みなさん、こんにちは。
全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。
●ポルソナーレの新サイトをご紹介します
ポルソナーレが新しく開発したサイトは、「強い風の雨の日には、レインコートを着ましょう」という主旨の「カウンセリング講座」のご案内です。
強い風の雨の日に「カサ」だけをさしても全身がずぶ濡れになるでしょう。そこで、「レインコート」を身に着けましょう、というお勧めのカウンセリング講座です。
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「強い風の雨の日」とは、みなさんもよくお分りの加速する「世界同時不況」という経済社会の状況のことです。
『東洋経済』誌(2008・10月25日号)には「家族崩壊」というテーマで、女性や若い世代の労働市場の状況がリポートされています。「低賃金」「長時間労働」「仕事が無い」「資格を取得しても就ける職場が無い」「収入が伸びない」といった具体的な実体が特集されています。このような日本の経済社会の事実をさして「強い風の雨」と比喩しています。
「カサをさす」とは、何のことでしょうか。「収入を得る」ための対策のことです。
「高学歴」「資格を取得する」といったことです。職場に入ったらとにかく仕事を憶える、という発想のことです。そのためには「受験勉強をして良い成績を獲得しなければならない」と誰もが考えているはずです。これは、日本人が長い間信じてきた「仕事に就く」「収入を得る」「収入を伸ばす」ための対策です。
ポルソナーレは、この日本人が信じていて誰もが疑わない「高学歴」や「資格」を手に入れるためのものの考え方について否定的です。「丸暗記」や「棒暗記」「暗記」という「勉強の仕方」に否定的な考えです。もちろん、誰にとっても「暗記」が必要な場面はあります。「名刺を交換する」とか、「連絡事項を受け取った」という場面で、人の名前を憶えられないとか、仕事の中で指示や命じられたことをすぐに忘れるというのでは信用をなくすからです。また、店の経営者は、お客が注文した品物をすぐに忘れるような従業員は「すぐに辞めてほしいと考えるでしょう。
●暗記法を教える「エセ脳科学者」たち
しかし、このような「憶える」ということと「学校の勉強」や「受験勉強」で憶えることとは全く違います。「学校の勉強」や「受験勉強」は、「学習」といいます。「丸暗記」や「暗記」「棒暗記」は「憶えること」ではあっても「学習」ではありません。日本人のおおくの人には、「丸暗記」と「学習」の意味や定義の違いについて考えたこともありません。
その結果、「川島隆太の『大人のためのドリル』」や「茂木健一郎の『脳を活かす勉強法』の中の『鶴の恩返し』という超丸暗記法」をこれが「頭が良くなる対策だ」と信用して悲惨な状態に陥っています。
「悲惨な状態」とは『東洋経済』誌が特集した「家族崩壊」や「女性」と「若い世代」の「低収入」「仕事に就けない」「収入が伸びない」といったことです。
●ポルソナーレの教える「最強の知性」のための学習法
ポルソナーレは、「最強の知性をつくる脳の働かせ方」のメカニズムを解明して、そのためのエクササイズも開発しました。この「学習の仕方」は、「暗記」や「丸暗記」ではありません。遠山啓(ひらく)が教える「水道方式」による「幼児、小学生への数(かず)と『算数』の教え方」が実証するとおりの効果や実力の内容を具体例にして、「推移律」や「因果律」を「学ぶ」という学習法です。
このポルソナーレが新しく研究・開発した「学習法」もまた「強い風の雨の日のカサ」に相当します。「丸暗記」や「棒暗記」の暗記と比べて、どちらがいいか?ということをお話しているのではありません。
「丸暗記」や「棒暗記」は、短期記憶という脳の働き方をします。「行動が止まる」とすぐに忘れる、という特性をもっています。だから「忘れない」ためには、暗記か、行動のいずれかを常同症として反復させるしかありません。
一方、ポルソナーレが研究・開発した「学習法」の「推移律」や「因果律」を学習する憶え方は「長期記憶」という脳の働き方のメカニズムを働かせます。
「言葉」の『意味』を学ぶという学習法です。脳の言語野の「ブローカー言語野のの3分の2のゾーン」で学習します。
「川島隆太の『大人のためのドリル』」や「茂木健一郎の『鶴の恩返し』という超丸暗記法」は、ブローカー言語野の『3分の1』のゾーンで、触覚を中心に憶えるやり方です。いくつもの弊害が生じます。
●日本人は「カサ」だけをさしても役に立たない
「強い風の雨の日」に「カサをさす」ということは、「丸暗記」「棒暗記」による憶え方では、全く役に立たないばかりか、「人件費を支払う」という意味の「投資の対象」にはなりません。それは、『東洋経済』誌の「家族崩壊」の特集テーマでリポートされている事実が証明しています。だから、「レインコートが必要」になるのです。「レインコート」とは、「日本人に特有の対人意識」をよく理解して、その「距離のない人間関係」をつくる「ものの考え方」を変えるということの比喩です。
この「レインコートを着る」ということは、ポルソナーレが研究・開発した「ブローカー言語野」の『3分の2』のゾーンで「学習する」ということにも当てはまります。日本人にだけ特有の「自分は人から見られている、人は自分を見ている」という「対人意識」が変わらないかぎり、いくら「推移律」や「因果律」を勉強しても、やはり「丸暗記」や「棒暗記」による「憶え方」になってしまうのです。
●日本人が得意とする「物づくり」には限界があった
日本は、「物づくりが得意である」ということを、あなたもなんどとなく耳にしてきたことでしょう。しかし、この定説には危ういものがあります。それは、「物づくり」といっても、今は、コンピュータの機能が高度になっているので「人間による労力が要らなくなっている」ということです。そこで「付加価値のある物を作れ」という方針が打ち出されました。この「付加価値」を日本人は大きく取り違えました。ケータイやパソコンに見るように「多機能のことだ」と考え違いしたのです。その結果日本型の「付加価値」は、日本の国内でしか売れず、「輸出型の物」は、ごく限られた「物」に限定されています。それが今、「円高」という「為替市場」にぶつかってハネ返されています。
このことは、日本の国内を見ると「物の過当競争」となって「デフレ不況」をつくりつづけてきているということを物語っています。「丸暗記」「棒暗記」しかできない日本人にだけ固有の脳の働き方が原因です。
●日本人の「対人意識」のしくみ
日本人の「対人意識」は、「私は右手よ、あなたは左手ね」というように、「見る」「見られる」という視覚中心の関わり方がつくる「距離の無い対人意識」です。
「じっと自分を見る」「じっと自分だけを見詰める」というクローズ・アップの拡大した視覚意識が「距離の無さ」をつくります。これは、「クローズ・アップ」イコール「ウェルニッケ言語野の触覚の認知」が「認識」されてつくられる「擬似血縁意識」というものです。自分の身体と相手の身体は、ぴったり同化して「一体化しているはずだ」という欲求から生み出されます。
●X経路の「メタ言語」としての「ものの考え方」のいくつかの傾向
このような脳の働き方は「ブローカー言語野・3分の1」で記憶された「言葉」でつくり出されます。
この「ブローカー言語野・3分の1」のゾーンは、「X経路」によって記憶されます。「X経路」とは自律神経の副交感神経のことです。「眼」の視覚経路のことです。
●X経路の「メタ言語」の特性とは次のようなものです。
- 自分の身体にむすびつく触覚の認識を記憶する。
(食べた、飲んだ、性をした、など)
- 行動の完結を認識する。
(欲求の実現を了解する)。
(欲しいものを食べた、好きなものを見た、欲求したものと接触した、など。この欲しいもの、好きなもの、欲求したものとまだ、接触していないと欲求して不満に思うとき、その対象に向かって行動が直進する。すなわち、うつ病が勃発する。うつ病の時には、このような欲求不全が内発する)。
- 自分の「我欲のこと」しか考えない。
(人のこと、他者のこと、社会のことは考えられない)
- 「自分の感情のことだけしか考えられない」
(他者の欲求、不幸、将来のことは考えられない)
このような対人意識がつくる「脳の働き方」にたいして、「投資に値する」とは誰もが考えないことは、お分りでしょう。ここに日本人にだけ特有の対人意識を変える必要と根拠があります。
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