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《 ポルソナーレのマスター・カウンセリング 》
私は、立派な父親、母親のもとで育ちました。しかし、何故かイジメられ、就職してからも 行く先々でバカにされるという思いがトラウマのように思い浮びます。 家の中では、立派な父親とはもう10年もしゃべったことがありません。 今、恋愛中の男性がいますが、この男性とも話したくないというのが本音です。 一体、私だけがなぜこんな不安の日々を送っているのでしょうか? |
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■日本人の脳の働き方は、心的異常をつくる心的領域でおこなわれています!!
だから、自分の心的異常をごく普通のことだと考えて、行動が止まる心的病気を必然と考えます!
■今、日本をふくめた世界の国、経済社会の中の人々は、「自分の現実を壊すこと」が「自分の利益になる」というクライシス(crisis)を生きています!
このことをよく分かる参考文献のルポは、『最貧困女子』(鈴木大介、幻冬舎新書)と『ブーメラン』(マイケル・ルイス、文春文庫)です。
共通するモチーフは、人間の脳の中にある「共生」「共同体」のための言葉、言語の学習不能!!という認知障害(痴呆症)です!
■ポルソナーレの『谷川うさ子王国物語』(パート・Ⅳ)は、『人間の条件』(ハンナ・アーレント)と『心的現象論序説』(吉本隆明)を主要テクストにして、この、日々激化している世界と日本のクライシス(crisis)をどう生き残るか?何がもっとも正しい生き方か?毎日、何を考え、何をおこなうことが今、最も必要で、有益か?の対策、そしてその利点、利益を教えます!
クマ江さん |
◎日本人の心的異常が誰の目にも一目瞭然の相談の事例 「私は、立派な父親、母親のもとで育ちました。しかし、何故かイジメられ、就職してからも行く先々でバカにされるという思いがトラウマのように思い浮びます。家の中では、立派な父親とはもう10年もしゃべったことがありません。 今、恋愛中の男性がいますが、この男性とも話したくないというのが本音です。 一体、私だけがなぜこんな不安の日々を送っているのでしょうか?」 (野川聖子(32歳・仮名)、金融機関勤務、神奈川県平塚市真田) (謹告・相談者は仮名です。職業、団体、地域、住所も仮名です。相談の内容も合成し、再構成しています。特定の人の悩み、相談とは、一切、無関係です。) ① 私は、33歳で独身です。家族と一緒に暮らしています。姉がいます。 私より三歳年上ですが、やはり家族と同居しています。 私も姉も、結婚するか、もしくは独立して家を出たいのですが、私も姉も、人間関係がうまくなく、自信がないのです。 家の中では、とくに父親との関係がよくありません。暴言を言われるとか、虐待といったことがあったというのでもありません。 父親は、大手企業の部長職にも就いていて、将来は、会社の役員にもなると嘱望されている人です。かなり仕事もできて、立派な人です。しかし、私と姉が一致して思うところでは、厳格すぎて、非常に視野が狭いのです。 厳格というのは、ドアを開けたら閉めなさいとか、履物(はきもの)を脱いだら出船型に揃えなさい、というような、ポルソナーレで教えている社会のルールやきまりを守れというのではありません。 何か一つのことを説明するのに、私や姉の欠点をいつまでもしゃべるのです。聞いているとだんだん頭の中がマヒしてきてボーッとしてきます。それから、一つの話題について話す時に、私にも、それは関係ないでしょうと分かるようなことをたくさんしゃべります。目的があって話すというよりも、お酒を飲んでいつまでもしゃべりたがるように、ただ頭に思いつくことを言葉にして、口から出るにまかせてしゃべるという感じです。 聞いている人がいるだけで、壮大なひとり言のような、水道から水が流れるのに似た、ネットの書き込みとか、ネットの書き込みを読むとか、とにかくそういう一方的な話し方で話します。 こういう父親だから、私は父親ともう10年くらい話したことがありません。私の父親への印象は、他人の話とか言い方を聞き容れようとはしない、頑固な人だということです。 向かい合って食事をすることがあると、親子なのに、手足が震えたり、手足がガチガチに緊張します。姉も、父親の姿を見るとさりげなく避けて通り過ぎています。 姉は、父親のこういう性格について何も気にしていないようすですが、私は、父親とは会話どころじゃないよと思っています。 ② 私は、意固地な性格です。 父親にすっかり似てしまったのかもしれません。自分が何かをしているとき、あるいは、何かをしていることがすでにあるとき、そのことは、こうしなさい、こういうやり方にしなさいと言われても頑強に自分のやり方を変えません。強く言われると、あなただって、こういうことをしていますよね、とパッと言い返します。ここで言い争いになるのです。これは、大学を卒業して就職した会社の中でも、発揮されました。すると、仕事の中ではだんだんにイジメられます。 私は、この意固地な性格のために、15回も転職をくりかえしました。 一般的に、転職すると、パートとかアルバイト、派遣といった不安定な職種に就きますが、私の場合は、転職しても、すぐに父親が新しい仕事を見つけてくるので、いつも給与のいい、安定した会社で働けます。 だから生活に困るとか、収入が減って生活水準が下がったということはありません。 ③ 私が、大学を卒業して就職した会社はアパレル関係の会社でした。接客も仕事に入っていました。ここで私は、お客の顔を見ないで、ソッポを向いて話したために、接遇態度が悪いということで注意を受けました。声も小さい、お客の話すことを目を見て聞かないので、お客の話す言葉で大事なことがたびたび欠落するのです。 このことも指摘されました。 それと、相手の言うことを聞きながら、あいづちをうつとか、はい、さようですかとか、うなづくとかが全く何もないので、重要なお客が、見下されているようだと不満をこぼしたといいます。どこか、身分の尊い方が社会勉強でお仕事をなさっている人でしょうかと言われたこともありました。 「あなたは、結婚して、夫や子どもに何十年もそういう態度で人間関係をやっていっても、その結果はあなたが背負うべきことだが、ここは会社で、利害に反映されるのだ。あなたのつくり出した損害を会社が共有するわけにはいかないのだ」と言われて、4ヵ月で辞めされられました。 このことで、私は、自分が悪いとしか言いようがないので、人にも話せず、とても悲しくなりました。夜も眠れない日がつづき、心に深い傷が残りました。 ④ その後、私は転職をくりかえしました。建築業、不動産会社、証券会社などです。私は、声が小さく、人の目を見てにっこりと笑うということすらもできなかったので、「超うぬぼれ」「超わがまま」な性格の女性と見られてしまいます。本当は、閉鎖的で、人から悪く言われた言葉が、脈絡もなくいつも頭の中に思い浮んでいるのでひどい対人恐怖症なのです。 自分のカラに閉じこもって、友だちも少なく、毎日乾ききった生活をしています。 交際している男性がいます。 親は、結婚して一日も早く家を出ていってほしいと、ののしりながら言うので、不動産会社にいた、自信の無さそうな男性が、おずおずと、不安そうに、怯えたような目で交際を申し込んできたので、何の楽しみもないので暇つぶしにと思い、交際を承諾しました。 会っても何の話をするでもなく、お互いにスマホをじっと見て過すだけの付き合いです。 家に帰ってその人のことを思うこともなく、声を聞きたいとか、声を聞いて嬉しいということもありません。会って顔を見てもうっとおしいと思うだけです。 私は、どうすれば、人との会話というものを成り立たせることができるのでしょうか。 (謹告・相談者は仮名です。地域、職業も特定の職業、団体、地域とは全く無関係です。相談の内容も合成、再構成しています。熊野クマ江) |
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《ポルソナーレからの真実の愛のメッセージ》 ご紹介している相談の事例の心的異常とは、本来、人間は、他者にたいしてこういうマナー、こういう礼儀作法のルール、こういう思いやりとか気遣いの態度を現わすだろうと共通に認識されている『法則』というものが、正しく実行されていないということをいいます。 そういう人間関係の「法則」の存在は分かっていて目や耳や態度で受け止められてはいます。 しかし、自分が、自分の理性心によって、知的な意味で認識しているか?というとそういうことはなく、「対人恐怖症です」とか「私、意固地です」と言う言葉のとおりに曖昧にして、気にもとめないという態度、行動の表わし方になっています。 これが、吉本隆明が『心的現象論序説』(角川文庫)でいう「心的異常」です。自分の目、耳、手、などの五感覚は正しい「法則」を認めて、了解はしています。これを吉本隆明は「一次対応は喪われていない」と説明します。 しかし、自分は、「父親を避けて話すこともしない」「相手の顔を見て、にっこりしてうなづくとか、あいづちをうつ」という「ルール」「マナー」という「法則」を自分の心的領域にある人間にたいする『欲求』の不分明さに合わせて「超わがまま」「超うぬぼれ」と他者が見て言うとおりの「関わり方」を現わしています。 このような心的異常を経済格差の中でルポしているのが鈴木大介の『最貧困女子』(幻冬舎新書)です。 ここでは、収入を得る手段としての「法則」の言葉が母親の社会性の能力の根本的な欠如によって学習することもおろか、虐待などで社会の中にある「共同体の空間構造」すらも認識できなくて、『性を売ること』すらもできない状況で動物次元で生きる女性らが、現実のリアルとしてルポされています。 そして、マイケル・ルイスは『ブーメラン』(文春文庫)で、このような「一次対応」の中の「法則」の崩壊が、国単位でおこなわれている事例として、ギリシア、アイスランド、アイルランド、ドイツ、そしてアメリカのカリフォルニア州を始めとするいくつかの州、市の中の「住民」の個人の中にあることを説明しています。 日本とヨーロッパ、アメリカでは、心的異常の規模も、異常の度合いも違いますが、日本の国も地方自治体はもっと深刻な心的異常の個々人から成り立っていますので、破壊の局面とその衝撃度はもっと遙かに大きいことは、日本の財政赤字の規模がギリシア、アイルランド、スペイン、イタリアを合わせた比ではないことから、小学生の算数がよく分かると自信のある人ならよく分かることです。 この二つのケーススタディの本をご一読なさることをおすすめします。 対策は、ポルソナーレがレクチュアしている「共同体」「共生」のために脳を正しく働かせることです。 そのための学習が今回のテキストの学習の目的と教育の狙いです。 ぜひ、最後まで楽しみながら学習におとりくみください。 |
谷川うさ子さん |
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