ポルソナーレのカウンセリングの通信講座『谷川うさ子王国物語』(日本語トレーニング・ペーパー)の第11ヵ月め、第3週分と第4週分のテクストの配信をおこないます。
日本人の最大の問題は現在642万人といわれる要介護問題。 |
---|
ポルソナーレのカウンセリングの通信講座『谷川うさ子王国物語』(日本語トレーニング・ペーパー)の第11ヵ月め、第3週分と第4週分のテクストの配信をおこないます。
この日本語トレーニング・ペーパーは「受注生産方式」です。
予約購読のお申し込みをされた方に、直接、お届けするシステムです。
この第11ヵ月めの第3週と4週では、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミで研究・開発した日本人の「要介護状態」をつくり出す「認知症」(痴呆症)の発生のしくみと対策をお伝えしています。
「本当に認知症(痴呆症)は治るのかな?」と半信半疑の人は多いでしょう。
そこで、この真実の愛のメッセージでは、日本人の要介護状態をつくる認知症(痴呆症)のつくられ方のおおよそのところをわかりやすく説明します。
おおよそというのは、げんみつな構造は、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミで、現ゼミ生の皆さまの厚い御支持をいただいて明らかにされているということです。
●もともとの原因は「日本語の使い方」(内扱いの話し方、聞き方)にあります
誰もいっていないことなので耳なれないかもしれませんが、日本語には「文法」というものはありません。みなさんが「文法」と思って、学校の国語の授業で教えてもらった日本語の「きまり」や「約束ごと」は「構文」(文の型)です。この「文の型」を憶えて大学受験に臨むので誰もが「日本語にも文法がある」と思っています。
しかし、この説明と錯覚が日本人の要介護をつくる認知症(痴呆症)の暗黒の背景になっています。
脳の働き方とは、はやりのロボット工学のようなテクノロジーの働きの人工知能のようなものではありません。
人工知能(AI)は、人間の脳の中の「言語」をつくり出すメカニズムからみると10%にも満たない領域に対応している機能のことです。「知能」とは名ばかりで、正しい意味の知能とは全く関わりはないものです。
脳の働き方のしくみをじっくりととらえると、それは、「左脳」と「右脳」とに分かれます。「左脳は言語をつくる」「右脳は、非言語の言葉をつくる」という理解の仕方になるのです。
この理解が受け容れられれば、多くの日本人が大正時代からつくりつづけてきている異常が治ります。「赤面症」とか「手足が震える」、「自分でもどうにもならないおかしな行動」(たとえば、不潔恐怖症とか、ゴミを集めるとか、オンラインゲームが止められない、風呂に入れないといった異常行動のことです)が止められるし、改善できます。
「左脳」は、「言語」をつくり出します。この「言語」と「言葉」は全く別のものです。「言葉は言語だろ?だったら言語は言葉じゃないの?」と99%の人は思うでしょう。そういうことはないのです。
「言語」は、かんたんにいうと「社会」とか「共同体」とか「共生」といったものをつくり出すのです。日本人の使う日本語は「言葉」ではあっても「言語」ではありません。
「日本にも国があるし、社会もあるじゃないか」と思う人はいるでしょう。
こういう疑問をもつ人は日本語を「言語」として使う方法を学べる人です。
それは、「外扱い」という使い方です。
多くの日本人は、日本語を「内扱い」として使うのでそのときの日本語は「言葉」ではあっても「言語」ではないのです。
「言語」ではない。しかし「言葉」ではある。この「言葉」とは、どこの国の人がどの国の言語を使っても、「行動」をつくり出すためだけの脳の働き方です。
多くの日本人は、日本語を「内扱い」だけでしか使いません。
「行動」をつくりだすことだけのために話したり聞いたり、読んだりしています。インターネットの「画面」(ディスプレー)に表示される「検索情報」は、「行動」を支えるために効果があるので1日中手離せない人が多いのです。
●一例をあげると「赤面症」も「手、足が震える」も「異常な行為、行動をせずにはいられない」は、認知症(痴呆症)の周辺症状です。これらの症状がなぜ起こるのか?を説明します。
人間の脳は、哲学の概念でいうと、「人工世界」(共同体、共生の世界)をつくることに本質があります。これがなければ、猿とか猫、犬という動物一般と人間との違いはありません。
この「人工世界」は哲学者のハンナ・アーレントの定義です。吉本隆明は「共同幻想」と「対幻想」と定義しています。
「言語」は、この人工世界をつくり、参加するために存在します。そのために、人間の脳と身体はセントラル・ドグマ(生体防御システム)をつくっています。
マンガ家の水木しげるが93歳で亡くなりましたが、それは、セントラル・ドグマが働いていたから93歳まで活躍できました。転んで、ケガをして入院したら、セントラル・ドグマが働かなくなって、多臓器不全で亡くなりました。
人間は、左脳の言語野で共同体とか、共生のための「言語」を言いあらわしているとセントラル・ドグマが働いて、「不安」とか「恐怖」とか「悲しい」とか「辛い」といった倫理的な歪みの病理を解消します。
自己免疫疾患とか、ガンなどの疾患も治します。
「赤面症」というのは、大正時代からの日本人の神経症の病気です。
なぜ起こるのか?というと、人間の「行動」は、視床下部から起こることに理由があります。視床下部は、大木幸介もいっているように「欲の脳」です。
「食の欲」と「性の欲」の二つをつくり出します。
人間の「行動」をつくるのは、「性の欲」です。
このことは、吉本隆明が、「性の欲が対幻想をつくり、そして共同幻想をつくる」と明言しているとおりです。
「赤面症」で悩む人はおもに女性です。男性も「赤面症」の人はいますが、女性ほど深刻ではありません。
視床下部の自律神経の働き方をみると、女性は「行動」のために「性の欲」の働きを借りるのです。
しかし、母親が、「子どもの顔を見ないで話す」「子どもの話すことを最後まで聞かない」という女性であった場合、その子どもの女の子は、「行動」のための言葉を丸暗記することができません。「行動」は「目」「耳」の働きを抜きにした「手、指の触覚」だけで憶えるのです。
この行動が「仕事」であるとき、職場の男性が「この仕事はいつまでに出来上がりますか?」などと話しかけると、「対幻想」の言葉は憶えていないので、「性の欲」は「生殖」としての「性」を脳に思い浮べさせます。
当の女性は、職場の中で自分が「性行動」をあらわしているかのように思えるのです。ここで「共同体」からの孤立を意識して「赤面する」のです。
「赤面する」というのは、「笑い者にされている」と思うことです。
誰からもいっせいに「みっともない」と遠巻きにしてクスクスと笑われ、指をさされるということです。
多くの日本人は、「内扱い」によって「自分の行動」を自分で「尊敬」しています。尊大にイバっているということです。このイバリが打ち砕かれて地に落ちるのが「赤面」です。こういう倫理の破綻を「恥」といいます。「恥」は、ひとりだけ責任をとらされて悪霊か、穢(けが)れ、傷物として人々の生活圏の外に追放されます。「呪われた人」とみなされるのです。
「人の前で発言したり、本を読む、手で文字を書く」というときに「手が震える」「身体が震える」「脚が震える」という女性がいます。男性ももちろん、います。女性が中心の神経症です。これも認知症の周辺症状です。
なぜ、「声が震えるのか」「手が震えるのか」「脚が震えるのか?」というと「行動」をあやふやに憶えているからです。
仕事の中で「これは、これこれ、こういうやり方で、必ず、こういう形になるようにおこなってください」と言葉で言われたとき、その「行動のしかた」を憶えられない、聞いたすぐに「忘れる」という人が、「震える」のです。
犬や猿は、芸を憶えます。くりかえし、脅したり、ごほうびをあげたりして調教すると、ある行動をおこなえるようになります。
日本人の「行動の憶え方」は、これと同じ憶え方をします。
「声が震える」「手が震える」「脚が震える」という人の「行動」の憶え方は、「扁桃核」の「好き・嫌い」「敵・味方」という「対象に近づく」か「敵から逃げる」かによる憶え方をします。
「母親から叩かれた」とか「母親から大声で叱られた」という経験がこのいずれかの行動にバイアスをかけるのです。
「行動をつづけられているもの」は「近づく」、すなわち「好き、味方」という価値づけによる憶え方です。
「これは、こういうふうにおこなってください」と職場で言われたときの「行動」は、「好き、味方」というものではないので、ニュートラル状態です。
この行動をずっとつづければ、「好き、味方」(近づく・近づいてもよい)と思えるようになるでしょう。それには行動のくりかえしという時間がかかります。2年とか3年という時間をかけた行動は、人の前でもなめらかにあらわせます。
「好き、味方」という価値がつくる「近づく」という行動ではないとき、震えが起こります。副交感神経による行動であること、血管を流れる血液に生化学物質のアセチルコリンが筋肉の緊張と痛みを発生させます。「本を読むときの喉の筋肉」「手で文字を書くときの腕、手首の関節」「立っている脚の膝の関節」にもアセチルコリンが集まり、痛みをつくり、脱力を生じさせる、無理に当の行動をつづけると「震える」のです。
これも、「言葉を憶えられない」「行動を触覚で憶える」ことがつくる擬似行動です。
「母親が病気がちで子どもの話を最後まで聞かなかった」という生育歴をもつ女性が「震える」のです。この擬似行動が止まるとき、この周辺症状は、認知症(痴呆症)の中核症状(行動が完全に止まる。寝たきり状態になる)に転化します。
「不潔恐怖症」とは、「手を何度も洗う」とか、「何時間も歯を磨きつづける」とか、「風邪のウィルスを気にしてマスクをつけずにはいられない」などが典型です。
「行動」に対応する「言葉」という問題です。
「母親」が「夫(子どもの父親)のグチを言った」「自分の不調を子どもに話した」など、「言葉」そのものを作り話(妄想も作り話です)として聞かせると、その子どもは、いつでもどこでも、人の話す言葉をわざわざ壊すという憶え方をします。すると、自分の行動は、どんな行動も作話症による言葉のとおりの行動となります。
社会性のある行動を止めます。そして日常生活の中のごくふつうの行動を無意味な行動に変えて反復します。これが「強迫神経症」といわれる異常行動です。
そして、これもまた要介護状態に至る中核症状に移行していく「周辺症状」です。
扁桃核の「敵・味方」の価値にシフトした擬似行動です。
血管の中の血液のセロトニンという生化学物質が、「内扱い」の尊大を強力にします。どんな薬を飲んでもセロトニンが打ち破り、扁桃核の交感神経を働かせます。
「内扱いによる尊大」をセロトニンで表象させる人は、母親の言葉で自分の思考も破壊されることを「内扱い」の「味方」とするので、依存する母親がいなくなると、要介護状態の中核症状(行動の止まり)に向かって、進みます。
すなわち、社会性に対して敵対し、自分の行動を異常にしていくことを「味方」(依存)として「行動の止まり」の頻度を増やして自虐的な喜びとともに衰弱していくのです。
●認知症の周辺症状の改善と対策は、『谷川うさ子王国物語』の日本語トレーニング・ペーパーで教えています!!
基本型は、「相手の顔、目をやわらかく見て話す」ことです。そのほか役に立つ対策の実技を説明しています。効果は確かめられています。半信半疑の人も、お試しになってください。
関連ページ:
認知症の周辺症状 「人と付き合えない」の治し方
認知症の周辺症状 「負けるのが嫌。わたしのことを分かってほしい」 の治し方