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カウンセラー養成ゼミ NEWSLETTER 第202号
10期15回め平成20年9月13日

ハーバード流交渉術・脳の働き方と言語の学習回路
浅見鉄男「井穴刺絡・免疫療法」

脳の働き方・言葉の生成のメカニズム
話し言葉の生成・II
『幼児の算数』(遠山啓・栗原九十郎)
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』(無藤隆)

はじめに

 カウンセラー養成ゼミ、中級クラス、スーパーバイザーカウンセラー認定コース、Aクラス、№17のゼミをお届けします。
 脳の働き方のソフトウェアのメカニズムの解明をレクチュアします。今回は、前回に引きつづいて「話し言葉の生成のメカニズム」のパートⅡです。
 「子どもの脳の働き方」の観察や教育の仕方の理論と実践をケースにして、人間の「認知」と「認識」のメカニズムをより具体的にお話します。今回は、遠山啓(ひらく)の幼児のための「数」(かず)の理論から「話し言葉」の生成のメカニズムに迫ります。

ポルソナーレ代表田原克拓

本号の目次

  1. 正しい「幼児教育の仕方」をとおして子どもの「脳の働き方」を観察してみましょう
  2. 言葉の能力が子どもの人生の一生を左右する
  3. 『幼児の算数』
    (遠山啓(ひらく)、栗原九十郎。国土社・刊。一九六五年初版)
  4. 子どもへの数(かず)の教え方と、脳の働き方
  5. 言葉の学習は、まず「距離のある視覚」(見ること)から始まる
  6. 「認知」と「認識」が相互的な記憶の対象になる
  7. 脳の働き方のソフトウェアのメカニズムを「メタ言語」として理解する
  8. ポルソナーレ式イメージ療法(プログラム) 「うつ」のものの考え方を変えるイメージ療法
脳の働き方・言葉の生成のメカニズム
話し言葉の生成・II
『幼児の算数』

(遠山啓・栗原九十郎、国土社・刊よりリライト・再構成)
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』(無藤隆)

(無藤隆、講談社現代新書より、リライト・再構成)
正しい「幼児教育の仕方」をとおして子どもの「脳の働き方」を観察してみましょう

 「人間の脳」は、「言葉」を生成します。このことは、経験則をとおして誰もがよく分かっています。

 「言葉」とは、「話し言葉」と「書き言葉」との二つがあります。

 では、「人間」は、「話し言葉」と「書き言葉」とでは、どちらの言葉を先につくり出したのでしょうか。それは、当然「話し言葉」が先に生成されて、次に「書き言葉」が生成されたのだろうと推測されます。

 なぜそのように推測されるのかというと、「子どもに言葉を教える」ときは、つねに「話し言葉」によって教えられるからです。「子ども」は、親による話し言葉をとおして「言葉」を学習し、この「話し言葉」を橋渡しにして「書き言葉」を習得します。

 子どものこのような「言葉」の習得の仕方は、遠い昔、人間がまだ「書き言葉」を知らなかった時代の「言葉」の習得の仕方と同じ「脳の働き方」であるだろうと思われます。

 「子どもの教育の現場」に立ってみると、ひとりひとりの子どもの言葉の能力は違います。言葉の能力は何か?というと、遊びでも生活でもいいのですが、この中の「行動」に違いがあることをいいます。「行動の違い」とは何のことかといいますと、「行動が正しいか?間違っているか?」のことです。

 他の子どもはスムーズに行動できるのに、しかし「自分」は出来ない、という違いが生じれば、他の子どもから孤立して「楽しくない」と感じるでしょう。

 このような「行動」の違いは、「親が教える言葉」に根拠があります。

言葉の能力が子どもの人生の一生を左右する
 このことは、人間が「行動」の能力をどこまでも発展させてきたことと照らし合わせると、正しい言葉の習得の仕方というものがあるということを意味しています。それは、「話し言葉」を学び、次に「書き言葉」を習得する、という「脳の働き方」のことです。そして、「書き言葉」を正しく習得すれば、「話し言葉」もより高度になるというものです。「正しい言葉の習得の仕方」は、「親が子どもに言葉を教える」という教え方のことです。また、「子ども自身」が「他の子どもから孤立して行動が止まることはない」という習得の仕方のことです。「脳の働き方」は、他の子どもから孤立するというような支障や障害の「行動」も生成します。

 すると、他の子どもから孤立せず、行動に支障や障害を感じることのない「行動」を生成する「脳の働き方」が、どこまでも発展していく「行動の能力」をつくり出します。そして、そのような「脳の働き方」が誰にとっても最も望ましい「脳の働き方」であるでしょう。

 では、子どもが、他の子どもから孤立せず、しかもどこまでも「行動の能力を発展させていく脳の働き方」とは、どのようなものでしょうか。

 それは、「親が子どもに話しかける話し言葉」に見合っています。

 具体的な事例をご紹介します。

『幼児の算数』
(遠山啓(ひらく)、栗原九十郎。国土社・刊。一九六五年初版)
  1. 幼児の健康について、おとなは非常に関心をもっている。伝染病の流行にそなえて予防注射をする、栄養を考えて食事の献立をつくり体力を増進させるなどはその一例だ。
  2. 幼児の頭脳についてこれだけの関心をはらっているかというと、必ずしもそうとはいえない。子どもの勉強は小学校にまかせておけばいいとか、幼児には人間形成が一番大切だという考え方が多くのおとなを支配している。あなたは、山をカワと言ったら幼児といえどもその場できっと正しく言い直しをさせたり、適切な導き方をなさるにちがいない。
  3. 「ことば」だけではなく、幼児をとりまく生活の中には「数」や「量」の問題もたくさんある。
    これをそのままほっておくわけにはいかない。予防注射と同じで、積極的に正しい導き方をするということは、非常に大切なことなのである。これは、小学校に行ってからでは遅すぎるといえる。
  4. わたしたちは、早くから幼児の数の導き方について勉強をつづけてきた。幼児の教育を本当に考えているあなたと手と手を取り合って勉強していくことが、結局、子どもをよくすること、子どもの人間形成につながっていくと、わたしたちは信じている。
  5. 「小学校へ上がる前には思うぞんぶん遊ばしたほうがよい」と言われてきた。だが、日本では、6歳から小学校に上がることになっている。6歳で小学校に上がるということを決めたのは、
    60年か70年も昔のことで、今もこのきまりが当てはまるかどうか、適当かどうかは分からない。
  6. 子ども(幼年)の算数教育でいちばんまちがっていたのは、いわゆる「数え主義」だ。明治の終わり頃から始められた。昭和の初めまでつづけられた。「数え主義」とは「いち」「に」「さん」という数の言葉を元にした算数教育のことだ。「数の言葉」を暗記していれば、これにもとづいて「たし算」と「ひき算」ができるというものだ。
    「7+5」という「たし算」をするときは、頭の中に暗記している数の言葉を思い出す。「しち」の次から言葉をたどる。
    「5」だけ先に進む。「はち」「く」「じゅう」「じゅういち」「じゅうに」でストップする。それが答えだ。
    「7+5=12」。これで一応正しい答えが出る。
  7. 暗記している「数の言葉」を口に出してとなえているうちに、「数」というものの大切な意味を忘れてしまうことになる。
  8. 「数」の本当の意味とは何か?
    「いち」「に」「さん」…という言葉は何も無いところに言葉だけが生まれてきたわけではない。「りんご」「みかん」という言葉は、実物のくだものをもとにして生まれてきた。「数」もこれと同じだ。「いち」「に」「さん」…という言葉も、背景には元になる「一つ」「二つ」「三つ」という数をもつ実物の物の集まりがある。
  9. 「いち」「に」「さん」…という言葉だけを暗記すると、背景にある実物を忘れることになる。
    「いち」「に」「さん」…という数の言葉は、背景にある実物の量が「多い」か「少ない」かを言いあらわす言葉である。
    「数」の元には、「量」がある。これが「数」の意味である。
  10. 「数え主義」の主唱者は「藤沢利喜太郎」(一八六一~一九三三)である。彼は、「算数教育から、量というものを追い出せ」と言った。明治の終わりから大正を経て、昭和の初めまで「国定教科書」として使われた教科書は、「数の言葉」を暗記させるだけの算数教育だった。これが30年間もつづいた。だから、当時の子どもは、「計算はなんとかできる」、しかし「その計算を事実の上の問題にうまくあてはめて問題を解く、ということは不得意だった。
    「事実上の問題」は、「量」というものをよくつかんでいないと解くことはむずかしいからだ。
    今でも、日本の母親は「となりの子どもは100まで数えられるのにうちの子は50までしか数えられない」と心配している人が多い。「数え主義」の影響が深くしみとおっている。
  11. 昭和10年に「算数の教科書」が変わった。この教科書は、「暗算中心」の算数教育だった。「暗算のやりすぎ」も「数え主義」から来ている。
    「7+5」のような小さい数の計算は「数え主義」のやり方でもなんとか答は出る。しかし、「27+35」のように「二ケタの数」になると「数え主義」は役に立たなくなる。そこで「10」ずつ飛ぶ工夫がなされた。「27」「37」「47」「57」と「10」ずつを3回飛ぶと「57」になる。これは「30」をたしたことになる。
    あとの「5」は、「57」に「5」をたすので「62」になる。これは、「数え主義」の各駅停車に乗ることから、急行列車に乗るようなものだ。これより早く答えを出そうと思えば「10」ずつ飛ぶかわりに「30」だけ飛ぶというやり方だ。これは、頭からたすので「頭加法」と呼ばれた。そのようなわけで、「暗算」はみな「頭加法」でやりなさい、ということになった。ところが、暗算に偏った算数教育は失敗した。
  12. 算数の「数え方」は、国と時代によりいろいろと変わっている。おおまかに分けると「暗算中心」「筆算中心」との二つのやり方だ。日本は「筆算中心」から「暗算中心」に変わった。戦後は「筆算中心」になり、「今」は「暗算中心」になっている。外国で「暗算中心」のやり方をしているのはドイツ、東欧諸国、旧ソ連である。「筆算中心」のやり方はフランス、イギリスなどだ。
    では、どちらの方が優れているのか?それは「筆算中心」が優れている。
  13. なぜ、「筆算中心」が優れているのか。それは、「筆算」と「暗算」を比べてみれば分かる。
    「暗算」は、耳で聴いて計算する「聴暗算」と「数」を目で見て計算する「視暗算」がある。「視暗算」はかぎりなく「筆算」に近い。
    本格的な暗算は「聴暗算」である。
  14. 「聴暗算」は、他人が口で言う数字を聴いて計算する。
    耳に聴こえてくるのは、例えば、「二百三十四たす五七」というように「数の言葉」である。漢数字をそのまま読んだものだ。この「二百三十四」という数のあらわし方には「位取り」の原理は応用されていない。「位取り」は「二百三十四」を「234」と書く。いちばん右の「4」は「1」が4個あること、その次の「3」は「10」が3個あること、その次の「2」は「100」が2個あることを意味している。数字を書く位置によって「1」か「10」か「100」か、がちゃんと分かるように約束してある。これが「位取りの原理」である。「算用数字」は、この「位取りの原理」を利用した「数」の表(あら)わし方である。
  15. 「漢数字」には「位取りの原理」が使われていない。だから「二百三十四」というように「百」や「十」というものを書かなければならない。「算用数字」には「百」や「十」という特別な字は必要ではない。0、1、2、3……9という数字をうまく並べるだけで、どんな大きい数でも書き表わせる。この点から見ると「算用数字」の方がはるかに進んだ表わし方である。
  16. だが、「算用数字」には「漢数字」にない「数字」がただ一つだけ必要になる。それは「0」(ゼロ)である。「漢数字」には「0」(ゼロ)はいらない。例えば、「三百円」というような数字でも「三百零(れい)十四」などと書く必要はない。だが、「算用数字」で「24」と書くと、「二十四」と同じになる。空いているところがはっきり分かるように「204」と書かねばならない。「漢数字」は「百」という字があるので、空いているところをつめて、すぐ「二百四」と書いても「二十四」と間違えることはない。「算用数字」には「百」に相当する字がない。数字の配列の仕方だけで「数」を表わす。空いているところを詰めないで、そこに「0」(ゼロ)を書いて空所であることを明示しなければならない。だから、「0」(ゼロ)がなかったら「算用数字」は成り立たない。
  17. ところが、「筆算」は「二百三十四」などという漢数字ではなく、「234」という「算用数字」で計算する。だから、「位取りの原理」と「0」(ゼロ)の意味をしっかりつかんでからでないと理解できない。
  18. これまでの説明をまとめるとこうなる。
    ?暗算は、位取りの原理や0(ゼロ)を必要としない「漢数字」の読みをもとにした計算である。
    ?筆算は、位取りの原理や0(ゼロ)を利用した「算用数字」にもとづく計算である。だから「暗算」と「筆算」とは単にやり方の違いだけではなく、原則そのものが違っている。
    ?「暗算中心」の教科書は「位取り」「0」(ゼロ)がしっかりおさえられていない。
    ?「筆算中心」の教科書は、早くから「位取り」や「0」(ゼロ)をしっかり教えるようになっている。「位取り」や「0」(ゼロ)をしっかり理解していないと「筆算」に入ることができない。
  19. 子どもに「0」(ゼロ)を早く教えるにはどうしたらよいか。
    0(ゼロ)は「ない」という意味だ。
    だが、まるで手がかりもなにもないような、とりとめのないような「ない」とは違う。もしそうであればはじめから「0」(ゼロ)という数字で書きあらわすことはしないはずだ。
    「0」(ゼロ)で表わされるのは、ただ「ない」ではなくて「あるはずのものがない」という意味である。
    「鳥カゴ」には鳥が入っていたはずなのに、逃げてしまっていなくなった、という時に「0」(ゼロ)であらわす。子どもには、何かの「入れ物」を見せて、「あるはずのものがなくなって空っぽになった」ということを「0」(ゼロ)と説明すると理解することができる。
  20. 子どもに「十進法」を分からせるにはどうしたらいいか。これまでは、「計算棒」「貨幣」「色板」などが使われてきた。
    これらには、それぞれ欠陥がある。そこで、欠陥のないものはないか?と考えられたのが「タイル」だ。タイルとは、「厚紙」で作ったものだ。「タイル」は、「数」を「正方形」であらわすものである。
    ?四角のタイル1個…1
    ?四角のタイル2個…2
    ?「10」をあらわすタイルは、タイルを10個つないだものだ。
    ?「百」は、横が「10」の大きな正方形で表わす。
    ?「二百三十四」は「百」が2枚、「10」が3本、「1」がタイル4個で表わされる。
  21. わたしたちが「数」を計算するときは何かを思い浮べながら計算している。何もないところでの計算はむずかしい。頭の中で思い浮べる何かの映像(イメージ)のことを「シェーマ」
    (Schema)という。「タイル」も「シェーマ」の一種である。「数」をつかむには、「タイル」は最も適切な「シェーマ」である。
  22. 「数の言葉」を「丸暗記」しても「数の意味」を知ったことにはならない。では、「数の意味」とは何か?
    「1」は「1つのリンゴ」「1つのミカン」「1つのビスケット」などに共通する名前のことだ。「2」は、「2つのミカンの集まり」「2つのリンゴの集まり」「2つのビスケットに共通の集まり」などに共通の名前のことだ。この共通の名前であることを確かめるにはどうしたらいいか。そのためには「一対一対応」をつけてみればいいのである。
  23. 「一対一対応」とは、「1つのリンゴ」と「1つのミカン」とをむすびつけることだ。どちらにも不足も余りもないこと、「一対一対応」がつけられたら「リンゴの集まり」と「ミカンの集まり」は同じ「3」という名前をもつことになる。この「一対一対応」を分かることが「数」の意味を知ったことになる。「一対一の対応」の仲立ちになるのが「タイル」である。
子どもへの数(かず)の教え方と、脳の働き方

 ■遠山啓(ひらく)と栗原久十郎による「幼児の数(かず)の教え方」の理論と実技の要旨をご紹介しました。ここでご紹介した幼児への「数」(かず)の教え方は、ポルソナーレも、約20年間幼児教育の現場で実践してきたものです。「幼児」とは、「3歳児」からが対象年齢です。「3歳児」の子どもへは、「数」(かず)の「3」の理解から「タイル」を用いて教えます。「4歳児」へは、「5」までの「数」です。「1」のタイルを「5つ分の長さ」にまとめた「白タイル」によって「5」という数(かず)をパッと一目で見て分かるようになることが学習の到達目標です。「5歳児」へは、遠山啓(ひらく)と栗原久十郎がのべているように、「10」の「白タイル」を用いて、「くり上がり」と「くり下がり」の「量」としての数(かず)の「筆算」ができるように教えられます。

 ここで遠山啓(ひらく)と栗原久十郎の「幼児への算数教育の仕方」の説明をご紹介したことの目的は次のとおりです。

 「幼児」に「言葉」を教えるというときに、「数(かず)の正しい教え方」を通してみると、「丸暗記」では必ず「答を間違う」か「答が分からない」というように「行動が止まる」ということが分かります。「行動が止まる」とは、「正しい答えを言えない」といことです。「正しい答えが言えない」と次の学年で教えられる教科との関係は不適合になります。「正しい答え」を分かることができて、ステップアップした教科を学習している子どもから孤立するということです。

 幼児への「数」(かず)の正しい教え方とは、これは、そのまま、「乳児への言葉の教え方」にもあてはまることを理解しましょう。

 「言葉を教える」とは、物の名前や行動の名称の言葉を、「丸暗記させる」ということではないことはよくお分りいただけたことと思います。

 数(かず)を教える場合では、「いち」「に」「さん」「し」と数の言葉を暗記させるのではなくて、「実物」と対応させる「タイル」(2センチ四方の正方形の厚紙)とを同時に、「目に見える」ように教えると説明されています。「1」(いち)とは、ミカンでもリンゴでも、ビスケットでも、「ひとつ」の量しかない場合の事実を指す、というようにです。「ひとつ」(1)という「量」を分からせることが大切である、といわれています。この「1」(ひとつ)という「量」を目に見えるように表わすのが1個の「タイル」です。この「1個のタイル」に対応させて「いち」(1)という数称が「話し言葉」として話されます。

 ここのメカニズムを「幼児」の脳の働き方から見るとどうなるのでしょうか。

 「ものごと」を記憶することは、「左脳」と「右脳」の両方でおこないます。これは、本ゼミで「脳の働き方のソフトウェアのメカニズム」の解明をとおして、くりかえしてご説明しています。

  • 右脳は、アナログ(相似的の意)脳である。
    「五官覚」(目、手、耳、舌、鼻、皮ふなどの知覚)を右脳系の海馬(かいば)で記憶する。「左目」と「左耳」の「Y経路の認知」(にんち)を記憶する。
    「Y経路の認知」とは、「物の動き」「物ごとのパターン」「物の動きの変化」(遠い、近いも)を記憶することである。「認知」とは、「げんに、そのものがそこに在る」という実体性を了解するという記憶の仕方のことである。
  • 左脳は、デジタル脳である。デジタルとは、一つずつを区切って進行するという意味である。「右脳」で認知して記憶したものは「右脳のブローカー言語野」にイメージとして表象(ひょうしょう)される。この表象(ひょうしょう)されたイメージを対象にして記憶するのが「左脳」の働き方である。
    「右目」と「右耳」の「X経路の認識(にんしき)」が「左脳」による記憶のメカニズムである。「左脳系の海馬(かいば)」で記憶する。「X経路」による認識(にんしき)は、カメラのレンズの焦点のように、焦点を合わせて記憶する仕方のことである。「こまかい入り組み」「ものごとの面や線などの形象性」、「色彩」「光や明るさ」などを記憶する。この記憶の仕方は、Aなる対象とBなる対象とを比較して、違いや差異を区別して識別する、ということでもある。そこで、Aという対象とBという対象の形状や性質、属性を特化して、その違いや差異によって対象の価値(意味)を分かるという記憶の仕方をおこなう。
言葉の学習は、まず「距離のある視覚」(見ること)から始まる

■乳児(幼児も)の「物を見る」という行動は、必ずしも全てのものにたいして自発的におこなうわけではありません。乳児(幼児)は、自分が関心をもったり欲求を感じる対象にたいして自発的に見て、注目する、という行動をおこないます。この「自発的な行動」の欲求の中に「共同指示」も含まれます。「共同指示」とは、「子どもが見たものを母親も見る」、「子どもが見て、指をさしたものを母親も指をさして、見る」ということです。なぜこういう「共同指示」という行動が成り立つのか?というと、「愛着」(あいちゃく)という母と子の相互の安心関係が根拠になっています。パートナーとしての関係は、相手と同じような行動をすることで情緒的な安心をもたらす、と「ボールビー」は説明しています。これは、「血縁関係」というものがつくり出す安心や安定のことです。親と子どもは、同じ血縁関係の地続きの延長で存在する別々の個体です。

 「自分が望むように相手もまた行動すべきである」というのが「血縁意識という関係意識による了解の仕方」です。

 この「愛着」(あいちゃく)にもとづく「共同指示」の中で「話し言葉」は学習されるのです。

 子どもに「数」(かず)を教える、というケースでいうと、まず、「ミカン」なら「ミカン」という「実物」を、母親は子どもに見せるでしょう。

 ミカンは1個かもしれないし、2個かもしれません。この「ミカン」は「食べるのではない」ということが示されなければなりません。どうするのでしょうか。

 ミカンを子どもに手渡すとか、皮をむいて食べてみせる、ということをおこなわなければいいのです。母親がミカンを食べれば子どもも、「共同指示」の延長で「ミカン」を食べるでしょう。

 「ミカン」を子どもの目の前に置き、これをじっと「見る」という関わり方を見せると、子どもも「ミカン」をじっと「見るだけ」にとどめます。「距離のある視覚の対象」ということを記憶させるのです。この「距離をとったまま」の対象の「ミカン」は視覚の「Y経路」から「X経路」の知覚の対象になります。「Y経路」とは「右脳系による認知」のことでした。「じっと見る」という関わり方は、子どもにとっては「母親の表情をじっと見る」などの体験によって発達している脳の働き方のメカニズムです。距離をとったまま対象を認識するという脳の働き方は完成しています。「じっと見る」とは、「Y経路」から「X経路」による記憶の対象に移行したということです。

「認知」と「認識」が相互的な記憶の対象になる
 「見る」という知覚は、「Y経路」と「X経路」とでは「見ている内容は違う」ことはよくお分りでしょう。「Y経路」の目だけで認知された「ミカン」は、1個か2個かの区別は分かりません。しかし、「じっと見るだけ」というミカンは、「食べる」という「触覚の認知」を減少させて認知されています。いくつかは分からないけれども、「ミカンがげんにそこに動かずにあるようだ」という了解のされ方です。

 距離をとったまま「見る」というミカンは、「ミカン」という食べ物の属性から切り離されます。

 この「ただ、げんにそこにあるだけ」となった対象は、限りなく「ミカン」なら「ミカン」という属性が捨象(しゃしょう)されて「X経路」によって認識されます。

 「1個のミカン」か、「2個のミカン」かという区別のための捨象(しゃしょう)の認識が可能になるのです。

 この「ミカン」なら「ミカン」という実物の触覚の認識(食べるもの)という属性の捨象(しゃしょう)をより徹底するために、「ミカン」も「リンゴ」も、「ビスケット」もというように、他の実物も同じように「距離をとって見ること」の対象へと拡大されます。捨象(しゃしょう)とは、属性をとりのぞいたら「ミカン」も「リンゴ」も「ただそこに在るものである」という視覚の了解の「実在性」だけ認識する、ということです。この「実在性」が遠山啓(ひらく)のいう「量」(りょう)のことです。

 算数教育の「数え主義」は、距離をとって見る対象を拡大すると同時に、ここで「いち」「に」「さん」という「数の言葉」を教えて暗記させるというのが遠山啓(ひらく)の指摘でした。これが、なぜ不都合なのかというと、「実在する実物の対象」が無数に広がっているので、「いち」という数の言葉は、どの実物にむすびつくのか?が分からなくなるからです。「数」の言葉が少ないうちは、「いち、に、さん」と手の指を折ってカウントすることも可能です。しかし、指は、手と足を入れて「20本」しかないので「20以上の物」は数えられなくなるでしょう。

 そこで、考案されたのが「タイル」です。「タイル」とは、2センチ四方の正方形の「紙」で作られたものです。「実物」の「物」のもつさまざまな属性を認知せずに、「そのものがげんにそこにある」という視覚だけでとらえられる「認知」だけを認識させます。「実物」のもつ食べるものとか、甘いものとか、重いもの、軽いもの、長いものといった属性を捨象(しゃしょう)するのは「距離をとって見る」という関わり方です。この「距離をとって対象を見る」そして「じっとクローズ・アップさせて見る」という認識が、実物の対象に「いち」とか「に」、「さん」といった「話し言葉」の「記号性」の「認知」を与えるのです。

 ここで、「いち」とか「に」「さん」といった「言葉」は、まだ「記号性」の「認知」と「認識」の間を行ったり来たりする「発声」です。

 「量」(りょう)としての「実在性の対象」にむすびつく仲立ちをするのが「タイルである」と遠山啓(ひらく)は説明しています。

 それは、「距離をとった位置から見た、対象の属性を捨象(しゃしょう)した視覚のクローズ・アップのイメージ」でつくられた「物」ないし「言葉」のことだと説明されています。それが「タイル」です。この「タイル」とは、「言葉の意味」に相当します。すると「話し言葉」とは、「ものごと」を遠くの位置から見て、「触覚による認知」を捨象(しゃしょう)するという「認知」と「認識」の脳の働き方のメカニズムによって生成されるものであることが分かります。

脳の働き方のソフトウェアのメカニズムを「メタ言語」として理解する

 ここでは、「幼児への数(かず)の教え方」をケースにして、「話し言葉」の生成のメカニズムをお話しています。このケースを、ごく一般的な「話し言葉の生成の仕方」に置き換えても同じメカニズムになります。

 「話し言葉」を生成する「脳の働き方のメカニズム」をまとめると、次のとおりです。

  • 「話し言葉」を生成するのは、「右脳」と「左脳」の「ブローカー言語野」の『3分の2のゾーン』(中枢神経群)である。
  • 「話し言葉」は、「触覚の認知」(ウェルニッケ言語野)の「認知」と「認識」を、「距離をとること」によって間接的な「触成される。
  • 「間接的な触覚の認知」とは、「記号化」のことである。「ブローカー言語野」の『3分の2のゾーン』の「認知」(右脳)を「認識する」(左脳)ことで可能になる。
  • 「ブローカー言語野」の『3分の2のゾーン』の「右脳と左脳」の認知と認識は、「認知」と「認識」を分離する。
    「認知」は、「タイル」に相当するシェーマ(イメージ)すなわち「言葉」の『意味』という構造をもつ。
  • 「認識」は、捨象(しゃしょう)された対象の「量」や「質」(「タイル」に相当)を認識して記憶(左脳系の海馬に)するので、「記号性」として成り立つ。これが「発声」になる。
  • 「ブローカー言語野」(右脳と左脳)の『3分の2のゾーン』の「認知」(シェーマ)と、「認識」(記号性としての音・発声)が相互性をもつというように「学習」されるときが「話し言葉」の成立である。

カウンセラー養成ゼミ NEWSLETTER 第202号 一部掲載

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「大人の脳の発達のさせ方」 『幼児の算数』・III
書き言葉の生成 『人はなぜエセ科学に騙されるのか』
女性の魅力の最強の知性のつくり方 『幼児の算数』・IV


連載
初期・脳のシステムデザインの世界・1
初期・脳のシステムデザインの世界・2
人間の脳は「行動」をどう生成するのか
人間の脳の「自立した行動」のつくり方
人間の脳の働きの行動の生成1.「記憶と行動」のメカニズム
人間の脳の働きの行動の生成2. 「知的記憶と行動」の生成
人間の脳の働きの行動の生成3. 『フロイト先生のウソ』
人間の脳の働きのメカニズム・言葉と行動
脳の働き方のメカニズム・行動停止がつくる破滅
脳の働きのソフトウェアのメカニズム・人はなぜ、「脳のエセ科学」に騙されるのか
脳の働き方のメカニズム・病気の「言葉」と「行動」のつくられ方
脳の働き方の言葉の生成のメカニズム・「気持ち」と共同指示の「認知」と「認識」
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・「言葉の意味」の生成の構造・2
脳の働き方「言葉の生成のメカニズム」・言葉の『意味』の生成のしくみ
病気の言葉の『意味』の生成・「東京・秋葉原無差別殺人事件」
病気の言葉と行動の生成・「名古屋バスジャック事件」「埼玉県川口・父親刺殺事件」
日本人の病気の脳の働きの起源・父親を殺す中学生の脳の働き方
病気の言葉と性格の形成・「誰でもよかった通り魔事件」
日本人の「性格」のつくられ方・「実践実技講座 言葉の「意味」の表現力とは」
「言葉の生成のメカニズム」 話し言葉の生成・Ⅰ
話し言葉の生成・II 『幼児の算数』
子どもの脳の発達のさせ方 『幼児の算数』 「早期教育が子どもの脳を破壊する」
話し言葉の生成・III 『幼児の算数』
子どもの脳の発達のさせ方 『幼児の算数』・II
話し言葉の生成・IV 『幼児の算数』
子どもの脳の発達のさせ方 『幼児の算数』・III
書き言葉の生成 『人はなぜエセ科学に騙されるのか』
女性の魅力の最強の知性のつくり方 『幼児の算数』・IV
書き言葉の生成・II 『脳のしくみとはたらき』
「家族崩壊」/エクササイズ・投資に値する女性の知性のための新・性格教育法
書き言葉の生成・III 『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』
「幼児の算数」「脳の働かせ方」のための学習モデルと実践実技
書き言葉の生成・IV
エクササイズ:ポスト「世界同時不況」の、史上最強の知性のつくり方を教えます
書き言葉の生成・V 『共同幻想論』 (吉本隆明) 「ラジオ型言語とテレビ型言語」
「共同幻想論」(吉本隆明) エクササイズ:ポスト世界同時不況の知性の学習モデル
『ラジオ型言語とテレビ型言語・Ⅱ』 「赤ん坊から見た世界・言語以前の光景」
「共同幻想論・母制論」「未来に希望を描けない若者危機」

参考:脳の働き方の学習のご案内

「第20期」(平成30年・2018年)ゼミ、開講中!
受講生の皆様へ 平成25年5月5日 版 ポルソナーレからの真実の愛のメッセージ 詳しくはこちら!
 受講生の皆様へ 平成25年冬版 ポルソナーレからの真実の愛のメッセージ
女性向けカウンセリング・ゼミ、男性の「女性」対応・ゼミ

ゼミ・イメージ切り替え法

プロ「教育者」向けカウンセリング・ゼミ

カウンセラー養成ゼミ

脳と心の解説

教育方針は「教える・育てる・導くカウンセリング」です 。
「女性」「子ども」のこんな心身のトラブルならあなたにもすぐ解消できます。

「女性向け」、「男性の“女性”対応」のカウンセリング・ゼミです。
女性は「相手が喜ぶ」という共感がないと、ものごとを正しく考えられません。

女性と心を分かち合える「脳」を、最高に発達させる!!が教育の狙いと目的です。女性を「見る」「見たい」、女性から「見られる」「見られたい」関係をつくる、カウンセリング術です。

女性の「脳を健康を働かせる」!安心と安らぎを分かち合う、が教育のテーマと目標です。「気持ちが安心する。だから、知的に考えられる」という女性の本質を支えつづけるカウンセリング術です。

女性の脳の働きが伸ばす「人格=パーソナリティ」を目ざましく発達させる!が教育の方針です。 女性が社会性の世界(学校・仕事・社会の規範・人間関係のルール・合理的な思考)と、知的に関われる!を一緒に考えつづけるカウンセリング術です。

ストレスを楽々のりこえる女性の「脳」を育てる!!が教育の人気の秘密です。女性は、脳の働きと五官覚の働き(察知して安心。共生して気持ちよくなる)とぴったりむすびついて、一生、発達しつづけます。


脳と行動の診断

人の性格(ものの考え方)が手に取るように分かる「心の観察学」

心の病いに感染させられない「人間の関係学」がステキに身につきます。

心の病いを救出する、心と心をつなぐ「夢の架け橋術」

相手に好かれる「対話術」がまぶしく輝くので、毎日が心の旅路。

相手の心の働きのつまづきが正しく分かって、「正しい心の地図をつくれる」ので、損失、リスクを防げます。

性格のプロフィールが分かるから正しく「教え・育て・導く」ができる本物の社会教育の実力が身につきます。


よくある質問

学校に行くとイジメがこわいんです。私にも原因ありますか?

怒りっぽいんです。反省しても、くりかえしています。治りますか?
脳と心の解説

「仕事・人生・組織に活かすカウンセリング」です。他者の心身のトラブルを解消できれば、自然に自分の心身のトラブルも解消します。

プロ「教育者」向けのカウンセリング・ゼミです。
人間は、誰でも「気持ちが安心」しないと正しく「ものごと」を考えられません。

「脳を最大限に発達させる」が教育の狙いと目的です。「指示性のカウンセリング」とは、 「一緒に考える」「共感し合って共に問題を解決する」カウンセリング術です。ものごとには「原因」(脳の働き方)があるから「結果」(心身のトラブル)があります。

「脳の健康を向上させる」、が教育のテーマと目標です。「指示性のカウンセリング」は、「考えたことを実行し、考えないことは実行しない」 という人間の本質を、最後まで励まし、勇気づけるカウンセリング術です。

脳の働きがつくる「人格=パーソナリティ」を育てる!が教育の方針です。
「指示性のカウンセリング」は社会性の世界(学校・仕事・社会の規範・人間関係のルール・合理的な思考)と正しく関わる!を一緒に考えつづけるカウンセリング術です。

ストレスに強い、元気に働く「脳」に成長させる!!が教育の魅力です。
「指示性のカウンセリング」は五官覚(耳、目、手、足、鼻)を正しく発達させて、言語の能力も最高に発達させるカウンセリング術です。


脳と行動の診断

「心の病いの診断学」が楽しく身につきます。

心の病いの予防と解消の仕方の「人間の理解学」が身につきます。

心の病いに気づける「人間への愛情学」が驚くほど身につきます。

「交渉術」の知性と対話の能力が目ざましく進化しつづけます。

相手の心の病理が分かって、正しく改善できるので心から喜ばれます。「心の診断術」

病気になるということ、病気が治るということが正しく分かる、最高峰の知性が身につきます。


よくある質問

朝、起きると無気力。仕事にヤル気が出ません。うつ病でしょうか?

仕事に行こうとおもうと、緊張して、どうしても行けません。治りますか?
バックナンバーの一部を9期後半分より、随時掲載していきます。
詳しくは下記をクリック
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入会も随時受け付けています。
入会と同時にご希望のバックナンバー等、ビデオ(DVD)学習で、学んでいただけます。


ゼミの見学、ゼミのバックナンバービデオ(DVD)試聴も無料です
ニューズレターと共にお送り致します。 詳しくは「入会案内」をご覧下さい。
ポルソナーレのゼミの様子をYouTubeに公開しました。

脳を発達させる日本語トレーニングペーパー 谷川うさ子王国物語

一部公開しました。
トップページ NEW! 年間カリキュラム 学習の感想と学習成果 「日本人の思考」と「谷川うさ子王国物語」と「グローバル化の恐怖」
学習内容(サンプル) 「言葉」 日本語の影響。その仕組みと感情、距離感、人間関係について
「脳を発達させる日本語トレーニング・ペーパー」の役立て方の資料
『分裂病の自己診断表と自己診断』
男性に嫌われない女性の話し方
女性に嫌われない男性のしゃべり方
を教えます

ポルソナーレのマスターカウンセリング

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