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クマ江さん |
ポルソナーレのマスターカウンセリングの技法をご紹介します。 マスター・カウンセリングは、アマゾン・ドット・コムの顧客本位と同じ利点、利益の実現の技法です。脳の働き方にもとづく心身の健康、経済力、対人能力が、相談者だけではなく、カウンセラー自身にも身につくのでマスター(全方位)です。 具体的にはどのようなもの?と知りたい人のために、相談の事例をあげて、利点、利益をご紹介します。! (タカラヅカ・トップスター、熊野クマ江) |
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クマ江さん |
●《個別の相談の利点と利益》
「私は三味線の師匠で主婦。父親はアル中で病死、姉は対人恐怖症の果てに自殺。私は、頭の中がゴチャゴチャ、ボーッと霞がかかって回転が鈍い状態です。私は、明るく、おおらかに生きていけますか?」(45歳・女性)
(藤田知子(45歳・女性)、三味線師匠、主婦。夫(48歳、建築業自営)、長女(中三)、長男(小六)。伊勢原市八幡台) (謹告・匿名です。住所、職業、団体も匿名です。相談の内容も再構成しています。特定の人物や相談の内容とは全く無関係です) 私が今、困っていることを簡単に整理してみます。 私は、人間がわずらわしいという気持ちがいつもあります。 私は、人と何を話していいのか、といつも気を遣っていて、疲れています。ちょっとしたことで、いつまでもクヨクヨします。人から何かを言われると、私が何か悪いことを言ったのではないか?気がつかないうちに言ったことで悪く思われているのではないか?と憂うつになっています。 家を出て、人の中に入るとひどく緊張して違和感があります。 心臓がドキドキして逃げて帰りたいという思いにとらわれることがあります。 精神的に不安定で、今日は気持ちが落ちついているなと思っても、急に不安になって人の視線が気になったり、人から自分はどう思われているのか?など同じことばかりに固執して、同じことばかりをとめどもなく考えつづけていることがしょっちゅうあります。 私は、人間関係というものが、気まずく感じると精神的に不安定になっていつまでもギクシャクしてなかなか修復できなくなるので、自信がありません。 私がこのような性格になったのは、原因といえるのかどうかは分かりませんが、父親がアルコール中毒で家の中で諍(いさか)いが絶えなかったことの影響があると思っています。その父親は、アルコール中毒がつくる内臓の疾患で病死しました。母親も体が弱くなり、いつも寝込んでいました。子どもは全くのほったらかしで、親がかくべつのことをしてくれたという記憶がありません。 私には五歳年上の姉がいました。医療関係の仕事をしていましたが、私が二十八歳の時に自殺しました。遺書もなく、なぜ、何の楽しみもなく、いいことは何も経験せずに分裂病になったまま逝ってしまったのか?と思います。 私は、三○歳の時に結婚しました。これで私もやっと安心できる家庭がもてると思いました。私は三味線を習っていましたので、家で教えています。 結婚したあたりから、頭の中がゴチャゴチャとしだして、自分でも何を考えているのかよく分からなくなり、自分でも正常な状態ではないと思い、病院に行きました。 父親は、生前、アルコール中毒で入院と退院をくりかえしていました。姉も対人恐怖を主訴とする分裂病で薬を服用していました。 また、父の姉は、今も、長い間、精神病院に入院中です。 私も、いつも頭重感があります。いつもうつうつと気が晴れなくて、頭に霞がかかった状態になっていて、頭の回転が鈍く、ボーッとした感覚にとらわれています。 私も、父親の家系の精神がおかしくなる血筋を引いているのではないか?ととても心配になることがあります。 すると、子どものこともあれこれと心配になります。子どもにも私のボーッとした状態が悪く影響して、不安定な性格をつくらせたのではなかろうか?と何かにつけて心配になってしまうのです。 このような私ですが、人生も折り返し点を過ぎて、これからの後半を、大らかに、明るく生きていけたらと心から願っています。 |
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クマ江さん |
■ポルソナーレの《マスターカウンセリング》の方法についての解説をお伝えいたします!!●相談者の脳の働き方の「否定面」を説明します「うさ子さん、藤田知子さん(45歳、仮名)のカウンセリングは、今のポルソナーレは、マスターカウンセリングの方法でおこなっているんですよね。 そのマスター・カウンセリングとは、どのようなものですか?」 |
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「今までのカウンセリングは、藤田知子さんのような相談の事例では、相談者の話すことをよく聞いて、この中からご本人の困っていること、悩みとしていることを主訴としてとりあげていました。 病院の治療と同じ発想ですね。 藤田知子さんによる相談の事例に即していいますと、『人間がわずらわしいと、いつも思っていて、不安定な気持ちである』、『人と何を話していいか分からず、自分が話したことを、他者は悪く思っているのではないか?と気に病んでいる』『頭の中に頭重感があり、ボンヤリして頭の回転がニブイと自分では思っている』『生育歴の中の家庭環境が悪く、父親はアルコール中毒患者だった、姉は対人緊張が昂じて自殺した、母親は心身のコンディションが悪く寝込みがちの女性だった』といったことが、カウンセリングの対象になるでしょう。 薬物療法や心理学系のカウンセリングは、『頭重感がある』『対人関係の中の強迫観念』を対象にして、その自分でも不合理と思えるイメージや言葉がひとりでに思い浮んでいる、という心的な状態の改善にとりくんだはずです」。 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「今までのカウンセリングだと、相談の事例の藤田知子さんの相談は、どうなるんですか?」 | |||||||
「強迫観念という診断になるでしょう。自分は、人と話すのがニガテで、ちゃんと話せないし、相手の人の話を正確に聞きとることができない、相手は自分のことを悪く思っているに違いない、というように、怯えている自分のイメージが固定的に、常同症的に思い浮ぶし、思い浮びつづける、というのが強迫観念です。すると、現実のものごとを見ているのに見ていない、人の話を聞いているのに聞いていないという離人症という心的な状態になります。ここに、他者の目、他者の声や言葉が共時的に思い浮ぶときが、幻聴となり幻覚となるという関係妄想が出現する、と診断されるでしょう」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「相談者の藤田知子さんは、幻聴とか幻覚といった関係妄想は出現していないけれども、人と話すことが疲れるとか、人に気を遣うとか、人は自分のことを悪く思っているんじゃないか?と、かなり主観の言葉でものごとを考える病理が進行していますよね。これって、アル中だった父親とか、神経症の様態でしょっちゅう寝込んでいた母親から負の学習をして、その負の学習が、負の経験となって出現しているっていえないんですか? 藤田知子さんのものの考え方の特徴というものを説明するっていうポルソナーレの指示性のカウンセリングは、ここでおこなわないんですか?」 | |||||||
「昭和50年代までの日本の精神医学はそれをおこなってきました。そしてポルソナーレも必要に応じて、現在も、そのような指示性のカウンセリングをおこなっています。 ところが、この10数年ほどの歳月をかけて、人間の脳の働き方のメカニズムと言葉の生成のシステムを研究して、脳の『ハードウェア』と『ソフトウェア』の両方のしくみを解明してみると、とくに日本人の一部の人を除いて、多くの人は、因果関係の説明の言葉を全く理解できないことに気づいたのです。 理解できないとは、記憶できないという意味です。 また、記憶できないとは、説明の言葉を断片的に記憶して、その上、この言葉の意味はこういうことじゃないか、とか、この言葉の意味は全く分からないから、正しく理解すること放置して無視する、ということをおこなうということです。 すると、強迫観念は解消しないし、そのうちにもっと症状が悪化します。 そして、藤田知子さんの相談の事例に即していうと、父親がアル中で内臓の疾患を深めて病死するとか、姉の自殺のように、脳の中に『バッド・イメージ』と『美化のイメージ』が日常的に表象するようになると、パッと裏山で首を吊って自殺するということが必然として行なわれます。 母親が寝込みやすい、そしてどんどん衰弱しているのは、自律神経の副交感神経が過度に優位になっているのが原因です。血管の中の血液に生化学物質のアセチルコリン、ヒスタミン、セロトニン、ロイコトリエン、プロスタグランジン、コレチストキニンなどが滞留して、自己免疫疾患が発生しているという現象が起こっています。対策は、家の中でゴロゴロしてはいけない、過去のことをじっと考えつづけてはいけない、などが基本です。そして、認知バイアスや確認バイアス、肯定性バイアスの思考をおこなうと必ず発生する病理症状なので、中止することをアドバイスします。しかし、中止することの理由や根拠の説明の言葉を全く記憶できないので、『バッド・イメージ』や『美化のイメージ』がつくり出す快感のドーパミンの分泌を選択して、藤田知子さんの母親は心身の衰弱に身を任せているし、姉は裏山の木にヒモをかけて首を吊ったし、父親は好んで酒を飲みつづけて、やがて一滴のアルコールも受け付けられなくなって内臓を壊し、苦痛の中にバッド・イメージの快感を得て病死したのです」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「一部の人を除いて、圧倒的な多くの日本人は、なぜ、病気になることを好み、病気で衰弱して、独力ではトイレにも行けない、ベッドから起きて歩くこともできない、入浴して身体を洗うことも苦痛になるのはなぜなんですか?」 |
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「日本人の多くの人は、藤田知子さんの相談の事例に見るように、人間関係と言葉を主観でしか認識しないのです。主観とは、ジョン・ロック(イギリスの哲学者)のいう物事の『第二の性質』の理解のことです。音、色、香、味を認知して、この認知を内容にして現実の全てを理解する仕方のことです。ロックのいう『第一の性質』(客観を成立させる法則、論理、規則のこと)は、記憶できないのが多くの日本人の脳の働かせ方です。すると、誰もがコルサコフ健忘症の『逆向性健忘』(学習しても、学んでも忘れる)『前向性健忘』(目の前の人の話している言葉とその内容を、すぐに忘れる)のまま生活しているし、会話しているし、人間関係を毎日、壊しながら、藤田知子さん、その父親、姉、母親と同じように生きて、病気の快感のドーパミンの中で斃(たお)れているでしょう」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
●談者の脳の働きの「肯定面」を説明します
「じゃあ、ポルソナーレの新しいカウンセリング・メソッドのマスター・カウンセリングでは、藤田知子さんの相談の事例は、どんなふうにとらえるのですか?」 |
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「人間は、誰でも、0歳8ヵ月から0歳10ヵ月の乳児の時期に、脳の言語野の『ブローカー言語野・3分の2の言語野』に『共同体』と『共生』の空間構造をつくり出しているのです。『右脳』には『空間構造のイメージ』、『左脳』には『空間概念の法則、規則、論理』を長期記憶として学習して、表象しているのです。 人間のこの『共同体』『共生』の空間構造と空間概念は、ギリシア哲学者のプラトンがこなごなに粉砕して、人間を支配する者、支配される者に分類して『支配する』という概念と理論の権威になりました。 すると、以降、世界は、共同体と共生の替わりに『支配』ということが最も安全で、『支配される』ということが最も理想的な生き方に変わったのです」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
●談者の脳の働きの「肯定面」を説明します
「しかし、『共同体』『共生』というのが、人間にとっての本質であると、吉本隆明さんも言ってるし、ヘーゲルの『精神現象学』にも書いてあるよね。フッサールだって言ってるし、ハンナ・アーレントも『人間の条件』に書いている。 人間の脳は、『共同体』をつくるから力を合わせて助け合うし、困った人を全力で救っているよね。 最近では、アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスが『商品』を『カテゴリー』即ち『共同体』として現前化させている。グローバル・スーパーリッチの人々は、全員、この『共同体』『共生』を脳の中に優先させて自分にもい他者にもよく見えるように表現して超富裕層のグループをつくり出しているよね。 ポルソナーレのマスターカウンセリングは、ギリシア哲学者のプラトンがつくり出した『支配』と『被支配』の脳の働き方を転倒して、独力で心身の健康、経済力、最も望ましい人間関係の能力をつくる脳の働き方を実践するっていうものなんですか?」 |
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「相談の事例の藤田知子さんの場合でいうと、『わずらわしくない人間関係を求めていること』『会話でも、自分の言ったことをよく聴いてくれて、また、相手の話すこと、内容とか発言の言葉が鮮明に記憶されて、その言葉の中で仲良くできること、互いに安心したり信頼し合える表現を求めていること』というのが、『共同体』および『共生』になるのです。 藤田知子さんの場合、このような言葉は、アマゾン・ドット・コムの商品(=カテゴリー)のように、ロックのいう『第一の性質』を表現するので、アマゾン・ドット・コムが収入を増やしてスーパーリッチになったように、強力な経済力になるのです」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「初めて聞くので質問したいんですけど、『共同体』と『共生』が、いったいなぜ、強力な経済力になるんですか?」 |
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「売るもの、買うものには生きていく上での必要な価値があります。この価値は、消費するものも、耐久性のあるものにも共通している、と哲学は教えます。日本人は、商品というと可愛いとか、おいしい、キレイ、おもしろい、楽しいといったことが価値だと思いがちです。 しかし、哲学が保証する商品(サーヴィスも)の価値とは、『どのような?』と問いかけて、その答えの肯定と否定の両方を含む『有用性』のことなのです」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「それって、アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスが商品のことを『カテゴリー』と言っている主旨と同じだよね。インターネットでアマゾンの『カテゴリー』(商品)の説明を見ると、『どのような?』の問いに答えるために、使用者の使用の因果律の答えとして否定面と肯定面の両方のコメントを紹介しているよね。これは、『AというものはBということである。なぜならば…』の抽象名詞による演繹を導き出すよね。 この説明と証明は、『世界性』を意味する。 すなわち『共同体』ないしは『共生』であるわけだ」 |
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「相談の事例の藤田知子さんの場合は、わずらわしくない人間関係の法則を『AというものはBということである。なぜならば…』の文型で言い表すと『Aというもの』『Bということ』が『共同体』『共生』となり、悩みごとはこの中で克服のテーマとなり、課題となります。 課題を『方針』に立てると、たちまち価値ある人間関係や経済力を脳の中につくり出せるのです」 |
うさ子さん |
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