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クマ江さん |
「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミの学習のとおりに脳の言語野を働かせてください。 そうすれば、日本人の間で社会現象になっている引きこもり、ニート、孤立無業者をつくり出している“生きられない時間”を改善できます」 という『カウンセラー養成ゼミ』『ゼミ・イメージ切り替え法』が心のふるえるような人気!! 格差が広がる一方の中で、生き残り策と豊かな生活のつくり方を、あなたにもご紹介!! (熊野クマ江) |
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クマ江さん |
●哲学ってこんなに大切で、おもしろい
「うさ子さん。 今の日本の社会問題からお話したい。 日本経済新聞を毎日読んでいるけど、景気は良くなっている、日本のデフレ不況の改善の見通しは立った、自民党におまかせあれ、といったムードになっている。 のっけからハードな話題でうんざりする人もいるとは思うけど、ハンナ・アーレントの哲学を勉強している立場から、アーレントの心の声を聴きながら、最も正しい哲学の真理にお付き合いを願うっていうのはどうですか?」 |
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「現実のものごとの真か?偽(ぎ)か?を判断するのは哲学の仕事です。今の日本は、出口の見えない無気力と諦め、逃避できるものならどんなことにも取り憑くという暗い時代を転げ落ちています。 うまく伝わることを願って、ハンナ・アーレントの哲学の観点から問題の所在と原因、対策をお話しましょう」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「いちばん重要なテーマは、これからの日本の時代と社会の中で生きていく若い世代だ。ニートが63万人、引きこもりが全国で24万世帯、社会孤立無業者という未婚、仕事・通学無しの人が256万人、というのが報道されている調査結果だ。 若い世代の社会環境と未来の状況が悪化していると読みとれるね。 根本の問題って、何でしょうか?」 | |||||||||||
●「アベノミクス」と10年後の日本の経済はどうなるのか?
「リアルなお話から始めるとアベノミクスは日本の経済をよりよい成長軌道に乗せられるのか?日本の国の財政(一般会計)の巨大な赤字が減って、ギリシャのように国の崩壊にまでゆきつかずにすむのか?が焦点になるのでしょう。 分かりやすい例をあげると今のアメリカの経済がよい見本になります。日本の日銀のやっている異次元金融緩和はアメリカの金融政策の模倣だからです。浜田宏一(イェール大学名誉教授)が『アメリカは日本経済の復活を知っている』(講談社・2013年刊)が証言している。 今のアメリカでは、スーパーリッチといわれる上位1%の富裕層が資産をさらに30%増やした。 その事例の一つがニューヨーク市マンハッタン南西のチェルシー地区のウォーター・タワー(日本でいう超高級マンション)です。 2LDKの部屋が1400万ドルで、5500万ドルの物件の購入希望者が鈴なりだということです。 一方、アメリカの各地には、路上で数百人のホームレスの若者が生活しているという状況が発生しています。一泊15ドルの安宿に泊まるお金のない、「小銭をくれないか?」と声をかける若者が、職を求めて放浪している、と報道されている(平成25年6月23日・日本経済新聞)。 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「『エコノミスト』(2013・7・2号)のGlobal Money欄のコラムニスト転石氏によれば、アベノミクスの中心は構造改革だが、この構造改革が経済の潜在成長を高めて、日本経済を再生させるか?どうか?試算している。くわしい説明は省略して結論だけをいうと、今から10年後の公債残高750兆円は、今の債務GDP比150%は143%のままで、ほとんど低下しない、つまり、財政状況が自然に改善と思うのは幻想だ、と説明している。 ギリシャでは、今の日本と違って市中銀行からの借り入れが不可能になり、GDP比で年平均3%の財政赤字削減(10年~13年)を続けて、今、大不況を招いている。国が崩壊の状態になっている。 このギリシャを他山の石として今後、20年、30年と財政規律を維持してギリシャ化を未然に防ぐ覚悟が必要だ、といっているよね。 これが今と、これから10年後の日本のリアルな経済社会の実体だとすると、日本人のニート、引きこもり、不登校、未婚・仕事も通学もしない孤立無業者(256万人)が、アメリカのスーパーリッチ(1%)の対極にいる全米各地で見られる路上生活の若者数百人単位の放浪現象に結びついている、と予測できるよね。 だとすると、われわれクマやうさ子さんたちうさぎは、日本の若い世代にいったい、哲学にもとづいてどういう真実の愛のメッセージを贈ることができるのかな?」 | |||||||||||
●ハンナ・アーレントのいう「暗い時代」の定義と対策
「日本の若い世代には、暗い時代の闇がおおいかぶさりつつあります。暗い時代とは、ハンナ・アーレントの『暗い時代の人々』と同じ意味です。もともとはブレヒトの詩『あとから生まれるひとびとに』から借用したといっています。 主旨は、公的代弁者による嘘話、無駄話によって不愉快な事実を覆い隠し、混乱や飢餓、不足に対する絶望といった事実を言いまぎらわし、事態を正当化する、というものです。 そこでハンナ・アーレントは、公的領域の機能を回復させることだといっています。言論と活動によって“自分は何者”であり、“他者と信頼、信用”の関係をつくることが人間的事象に光を投げかけることになるといっています」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「それをとくに、日本の若い世代に適用するとどうなるんですか?ドングリやクリはこんなふうにするとたくさん拾(ひろ)えますよ、と同じように分かりやすくすると?」 |
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●吉本隆明の脳の働き方の説明
「ハンナ・アーレントだけではなく、吉本隆明さんもへーゲルもいっている公的領域の共同体とは人間の脳のブローカー言語野の“交感神経の支配領域”を働かせることをいいます。この脳のブローカー言語野“交感神経支配領域”を働かせる仕方をハンナ・アーレント、吉本隆明、ヘーゲルが、それぞれの哲学の関心事に即して、くわしく説明しています。 ブローカー言語野“交感神経の支配領域”は、右脳と左脳の両方にあります。 さしあたり、日本人は、毎日、それも朝、身体の運動をすることで脳と身体の交感神経が働きます。これがドングリをたくさん拾う拾い方です」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「たいへんすばらしい。胸キュンのハートマークです。運動をして交感神経を働かせるといくつくらいドングリが拾えるんですか?」 |
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●未婚、親しい人の孤立は、こう防ぎましょう
「交感神経が働くということの基本は、血管の血流が必要な脳と体の機能や内臓に、必要な血流の量を送り届けられるということなのです。(ドングリ5個くらいの効果です。) 生体防御システム(セントラルドグマ)が発動します。甲状腺ホルモンが分泌して女性ホルモン、男性ホルモンが分泌します。 “甲状腺ホルモン放出ホルモン”が出て、女性の心情の能力をつくるTRHや男性の性の欲求の権化といわれているGnRHが分泌されます。性の欲求が社会化されると恋愛の能力になるのです。 今、日本で女性の未婚、男性の未婚率の増加が大きな問題になっています。これは、右脳の交感神経が働いていないことが原因の一つです。会ったり、会話したり、表情を受けとめてアドレナリンの活力をつくり出すという活動の能力が全く不足しているように思えます」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「うさ子さん。クリをたくさん拾う効果というのはどういうものですか? 右脳の交感神経を働かせれば、身体の活動の能力が回復するから、引きこもりやニート、社会孤立無業者の人たちへの真実の愛のメッセージになるようですね。でもこれはドングリを5個くらい拾える効果だけのようじゃないですか。 クリを拾うというのが、ハンナ・アーレントのいう暗い時代に光を当てることですよね。 今、安部公房の小説の“共同体をつくれ”というモチーフが注目を浴びて海外でも人気で、インターネットで『もぐら通信』(月刊研究誌)が創刊されているって話です。 ハンナ・アーレントのいう“共同体”、吉本隆明のいう“共同体”のつくり方を分かるっていうのが暗い時代に光を当てることになるんですか?」 |
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●ポルソナーレのゼミの動画「you tube」(ユーチューブ)をご案内いたします
「日本経済新聞の『私の履歴書』欄に、テンプスタッフ(東証一部上場企業)の創業者、篠原欣子(よしこ)が、起業して40年、社員5970人、売上げ高2472億円、グループ会社55社になったと書いています。 ポルソナーレも、創業して40年ですが、you tube(ユーチューブ)の動画サイト https://porsonale.com/video.html ここでゼミの冒頭の場面をご紹介しているとおり、共同体は左脳、右脳ともに、ブローカー言語野「3分の2」の言語領域でこのようにつくり出される、ということを説明できるところまで到達しています。 これが、本当の世界性というものです。 you tube(ユーチューブ)の動画で目で見てもらえば分かりますが、哲学の説明する世界性を手に入れていただけます。 共同体意識の表象が、なぜ大事か?というと、ハンナ・アーレントは“誰(who)”という相手の正体が分かる、といっています。これって、“信用”と“信頼”の関係がつくれるっていう意味なんです。 “無縁社会”といわれて、孤立の中で死ぬべしと言っているのは上野千鶴子(『おひとりさまの老後』文春文庫、2011年)ですが、ハンナ・アーレントはそうは言っていない。 “人間関係の網の目”という“共同体意識”を脳の中で表象させよ、そうすれば“大衆社会”の中の“大衆化”(徹底した自己喪失)は解消するといっています。 クマ江さん、これって、クリの何個分くらいの効果になりますか?」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
●日本人も世界中も注目している「共同体」のつくり方を教えます
「クリ50個分くらいになるすばらしい効果です。 ハンナ・アーレントのいう“誰(who)”のつくる共同体は、“なになにをしてはいけない”という黙契と禁制の“行動中止”の共同幻想とは明らかに違うよね。 吉本隆明さんが書いた『共同幻想論』(角川ソフィア文庫、昭和57年初版)には、国家権力の起原の説明にはそういうことが説明されている。 しかし、その一方で、吉本隆明さんは、『個体・家族・共同性としての人間』(一九六七・東京医科歯科大学講演『情況への発言』、徳間書店『流砂』二〇一三年第6号、新田滋「吉本隆明の哲学的思考」より)で、人間の脳の言語野・交感神経の支配領域で成立する“自己関係づけ”と“自己抽象づけ”という脳の働き方を非常にわかりやすく、明快に説明している。 “概念”をつくる、“文法”をつくる、“文法構造”をつくる、“規範”をつくる、というようにね。 日本人の使う日本語は、大野晋や山下秀雄らの学者がいうように、已然(いぜん)と未然(みぜん)を構文(文法)として“主観”を言い表すから、吉本隆明さんやハンナ・アーレントのいう共同体や共同性とは全く無関係の脳の働き方をしている。 だから、ここさえ分かれば、今の日本・世界の投機的なマネタリズムのつくる徹底した人間の生命も消費の対象にするっていうアメリカの擬似哲学のプラグマティズムやイギリスの経験論(確率論)に解体されずにすむよね。 あ、そうだ、これって、クリ100個分の効果ですって上方修正します」 |
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●日本人の「生きられる時間」の回復のさせ方を教えます
「高い評価をいただき、ありがとうございます。 おかげさまで、ポルソナーレのゼミ生の現会員の皆様のあたたかい御支持をいただいて、脳の言語野、交感神経の支配領域の働かせ方を毎回、レクチュアさせていただいて、よりよい学習成果を上げていただいています」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「脳の言語野、交感神経の支配領域を働かせないと人間って、犬、猫、パンダ、タヌキなど動物一般の生きられる時間しか生きられないよね。 人間の生きられる時間は、脳の言語野・交感神経の支配領域がつくり出す。免疫システムを正常に働かせる、肝臓の解毒作用を正常に働かせる、精神的に苦痛なことや辛いことは脳内麻薬のエンドルフィンやベータ・エンドルフィンが快感に変えて解消する、というのが人間の生きられる時間の内容だ。 犬、猫、パンダ、タヌキなど動物一般にはこの生態防御システム(セントラルドグマ)が無い。だから人間の生きられる時間の半分くらいしか生きられない。 ポルソナーレのゼミの学習は、脳の言語野・交感神経の支配領域を働かせるから、まず、若年性の痴呆は防げるよね」 |
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●認知症(痴呆)のしくみと対策を教えます
「日本人の認知症(痴呆)は、65歳以上の人で462万人です。予備軍が400万人といわれています(平成25年6月2日、日本経済新聞。厚生労働省調べによる)。 認知症(痴呆)の中核症状は“もの忘れ”です。 短期記憶(勉強、仕事、会話の中で、話している人の言葉を憶えること)、長期記憶(自分が経験したこと、及び、経験そのものを現実に即して憶えること)の記憶障害です。 周辺症状が、うつ病や分裂病に見られる症状です。 平成25年6月22日の日本経済新聞に“心の病”の労災認定が増えていると報道されています。職場のいじめ、セクハラ、が増えて過去最多を更新しているそうです。 これは、脳の言語野・交感神経が働いていないことが原因で、脳細胞が死んでいるから異常な言葉や行動になるのは確かです。 こういうことも、一日も早く解消したいものです」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「いや、うさ子さん、おみやげにクリを10個もらったような幸せな気持ちになりましたよ」 |
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