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クマ江さん |
「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミで教える脳の働き方のとおりに話し方、書き方、説明の仕方を学習してみてください。そうすれば、身近な人と共に生きられて、社会の中でも自分らしく活躍できるようになります」という脳の働かせ方の対策がすばらしい人気。 人間の脳の働き方の本質と原理を完全に解明した生存と生き残りの知性が身につくとあって、現ゼミ生からも圧倒的な支持。 そこで、あなたにも、ぜひともご紹介!!!! (熊野クマ江) |
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クマ江さん |
●脳の働き方の証明
「うさ子さん、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、この平成25年10月、11月のゼミで、人間の脳の働き方の構造を成り立たせる原理を、解明できたって言ってるよね。 誰もが聞けばすぐにパッと分かるというものではないでしょうが、誰にも伝わる言い方をすれば、解明できたっていうのはどういうことなんですか?」 |
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「人間の赤ちゃんは、新生児から0歳6ヵ月、0歳8ヵ月にかけて、まだ言葉を憶える前に、共同体と共生の空間構造をつくります。 無藤隆の『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』(講談社現代新書)にさまざまな認知言語学者や発達心理学者らの観察や実験が紹介されていて、証拠をあげて証言されています。 三木成夫が『内臓のはたらきと子どものこころ』(築地書館)でいっているように、乳・幼児を人類の始まりにいちばん近いものとして想定すると、0歳8ヵ月くらいまでに、乳児の脳に『共同体』とか『共生』の空間構造がつくり出されるということは、人類は初めから脳の中に『共同体』や『共生』の空間構造をつくり出しているということになります。 これが、脳の働き方の本質なんですよ」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「『共同体』とか『共生』というのは、右脳・ブローカー言語野『3分の2』の言語領域に表象するんでしたよね。 それが、なぜ、脳の働き方の本質になるんですか?」 | |||||||||||
●吉本隆明、ハンナ・アーレントのいう「人間の生存の仕方」
「吉本隆明さんは、
『個体・家族・共同性としての人間』(『情況への発言』所収)で、『人間は観念の世界と人間的意識の世界をもつ。それが人間の存在の仕方である』といっています。 『観念の世界』とは、右脳・ブローカー言語野・『3分の2』のゾーンのことなんですよ。 ここには、『共同体』と『共生』の空間構造が恒常的(ホメオスタシス)に表象します。 観念とは、何かを思考の対象にするという意味です。『善悪の観念』といえば、善と悪を思考の対象にするということです。 したがって、『観念の世界』といえば『共同体』や『共生』を思考の対象にする、ということです。 思考の対象にするのは何か?というと、それは左脳のブローカー言語野『3分の2』の言語領域なのです。 視覚の神経機能のY経路のゲシュタルト形態原理が『右脳』から『左脳』に移行させます。 吉本隆明さんのいう『人間的意識の世界』とは、『左脳・ブローカー言語野・3分の2の言語領域』のことなんですよ」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「前回のうさ子さんのお話では、視覚神経のY経路には、ゲシュタルト形態原理の機能があるということでした。このゲシュタルト形態原理の中に『運動の錯覚』という機能がある、これが『共同体』と『共生』を認知して、長期記憶のゾーンに記憶する、そして恒常的に表象するということでした。 右脳・ブローカー言語野『3分の2』は空間構造としての『共同体』と『共生』をつくる、そして、恒常的に表象する、この『共同体』『共生』の空間構造を、ゲシュタルト形態原理は、左脳・ブローカー言語野『3分の2』に移行して空間概念をつくる、この空間概念は、ゲシュタルト形態原理のプレグナンツ(論理性、体系性、法則性)によって一般法則や常識としての法則の学習を可能にするということでしたよね。 ハンナ・アーレントや吉本隆明さんの言う人間の存在の条件、もしくは人間の生存の仕方というのは、プレグナンツの論理思考や体系的な思考の能力が法則性のことを分かる『知的な能力』『知的実力』のことなんですか?」 | |||||||||||
●人間は「共同体」「共生」のために思考する、そして活動する
「少しだけ違うんですよ。 今の現代社会の政治や経済は、論理や法則だけを分かる、コンピュータなどを使って体系的に思考することだけ重要視しています。その典型が金融資本の独占意思を実現するアベノミクスや日銀の異次元の金融緩和などです。 彼らは、『帰納法』の論理を確率理論で拡大して、『金融資本』の存続のためだけに良いことを追求しています。 『左脳・ブローカー言語野・3分の2』の言語野でつくり出す理論や学的な知性は、『主観』も言い表すのです。 これは、ヘーゲルが『精神現象学』(平凡社ライブラリー)で説明しているところです」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「副島隆彦さんが
『帝国の逆襲』(祥伝社)で、アベノミクスや日銀の異次元の金融緩和を批判しているよね。マネージャブジャブの供給でインフレのための需要をつくり出そうとしている、需要をつくれる筈もないのに国民のお金を株やら国債につぎこんでいる、さらに年金の資金も株式につぎこもうとしている、二〇一五年くらいには国債は暴落して、日本人の貯金が跡形もなく蒸発してしまうぞ、と警告しています。 これは、『左脳・ブローカー言語野・3分の2』だけの理論の展開とは違うんですか?」 |
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「副島隆彦さんは、吉本隆明さんやハンナ・アーレントのいう『共同体』や『共生』を思考の対象にしているんですよ。 思考の対象にするというのは、どういうことかというと、ちょうど楽器の演奏でいうと『伴奏』に当ります。『共同体』『共生』を主題および文脈にしています。 この『共同体』『共生』についていつも、どんな時にも考える、ということを副島隆彦はおこなっています。これが『人間の存在の仕方』です。そして『人間の生存の仕方』です」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「人間の脳は、『右脳・ブローカー言語野・3分の2の言語領域』につくられている『共同体』『共生』を、『左脳・ブローカー言語野・3分の2』の言語領域が思考の対象にする、それが絶対の条件である、というのが、ポルソナーレが解明した人間の脳の働き方の全体と本質であり、原理であるということなんですか?」 |
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「そのとおりです。 人間がものを考えたり、書いたり、話したり、説明することには、客観的な判断の基準というものがなければなりません。 人間が生存していくこと、新しい世代の人間が、前の世代の生きてきたことを継承しながら生きていけることが判断の基準になるのです。 その具体的な基準が、0歳8ヵ月からつくられている人間の脳の中に表象している『共同体』であり、『共生』なのです」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「人間が生存していくには『共同体』が必要で、『共生』も必要だから、人間の赤ちゃんは、新生児の生後一ヵ月から『右脳・ブローカー言語野・3分の2のゾーン』に『共同体』と『共生』の空間構造をつくっているんですか?」 |
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「まさしく。 脳の働き方とは、『共同体』と『共生』のためにだけ働く、というメカニズムになっているのです。思考すること、活動すること、行動することは、『共同体』と『共生』が真か偽(ぎ)かの判断の基準になるんですよ」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
●「社会」は「共同体」ではない。だから「共同体」の思考をつくれ
「うさ子さん、『社会』は『共同体』とは違うのかな?それとも『社会』と『共同体』とは同じなの? 現代人は、全て、経済社会の中で生きているよね。仕事に行く、働きに行くことと、『共同体』に参加することとは同じなんですか?」 |
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「『社会』と『共同体』は全然別のものです。『社会』は『共同体』ではありません。 『社会』は、『共同体』に擬(ぎ)してつくられたものです。擬(なぞら)えられています。古代ローマの頃に『社会』がつくられました」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「『社会』といえば『経済』のことだよね。 『経済社会』は、人間が労働をおこなうことを目的にして組織に参加しているよね。労働の生産物の余剰の消費物を手に入れている。労働とは、人間が自分の生理的身体だけを生存可能にすることを期待させている。 実際は、生存は必ずしも可能ではないけれどもね。 じゃあ、『共同体』ってどういうものなんですか」 |
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●「共同体」とはこういうものである
「『共同体』については、ハンナ・アーレントが
『全体主義の起原』(3)(みすず書房)で定義しています。 共通の利害、もしくは、共通の目標として設定された有限の達成目標を媒介にして成り立っている組織に自らを構成すること、というのが定義です。 人間は、そのための言葉を左脳・ブローカー言語野『3分の2』のゾーンにつくります。これを一歳半の乳児の時期から始めています。 ベクトルとは、生物、無生物など、物の動き方の認識のことなんですが、このベクトルを通して乳児は論理思考や法則性の言葉を手に入れています。イメージスキーマといいます」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「日本人は、日本語の文法が已然と未然で主観を言い表すから、『共同体』のために思考したり、話したりはしないよね。常に『自分自身にとって』というように、『自分』のために思考したり、話したりしているね。『共同体』のためにものを考えることができないから自分は存在しないも同然、自分には生存の能力も無いも同然、という社会現象が起きているわけだ。 うさ子さん、『共生』って何ですか?」 |
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「『共生』には、片側利益、両方利益があります。 『愛着』や『同期・同調』が『共生』の空間構造です。人間は、生存のために、パートナーとなる人間と全く同じ身体機能の働かせ方をするのです。 同じ呼吸の仕方、同じ心拍数、同じ身体動作から始まって、パートナーと一定度の距離関係を保つ、自分の話を全肯定で聞いてくれる相手を必要とするというのが『共生』の空間構造です。 これが、語り合う、活動を評価し合う関係になると『共同体』の構成要素になるのです」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
●日本人の病理の分かりやすい理解の仕方
「ここで日本人の脳の働き方について確認しませんか。吉本隆明さんが、『自己意識は時間性で測られる』って言っているよね。日本人の脳の働き方のことだよね。 『時間性で測られる』って、何のこと?」 |
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「欧米語には『過去形』『現在形』『未来形』という文法があるじゃないですか。 日本語を使う『ブローカー言語野・3分の1』のゾーンにはこれが無い。 時間性って、欲求や欲望、気持ちの動機のことです。日本語に『時制』が無いとは、『過去のことが未来も起きている』という倒錯の思考を当り前にするんです。『時間性で測る』とは、『過去形』『現在形』『未来形』によって意味や価値を言い表すってことなんですよ」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「これから日本も世界も経済社会は、弱者を格差の奈落に突き落すことが予測されるよね。多くの日本人が、ポルソナーレの現ゼミ生の皆様と同じ脳の働き方を手に入れてほしいものだと、切に願うよね」 |
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