は「時間性の言葉」です。「漢字」「漢語」(音読みと字義)は、「空間性の言葉」です。水と油とはいわないにしても、ヨーロッパ語を基準にするならば、文法学的に整合性のある日本語(和語)を開発すべきところですが、日本人は、日本語(和語)中心に、「漢字」「漢語」を破壊することをおこなってきました。それが「学習障害」です。
11月12日

吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

日本人の「言語障害」の病理表現
外側核で
話す人は、「悲しい」「淋しい」
言葉を多く話す。
腹内側核で話す人は「恥」「顔色をうかがう」
「人の目が気になる」を多く話す
『日本語』(下)(金田一春彦)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)

●日本人の心身の病気のつくられ方とそのしくみ、および対策が今回のゼミの主旨です。日本人は、要介護を頂点として、日々、さまざまな心身の病気をあらわしています。
とくに認知症(痴呆症)になると、生きていてもひとりの力では生活ができないという事態におちいります。必ずしも高齢者に限ってのことではなくて、年齢とはかかわりなく、日本人にだけみられる病気を誰もがかかえています。
●ふつうに考えてみて、誰もが思うことは、明らかに精神の異常を抱えているのに、そういう人を見ても、また近くにいても、誰もが全く気にしないということです。
高齢になり、要介護状態になって異常に気がつくというものでもなく、たとえ寝たきりになっても「これはふつうのことだ。多少、障害はあるけど、動ければそれでいいんじゃないですか」と誰もが考えていることです。日本人の誰もが思っていることです。
●ポルソナーレは、誰もが「自分は正常だ」「自分だけはふつうだ」と思っていても、その「ふつうだ」と思っていることそのものが病理であると捉えてきました。
それは、要介護状態(認知症、痴呆症)をテーマとして、ここでの病理を一つ一つ検証してみると、ふだんの誰もが抱えている病気が、「行動が止まる」というきっかけがあれば、いつでも認知症(痴呆症)といわれる病気と症状をあらわすものです。
この病気をつくり出すのが日本語(ひらがなの言葉・和語)です。
11月26日 吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

言語障害が認知症(痴呆症)をつくり出す
メタ言語「視床下部」の欲の言葉
外側核…「分からない」「覚えられない」
腹内側核…「曖昧」「意味不明」の言葉

『日本語』(上)(金田一春彦)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●吉本隆明やハンナ・アーレントのお世話になって、ポルソナーレは脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)を「メタ言語」として開発することができました。この「メタ言語」を媒介にして日本人の病気の頂点の認知症(痴呆症)を考察すると、原因は日本語に内包されていることが分かりました。吉本隆明が象徴するように、日本語を使うからといって認知症(痴呆症)になるのではなくて、吉本隆明を模範にして日本語(和語)を使えば認知症(痴呆症)は防げる、また改善もできるということです。
●日本語(和語)は、動詞文であり、全ての品詞は「動詞」からの品詞の転成でつくられることは、すでにお伝えしているとおりです。メタ言語とは、「言語以前の言葉…空間性と時間性だけの人間的意識」のことです。『赤ん坊から見た世界』(無藤隆)がよく説明しています。
12月10日 吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

完全解明・日本人の認知症(痴呆症)と
要介護の機序
女性と男性の認知症(痴呆症)の発症の違い

『日本語』(上)(金田一春彦)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、平成28年11月26日のゼミで日本人の認知症(痴呆症)の発生の原因と症状の起こり方を完全解明に至りました。これも長い間、ポルソナーレの「メタ言語」の開発(脳の働き方と言葉の生成のしくみ)を御支持いただいた皆様のお力添えのたまものです。心より厚く御礼を申し上げます。
●今回のゼミは、認知症(痴呆症)の予防と改善の仕方にむけての展開のスタートです。狙いと目的は、吉本隆明のいう「時間性」「空間性」ということ、ハンナ・アーレントのいう「客観」「主観」ということを、なんとか理解していただくことです。日本人の使う日本語(和語)は、要介護で「介護殺人」をつくるほどに「時間性」だけの言葉が強力かつ全身にしみこんでいるので、なかなか認知症(痴呆症)を「予防する」、もしくは「治したい」と考えさえるにはきわめて難しいものがあります。
●その理由はいくつもありますが、「時間性」を中心とするということは、「空間性」の言葉を目で見ても、耳で聞いても、「見えない」「聞こえない」という知覚作用をつくり出すことにあります。
おそらく頭の中を想像すると、サッと霧がかかるか、まっ白いカーテンがパッと広がっているのではないかと推察されます。
12月24日 吉本隆明「個体・家族・共同性としての人間」が
要介護状態を治す

完全解明。思春期から始まって、要介護に
至るのが日本人の認知症(痴呆症)
要介護は、女性が男性よりも多い原因と理由

『日本語』(上・金田一春彦)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●説明を前後してお伝えします。ゼミ・イメージ切り替え法は、吉本隆明の『共同幻想論』のうち、「禁制論」を、ケーススタディとしてほぼ全面にご紹介します。ここでは、「黙契」(もっけい)と「禁制」(きんせい)がどのようにつくられるかが「遠野物語」からとり出されて説明されています。
「黙契」とは、ある個人が自分のためにくりかえしおこなう「行動」が「規律になったこと」をいいます。毎日、決まってビールを飲む人は、それがその人にとっての「黙契」です。
ふつうにいう社会的に意味のない行動の反復が「黙契」です。「禁制」とは「人はこうしている」「人がこう言った」「人はこうするらしい」という虚偽(嘘話)を行動のルールにすることをいいます。
1月14日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

日本人の認知症(痴呆症)は
古代からつづく風土病である
『共同幻想論』・「禁制論」、「他界論」の
現代日本人の本質について

『共同幻想論』(吉本隆明)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、平成29年2月より第19期のゼミを展開します。今回は、第18期の最後のゼミですが、実質的に19期のゼミをスタートさせます。
●おかげさまをもちまして、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、脳の働き方(言葉の生成のしくみ)の解明をもとに、これを「メタ言語」として、日本人の要介護の原因の認知症のつくられ方(原因と理由)を明らかにすることができました。原因と理由は、日本語(和語)の使い方にあり、日本語(和語)に日本人の全ての心身の病気をあつめる認知症(痴呆症)の生成の機序が内包されていることにありました。
●メタ言語(脳の働き方と言葉の生成のしくみ)からみると、日本語(和語)とは、「動詞文」の「動詞」だけの言葉です。すると、仕事、社会、人間関係のどんな言葉も「名詞」「抽象名詞」(形容詞も)でつくられているので、日本語(和語)はこれらを「記憶しない」という本質が浮び上がります。
これが日本人の認知症(痴呆症)の実相です。
1月28日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

日本人の認知症(痴呆症)は、
病気で生存を可能にさせる
『共同幻想論』・「憑人論」が説明する
日本人の心・精神の病気

『共同幻想論』(吉本隆明)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の認知症(痴呆症)は、脳の働き方(メタ言語)からみると日本人の心・精神の病気の土壌であり、暗黒大陸のマグマです。日本人の心・精神の病気は、認知症(痴呆症)が生み出しています。このことをよく説明するのが吉本隆明の『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)です。
●今回は、『共同幻想論』の中の「憑人論」をケースにとりあげます。「憑く」とは、対象は分かる、しかしその内容はよく分からない、分からないのに関わりをつづけていく、ということをいいます。
●『遠野物語』の民間伝承譚(たん)に「狐が憑く」というのは、共同幻想の象徴が「狐」だと説明してありますから、現代の日本人にあてはめると「パソコン」「スマホ」「ケータイ」の画面に表示させて「調べた」という言い方をした対象が「狐」です。今の日本人は、古代人が「狐」を見たのと同じ脳の言語野に「パソコン」「スマホ」「ケータイ」の画面に見た歪んだ「共同幻想」(偽(ぎ)の名詞)を見て、「憑かれている」のです。
●同じように「人の話を聞いても分からない、分からないのに聞く」とか「仕事の言葉は分からない。そこで自分にあれをしろこれをしろと言う人の言葉のとおりに行動する」というのが「狐が憑く」という「憑き方」です。
 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー19期(平成29年度) 
2月11日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

日本人は、認知症(痴呆症)による
行動の止まりの死を、精神分裂病を
つくって回避してきた
『共同幻想論』が説明する「禁制論」と
「憑人論」の精神分裂病

『共同幻想論』(吉本隆明)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●吉本隆明の『共同幻想論』をテクストにして、日本人の精神分裂病の起り、変化、現在に至る病理の変遷といったことをご一緒に考えます。結論をいうと、日本人の認知症(痴呆症)とは、「行動が止まること」(即、死ぬこと)のことです。動詞文の動詞しかつくらない日本語(和語)に、「死ぬこと」の原因と理由があります。
●吉本隆明の『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)を読むと、日本人は、未開(縄文時代)には、動詞文の「動詞」しかなかったのですぐにパッタリと死んでいた、と説明しています。
「黙契」が「行動の目的」(対象)を示唆する(予兆)ばかりで、ここでは「まじない」(占い)による対象了解をつくる「関係意識」が生成されたのみである、と吉本隆明は説明します。この「関係意識」が「禁制」(タブー)の対象了解をつくる、という説明です。
●これは、現代の日本人にあてはめると「外側核タイプ」と「腹内側核タイプ」の母親による精神分裂病の起こり方です。「人の目が気になる」と「誰が自分を悪く言っている」という両極の精神分裂病の原型があります。
2月25日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

日本人は、認知症(痴呆症)は、精神分裂病を
つくり、生体防御システムを破綻して身体に
疾患をつくる。他界(死)を内包する。
『共同幻想論』(禁制論)が説明する
日本人の精神疾患が身体の病気をつくるしくみ

『共同幻想論』(吉本隆明)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●「日本人の認知症、700万人時代」になり、日本人の認知症(痴呆症)が個人、企業、地域、国の大きな問題として迫ってきています。いろんな報道をみても、認知症(痴呆症)は「忘れることだ」「体験を忘れるのが重要だ」という見解でこの社会問題にとりくんでいます。
●ポルソナーレの見解は、認知症(痴呆症)とは、日本語の動詞文の「動詞」がつくる「行動の止まり」のことです。この行動の止まりは、吉本隆明の『共同幻想論』をみると「他界」(死ぬこと)をダイレクトに内包しています。
●吉本隆明の『共同幻想論』をみると、日本人の「未開人の心性、心の風土」とは、常に「死」と背中合わせということです。それは、明治になって「狐憑き」(精神分裂病)がつくられても変わらず、「他界論」にみるように、「死」を前提にした生活の仕方をおこなっています。
3月11日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

日本人の認知症(痴呆症)は他界(死ぬ
こと)の内包の日々を生存している
『共同幻想論』(憑人論、他界論)が説明する
日本人の病気の真相

『共同幻想論』(吉本隆明)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人は「多死社会」に突入していることの正しい理解の仕方を説明します。永田寛(長浜バイオ大学医療情報学教授)によると、厚生労働省の公表データから「年間死亡数が129万人」になったことにもとづいて「多死社会」になったということです。死因の内訳は「がん」「心疾患」「肺炎」「脳血管疾患」「老衰」の順になっています。
●『共同幻想論』(吉本隆明)にもとづいてポルソナーレが考察すると、日本人は、もともと若くしてすぐに死んでいた(未開人と同じ)ものが、「古代」から「明治」にかけて、精神分裂病をつくり、異常行動、異常発言で行動を可能として「生理的身体だけ」を生存させてきています。
●日本人の精神分裂病は、「人の話が全く分からないのに、分かっているフリをする」(第一期)から、第三期まで進行します。これは「未開人の心性」をもとにすると「他界(死)の四つの行程」をつくります。
●日本人は思春期から「他界(死)の四つの行程」を、精神疾患か身体疾患のどちらかをつくり、高齢になるまで生存するという戦略をつくり上げました。「うまい飯」「うまい酒」「おもしろい娯楽、テレビ、アプリ、ネット情報」を「持って来い」と、「おいしい生活」を楽しく生存してきています。
3月25日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

「1700万人認知症時代」を
喜んで受け容れる日本人の「動詞文」
『共同幻想論』(他界論)にみる
「他界」(死)に日々親しむ日本人

『共同幻想論』(吉本隆明)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●今回は、吉本隆明の『共同幻想論』の中の「他界論」に焦点をあてて、日本人の「他界」の真相をご一緒に考えます。出所は、日本の女性が動詞文の「動詞」をつくったこと、そして動詞の言葉を平安時代に「ひらがな」をつくって現したこと、です。
「他界」とは、吉本隆明がいうようにほんらい「共同性としての死」であるのが「人間にとっての死」の本質です。記銘入りで墓碑銘が立てられるのが「共同性としての死」です。日本人は家の中に「厨子」(ズシ)をつくり、この中に「位牌」(イハイ)を安置します(仏教の場合)。これが「他界」の空間化です。
●日本人にとっての「他界」とは、「生きている人間」どうしの空間に「死んだ人の世界」ではなくて、「生きている人間がそのまま死んでいるという世界」をつくっているということです。なぜこういうことが起こるのか?を『共同幻想論』の「他界論」は説明します。
4月8日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

日本人の認知症は
「訓読み」がつくる
「他界論」(『共同幻想論』)が説明する
「年間行方不明者1万2208人」

『共同幻想論』(吉本隆明)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●「夕刊フジ」(平成29年4月6日剛)に大澤尚宏(たかひろ)(オヤノコトネット代表)は、「その日は突然にやってくる。介護離職に備えよ」欄にこう書いています。
●中国ではいま、高齢化についての関心が非常に高い。人類未経験の超高齢社会を日本人はどう乗り切るのか?と注目している。だが、当の日本人は、いま、目の前で起こっている超高齢化に対して、ずいぶんとのんきにのほほんと構えているように思えてならない。まずは、われわれ日本人が「超高齢化社会の乗り切り方」を真剣に考える時が来ているのではないだろうか。
●中国でも高齢者がひとりで孤独に死ぬ、老々介護が発生しているといいます。日本では、子どもが親の介護をみて、ひとりで親の介護を引き受けて介護殺人や自殺に追い込まれているという状況がつづいています。それが日本人の「2017年問題」です。NHK・TVの NHKスペシャルでは「認知症1300万人」(時代・社会)(3月26日放映)を告知していました。
4月22日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

日本人の認知症は「訓読み」しか
話せない人の病理である
「他界論」(『共同幻想論』)を正しく理解して、
認知症の防止と改善の対策にとりくみましょう

『共同幻想論』(吉本隆明)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●「ゼミ・イメージ切り替え法」のご案内と前後しますが、今回は、吉本隆明のほんとうのすごさというものをご紹介します。日本人の多くは、たとえば「玄関のカギを閉めたかな?」といった強迫観念をつくります。これは吉本隆明の「憑人論」によると「負の黙契」というもので、いわば正常な黙契とは区別されるといっています。大岡昇平の『野火』の「既視の体験」を例にあげて、人間の行動、「動詞の言葉」は、くりかえしくりかえしの中で入眠幻覚をつくること、既視(デジャヴ)という自分の過去の経験だけを思い浮べさせることを、ベルグソンの「時間論」を参考にして説明しています。
●吉本隆明のこの「負の黙契」から分かることが、日本人の多くの病気の解体につながります。「なぜ、日本人は、論理や推移律が全くダメなのか」「なぜ時制を無視してしゃべりたがるのか?」「なぜ?なぜ、漢字に音読みと訓読みの二つがくっついて別々の読み方と別々の意味をあらわすのか?」「なぜ、人の話でも本でも、音読みの意味を無視することを当り前に行いうるのか?」などのことの理由が分かります。要するに、これが日本の女性が「狐」(きつね)になってしまった根拠にもなるのですが、母親から動詞の言葉を10年くらい聞かされてきて、これを「既視」(デジャヴ)として思い浮べ、現実の中ではいつでも「入眠幻覚」とともに生きているということになります。
5月13日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

黙契と禁制を分かるかどうかが
病気か健康かへの分かれ道
「禁制論」(『共同幻想論』)が説明する
「入眠幻覚」と「既視」を理解しましょう

『共同幻想論』(吉本隆明)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●今回は、吉本隆明の『共同幻想論』の「禁制論」から「黙契」と「禁制」を学習テクストとしてご一緒に考えます。
●吉本隆明は、黙契が「入眠幻覚」をつくり「既視(デ・ジャヴ)」をつくるといっています。じつは、日本人の動詞文の動詞はこの「入眠幻覚」と「既視」が認知症実体をつくります。したがって、この「入眠幻覚」ということと「既視」ということを理解しなければ、日本人は、永久に「認知症」の中にどっぷりとつかり、認知症に現実の全てを侵蝕されることから免れることはできません。
●黙契とは何か?というとラーメンとドンブリのパフォーマンスがよく説明します。落語で演じるように、ラーメンを食べる行為を両手を使ってあらわしてみます。実物はなくても、ラーメン、ドンブリのイメージが演じる人、見る人の双方に思い浮ぶでしょう。これが「黙契」です。日本人は、このラーメン、ドンブリを「偽(ぎ)の名詞、抽象名詞」でつくり、思い浮べます。訓読みがそのモデルです。品詞の転成でお風呂、ご飯、トイレ、お手洗いと言う言葉も「偽(ぎ)の名詞、抽象名詞」です。ここでは「食事」「入浴」「排せつ」といった現実とその共同幻想(音読みの名詞、抽象名詞)が「見ない」「聞かない」「分かりたくない」と否定されます。これが「禁制」です。
5月27日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

黙契がつくる病気の実体。
「わたしは病気がいい。治りたくは
ない。変わりたくもない」。
吉本隆明『共同幻想論』の「禁制論」が教える
日本人の「病気こそが我人生」

『共同幻想論』(吉本隆明)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●吉本隆明の『共同幻想論』の「禁制論」には、「黙契」と「禁制」について非常に重要なことが書いてあります。ひとくちにいうと、「黙契」は「関係意識」とその「対象」をつくる、ということです。
もうひとつは、「黙契」は「共同体をつくる」ということです。
日本語は、動詞文で動詞しかしゃべらないのに、一体、なぜ?と問いの答えが非常に重要なことです。これは「品詞の転成」やメトニミー(menonymy、換喩、たこ焼、きつねうどん、など)でつくった偽(ぎ)の名詞、抽象名詞を共同性、および共同体とするという意味です。
●日本人は、平安時代から今の今までずっと、「偽(ぎ)の共同体」(共同性)(ニセモノの共同体)の中で生きています。それが漢字・漢語の「訓読み」の世界です。
●ここから分かることは、日本人は、「ガスの元栓」とか「○○恐怖」とか「○○強迫神経症」といわれる頭の中のニセモノの共同体(偽(ぎ)の抽象名詞)をこれを本物であると強固に信じて疑っていません。
仕事、社会、家の中、人間関係の中の規範(ルール、きまり)を全てニセモノと見なしています。
6月10日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

動詞文の動詞の性質。
「月は赤くて三角である。まるくて
金色の月はニセモノなのだ」。。
吉本隆明『共同幻想論』の禁制論が教える
黙契と禁制の作為のメカニズムとは。

『共同幻想論』(吉本隆明)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の心・精神の病をなんとかするという立場に立ってカウンセリングをおこなってきた体験をふりかえると、ほとんどの日本人はじぶんの心身の病気を治したいとか、身内・家族の心身の病気を治さなければならないとは、全く考えていないことにうすうす気づきます。それがこの「スマートフォン」の普及が広がるにつれて、もっと露骨に、あからさまになっていることに気づきます。
●日本人の認知症のしくみやつくられ方を「脳の働き方」から解明して、日本人の心身の病気の全般の考察のために吉本隆明の『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)をテクストにしてみると、日本人は「黙契」というウソの名詞、抽象名詞をつくって現実にたいして否定的で、しかも壊しつづけていることが分かりました。そして「禁制」というウソの共同体を家の中につくり、女性はこの禁制(ニセの共同体)の中で思いっきり分裂病を生成しつづけている、男性は、家の中の禁制(ニセの共同体)の中で、どんどん鬱病をつくり、同時に「認知症」になる、女性は、自己免疫疾患とか「がん」「心臓病」「脳卒中」をつくって、更年期障害とともに身体が動かなくなると、ここで初めて「鬱病」になり、口も利けなくなる、ということが分かりました。
6月24日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

動詞文の動詞は、思考の二分法をつくる
自分の「ペラペラしゃべること」を「ル・ラル」で
尊敬する、内容は「ス・サス」で必ずデタラメを話す。
他者の「知的に話すこと」には、「ル・ラル」で
近づかない、内容を「ス・サス」でバカにする。

『共同幻想論』(吉本隆明)・
黙契と禁制の生成のメカニズムを教えます

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
『初期ノート』(吉本隆明)
●日本人の心・精神の病をなんとかするという立場に立ってカウンセリングをおこなってきた体験をふりかえると、ほとんどの日本人はじぶんの心身の病気を治したいとか、身内・家族の心身の病気を治さなければならないとは、全く考えていないことにうすうす気づきます。それがこの「スマートフォン」の普及が広がるにつれて、もっと露骨に、あからさまになっていることに気づきます。
●日本人の認知症のしくみやつくられ方を「脳の働き方」から解明して、日本人の心身の病気の全般の考察のために吉本隆明の『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)をテクストにしてみると、日本人は「黙契」というウソの名詞、抽象名詞をつくって現実にたいして否定的で、しかも壊しつづけていることが分かりました。そして「禁制」というウソの共同体を家の中につくり、女性はこの禁制(ニセの共同体)の中で思いっきり分裂病を生成しつづけている、男性は、家の中の禁制(ニセの共同体)の中で、どんどん鬱病をつくり、同時に「認知症」になる、女性は、自己免疫疾患とか「がん」「心臓病」「脳卒中」をつくって、更年期障害とともに身体が動かなくなると、ここで初めて「鬱病」になり、口も利けなくなる、ということが分かりました。
7月8日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

日本語の動詞文の「動詞」
「思考の二分法」・男性の事例
女性にしゃべることを「ル・ラル」で尊敬する男性は、
必ず「ス・サス」で作為を話して、うつ病になる。

吉本隆明『共同幻想論』(禁制論)の
黙契と禁制の現在

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
●吉本隆明の『共同幻想論』の「禁制論」がテクストです。ここには、「黙契」とはウソの言葉のことである、「禁制」とはウソの話を他者にしゃべることである、と定義しています。
●ポルソナーレは、現ゼミ生の厚い御支持をいただいて、脳の働き方(言葉の生成のしくみ)から、日本語の動詞文の動詞がこの黙契(ウソの言葉)をつくり、禁制(ウソ話を人にぺらぺらしゃべること)をつくるメカニズムをもつことを明らかにしました。山下秀雄は、思考の三分法(過去・現在・未来)といいますが、ポルソナーレは大野晋の定義にしたがって「ル・ラル」「ス・サス」の「思考の二分法」と定義づけました。
●今回は、黙契と禁制は、現代の日本人の「男性」にはどのようにつくられるのか?を相談の事例から、事実にもとづいて説明します。日本人の男性は、いつ、どのように心身を崩壊させるのか?を分かりやすく説明します。
7月22日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

日本の男性の「思考の二分法」
動詞文の「動詞」がつくる男性の女性へのイバリ、
尊大は、モノマネもできなくなって死に至る病の
うつ病になる

吉本隆明『共同幻想論』(禁制論)。
日本の男性の黙契と禁制の実体

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
●今回は、男性の黙契と禁制について説明します。
黙契と禁制は、日本語の動詞文の「動詞」がつくる「ウソの言葉」と「ウソの話を人にしゃべること」、のことです。
吉本隆明の『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)の「禁制論」にこのとおりのことが書かれています。
●この黙契と禁制は、現代の日本の日本人、とりわけ男性はどうあらわしているのか?を事例にあげて説明します。男性の黙契は、「行動」か「言葉」かのどちらかとしてつくり出されます。
言葉も行動も動詞の根っこは同じです。発声、発音が動詞の言葉の素材だからです。
原則として男性は、家の外に、性の対象を志向するので「言葉」を学ぶ必要があります。
8月12日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

日本の男性の「言葉」か「行動」のモノマネ
現代日本人の「黙契」と「禁制」の事例。

男性と女性の違いを教えます
吉本隆明『共同幻想論』(禁制論)(角川ソフィア文庫)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
●吉本隆明の『共同幻想論』(禁制論)(角川ソフィア文庫)の「黙契」と「禁制」が学習テーマです。
黙契とは、日本語(和語)の動詞文の動詞がつくるウソの言葉のことです。この「ウソ」とは、おもに名詞、抽象名詞、形容詞のことを指しています。とくに、漢字・漢語の「音読みと、その字義、語義」にたいしての「ウソ」です。「禁制」とは、このデタラメの言葉を「他者」にしゃべって、そのとおりに行動させたり、じぶんも社会の中で行動することです。
8月26日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

日本の男性の「言葉」のモノマネがつくる死に至る病
現代日本人の黙契と禁制の事例。
母系制の「贈与」とは?を教えます

吉本隆明『共同幻想論』(禁制論)(角川ソフィア文庫)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
●吉本隆明が説明する「黙契」と「禁制」とは動詞文の「動詞」がつくる「思考の二分法」のことであると、明らかにしました。
◎隠ル——隠ス
◎流ル——流ス
◎乱ル——乱ス
これが「ル・ラル」と「ス・サス」の思考の二分法です。
「ル・ラル」…外扱い。知的なこと、社会のことには近づかない。学習しない。聞かない。読まない(読めないとわざわざ言う)。ソッポを向いて聞く。聞き書きをする。
9月9日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

吉本隆明『母型論』の「母系制」と
「贈与」について説明します
男性の相談の事例「仕事を憶えられない、人に
説明できない、ウソをついて仕事を休む」
『母型論』(吉本隆明、思潮社)

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
●今回は、吉本隆明の『母型論』(思潮社)をケーススタディにとりあげてご紹介します。中心となるところは「贈与論」です。この本では、この「贈与論」がいちばん重要で、この章だけは誰もが読むべきであるという内容です。
●「贈与論」をみると、ポルソナーレが現ゼミ生の皆様とご一緒に十数年の歳月をかけて明らかにした「脳の働き方」の「言葉の生成のしくみ」と、日本人の精神分裂病と同じ「訓読み」とか「作為性の言葉」の起源がくわしく書かれています。それは「神話・説話」として「兄妹が人間社会の始祖である」とする奇怪な「物語」です。兄妹は「風に吹かれて妊娠した」ということが「母系制」の始まりです。これじたいが日本語の動詞文の「ス・サス」の作為の思考の所産であることが分かります。吉本隆明は、マリノウスキーやモースの観察、調査を資料にして、日本人の初期社会からの作為思考(デタラメをしゃべる)の実証をくりひろげてみせます。
9月23日 吉本隆明『共同幻想論』が
日本人の認知症解体のテクスト

『母型論』が証言する「母系制」「贈与」「お返し」
(収奪)はどんなに異常でも精神分裂病ではない
男性の相談の事例・「わたしは精神病が怖い、
乗り物も怖い、病気になることも怖い」

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
●今回の男性の相談の事例は、「銀行員」(匿名)の「病気になるのが怖い、乗り物が怖い、身体が疾患になるのが怖い」です。ポルソナーレのカウンセリングは、これまでこのような強迫観念(精神分裂病)にたいして、「妄想のイメージを消す。自分のものの考え方に原因がある」という指示性のカウンセリングをおこなってきました。脳の働き方と日本語の動詞文の「動詞」のつくる思考の二分法が明らかになってみると、ポルソナーレのカウンセリングは、欧米型のbe動詞やsein動詞の言語領域の人々が対象になるもので、日本人には全くあてはまらないことが分かりました。「右脳の視覚野・聴覚」で見る、聞くをおこなっているので、「何も見えていない」「何も聞こえていない」という脳の働き方のためです。
10月14日 吉本隆明『母系論』(贈与論)が
日本人の認知症解体のテクスト

『母型論』が証明する日本人の脳の働き方・
「自分を尊敬する、しかし他者は見下す異常」を
普通にしている日本語のしゃべり方
男性の相談の事例・「わたしは公務員。人前ではよく
しゃべる。人の字は読めない。字を書くと手が震える」

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
●今回から吉本隆明の『母型論』(贈与論)がテクストです。『母型論』(贈与論)が明らかにするのは、日本人の使う日本語(和語)の異常性です。
●しばしば経験してきていることからいうと「手書きの字、文が読めない」「本は読むが、ただ読むだけ」「しかしネットの文、文章は非常におもしろい、スイスイ頭に入る、だから読んだことを人にもすぐしゃべる」というものです。
●今回の事例は、「人の前で字を書くと手が震える、しかし人の前でしゃべるのは好き、得意」というケースと、もう一つ、「本は好きでどんどん買う。読むと虚しい、読めばどんどんゴミに捨てる」というものです。
10月28日 吉本隆明『母系論』(贈与論)が
日本人の認知症解体のテクスト

『母型論』(贈与論)が証明する日本人の脳の
働き方の異常「漢字・漢語」は「読めればいい」
「意味は分からなくていい」
男性の事例「学生時代は柔道で活躍。45歳の今、
書類に字を書くと手が震える 」

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
●日本人の脳の働き方の異常について説明します。
ケースは前後しますが、「人の目が気になる」(男性)という事例をあげると、これは「自分が人を見ない、見ることを拒否する」という異常です。相談の言葉は、誰も、「人の目が」というように「人のせい」「他者に原因」があるかのように作為的に話されます。
ポルソナーレのカウンセリングの当初は、「一人のときに人の目が気になる」と考えていることをつきとめて、「妄想である」ととらえました。これは病理学というものです。
11月11日 吉本隆明『母系論』(贈与論)が
日本人の認知症解体のテクスト

「座間市・9人殺害遺棄事件」容疑者・白石隆浩の
脳の働き方の異常
「人の目が気になる」「手が震える」
脳の働き方と同じ「母系制」の異常

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
●今回のゼミは、「座間市・9人殺害遺棄事件」をケーススタディにとりあげます。日本人の脳の働き方の異常という理解の仕方で、「容疑者白石隆浩」と「被害者8人の女性」の脳の働き方の異常を説明します
●今回の事件の特異さは、「インターネット」にあります。もちろんインターネット(テクノロジー)に問題があるのではなくて、パソコン、スマホを使う人間の脳の働き方の異常に問題があるということです。
●ゼミでとりあげているケースとは順序が前後しますが、「殺害された8人の女性」の脳の働き方の異常は、「外側核タイプ」にもとづいています。
「外側核」とは視床下部の中枢神経のことで「食べたい欲」の交感神経の中枢です。日本の女性は「母親」から「腹内側核タイプ」か「外側核タイプ」のどちらかの中枢神経で「行動のあらわし方」を継承します。母親がいつも家にいない、子どもの顔を見て話さない女性であった場合、その子どもは女児も男児も「外側核タイプ」になります。この女児、男児は「人の前で赤面する」「人が自分をウワサしている」「人の目が気になる」という脳の働き方の異常を言葉や行動にあらわします。
11月25日 吉本隆明『母系論』(贈与論)が
日本人の認知症解体のテクスト

「座間市事件」の教訓
スマホ(パソコン)の画面の見聞きと
脳の働き方の異常
母系制の男性の事例
「人を避けて居眠りする自分と、積極的に
行動する自分」が「交互にあらわれる」

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
●今回は、「座間事件」の教訓というテーマで、日本人にとっての「スマホ」(パソコン)の「画面」を見つづけることの、「目」(耳)と「脳の働き方」のしくみをご一緒に明らかにします。
●現在、AI(人工ロボット)に代表されるように、テクノロジーは、人間社会の新たな「サービス」(商品)の開発に特化されて技術開発がすすめられています。これは、ガリレオ・ガリレイが見つけた望遠鏡の働きの延長にあるものです。人間の脳の働き方からみると「時間性のみの進歩」ということになります。これはハンナ・アーレントふうにいうと「空間性」(演繹思考)のジャマもの扱いにする「疎外」という形ですすんできており、現代の「AI」(人工知能・テクノロジー)に至っています。
●この中でもっともダメージを受けてきたのは若年層の人々です。テクノロジー(AI)のもつ機能のとおりに、目、耳、手、足(腰)を働かせた結果、身体の中の生体防御システム(セントラルドグマ)が崩壊して、身体の病気か自殺か、精神崩壊に追いやられています。
12月11日 吉本隆明『母型論』(贈与論)が日本人の認知症解体のテクスト

「日馬富士」引退事件
「貴ノ岩」が「スマホ画面を見つづけた」
(強迫神経症)が、原因である。

◎スマホ(パソコン)を「見つづけること」は
「強迫神経症」をつくり人生の生きられる時間も短縮する
今回のゼミは、吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」(『情況への発言』。徳間書店所収)をテクストにして、徹底して「見る」「聞く」(視覚・聴覚)と脳でつくる「行動」「言葉」の関係をくわしく解説して、「スマホ」(パソコン)の画面を過度に「見る」(聞く)ことのしくみとここでつくられる異常とはどういうふうにしてつくり出されるものであるのか?を説明します。

もうひとつの重要なことは、「目で見る」(耳で聞く)ことの視覚と聴覚のメカニズムは、「言語以前のメカニズム」として「人間どうしのモラル」(倫理)をつくり出すという特質です。これは、ハンナ・アーレントが『人間の条件』(ちくま学芸文庫)の中で「許しの力」の意味と発生の起源のこととして説明しています。

今回のゼミでは、佐々木常雄(都立駒込病院、名誉院長)のあげるケースの「高齢のおばあさんの肺がん、脳への転移の治療」を例にとり、「治療するとは何か?どういう意味があるのか?」をナザレのイエスの主張する「許しのモデル」の観点から「見る」「聞く」ことの脳の働き方を説明します。
12月23日 吉本隆明『母型論』(贈与論)が日本人の認知症解体のテクスト
富岡八幡宮・弟の姉殺害事件
「悪魔になりて祟りの笛を吹かす」

日本人の倫理喪失と「スマホの画面見つづけ」の脳の働かせ方

『人間の条件』(ハンナ・アーレント)
実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
今回は、平成29年12月7日に起こった「富岡八幡宮・弟による姉殺害事件」がケーススタディです。この事件は、元宮司(ぐうじ)だった弟(富岡茂永容疑者)が、新しく宮司になった姉の富岡長子さんを日本刀を持って待ち伏せして襲撃し、刺して殺害したというものです。「妻」(3番目)も襲撃の計画から実行にも加わり、運転手に刃物で切りつけて重傷を負わせています。

この事件は、弟・富岡茂永容疑者の過剰なホステスを中心とする女性問題と、3番目の妻が、富岡長子被害者(姉)への襲撃の計画と実行に参加していることです。

「富岡八幡宮事件」は、弟による「GnRH」の性欲の行動が社会的に流通しうる言葉をなくして行動の持続のための「性欲の行動」に還元したことが動機です。

しかし、問題の核心は、「3番目の妻」が腹内側核とその内扱い(ス・サス)の作為思考で、計画づくりとかメッセージ書きに見るように自然災害と同じ破壊行動の「言葉」をしゃべったことにあります。
「3番目の妻」が、母系制の本質にのっとり、「夫」にニーチェのいう深淵を覗かせ、「根源悪」という不毛や不幸の眼と合わせたことが殺害事件の実体です。
1月12日 吉本隆明『母型論』(贈与論)が日本人の認知症解体のテクスト

平成30年度・ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミの方針

スマホ、パソコンの「画面」を「見る」ときの
視覚と聴覚の相互関係と構造

画面は、心・精神を隔離する。
バーチャル精神病棟に自らを強制入院させて、
要介護者として強制収容所に閉じ込める!

テクノロジー時代とは、人間としての
生命と人生を短縮することである。

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、平成29年12月に、「座間市事件」「大相撲・日馬富士引退事件」「富岡八幡宮事件」の考察を通して、「スマホ」「パソコン」の「画面」を見つづけるときの脳の働き方を明らかにしました。明らかになった結論は、次のとおりです。

一、脳の働きの本質は「イメージ」(像、形象)をつくることである。
二、イメージ(像、形象)は、「視覚によるイメージ」と「聴覚によるイメージ」の二つがある。
三、脳の中で、視覚がイメージをつくる。ゲシュタルト形態原理のイメージを表象する。聴覚は、視覚が捉えたイメージの中のゲシュタルトの「法則」をイメージして表象する。
四、聴覚がとらえた「ゲシュタルト」の「統合」「配列」「プラグナンツ」(論理、規則、対称の比較など)の形象(イメージ)を「右脳・虚像」に表象する。

この「視覚」と「聴覚」の相互性としくみをふまえると、この両者の関係が「判断力」「知的理解力」であることが分かります。「スマホ」「パソコン」の画面を見るとは、日本人にとっては、判断力が無くなる、ものごとを分かる知性が無くなることを意味しています。
1月27日 吉本隆明『母型論』(贈与論)が日本人の認知症解体のテクスト

テクノロジー時代の「突然変異脳」

スマホ、パソコンの「画面」。
働いている人にとっては「バーチャル精神病棟」、
ニート状態の人にとっては「バーチャル強制収容所」

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
テクノロジー時代になってみると、人間の脳は「突然変異脳」に変わっている、というのが今回のゼミの学習主旨です。問題は大きく分けて二つです。

サラリーマンなど働いている人がスマホ、パソコンの画面を見つづけると、脳の中は、「バーチャル高所恐怖症」に変わります。通常の「高所恐怖症」は高い所から下を見ると宙に浮いている感覚になるという病理症状です。高い位置から地上までの距離が「リアル」(現実。ゲシュタルト形態。視覚の働き)です。
日本語は動詞文です。概念としての名詞、抽象名詞が無いので「高所恐怖」という現実に対しての葛藤が起こります。

スマホ、パソコンの「画面」は、視覚のゲシュタルト形態を表示しないので、聴覚の外側核タイプや腹内側核タイプの偽(ぎ)の像を、「画面」に表示します。これが「バーチャル精神病棟」です。遊園地と同じになり、「リアル」(現実)のモラルをなくすのです。京大のips細胞の不正論文などがモデルです。昨年は大企業の不正が山ほど指摘されました。
これを「自らを廃棄物にしている」というのです。
 カウンセラー養成ゼミ バックナンバー20期(平成30年度) 
2月10日 吉本隆明「母型論」(贈与論)が日本人の認知症解体のテクスト

テクノロジー社会がつくる「突然変異脳」

「バーチャル高所恐怖症」という「遊園地で廃棄物になる」

「バーチャル閉所恐怖症」という「快楽園で廃人になる」

実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
テクノロジー時代(経済、社会制度がテクノロジーで価値づくりをおこなうという主旨です)になると、このテクノロジーの情報通信が人間の生活、行動の土台になります。今、そういう社会になっています。ここでは、スマホ、パソコンの「画面」を見ることが「行動の土台」になります。このスマホ、パソコンの「画面」を見ることは、とりわけ日本人の脳の働き方を「突然変異脳」につくり変えています。

ごくおおざっぱにいうと、男性は自分を「廃棄物」に変える、女性は自分を「廃人」に変える、ということが「突然変異脳」の内容です。

「突然変異脳」とは、「目で見る」という視覚の働き方を基点にすると、「現実が全く見えなくなる」「現実は無い」という了解(脳の働き方)と、「右脳・虚像」の像(イメージ)の世界しか見えない、という「断絶」(隔離)のことです。

この「バーチャルの画面」(遊園地、もしくは快楽園)は、母系制のもつ本質の「女性にとっての性は生殖のみ」であったのが、「生殖としての性」も消える、男性は、外扱いの「性の行動」が止まる、したがって男性の性の欲がつくってきた「恋愛」「結婚」「子育て」というものが消えて無くなるということが「突然変異脳」の根本的な障害です。女性は、「生殖としての性」も無くなると、過食に走るか、社会の中でもどこでも、他者、自分を破滅させる「快楽園」から暴れ出てた異常行動をあらわしています。「母系制」とは、その本質は「生殖としての性」しか無いという擬の共同体のことでした。これが女性の本質でした。スマホ、パソコンの「バーチャル聴覚の像」は、女性の「生殖としての性」も無くしているので、女性の生きる道は「廃人になること」でしかなくなっています。
2月24日 テクノロジー時代のスマホ、パソコンの「画面」。
「あちら側の人間、こちら側の人間」の区物の仕分け方。

電飾、極彩色の画面を見ることで、
全人格が壊れるこれだけの理由
前回までのポルソナーレのカウンセリング・ゼミはスマホ、パソコンの「画面」では、電気の光、極彩色で文字、文、画像を表示するから、現実を「見る」視覚の機能が止まると、説明しました。
交感神経が止まる、ということが根拠です。

今回は、脳の働き方の「ソフトの面」から「スマホ」「パソコン」の画面を見ることがつくる痴呆症について説明します。

ジョン・ロックが「ものの第一の性質」について「運動」「延長」「静止」を定義しています。
視覚の交感神経は、ゲシュタルト形態(像、類似、動きの中の法則)をとらえます。このことをよく分かるかどうかが、スマホ、パソコンの依存を正しく分かることのできる分岐点です。

目の交感神経は「ゲシュタルト形態」にもあるとおり「運動」(動くこと)を本質にしています。
副交感神経は、色、光に感受性があり「静止」を本質にしています。

ふだんの人間の生活には、「光」「色」があふれています。「交通信号」がいい例です。では、なぜこの中で人間は「依存症」にならないのか?
「全ての人間の行動が止まることはない」というと、「交感神経の運動」があるからです。目に交通信号の「色」「光」が入ってきても、「眼球の動き」「顔の動き」「身体の動き」があるので「光」「色」を無視してゲシュタルト形態の「類似」(延長)を「知覚」します。

この「動く」ということを「右脳・虚像」について説明しているのがヘーゲルの「弁証法」です。
あるいは、帰納、演繹の説明です。日本人の日本語の動詞文は副交感神経がつくるので、ヘーゲルのいうように「像を動かす」ことは、ほとんどの人が不能です。

スマホ、パソコンの「画面」は、聴覚(X経路)がつくるので、ゲシュタルト形態の「運動」も「類似」もありません。あるのは「静止」だけです。また、じっと画面を見つづけるので「眼球」「顔」「身体」の「運動」(ロックのいう運動)も止まります。「光」「極彩色」だけを見て、脳の中の「行動」(精神活動の動き)も止まるのです。これがスピード、急性で幻聴、幻覚をつくる構造です。

スマホ、パソコンの画面を見る人は、ギリシャ神話にある「メドウサ」(魔女)を見た人が石に変わるようにみるみる「痴呆」に変わるのです。
3月10日 テクノロジー時代の脳の働き方改革
スマホ、パソコン、デバイス端末の画面は
「見るだけ」で幻聴、幻覚をつくる

対策は「白い紙の文章を読む」
「ノートに手で書く」
「しょっちゅう手足を動かす」
今回は、スマホ、パソコン、デバイスの画面を「見ること」について、脳の働き方のハードとソフトの両面の形式から、心身にどういう疾患をつくるのか?をご一緒に考えます。

ハードとは自律神経の恒常性(ホメオスタシス)のことです。中心となるのは「免疫システム」のことです。

これまでご一緒に考えてきて明らかになったように、画面を見るとは、聴覚と副交感神経中心になります。脳は、上向、下向のシステムで働いているので、この副交感神経は、視床下部の「食べる欲」を中心に働きます。
これは、交感神経の止まりを意味します。
これが、免疫システムの崩壊をつくります。
「がん」など、内臓の疾患が多発していて、日本は「がん王国」ともいわれています。
年間、101万人の新規のがん患者が発生しつづけ、年間36万人が死亡している背景が、副交感神経優位です。
パソコン、スマホ、デバイス端末が一般的になっているので、さまざまな内臓の疾患の人が増えていくでしょう。
3月24日 テクノロジー時代の脳の働き方改革

死に急ぎに拍車をかける日本人

学校法人「森友学園」への
国有地売却の経過を書いた「公文書」書き換えは、
パソコンの画面がつくった
今回は、もともとの日本語に加えて、パソコン、スマホ、デバイス端末を見ると脳は、副交感神経中心になることについての現実問題についてご一緒に考えます。いちばんの話題は、「森友学園への国有地売却にかんして、決裁書を書き換えた」という問題です。この書き換え、作り変えは、昨年から日本の主な企業や大学でもしょっちゅう起こっています。

しょっちゅう起こっていることは、「これを普通だ」とする思考があるからです。すると、日本語は音読みを訓読みにつくり変える、音読みの意味をつくり変えることは、いいことだとして、辞典にも載っています。いいか悪いかはともかく、それが普通です。
御前(神様の前)を「オマエ、テメエ」と書き換える類です。

こういう作り変え、書き換えに安易の葛藤も無くさせているのがスマホ、パソコン、デバイス端末の画面を見ることです。

じゃあ、本当の問題は何か?というと心室細動でどんどん人が死んでいることです。
すぐに死なないために「見ながら」とか家の中で適度な運動をおこなってベータ・エンドルフィンの脳内麻薬に酔い痴れていることです。ここには、人間として生きる人生の将来に、何の希望も救いもありません。こういうことを正しく理解できる知性は、ポルソナーレ以外どこにもないことが本当の問題です。
4月14日 吉本隆明『母型論』(贈与論)が日本人の認知症解体のテクスト

テクノロジー時代・社会の実体。「家畜化」する人間

データの世紀(日本経済新聞)に見る「データ」とは
副交感神経支配領域に表象する「欲」のことである
テクノロジーとは、AI(人工知能)か「インターネット」につながる情報通信のシステムで器具、機械、人間と物、人間関係が「1秒の10分の1の速度」でつながることをいいます。この問題は、せいぜいのところ「ゲーム依存」とか「スマホ依存」の問題であると捉えていました。これがポルソナーレの3月までの理解の仕方でした。

ところが、4月になって日本経済新聞の一面で「データ世紀の時代」が5回にわたって連載されたのを見ると、問題は、「依存症」という個人の意思による選択の問題ではないことが分かります。事態はもっと深刻で、根源的です。

すでにご一緒に考えて明らかにしているように、パソコン、スマホ、デバイス端末の画面を「見ること」は、画面の電気ピカピカ、極彩色という特質により、人間の脳は「副交感神経中心」に変わります。

これまでは、この「変わります」という次元で人間の脳の中に起こるいろいろな病理現象を説明してきました。

ところが「データの世紀」で「データとは石油に匹敵する資源である」という説明をみると、「テクノロジーの企業」は、スタンリー・キューブリック「2001年宇宙の旅」に見るように、人間の脳がAIと同調して擬似ロボット化して、いっせいに「人間を家畜化、植物人間化している」ことが分かります。脳の自律神経の交感神経はテクノロジー所有となり、人間は、一人残らず「副交感神経中心」に追いやられていることが分かります。

脳の副交感神経とは、「短期記憶」「固まって動かない」「すぐに消滅する」ことを本質にしています。
視床下部(欲の脳)からみると「食欲だけしか欲求しない」「食欲と同じく、消費して消失する快楽の欲」を表象します。

テクノロジーは、「画面ピカピカ」「極彩色のフルカラー」の上に文字、文、画像を表示して、ここで見る人間の脳を「副交感神経」にセットします。このように変異した脳が表象した通信のための表象(通信履歴)を集めたのが「ビックデータ」であり、「資源としてのデータ」です。この「データ」に解析を加えて、商品なりサーヴィスなり娯楽情報を、個々人のスマホ、パソコン、デバイス端末の「画面」に配信しています。

人間は、人工知能(テクノロジー)のエサと化しています。家畜になって飼われて、病気にされ、社会のアンダークラスに沈んで、ここでも徹底して「財」なり「富」なりが吸い上げられています。

問題は、「副交感神経中心」といっても、この概念の理解は、ポルソナーレの現ゼミ生の皆様以外、誰ひとりとして理解しえないことにあります。野口悠紀雄は、音声入力で「原稿を執筆している」といいますし、幻聴と幻覚の聴覚しか働かない人間が「入力」「画面で、あるいはネットで何ごとかをしゃべっているつもり」になっていることを見ると、日本の知識人もこれで終わりというようになっている状況こそが、真に深刻であるのです。
4月28日 テクノロジー時代・社会の人間に起こる問題。
「聴覚」の説明性(イメージ思考)が
AIのプログラムで無思考人間!

ワープロの「文字入力」「語彙(ごい)予測変換」が
家畜化と植物化をつくる!
今回は、テクノロジー(AI,IOT)の社会になっている中で、人間の側に起こる問題をより具体的に明らかにします。

最大の問題は、「ワープロ入力」(文字変換)「語彙(ごい)の予測機能」を使うときの人間の脳に起こる問題です。いくつかの事例を通して考察すると、次のことが分かります。

一、「聴覚」のもつ本質の「記号性」「説明性」がテクノロジーのプログラム化で、人間の脳から「言葉」「イメージ思考、イメージスキーマ」(カテゴリー=ゲシュタルト形態)が消える。

二、どんな知的な人間でも、最初は「説明性」(意味のイメージ、イメージ思考)が消える。ここで痴呆化する。

三、次に、必ず、聴覚の本質の「記号性」(言葉のこと)が消える。これもAIがプログラム化するからである。すると人間は、画面を見ると手足が動く。
行動が可能になる。しかし、画面を見ない状態では、あらゆる行動が止まる。脳に「欲」のイメージの表象を可能にするのが「画面を見ること」である。画面を見ないと、手足の動きの「行動」も止まる。

このような問題が、人間の側に起こる問題です。
痴呆、アンダークラスの人間、貧困で食糧を入手することもできなくなるといったことが日本で激発しています。
5月12日 吉本隆明「母型論」(贈与論)が
日本人の認知症対策のテクスト

テクノロジー状況の中の人間の側に起こる問題は
「ワープロソフト」である

ワープロソフトの本質。
うつ病、分裂病の人間だけが
ワープロソフトを使って文をつくる。
痴呆症を完成させる。
テクノロジー時代・社会の問題についてご一緒に考えます。ふつうに見てもテクノロジー時代・社会の問題は、ゲーム依存症とか、スマホ見ながら歩きとか、人と会話の中でも画面をしょっちゅう見る、見ずにはいられない、という現象としてあらわれています。

ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、さらにテクノロジー状況の中の人間の一人一人を観察して、根本のテクノロジーの問題は、「ワープロソフト」にあることに注目します。新聞を見るとテクノロジーはスピードをあげて進化しつづけています。AIスピーカーに画面がつくとかスマホで操作してロボットを自分の分身として学校の授業に「参加」させて、自分は自宅でスマホの画面を見て「授業を学ぶ」とかです。おそらく、世界の誰もが、AIとかIoTの技術を肯定してもここに起こる人間の問題は誰もただの一人も理解できていないので、「いいことだ」と喜んでいるでしょう。

今回は、新聞の報道の事例の中から「ネットの自由」と「アマゾン・ドット・コムのネット上での商品販売」の問題をとりあげて、ここで起こる人間の問題について、人間の本質の救出をテーマにご一緒に考えます。

テクノロジーがどんなに発達しても、どんなに利便性の高い商品が開発されても、その本質は「ワープロソフト」にあります。画面に表示する文字、文、文章が商品やサービスを動かしています。「ワープロソフト」の本質は「聴覚」にあります。聴覚の本質の「記号性」「説明性」「伝達性」の3つをテクノロジーがプログラム化しています。この①②③のそれぞれが人間の脳と身体にどのように、どういう問題をつくっているのか?を解明してお伝えするのが今回の学習の主旨です。

要点をいうと、うつ病、分裂病の人が「ワープロソフト」を使うのであり、最も正常な人は「ワープロソフト」を使ってもあらかじめ原稿を手で書いて入力するかもしくは「伝達性」(デリバリー)の用途と目的にしか使用しないということです。とくにスマホは指先で画面をなぞり、さすって文字、文をつくるので、人間の脳は、聴覚の本質の「説明性」を完全に無くしてテクノロジーのプログラム化した「文字」「文」「文章」の擬似共同性(黙契と禁制です)に同調して「自己意識」すらもなくします。アマゾンの商品を買う人は擬似共同性と脳とがむすびついて、自分の自己の「欲」も不明とするので、どれもこれも買わずにはいられなくなるのです。これは、「食の欲」(外側核中心)(副交感神経中心)となるので、現実のリアルの社会には不可逆的に戻れないという脳の空洞化をつくり出しています。この空洞化に拍車がかかっています。
5月26日 ◎ワープロソフトがつくる依存症

◎手で書く文字、文、文章と
ワープロソフトが入力して表示した
言葉、文、文章の違いとは
脳の働き方の違いのことである!
今回のゼミは、「ネット依存」「ゲーム依存」などの「依存症」が学習テーマです。「依存症」はアルコール依存やギャンブル依存がよく知られています。ポルソナーレは、ネット依存、ゲーム依存は、「ワープロソフト」による「聴覚の働き」の言葉の記号性や説明性、伝達性のプログラム化によって、独力では言葉の本質の表現の能力が消滅することである、消滅しているからテクノロジーによる表示に頼ることである、と定義しました。

しかし、テクノロジー状況の中のいろいろな社会問題をよく観察してみると、もう少し事態は深刻であることが分かります。およそ、社会とか、人間関係といったものに病的となっても何の関心ももてないという脳の自滅の社会現象です。
たとえば日本アメフトの悪質プレーの問題が当の学生が記者会見して、事実関係を説明して謝罪しましたが、監督やコーチは、記者会見して、「指示していない」「本人の精神状態がおかしいのではないか」と否定したり、自分は正しい、しかし、周囲が騒ぐので監督やコーチを辞めると言っていることです。同じことは市長のセクハラ問題で「やっていない」と言い、当事者が「私が被害者です」と告発すると、「そう言うのならそういう思いをさせてゴメン、市長は辞めるよ」といったようなことです。

以前のポルソナーレのカウンセリングふうにいうとほとんど離人症状態で、精神分裂病のボーダーをさまよって生きている(社会に参加している)といったふうです。こういう社会現象を見ると、「依存症」とはもっと根本的な問題であることがうかがわれます。

改めて吉本隆明の「個体、家族、共同性としての人間」の説明をふまえて、脳の中の言葉の生成のしくみを「視覚」「聴覚」の上向システムからとらえ直してみると、「依存症」とは、脳の中の交感神経の働きの全てを「止める」ための脳の働かせ方のことであることが分かります。
これが、ネット依存、ゲーム依存、アルコール依存、ギャンブル依存の全部に共通する依存のメカニズムです。こういうことをくわしく説明します。
6月9日 ◎フェイスブック問題。
視床下部がつくる「性欲」と「食欲」をプログラム化する

◎テクノロジー技術の核心は「ワープロソフト」。
「目が見えない」「現実が見えない」
という脳の働き方に変える!
テクノロジー状況がいきわたり広がり、なおも進化していく中で、人間の脳に起こる問題をご一緒に考えます。

テクノロジーは、「人間の脳の働きをつくる視覚と聴覚」の、「視覚」も「聴覚」もプログラム化します。視覚のプログラムの例は、「医療支援ロボット・ダヴィンチ」です。その「心臓手術」の実例をとおして、「視覚の働きをプログラム化する」とは、どういうことか?をご一緒に確かめます。

「ダヴィンチ」を操作する医師の説明では、手術という治療の対象についての十分な経験と学習が条件になると証言しています。視覚とは、イメージスキーマ(カテゴリー思考)で言いあらわされるゲシュタルト形態のことです。これをテクノロジーがプログラム化するとは、医師でいうと「手術がうまくない医師」には無理ということが物語るように、現実を「見る」「見ることができる」ことが能力の分岐点になります。

この問題は、現実を正しく見ることができない場合、テクノロジーを至上化するしかなく、ここでノーベル賞受賞の学者でも知性(脳の働き方)が解体されるということの説明にもなります。
6月23日 ◎AI社会・シンギュラリティとは、
人間の脳の働き方の知性の劣化のことである

◎シンギュラリティの実相
・視覚と聴覚の「発達障害」と対策
今回は、「シンギュラリティ」が学習テーマです。その意味は「AIの人工知能の性格が、人類の知性の総和を超える技術的特異点」といわれています。AI(人工知能)の「知能」が、全ての人間の知性の水準を上回る、という説です。
「人工知能が、人工知能のプログラムを設計する、これは人間の理解を超える」というのが、シンギュラリティの説をつくっています。

結論をいうとこの「シンギュラリティ」は、帰納法のもつ「斉一性の原理」のテクノロジー版です。プログラムをつくる人間の「記号性の言葉」が、「概念としての名詞、抽象名詞」を画面に表示するので、AIが知能をもつかのように大いなる錯誤が生まれています。

ポルソナーレのカウンセリング・ゼミが考察してきた脳の働き方の言葉の生成のしくみにもとづくと、「人間の脳は言葉を生成する」というものです。話す、書くというときの表現された言葉は、「話されない言葉」の中のごく一部です。これは言語理論の常識というものです。

日本人は、「動詞文」をしゃべるので、「話されない言葉」というものはなく、「話せない言葉」の上で「自分はこう思う式」の、現実と一義性をもたない言葉を毎日、しゃべっています。
すると、パソコン、スマホ、デバイス端末に表示する「言葉」は、日本人にとって見たことも聞いたこともない記号性の活字体の言葉です。自分の目が見ている、自分の指先がつくり出した、と思えば、「自分の脳がつくった言葉、文、文章だ」と錯誤するでしょう。
テクノロジーは、多くの日本人のこのような「半分しか働いていない脳の働き」を支配しています。それがシンギュラリティです。
7月14日 ◎ネットへの入力、発信と画面の見つづけは
病気をつくり完成する!

◎ワープロソフトが病気を増幅、
完成する日本人の病気の姿。
「体験の記号化の反復」、
「ネット上で擬似発言」
「愛着不全C、Dタイプがつくるサイコパス」、の三つ!!
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、世界でもゆいいつ人間の脳の働き方の言葉の生成のしくみを明らかにしています。ここからパソコン、スマホ、デバイス端末の画面を見たり、文字入力したり、配信や発信をおこなうときの脳の働き方の変異を明らかにすることができています。

今回からは、テクノロジー状況の中の人間の病気を、分かりやすく説明します。ポルソナーレが明らかにしたテクノロジー状況の中の人間の病気とは、三つです。一つは、「体験の記号化」、二つめは、「記号化による言葉の解釈……精神分裂病」、三つめは、体験の記号化を優位とする脳の働き方がつくるサイコパス化、です。最近の例では、横浜、元大口病院の元看護師女性、久保木愛弓(31歳)による「20人殺した」「50人が死んでいる」というサイコパス(精神社会病質)の行動です。テクノロジー(パソコン、スマホ、デバイス端末)は、もともとの日本人の日本語(和語)の動詞文を、社会の中で「行動」にあらわすとき、とくに女性を先頭に立ててこのようなサイコパスをあらわします。その脳の中のしくみを、誰の目にもよく分かるように、誰にも「思い当たる」という実感に即して分かりやすく説明します。これによってテクノロジーのもつ両義性(通信の価値の両義性)を「自分にとって」という観点から理解していただきます。
7月28日 ◎日本人の心身の病気は
「母系制」が保全する「動詞文」がつくる

◎ワープロソフトが動詞文を記号化して
無思考の脳の働き方に変える!
画面に表示した記号の言葉を解釈して分裂病を完成する!
解釈を人にしゃべってサイコパスになる!
「ワープロソフト」(パソコン、スマホ、デバイス端末の画面づくり)は日本語(和語)の記号性の言葉の「記号化」を完成するということをレクチュアしてきました。

今回は、「ワープロソフト」が日本語(和語)の記号化を画面に完成させると、ここで、この記号化した動詞文(動詞の言葉)を「解釈する」という精神分裂病が一般化することを学習テーマとして、ご一緒に考えます。

問題になるのは「母系制の動詞文のしゃべり方」に「右脳系の海馬」でどのように「エピソード記憶」として記憶されるのか?にあります。
これをよく説明するのが「愛着」(エインズワース、フィールドらによる)です。とくに、「同期」「同調」のしくみが問題の所在をよく説明します。

「同期」とは、動詞の言葉を「しゃべること」「聞くこと」です。身体化(経験化)です。「同調」とは、「自分の行動をしゃべること」(身体の行動の記号化および解釈の表象)です。こういうことは脳の働き方の言葉の生成のしくみがよく説明します。

女性および、母親の娘が、母親に今日あったことをぺちゃくちゃとしゃべります。しゃべるのは外側核(交感神経)で社会参加の行動を可能にするためです。「しゃべること」が「同調」です。そして、しゃべるための行為(口を動かすこと)が「同期」です。この「同調」と「同期」の中の母親の言葉が異常であれば、その娘は、成人しても「怪しげな同調」「怪しげな記号化した言葉の解釈」をさらに「経験化」(海馬に記憶させること)する、これを扁桃核の「好き」「嫌い」の価値志向にもとづいてさらになお「しゃべる」という経験化を「身体で記号化」するとサイコパス化します。「茨城の主婦、夫の殺害、コンクリート詰め」の事件が好例です。
8月11日 ◎日本人の心身の病気は精神分裂病。
母系制が継承する動詞文の丸暗記が
「解釈」という病を話す

◎母系制とは不安定な「愛着」のことである。
同調(動詞をしゃべる)
「同期」(動詞の丸暗記)
をワープロソフトが完成する!
前回の本ゼミでは、日本人の心身の病気は「母系制」がつくることを明らかにしました。「母系制」とは、「動詞文をしゃべること」です。今回は、この「動詞文をしゃべる」とは一体どういうことを指すのか?を相談の事例に即して説明します。

フィールドの「同調」「同期」について前回は説明しました。欧米人にとっては「S・V・O・C」の「O」「C」をしゃべり、母と子が互いに近づくこと、です。

しかし日本人は、日本語のもともとが「動詞」なので「O」とか「C」とかは関わりはありません。このことは、日本人のしゃべりや行動は、人生の立ち上がりから終活の日々までずっと病気のままだ、ということの証明になります。
このことに気がついている日本人は誰もいません。このことについて今回は、女性、男性の脳の働き方とここからつくられる「愛着」の「同調」「同期」とはどういうものか?を相談の事例に即して具体的に、誰の目にもよく分かるように説明します。

日本人の病気は、女性はとにかく「行動ができさえすればいい」とすることにあります。この「行動」が成り立つかどうか?が女性にとって人生の最大の関心事です。では、正当な、社会性のある行動を習得しているのか?というとつねに、「O」「C」のない行動のことで、解釈とデタラメの話し方をいかに保全するか?これを守るか?(扁桃核と線状体、コレチストキニン)が日本の女性にとっての「行動」です。

東京医科大の不正入試で女性を入学させない操作がおこなわれていましたが、これは、日本の女性の行動は常に病的な歪みを内包しているためです。かくべつ女医にかぎったことではなく、今年は、「社会的地位」のある女性の精神異常がきわだって多発しました(家具会社、女子プロレス、政治家とか…)。
8月25日 ◎母系制がつくる精神分裂病の生成の機序

◎丸暗記とは黙契のことである。
解釈とは禁制のことである

◎事例にみる日本人の病気は、
「目が見えないこと」がつくります!
今回は、日本人の心身の病気は、分裂病である、それは「目で見る」という知覚の能力が全く働いていないことに原因、理由があることを説明します。

もともとのきっかけは、パソコン、スマホ、デバイス端末の画面をかくもなぜ、「異常に見るのか?」にありました。脳の働き方からみると、人間の「目」は「知覚の認知」と「感覚の知覚」の二つで二重になっています(吉本隆明による)。いずれも、自律神経の交感神経の働きです。「散瞳」がつくります。
日本人も、顔に「目」があるので、ものを「目で見ます」。しかし日本人は、この「見る」「見た」ことを否定します。「ない」(無い)と思考します。
それが、「人の顔を見て話さない」「人の話を顔を見て聞かない」の脳の働き方です。「知覚の認知」も交感神経の働きです。日本語の動詞文はここで、「解釈」(作為)の像をつくって虚像のX経路のゾーンに浮ぶ自分でデッチ上げた像を「見る」のです。この「見る」は、「見る」にたいして「視る」「看る」「観る」などです。
意味の像とともに「見る」ということが分かります。日本人は、この「視る」も「観る」も「看る」も「診る」も脳の中にはないので、分裂病の解釈した像で、デタラメを見て、デタラメをしゃべるのです。

このデタラメのつくり方は、手足、指を動かす行動を一万回もくりかえすと、ウェルニッケの触覚がX経路のゾーンに「クローズアップ」の像をつくります。これが黙契です。この「クローズアップ」をあーでもない、こーでもないとしゃべるのが「解釈」です。これが分裂病です。そしてこれが「禁制」です。この禁制をつくるのが女性(母親)です。女性は行動が成立するとそれで万事OKとし、言葉なんかどうでもいいとするので、いつも禁制(擬似共同性)の言葉をしゃべっているのです。
9月8日 ◎おもな内容
日本人の病理・最終コース「母系」「黙契」「禁制」

◎日本人の病気はなぜ「治らないか」「治さないのか」?
◎黙契がつくる禁制!
病気を治さない不可逆の機序は「目が見えないこと」
今回のゼミから、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは最終コースに入ります。最終コースとは、これ以上、新しく日本人の病気にかんすることでの解明の対象は無いということです。分かったことは、テクノロジー以前と以後の日本人の心身の病気は、テクノロジーによって、「治る」「治す」という対象ではなくなってしまっているということです。これは、見限ったとか見放したということではなくて、カウンセリングもしくは社会教育として説明するどんな言葉も記憶できない脳の働き方に変わっている、という主旨です。

「見えない」「聞こえない」だから伝わらないばかりか、ネットで増幅して固めている禁制の言葉(精神分裂病の言葉)だけしか、脳の中に思い浮ばなくなっている、ということです。

このことを明確に説明して、現ゼミ生の皆様の心身の安全と健全な生き残り方をレクチュアする予定です。
9月22日 ◎おもな内容
認知症(痴呆症)の日本人

◎脳の働き方を正常にする
アクション・システム

◎認知症の病気症状とリスク。
抑制および改善そして問題の所在。
日本人の使う日本語(ヤマトコトバ)は動詞文です。これは脳の言語野でいうと「ブローカー言語野」の「時間性の言語領域」の言葉です。一方、現実の社会は「空間性」(規範。耐久物質)で成り立っています。日本語は、この現実に対して本質的に痴呆状態にあります。それが、さまざまな病気疾患となって現われています。

吉本隆明は『言語にとって美とはなにか』(勁草書房、第Ⅰ巻)で、「話体が文学体に移行する」と書いています。これは、動詞文にとっては「もの」「こと」を対象にするということです。ここで初めて、欧米人の言語領域に立つ、という主旨です。このセオリーを妄想対策にして日本人の「話体」(動詞文)の転移に挑んだのがポルソナーレの指示性のカウンセリングであり、妄想対策の「アクションシステム」です。

テクノロジーは、動詞文のつくる黙契と禁制をプログラム化しているので、「もの」「こと」への思考の回路が消えました。痴呆症とは、どういう意味でも空間性の言葉(言語)の名詞、抽象名詞を「無い」とする目、耳の働き方のことです。
ポルソナーレは、精神病理学でいうところの「治す」「治る」という脳の働き方は、スマホ、パソコン、デバイス端末が不可逆的に抑制している、痴呆症(2025年には700万人)への道を求めて、好んで歩いていると考察しています。

「治す」「治る」という意味の市場が消えた今、ポルソナーレは、現ゼミ生の皆様だけに特化した認知症(痴呆症)の予防、改善の「改訂版・アクションシステム」を当面、開発してご提供します。ステップ「4」か「5」までになるはずですが、今回はその「一回め」です。
10月13日 ◎おもな内容 …ガイダンス(指導教書)
言語野の脳細胞の認知症(痴呆症)変性を
予防するポルソナーレのアクションシステム

◎日本人の認知症(痴呆症)の現在
 ●2025年は700万人
 ●MCI(軽度認知症)400万人
 ●約20年かけて進行する

◎認知症(痴呆症)は、
 中核症状
  「できない」「分からない」「すぐに忘れる」
 周辺症状
  「おかしな発言」「おかしな行動」「おかしな態度」

◎エクササイズ
「ポルソナーレ、実践実技版、アクションシステム」
の実技の教書  「言語野の脳細胞の認知症(痴呆症)変性を
予防する特別の個人指導システム(モデル)」
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、現ゼミ生の皆様の御支持をいただいて、日本人の脳の病気の痴呆症(ボケ、認知症)の原因と発症のしくみを明らかにしました。
重要なことは、スマホ、パソコン、デバイス端末の一般化が、日本人(欧米人)の痴呆(認知症)を速成していることです。「初期」「中期」の症状を「末期」の症状への促進しています。

そこで、ぽるそなーれのカウンセリング・ゼミは、現ゼミ生の皆様だけに特化して、約40年かけて明らかにした日本人の認知症(ボケ)の原因、つくられ方にもとづいて、予防と改善のための「実技指導」(アクションシステム、特別の個人指導システム)を開発して、提供します。ゼミは、そのためのガイダンス(指導教書)としてレクチュアをおこないます。しばらく徹底して、治し方、予防の仕方、およびまわりの人の痴呆からの感染の防ぎ方をレクチュアします。
10月26日 ◎おもな内容
イダンス・自己カウンセリング研究会方式
(特別の個人指導=アクションシステム)の指導教材

◎憶えられない(中核症状)、
言葉・行動の病理症状(周辺症状)の
脳の働き方を変える自己カウンセリングシステム

◎《ガイダンス》
空間性の言葉「こと」で名詞化する、
「もの」で形のあるものの名詞を書く、
「なぜならば」で体験の記述を「命題」として、
「なぜならば」の証明する帰納か、
演繹に到達して黙契のつくる禁制を防ぐ
前回は、「二者関係」「三者関係」の概念を理解していただきました。今回は、「体験」(A)「もの」「こと」(B)、「5W1H」(C)の三者関係を理解した上で、脳の空間性の言語領域への移行のさせ方をレクチュアします。「二者関係」「三者関係」ということを理解しないと、自分の「経験」(仕事、人への説明、人の話を聞く、自分の業務、まわりの人の病気)を空間性として措定できません。ここから「なぜならば」の証明で、自分に毒されている禁制の痴呆症状を空間化します。帰納か、演繹でテクノロジーのつくる「禁制」をふり切るカウンセリングの能力に到達していただけます。

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ポルソナーレのゼミの様子をYouTubeに公開しました。

脳を発達させる日本語トレーニングペーパー 谷川うさ子王国物語

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