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クマ江さん |
「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミの学習のとおりに、脳の客観の言語野の交感神経を働かせてください。 そうすれば、日本はもちろん、世界の経済社会を支配している新・金融資本の主観に呑み込まれず、極端な貧困生活にも追い込まれずにすみます」というポルソナーレのカウンセリング・ゼミ『カウンセラー養成ゼミ』と『ゼミ・イメージ切り替え法』が根強い人気!! 経営、仕事、収益づくりのスキルには『カウンセラー養成ゼミ』、職場や学校、子どもの教育、などの人間関係のためには『ゼミ・イメージ切り替え法』がおすすめとあって、40年間、全国の女性からも高い支持!! あなたも学習してみませんか?」 (熊野クマ江) |
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クマ江さん |
●今、日本の企業はブラック化がトレンド
「うさ子さん。 今野晴貴が『ブラック企業』(文春文庫)という本を書いて、この中でワタミやウェザーニューズ、大庄、ローソンストア100、そして、ITコンサルティング会社(Y社)、衣料品販売大手X社などがブラック企業だと告発しているよね。 そして『生活保護』(ちくま新書)では、日本の国の生活保護制度を運用する行政が受給者や受給希望者をバッシングしている、支給額の減額がおこなわれている、などの事例をあげて、日本の国もブラック化している、と批判しているよね。 日本の経済社会が突然ブラック化していて、日本人の誰もが生存の危機にさらされているような印象を受けるけど、これって、どんなふうに考えればいいんですか?」 |
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「ブラック企業のおおざっぱな定義は、正社員の使い捨て、パワハラとか厳しいノルマを与えて自主退職に追いやる、想像を絶する長時間の労働を強いる、売り上げ至上主義で軍隊のように働かされるというものですよね。 これは、かくべつブラック企業というように特殊化してとらえるのではなくて、どこの国にも共通している経済社会の当り前の現象であると知的にとらえることがきわめて重要ではないでしょうか」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミでは、『2008・秋・リーマンショック』を境にして経済社会をつくる企業だとか、資本活動のものの考え方が一変しているってレクチュアしているよね。 ブラック企業だとか、政府の社会福祉の切り捨てっていうのが変化を意味しているの?」 | |||||||||||
●社会は変わっている。哲学が変わったから。
「ひとくちにいえば、哲学が変わったのです。突然、哲学っていうと何のことか?と思考停止になる人もいるとは思いますが、これは、非常に重要なことなんです。 世界中のどんなことも、哲学のものの考え方が土台や柱になって動いています。 『2008・秋・リーマンショック』までは、アメリカの哲学の『プラグマティズム』が経済も政治も社会の運営も、全部をリードしていたんですよ。この『プラグマティズム』が敗北したので、すぐにパッと切り替ったのが『経験論』といって、イギリスの哲学の『帰納法と確率理論』です。 今の日本のブラック企業とか、消費税を上げるとか、生活保護の支給額を減らすとか、といったことはイギリスの哲学の『帰納法と確率理論』が経営や運営の戦略になっているということです。いいも悪いも、日本と世界の経済社会の現実はこれからずっと『帰納法と確率理論』のものの考え方で動いていくので、この哲学をしっかり理解しなくっちゃいけないでしょうね」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「うさ子さん、もう少し、説明してほしいんですけど。 ポルソナーレは、人間の心や精神を教育の見地からより健全につくっていくという方法を研究したり開発している民間の教育機関でしょ? それがなぜ、経済社会や政治の動き方、そこでの哲学をお話しているの?」 | |||||||||||
●今の日本には「信用」も「信頼」もなくなっている
「人間って、孤立しては生きられないっていう法則がありますね。 『2008・秋・リーマンショック』以降、日本人の誰もが社会も含めて、現実のいろんなことに孤立するということが起こっているんです。 たとえば、ブラック企業の人材の使い潰しとか、効率を上げるために辞めた人の代わりは入れなくて少ない人数で深夜まで働かせる、というのは、『プラグマティズム』(アメリカの哲学)が持っていた経営者や会社、社会にたいしての『信用』とか『信頼』といったものが判断の基準になっていますね。 イギリスの哲学の『経験』の『帰納法と確率理論』には、この『信用』とか『信頼』というものは無いのです。経営者は社員を信用しないし、信頼しない。すると、社員も経営者を信用しないし、信頼しない。必然的に、社員どうしも、自分は相手を信用しないし、信頼しない。当然、自分も、誰からも信用されないし、信頼されないってことがパラダイムシフトになるでしょう。 名目では、『やさしい麦茶』とか『お肌が白くなって幸せをくれた』といっても、『帰納法と確率理論』は、競争のための効率化とコスト増を防ぐコスト削減で資本の収益率を高めようとしているので、人材の使い捨てと苛酷なドッグレースを一人、一人に要求しているんですよ。 多くの日本人は、この『帰納法と確率理論』がグローバル戦略としておこなっている哲学が分からないという孤立をひきおこしています」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「それじゃあ、会社の職場の雰囲気はギスギスして悪くならない?働く意欲とか、お互いが思いやって助け合うとか、会社に忠誠を尽すといったことで安心するとか、会社は人間がつくっていくという未来が見えなくなって、存続不能になりませんか?」 |
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●日本の経済社会の中で、今、誰もが無気力の病気になって自滅している理由
「今の経営戦略は、そういうことは百も承知しているんです。会社を辞めれば生活保護か精神科の医療の対象になって『貧困ビジネス』といわれる新しい市場をつくる資源になるのです。 平成25年8月2日付の日本経済新聞に“ネット依存症”に陥っている中学生、高校生が52万人くらいいるという厚生労働省の調査が載っていましたね。『ネット依存状態』とは『病的な使用』ということのようです。 女子生徒が多いと書いてありましたね。一日5時間もチャットやメールで自分の脳細胞を消費しています。 これは、大きくいうと『病理』という市場をつくっています。 医療機関、製薬会社、ジャンクフード会社、炭酸飲料など、会社の巨大会社の資本が資本が将来も増加していくでしょう。 こういうことの事業モデルはすでにアメリカで完成しているということを堤未果(つつみみか)が『㈱貧困大国アメリカ』にくわしくルポしています」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「まだ、事情がよく分かっていない人のために聞くんだけど、なぜ突然、急に、日本も世界も非人間的な社会に変わったんですか?」 |
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「『2008・秋・リーマンショック』が社会の変化の変わり目です。 物をつくって売る、という経済活動が止まったままになっているんです。市場の蒸発っていうんです。 今、店に売っているいろんな商品は、『2008・秋・リーマンショック』の以前の商品とは全く意味が変わっているんです。誰もが同じものを食べたり飲んだり、生活の中で使っていると思っているようですけど、ほんとうはガラッと変わっているんです。効率、コスト削減、競争に打ち勝つ排他的な品質というのが現在の商品の実体です。 『生活保護の減額』に見るように、競走相手がいなくなれば品質無視、粗悪品、その物への信頼性は劣悪、というものにいつでも、明日からでもパッと変わるという商品になっています。 ポルソナーレが定義していた仕事に行く目的の『利益追求』『品質向上』『信用の向上』ということが消えたのです」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「そういうことを考える人間は誰もいないし、むしろ商品の粗悪よりももっと粗悪な頭の働き方しか出来ない人間をつくって、そういう人たちを『商品』にするというのが、今のグローバル経済の経営戦略なんだね。 なんで、こういうことになっているんですか?」 |
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●金融資本は「帰納法と確率理論」で経営戦略を立てている
「物を作って販売するという生産資本が躓いたのが『2008・秋・リーマンショック』でしたよね。しかし、世界中は金余りで金融資本はダブついていますよね。 この金融資本も、企業と同じしくみで活動します。 一年間ごとに決算して、収益を示さなければならない。 でないと、資本が消滅しますからね。 そこで、金融資本だけの独自の哲学を尖鋭(せんえい)化させたのです。鋭くシャープに、攻撃的に尖らせたのです。 その哲学が『帰納法と確率理論』です。 巨額の資本を投資するわけですから、誰にとっても『未来のことは分からない』じゃ困る。そこで確率の『半々』という可能性を『95%』の確率にするために、コスト削減で締めつけても耐えられる企業を買収する、規制の法律を止めさせる、逃げられない契約をする、国内法に優先する国家間の協定をつくる、といったふうに『帰納法』の『斉一性の原理』を事実化しているんですよ。 ここでは『効率』と『コスト削減』で競争に勝てる価格が命題になるので、自殺者が出ようが、アメリカでは食中毒患者が年間800万人出ても意に介さないというように、資本活動の思考の埒(らち・事の区切り、秩序)の外に置かれているのです」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「じゃあ、日本人のわれわれクマは、一体、どうすればいいの?日本人は、『帰納法』も思考できずに、分からなさの局面から主観のつくるイメージの中に逃避して孤立しているよね。 『帰納法』といってもなんのことだかさっぱり理解できないので、ネット依存の病気にはまっている中学生、高校生のように、『問題から逃げる』『不安から逃げる』という中で病的なリラックスの毎日を送っているよね。職場でもいがみ合い、ののしり合い、叫び合って、仕事を辞めている。家にいれば、目の前の人間に言いがかりをつけて口もきけず、一日中ゴロゴロ寝て過している。こういう人たちへのカウンセリングってあるの?」 |
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●日本人は「世間意識」で仕事をしていたけど、これが適用しなくなったので生存不能になっている
「日本人は、今まで『世間意識』で仕事をしていました。みんながやっているように、自分もマネして行なう、というのが『世間意識』です。これは物をつくったり、物を売るというところでは成り立つけど、『効率』とか『コスト競争』の中では役に立ちません。 たとえば、給料が大幅に削減された人の話を聞くと、『ヤル気がない』『モチベーションが上がらない』といっている。 ここでは、自分の動物一般の生命の部分はなんとか保てても、もうひとつの人間としての寿命は放棄することが起こっている。 脳の働き方を見ると、『帰納法』の思考は全く見えないので、『世間意識』での認識が通用しなくなると、仕事も、人間も、つまり対象が見えなくなってしまっている。 これは、日本人の対人意識の『内扱い』の中の『超内扱い』ともいうべき触覚の認知の仕方で生きてきた人は、誰よりも早く、まっ先に脳の働き方が崩壊しているってことです。離人症の中で妄想をしゃべっている。 こういう人たちに差しのべる救済の言葉は山ほどあっても、その人たちは、その救済の手すらも攻撃するということを起こしているのが、今の日本人の現在です」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
●日本人は内扱いで、自分も、相手も攻撃して脳の働き方を壊している
「日本人の『内扱い』は、子どもが親に話すときもイバって、尊大になるよね。 炭酸飲料を飲んだり、家の中でゴロゴロしたり、ネット依存になると、脳の働き方は副交感神経優位になってしまうので、血管の中の血液に生化学物質のヒスタミン、セロトニン、アセチルコリン、プロスタグランジン、ロイコトリエン、コレチストキニンなどが分泌して滞留するよね。この中のアセチルコリンは猛毒のホルモンなので、大脳辺縁系の中の中枢神経『扁桃核』に作用すると、家族、恋人、友人、そして目の前の会話の相手も『敵』と扱うようになる。 日本人は、このように、『内扱い』から発生する副交感神経優位の中の生化学物質が、自分自身も、家族も『敵』扱いして、大喜びで壊しているよね。 これって、脳は快感原則で働く、ドーパミンを分泌して快感を享受しているってところに病気の本質があるんだよね。 うさ子さん、対策はあるのかな?」 |
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●対策は唯一、「演繹思考」しかない
「対策はもちろんあります。 脳の言語野の『交感神経』を働かせることです。 ここを働かせるだけで、現実はどう変わろうとも、心身は健全に保てます。セントラルドグマ(生体防御システム)が常に働くからです。 さらに、演繹法という思考の仕方を身につけることです。この演繹法で仕事でも、経営でも必要(ニーズ)を正しく捉えることが可能になります」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「演繹法って、一般法則や常識としての法則を命題に立てて、ものごとの真や偽を判断する知的な方法だよね。 『未来』にも適用できるの?」 |
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「演繹法そのものは『未来』には適用できません。 『未来』には帰納法しか適用できません。そこで、その『未来』の中の可能性の中に、法則や本質を確定していく方法を身につける必要があるのです。 すると、今の『現実』に呑み込まれずにすみます」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「今のような状況がもっとつづいていくとすれば、本物の対策を学習しておけば今から安心だよね。 すると、ポルソナーレのゼミ生の皆様は安心ですね」 |
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