全日本カウンセラー協会 ポルソナーレ


吉本隆明『心的現象論序説』による心的異常と心的病気の検証
●《個別の相談の事例》にみる日本人の心的異常と心的病気
クマ江
クマ江さん

私は女子高校生。母親の影響で中学は不登校になり、人間関係に自信がなくなりました。母親と同じように私もウソを言い、ゴマかして、その日暮らしで生きています。私の人生は、母親と同じになりますか?

うさ子
うさ子さん


人間は、誰でも空間性のつくる脳の働きで生きている。
脳は、『ハードウェア』と『ソフトウェア』の二つで働いているが、
『ソフトウェア』の働きがダメになると異常が起こり、病気をつくるという。


クマ江
クマ江さん
全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリングの方法
 日本人の脳の働き方を、個別の相談の事例に見て、「自分の異常、病気は誰にも知られていない、だから正常そうにふるまっている」と思っていても、そのじつ、こんなにも異常と病気。
 「私の異常と病気は誰もが見ていて、誰もがこんなに避けて、嫌って、遠くから見ていた!!」という真実。
 たしかに多くの日本人は心的な異常と病気の人ではあるけれども、だからといってあなたの異常と病気が許容されているわけじゃない。
 そこで、あなたのためにポルソナーレのマスターカウンセリングの方法をご紹介!!

(ポルソナーレの熊野クマ江)
 


クマ江
クマ江さん
(謹告・匿名です。住所、職業、団体も匿名です。相談の内容も再構成しています。特定の人物や相談の内容とは全く無関係です)
①私は、今、高校1年生の女子です。高校1年生といっても、通信制の高校です。通学制の高校は、中学3年生をほとんど不登校ですごしたので、通学することに自信がなく、時々、通学するだけでいいという制度の高校に行くことに決めたのです。
 だいたい高校に行くのは日曜日です。一種のスクーリングの授業です。これくらいだったらなんとか通学できると思い、4月から通っています。日曜日だけですから通っているという言い方はあたりません。

②私が、なんとか通信制の高校でも学校に行って授業を受けられているのは、中学の3年生の時に同じクラスの同級生で、同じように不登校になった山田広子さんと一緒に通学しているからです。
 私は、近所の人と会うのが怖いと思っています。スクーリングに行くときも、近所の人に会わないかな?と不安になり、気分が悪くなります。そしてほとんど息ができないくらいに緊張します
 私は、男の子にも緊張して、男子生徒の前では自然に行動できません。男の子から話しかけられると怖くて、体が震えます。
 私は、話すときに、自分の言葉や表情がとても気になります。相手の表情も気になります。そして、相手も自分も、会話の時に黙ってしまうと、胸がドキドキして心配になります。話した後は、なにかまずい言い方をしたかな?と気になってクヨクヨします。そして「この人はニガテだ」と思う人が来ると、その場を逃げ出したくなるくらい緊張します
 だからメールでも、ニガテな人からのメールは、全く読みません。電話には、出ません。
 私は、自分の本当の気持ちを言えないのです。嫌なことでも断れないと、断れない時は、嘘をついてゴマかすということをおこないます。

③通信制の高校のスクーリングに一緒に行っている山田広子さんとは、最近、仲が良くなりすぎて、本当の自分を知られてしまい、山田広子さんが私にたいして思っていることを考えると、怖くなりました。
 仲のいいはずの山田広子さんにでも自分の話している言葉、表情に気をつかいます。
 山田広子さんは、私にいろいろと本当のことを話して相談します。私は、山田広子さんに本当のことを言えません。でも、山田広子さんは、私の考えていることを全部知っているようで怖いのです。
 山田さんは、私に、「東山さん、今、こう思ったでしょー」とよく言います。それが全部、当っているのです。それから、山田広子さんと私では、考えることがほぼ同じなんです。
 もし、私が、近所の人とかに笑顔であいさつをしたとしたら、山田さんは、今まで、近所の人にあいさつなんかしなかったのに、急にあいさつなんかして、何考えてんの?私の前でカッコつけてんの?と思っているに違いないんです。だから山田さんの気持ちがすごく怖いんです。
 だから、こういうことを考えてないで、自然に、積極的に何でも話せて、誰からも好かれて、誰からも可愛がられる女の子になりたいんです。

④私がこんなふうな性格になったのは、たぶん、母親の影響ではないかと思っています
 私の母親は、私が小学校2年生の時に家出しました。
 父親にも誰にも何も言わずに、突然、家からいなくなったのです。
 母親は、一週間くらいして帰ってきました。家を出た理由は、消費者金融ローンにお金を借りて、返済できなくなったためです。何にお金を費やしたのかはわかりませんが、たぶん、「買い物依存症」になって、消費することが止められなくなったのだと思います。
 インターネットでいろいろな商品を見ていて、クリック一つでどんどん買えるので、おもしろくなって依存症になったのだと思っています。

⑤その後、母親は働きに出るようになりました。毎日、帰宅は、夜、7時ごろです。
 近所の人たちに、母親が家出したこと、買い物依存症で借金をしたことなどのことが知れ渡りました
 母親は、この頃から近所付き合いを全くしなくなりました
 母親は、今でも、「こんな所、いたくないよ。近所の人たちが嫌だ」と言います。
 外に出るときは、いつも父親の車に乗って出かけます。
 近所の人に会ってもあいさつもしませんし、会うといつも下を向きます
 母親は、私が中学生の頃も、家出しました。父親にも内緒で、大阪まで行き、働いていたそうです。
 私は、小学生の頃も、中学生になっても、いつ母親が家を出て行くか?と心配でたまりませんでした。
 母親は「東京か、沖縄か、北海道かに行こうかな、誰も知った人がいない所、誰も探しに来ない所に行こうかな」と時々、言います。これが、まじめに言っているのか、冗談で言っているのか分からず、不安で、心配です。
 私も、大人になったら、母親のような性格になるのでは?と悩んでいます

⑥私が小学6年生の時、「卒業式には絶対に行くよ」と母親は言いました。私はすごく嬉しかったのです。しかし、母親は、卒業式には来ませんでした。家に帰ると母親は寝ていました。
 このとき、初めてショックというか深い悲しみを味わいました。
 中学生になった私は、大勢の人の中に入っていけず、自分の消極性がとても気になるようになりました。
 相手の表情が気になり、何も言わずにじっと相手の顔を見つめるか、無表情で視線をそらしてソッポを向くので、相手から嫌がられて、避けられるようになったのです。
 中学の頃は、よく嘘をついて学校を休むようになりました。休んだ次の日は、「東山さんって、よく学校を休むね」と思われているようで、不安と緊張でいっぱいになります。次の日、またズルズルと二、三日、つづけて休みます。家にいると「みんな、私がズル休みをしているって知っているだろうなあ」と思い、その日から、本格的な不登校になりました

⑦不登校になってから中学2年生になりました。
 中学1年生の時同じクラスだったAさんとBさん、Cさんが家に遊びに来てくれました。「明日は、学校においで」と言うので、この子たちは真の友だちになってくれるのではないかと思い、次の日、思い切って学校に行きました。みんな、思ったよりも喜んでくれて、ホッとしました。そして、AさんとBさんのグループに入りました。
 一週間ほど学校に行きましたが、自分からは人間関係に入れず相手が呼んでくれないとグループにも入れず、会話にも入れませんでした。
 「この子たちの明るさには私はついていけないな」と思い、また不登校になりました。

⑧私は、中学3年生になりました。不登校でも、進級できたのです。3年生のクラスには、幼稚園のころから仲のよかった山田広子さんと同じクラスになりました。山田広子さんと同じクラスならやっていけるかもと思い、Cさんに誘われて学校に行ってみました。
 私はまたクラスで一人ぼっちになりました。
 私は、せっかく山田広子さんと同じクラスになったのだからと思い、山田広子さんに電話して「明日から一緒にいてくれない?」と言いました。
 山田さんは、「私も休み時間、行ってあげたいけど、Cさんがいるから悪いと思って」と言いました。
 Cさんは、私が山田さんといても、私を呼んで私をふり回します。
 そこで私は、Cさんに「いろいろとCさんには親切にしてもらって嬉しかったけど、私はCさんにはついていけません。今までありがとう。ごめんなさい」とメールを送りました。Cさんは、「今までごめん。もう一度やり直して」と言ってきました。私は山田さんといるときがいちばん安心できて、話が合うので、Cさんの「やり直したい」というのを断りました。
 次の日、学校に行くと山田さんは、Cさんに大声で悪口を言われたそうです。それから山田さんは登校拒否を始めました。
 私はまた一人ぼっちになりました。そして一緒に不登校になりました。
 中学の卒業式には、私も、山田さんも出席しませんでした。

⑨私は通信制の高校で、日曜日だけスクーリングの授業に行っています。
 このスクーリングは、山田広子さんと一緒に行っていますが、山田さんが休むと一人では行けません。他の女の子たちは、「いつも山田さんとくっついているのに、今日は一人だからなれなれしくくっついてきているよ」と思われそうで、一人でグループに入っていけません。そう思うと、一人になるのが怖くて、一人になるのが嫌で、とうとう学校に行けなくなりました

⑩私の母親は、今、働くのを止めて家にいます。そして、買い物は全部、私に「行ってちょうだい」と頼みます。
 「あの店の人に会うのが嫌や」と言います。行きたくないと言うと不機嫌になります。
 近所の人に挨拶はしないし、近所の人の姿を見ると隠れます。母親はすごい対人恐怖症です。
 玄関に人が訪ねてきても、絶対に出ません。
 電話も、相手先の表示を見て、いちいち着信拒否にしたり、留守電の機能に応対させています。
 こんな母親を長年見てきて、このごろは顔を見るのも嫌になっています。母親が嫌いで話したくなくなりました。
 私の母親は、このまま年をとると、どういう病気になるのか、それもとても心配です。
 
クマ江
クマ江さん

■ポルソナーレのマスターカウンセリングの方法をご説明します!

うさ子さん、女子高校生の小学生から中学生にかけての個別の相談が紹介されているけど、ずいぶん長い手紙だね。女子高校生とか中学生は本当に、こんなふうに感じたり、思ったり、考えているの?
 
 
相談の内容は合成して再構成していますが、内容は事実、このとおりです
うさ子
うさ子さん
クマ江
クマ江さん
母親がひどく病的だよね。父親のことは書かれていないけど、病的、かつ心的異常をもつ家の中の人間と人間関係を放置しているよね
 
 
日本人の母親も父親も、一部の人を除いて、ほとんどの人の誰もが、『欲の脳』といわれている『視床下部』のつくる『欲』をものの考え方と行動の根拠にしている、それが、親から子どもに連鎖しているということがよく分かるケースです
うさ子
うさ子さん
クマ江
クマ江さん
でも、この相談者の女子高校生も対人恐怖の母親も、普通に暮らしているよね。食事もしているし、風呂にも入っているでしょう。おかしいのは、高校に行かない、社会に出ない、近所の人に会わずに隠れるということだけだ。当の本人がこれでいいんだと思えば、ただおかしな人だ、おかしな母と子だ、病的な人だから関わらなければいいじゃないか、というように生きているね
 
 
人間の脳は、0歳8ヵ月までに『客観』という『空間構造』と『空間概念』をつくっていますが、多くの日本人は、これを『』をつくる脳の『視床下部』の中をあっちこっちと動いて、『食べすぎる』『食べたくない』『性をしたい』『性ができない』『物欲に走る』という生き方をして『客観』を壊す日々を過しています
 

うさ子
うさ子さん
クマ江
クマ江さん
それが、吉本隆明さんのいう『心的異常』と『心的病気』だ。誰もが、自分の心的な異常や心的な病気は気づかれていない、知られていないと思っている。相談者の母親のように、社会の中で人に知られてしまったと思った人は、家の中に閉じこもるようになるね。
しかし、相談者のいうことを聞くと、家の中の人間どうしも相手の異常や病気を嫌い、逃げたり、避けるようになっているね
 
 
人間は、原則として、脳の中に『客観』の空間構造と空間概念をつくっています。これをどう壊しているのが異常で、どう学習していないのが病気か?ということを分かって、改善するのがポルソナーレのマスターカウンセリングの方法です
うさ子
うさ子さん
クマ江
クマ江さん
少子高齢社会、経済の格差の中で、豊かになるための学習法ですよね
 

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