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全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
読むだけで幸せになる手紙
吐くことがこわいのは心を開かないからと気づいた私会社の仕事はできる人だ、と高く評価されている。 |
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わたしは、会社に入って2年目です。アパレル関係の会社の事務を担当しています。仕事はおもしろく、いっしょうけんめいにがんばっています。仕事ができる人だと上司からも評価されています。 わたしは、通勤の電車がとても苦痛です。 電車通勤は、1時間くらいです。この電車の中が苦痛です。電車に乗ってスマホの画面をじっと見ていると、なぜか胃のあたりがムカムカしてきて吐きそうになるのです。吐いたことはありません。 近くの人の身体がフラフラ揺れていたり、わたしの身体にぶつかると、「この人は、吐くのではないか?」と思います。すると、とても恐くなるのです。 吐くのではないか?と思える人が、毎日、目に入ります。だから、気分が悪くなって電車から降りたくなります。 わたしにはお付き合いしている恋人がいます。わたしは、彼のちょっとした言葉とか態度を見たり聞いたりして、「もうわたしのことを嫌いになったかもしれない」と思ってしまいます。 自分からは何もできないと思います。そしてわざわざいじけた態度や屈折した気持ちを彼に向けるのです。 彼が困惑すると、そこでハッと気づいて自分のとった行動を後悔するのです。 |
谷川うさ子さん |
ポルソナーレのカウンセリングです。 女性の脳の働き方には認識の機能があります。男性の脳の機能には認知の能力があります。 認識の能力は、非常にげんみつな言葉の能力のための学習が必要です。「…みたいなかんじ」とか「…っていうか」「…なんか、こう」というような日本語の使い方では認識の能力は身につきません。 こういう曖昧な日本語の使い方しか学べなかった人は、事例の女性の四月雨降代さん(仮名・24歳)のように、ストレスにたいして拒否や否定のものの考え方をあらわします。 四月雨降代さんは、もう長い間、父親と話していない女性です。 日本の女性は、認識のための学習をしなければ、主に父親から「行動の仕方」(認知の能力のことです)を学ぶしかないのです。 日本の男性の多くは、「高倉健」の行動スタイルを目標にしています。「自分はこういう人間です。よろしく」という態度です。何に対しても、誰に対しても合わせるということはしません。認識の能力がないので、行動スタイルを完成させて、現実の中身とか、人間の内容を分かることができないのです。 父親としゃべらない四月雨降代さんは、父親のこういうワンマンスタイルを自分の行動の仕方として学習したのです。 だから仕事は、命じられたとおりの行動を現わせて「仕事ができる人だ」と評価されました。 すると仕事以外のことは全て副交感神経が優位となり、広い意味のアレルギー症状となり、不快、苦痛、辛い、痛いといったことをつくり出す生化学物質(ホルモン)が血液の中にあふれかえるようになったのです。 それが「吐くのがこわい」に代表されるいろんなことへの拒絶反応の原因です。 わたしは、職場の中で、誰ともふつうに話せる人を見て嫉妬するようになりました。 わたしは、二人だけで話すとたんに声が小さくなり、何を話したらいいかわからなくなるのです。 沈黙がこわいし、会話をして感動ということがなくなりました。 「あの人はこういう人だ」と欠点や欠陥ばかりに目を向けて自分を正当化するようになったのです。 ポルソナーレのアドバイスをいただきました。 「相手がどうだから」「相手の人の態度がああだから」ということを一切、不問にして自分勝手に一方的に明るく、楽しく話しかける、ということを、「まず、父親におこないましょう」と指導されました。 よくない状態とよい状態が想定されるとき、「よい状態の自分」を言葉や行動であらわす、というものです。それが心を開く、ということだと教えてもらいました。 今では、楽しく電車の中を過しています。 誰かと待ち合わせて、おしゃべりをしながら通勤しています。 会社では、「四月雨さんは仕事もできるけど、人望もある女性だ」と言われています。 |
谷川うさ子さん |
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