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全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
読むだけで幸せになる手紙 |
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わたしは、子どものころから朝がたいへん弱かったのです。今も、同じで朝、すっきり気分よく起きるということがありません。中学校のころも、高校のころも、朝はギリギリまで寝ています。 朝食を摂らずに学校に行っても遅刻することもありました。 わたしはいつも体が弱いという思いがあります。掃除をしても調理をしても、やり終えるとたいへん疲れます。2日か、3日は寝て疲れをとります。いつまでもこのくりかえしなので、掃除は半分くらいおこなって途中で止めます。すると、寝て過すのは一日ですみます。 父も母も、わたしを怠け者だと思っているふしがあります。医者に連れていかれて診察を受けました。 体のどこかに異常があるというのではなく、精神的なものだろうと言われました。わたしも、虚弱体質というのではなく、自分の気持ちのもち方に体力のなさの理由があるとひそかに思っています。 興味をもてるもの、気持ちの関心をひくものを見つけなければと思い、腰がどんよりと重いのをガマンして大学にも行きました。 いつも肩がバリバリに張って痛く、体も鉛のように重いのが変わりません。 大学は2年生で中退しました。勤めにも出ましたが、朝は体が全く動かないので、3年もしないうちに退職しました。通勤が辛かったのです。 わたしの体力のなさは、自分の気持ちの中にあると思っています。 わたしは朝、起きるときに「トイレに行かなければ」と思います。思うだけで実際は動かないのです。すると、だんだんお腹が痛くなります。 このお腹が痛くなるのを快感に感じているようなのです。 「あの時計の長針が一回ぐるっと回るまでガマンしよう」と思います。そこで起きれないときは、「あと3回、回るまでガマンしよう」と思います。その間にお腹が痛くなる苦痛を楽しんで、遊んでいる感覚があります。 親は、結婚生活の中なら体も元気になるのではないか?と考えました。 個人経営の医師を紹介してもらいお見合いをさせました。 結婚するとすぐ子どもが産まれました。男の子です。2歳になると、言葉を話すので、いつまでも朝、寝ているわけにはいかなくなりました。朝、ガマンしても起きる起き方は、子どもから教えられました。 トイレ、ごはん、お水、などと言葉を聞くと体が動いたのです。 |
谷川うさ子さん |
秋田こまちさん(31歳・仮名)のお手紙です。 女性は、脳の働き方が副交感神経優位です。 身体も副交感神経が優位です。人間は、交感神経が優位でないと、心も体も精神も活発に働きません。 副交感神経が優位の人は、女性はもちろん男性もハイパーリラックス状態になります。ガマンの力が低下します。そして気持ちの世界を不安定にさせる血管拡張の生化学物質が血流にあふれて極端な快感のイメージが白日夢のように思い浮ぶようになります。 極端な快感のイメージとは、物を壊すと快感に感じるイメージのことです。 夫は、小児科医です。 子どもが、遠くを見て指を指すと、「あれはウサギさんです」と言います。 「ウサギさんは、はねます。遠くの人の声を聞いて誰だか分かります」と話しかけます。 わたしは、目で見ているものと言葉はぴったり同じになるのだということを、初めて知りました。わたしは今まで、見ている物の言葉は知っていても、わざわざ、別の言葉に言い変えるとか、別の意味に言い変えていたのです。猫を見ると「ネコ野郎」と言ったり、犬を見ると、「イヌめ!!スパイ犬!!」とかです。 夫は子どもの共同指示の問いに答えています。 「あれはね、クマさんです。クマさんは、高い樹に登ります。樹のてっぺんから遠くを見ることができます。夕陽のオレンジ色に染まったクマさんはステキです」 わたしもまっ赤な夕焼け空の下のクマさんをイメージできました。 朝は、スッキリと起きられるようになりました。 |
谷川うさ子さん |
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