視床下部（欲の脳）

男性と女性の脳の働き方の大きな違いは
「視床下部」（ししょうかぶ）です！

• 「視床下部」（ししょうかぶ）は、「大脳辺縁系」（だいのうへんえんけい）にあります。「欲の脳」といわれています。「食欲」「性欲」「食べたくない」「水分調節」「温度調節」をおこなっています。当然、男女共通です。
• 視床下部は、男性と女性の機能があります。「視索前野（しさくぜんや）」は、女性の「欲の脳の中枢神経」です。自律神経の副交感神経の中枢でもあります。「言語能力の脳」「人間関係の脳」としての能力の中枢です。
• 視索前野は「女性の欲の脳の中枢」です。一方「背内側核」は、「男性の欲の脳の中枢」です。自律神経の「交感神経」の中枢でもあります。「背内側核」（男性の欲の脳）は、「空間認知の脳」です。男性ホルモンのテストステロンとむすびついてGnRH（性の欲のペプチドホルモン）を分泌し、「性の対象」か「食べ物」に向かって、直線的に行動するという特性をつくります。
• 男性は「言語能力」と「人間関係」の能力に乏しいという性差があることに注目しましょう。

左脳と右脳を架橋する「脳梁」の断面図

男性と女性の「脳の働き方」の違いは
「脳梁（のうりょう）」です。

• 左脳…言語の脳・認識の脳。言葉や行動の「表現の脳」です。
• 右脳…五官覚（目、耳、舌、手、皮ふ、鼻）の認知の脳。表象（ひょうしょう。PCのディスプレイと同じ）の脳。無意識（右脳だけが働いている状態）のイメージの脳です。
• 大脳辺縁系…脳幹の上に位置している脳です。生（なま）の感情や欲求を「記憶」し、「右脳」にイメージを表象（ひょうしょう）させる脳です。
• 女性の脳梁（のうりょう）…太い、短い、神経線維の本数は男性よりも多い。脳梁は「右脳」と「左脳」をつなぐ橋です。脳梁は「大脳辺縁系」から出発します。
• 女性の脳の働かせ方の特質…女性は、生（なま）の感情や欲求を「大脳辺縁系」から「右脳」に伝える速度が速いのです。「左脳」の言語の学習が不足すると「負の生の感情のイメージ」が「右脳」に表象されます。
• 男性の脳梁（のうりょう）…細くて長い。20歳を過ぎると減少していく。「左脳」から「右脳」への情報の伝え方が遅い。
• 男性の脳の働かせ方の特質…「脳梁」（のうりょう）が細く、長く、20歳をすぎると神経線維が減少していく、ということは、左脳と右脳の情報の交通が乏しい、「大脳辺縁系」の感情や欲求も「負の行動のイメージ」になる、ということです。言葉の学習が不足すると「ラクナ梗塞」をつくりやすくなります。

参考： あなたの脳の働き方のプロファイリングと自己診断表