全日本カウンセラー協会 ポルソナーレ

うさぎです。
ポルソナーレ 今の日本の脳の働き方と病気のリポート
「個人べつの病気と症状の傾向」 No.88
日本人の「脳の働き方」の変え方
■脳の働き方から変える新・性格教育法
■日本人の心の病気の起源の「人が自分を見ている」「自分は人から見られている」という見る・見られるの対人意識を変える「カウンセリング講座」

みなさん、こんにちは。
全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。

●ポルソナーレの「カウンセリング講座」のご案内

 ポルソナーレは、このたび新しいサイトを製作して公開しました。このサイトでは、日本人の対人意識の「自分は人から見られている」「人は、自分を見ている」という眼を中心にした対人意識を正しく理解していただく「カウンセリング・ゼミ」の講座をご案内しています。
次のURLからごらんください。

日本人の「対人意識」とは、「赤面症」や「対人緊張」、「視線恐怖症」「多勢の中にいると声が震える、手が震える」といった意識の仕方が特徴的です。これらの症状は、日本人だけの病理です。欧米には「赤面症」といった心の病気はありません。

●ポルソナーレの「カウンセリング講座」で教えることは、日本人の人間関係です

 「対人緊張」とは、次のような症状をあらわす病理です。

  1. 人が自分のことをどう思っているのかを気にする。人から悪く言われると不安いっぱいになり、眠れなくなる。
  2. 人の顔色や表情がとても気になる。冷たい態度や、目を向けられると、ドキドキしたり、顔や目がひきつる。
  3. ニガテな人と、そうでない人とがいる。ニガテな人は社交的な人だ。安心できる人は、うつむいたり、無口でおとなしい人だ。よくしゃべる人は、話を聞いているだけで頭の中がまっ白になり、目がうるうると潤んでくる。

 「赤面症」とは、次のような症状をあらわす病理です。

  1. 自分の顔は、きっと赤くなると気にしているとどんどんほてってきて赤くなってくるのを感じる。
  2. 男性の自分は、女性からじっと顔を見られていると思うと、顔が赤くなってくる。
  3. 道を歩いている時に、向こうから知っている人が歩いてくる。突然、胸がドキドキして顔が赤くなってくるのを感じる。

 「視線恐怖症」とは、次のような症状をあらわす病理です。

  1. 人と話をしているときに、どうしても相手の目や顔を見れない。
    うつむくし、顔がひきつってくる。顔を見ることがこわい。
  2. 人と話しているときに、自分の視野に別の人が入ってくる。
    自分の視野の中に入ってくる人のことを気にして、会話が分からなくなり、その場から逃げ出したくなる。
  3. 人と話をしているときに、後ろから人が見ているのではないかと気になる。見られていると思うと目の前のことに集中できない。人からバカにされたり、悪く言われているような気がする。

「声が震える、手が震える」という症状をあらわす病理とは次のようなものです。

  1. 仕事の中で電話に出ると、まわりの人が聞いているのではないか?と気になる。ムリして話すと、声が震えてくる。
  2. 人の前で字を書くと手が震える。銀行のカウンターで伝票に記入する、結婚式の受け付けで名前を記入する、届けられた荷物の受け取りにサインをする、デパートで買い物をした時に書類に記入する、などという場合だ。

●人間は、人と話し、人と会話する能力がないと心の病気になります

 これらのような症状は、大なり小なり日本人ならば、誰もがいちどは経験したことがあることです。
今は、携帯電話やパソコンのメールなどが普及しているので、このような症状で困っているという意識は自覚していないかもしれません。「話せない」という孤立感を感じなくてもすんでいるからです。

 しかし、それでも重要な場面では人と話をするということは必要です。「会って話をする」ということができなければ恋愛もできないし、結婚もできません。就職したいと思えば、自分のことを説明することができなくてはなりません。
 日本人にだけ特有の「人の目を気にする」「自分が気になる」という「視線」や「まなざし」を感じつづける対人意識は、このような人間関係の場面で「行動が止まる」という症状を新たに生み出しています。

●日本人の「対人意識」の特性をまとめると、こんなふうになります。

  1. 「人から、自分はどう見られるか?」「自分は、人にどう見えるのか?」に注意を向けて、自分を気にする。
  2. 「安心できる相手」は家の中の人間だけであると感じている。気をつかわなくてもいいからだ。「よそ行きの言葉を使わなくてもいい」(人の目を気にしなくてもいい、ということだ)。
  3. 相手の目つき、顔色を見て、相手の感情を察知し、機嫌をうかがい、感情を傷つける結果をもたらす遠い先のことを配慮して遠慮する。

●自分は「言葉を話せているし、困っていない」と思っている人にお答えします

 このような日本人に特有の「対人意識」は、「話す」とか「会話する」という次元の「言葉」は「不在」だということを意味します。
 「日本人の人間関係には言葉が無い」というと、「そんなはずはない。毎日、しゃべっているし、そのしゃべっている言葉は、人間関係の中で言葉があるということではないか?」と考える人がいます。一見すると最もな考えです。では、次のようなことは、なぜ起こるのでしょうか。

問い1・「振り込めサギ」が急増している。警視庁の警戒の中でも、多発した。
回答・「近親者から」とか「自分の家族から」というサギ者の伝達を真に受けている。
客観的に考えるための「言葉」の記憶がない。自分の感情や自分の欲求にむすびつく「言葉」だけが学習されている。
これは、犬、猫、カラスなどが鳴き声を発すると、仲間や親や子どもも鳴いて、互いに集まるとか、身を寄せ合うという「行動」のための「合図」や「信号」と同じ次元の狭いレベルの「言葉」である。ここには、「言葉」は「記号」として記憶されていて、その「意味」は、自分の主観的な感情や欲求で支えられている。

問い2・「振り込めサギ」の中には、「得しますよ」「お金が戻ってきますよ」という語りかけもあった。「このようなサギの手口に警戒してください」というインフォメーションがあるにもかかわらず、被害が発生した。
回答・「目先の利益」「目先の快感」の言葉を耳にして、その「目先の利益」や「目先の快感」の言葉のイメージが思い浮んだ、ということである。目先の利益、目先の快感のイメージが思い浮ぶ言葉だけが学習されて記憶されている。

●日本人が覚えている言葉は、目先の快感、目先の利益についての「言葉」だけです

 ここにご紹介している事例は、きわめて特殊なケースでしょうか?もちろんそうではありません。なぜならば、「何年も飲みつづけている抗うつ薬や分裂病のクスリが効いていない」という事実は明らかなのに、しかし、何の疑いももたないのは、「治る」とは、どういうことをいうのか?について「考えるべき言葉」が記憶されていないからです。

 また、「10年もクスリを飲みつづけて効果がないとは、すなわち役に立っていないということです」という明白な事実について説明する「言葉」を聞いて、「そのとおりだな」と理解できないのは、このような「説明の言葉」を記憶する能力が欠如していることを意味しています。

 これが、日本人の「対人意識」がつくる「ものの考え方」のリアルな実体です。この「ものの考え方」は、「脳の働き方」として記憶されていたり、記憶できなかったりする、という根拠によって支えられています。

●見せかけの安心が覆いかぶせている真実の不安を取り除きませんか

 このような「日本人だけに特有の脳の働き方」をより良く改善するために、まず「日本的な対人意識」と、ここで生み出されている病理とその対策を学習するのが、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ「ワンマンカウンセラー・コース」のDVD通信教育です。


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