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クマ江さん |
「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミで学習して、日本語を知的能力のために使って、脳の働き方を知的精神をつくり出せるように変えてください。 そうすれば、心身がゆるみ、たるんで弛緩しません。 教え、学び、育てる知的能力、どんな困難な相手とも対話できる日本語の能力を発揮できる脳の働きに変わります」 という、本物の指導者のための『カウンセラー養成ゼミ』、女性の知的魅力のための『ゼミ・イメージ切り替え法』が、設立以来40年間根強い人気。 そこで、あなたと、あなたの愛する人の未来の安心と安全を約束する真実の愛のメッセージ! (熊野クマ江) |
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クマ江さん |
●曽野綾子と金美齢の偽善
「うさ子さん。2月18日付の日本経済新聞に、日本にはニートが63万人(12年間平均)、孤立無業者が162万人、未婚で仕事も通学もしていない人が256万人という調査が載っていたよね。 見たでしょ? 曽野綾子と金美齢(きんびれい)が、『この世の偽善』(PHP研究所)の対談で、日本人のこういう孤立について甘えているとか、働こうという意欲を示していないとか言っているけど、カウンセリングの見地からはどうなのよ?」 |
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「曽野綾子と金美齢は、倫理的に正しいことを言っていますね。 正しいからそのとおりであるとはいえない。 彼女らは、善をしゃべっているつもりでいるのだろうけども、正しいことをしゃべれば、それが即ち偽善になるってことに気がついていないんですよ」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「派遣村に集まった人に働く場所を提供する企業があったのに、ほとんどの人が生活保護に走ったってことを批判しているよね。この批判は正しくて、善なのか?」 | |||||||||||
「正しいのです。しかし偽善です。 生活保護を申請した人たちは、日本語の文法のとおりに行動して身動きがとれなくなったんですよ。曽野綾子らは、その日本語を使ってものを書き、しゃべって日本語の模範を示してきている。 その責任を自らに問う知性が無い。日本語の文法の主観のとおりに行動している若い世代の生活保護の申請を、働く意欲が無いと、同じように主観で判断して言うべきじゃないと思いますよ」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
●対人恐怖の“恐怖”の正しい意味
「昭和50年代の日本の精神科医らは、日本人だけの心の病の対人恐怖症を幅広く捉えているよね。グループに参加できない悩みから、自分で決めた計画を実行できない悩みまでをカテゴリー化している。 仕事に行けないとか仕事に就く気になれない悩みまで対人恐怖症に含まれているよね。 ニートや孤立無業者も対人恐怖症候群に入るの?」 | |||||||||||
「小川捷之(かつゆき)や三好郁男(精神科)は、対人恐怖症候群だと定義しています(注・『現代のエスプリ』昭和53年1月№127号)。 対人恐怖症とは、悪平等の対人意識にもとづくと言っています。 自分と親とは平等である、生徒は教師と平等であると思っている。 社員は、社長と平等であると思っている。 ニートは、働いている人と自分は平等だと思っている。 この悪平等意識が自分を大切に思い価値ある人間だとうぬぼれて自尊する自己像をいつも頭に思い浮べている。 これが対人恐怖のほんとうの実体です」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「話はよく分かったけど、対人恐怖って、何を恐いって思っているの? 何も恐がってはいないように見えますよ」 |
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「何かを恐がるから対人恐怖であるのではありません。 日本語の文法は、外扱いと内扱いをつくります。 外扱いは、①恐怖、②畏怖、③畏敬、④尊敬、の四つの段階があります。 敬して近づかない、が外扱いによる対人意識です。 ①の恐怖は、分からないもの、理解できないこと、知らないことには「近づかない」という意味です。 したがって、仕事の中の知性でも人間関係をつくる媒介の法則でも、人間の心や精神のしくみでも、分からないことだから近づかない、ほったらかす、成り行きにまかせる、ということが恐怖の正しい意味です。 この本質のしくみを日本と世界の精神医療は不当に無視している。曽野綾子は倫理的には正しいことをしゃべって、何の努力もしない人間は、日本人の生き方の基本を忘れているから当然の報いを受けていると批判して、結果的に、DSM‐IVの診断マニュアルにもとづく薬物療法を支持している」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「最近、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミに入会にあたってのお試しカウンセリングにやって来る人たちの中には、小学生、中学生、高校生、未成年の子どものことで相談する人が目立つよね。 子どもが精神的に破綻しかかっているのは一目瞭然で、誰の目にも明らかなのに、子どもの力になろうとか、子どもの心身の健康のためにポルソナーレの教える社会教育を学習すると考える父親、母親はほんのわずかで、少ないよね。 これも対人恐怖症の恐怖の症状で、分からないこと、勉強することには近づかない、成り行きにまかせる、放ったらかすという外扱いをやっているのかな?」 |
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●学習できないこと、理解できないことを「自分には合わない」と考える病理
「ここで具体的な事実をお話するわけにはいきませんが、対人恐怖の恐いを意味する“分からないことには近づかない、手を加えない、放置する”という外扱いの仕方は、母親の乳・幼児との関わり方から始まっています。 〇歳三ヵ月から一歳児にかけて、子どもは“指差し”を行ないますが、この子どもの人差し指の指し示す遠くの対象を見て、母親が話すことを“現在母親発話”といいます(注・『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』無藤隆、講談社現代新書)。 この子どもの“指差し”を“共同注意”というんです。 “現在母親発話”を聞いて、子どもは遠くの対象の言葉を憶える。 すると、子どもの脳のセントラルドグマ(生体防御システム)が働きます。免疫システムも、POMC系のセントラルドグマ(苦痛、痛みを快感に変えるホルモンが分泌)も働いて、アレルギーや脳と内臓の疾患を防ぐ。 同時に、子どもは、日常生活の秩序と人間関係の法則を経験して、思考し、話し、行動できるようになるんですよ。 日本語の文法の已然と未然の主観と内扱いの中の“恐怖”という外扱いは、日本の女性、母親に“現在母親発話”をゼロにさせますから、必然的に、子どもも、学校の勉強、仕事の中の言葉、人間関係を“外扱い”して、“恐い”と表現して、近づかない、放置する、成り行きにまかせる、手を加えない…つまり学習しようとか、学ぼうという脳の働き方を停止させるんですよ」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
●母親も父親も子どもを“ヨソ者扱い”にして精神科の市場に差し出す
「すると、父親も母親も、子どもの心身の異常をあらわす言葉や行動を“外扱い”して“恐い”と認識して“ヨソ者扱い”するわけね。 それが、精神科に連れて行かれて入院させられたり、作業所に通わされたり、家で好きなように生活させたり、施設に入れられる理由なのか」 |
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「NHK・TVのドラマで『シングルマザーズ』というドラマを放映していましたが、このドラマとそっくり同じ体験をした女性との面談を聴くと、この女性は、高校生の子どもを抱えていて、子どもが、夜間徘徊、万引き、放火、窃盗、恐喝を行なうのを親の責任とは思っていませんでしたね。あらゆる仕事、人間関係を“自分とは合わない”と表現していました。 三好郁男(精神科)のいう“対人恐怖”の自惚れ(うぬぼれ)、自尊の自己像に価値基準を置いて、生活習慣の秩序や社会性の人間関係の能力の欠落しているこんな自分を、まるごと、そのままそっくり受け容れてくれない社会に敵意をもつと言ってましたね」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「自惚れ(うぬぼれ)にしろ、自尊にせよ、“自分には合わない”と考えて、子どもの精神や身体が毎日、崩れていくのを冷たく放置して、親の責任を忘れさせる理由って、いったい、何なのさ?」 |
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●日本語の主観は、生化学物質を血液に滞留させて、脳を痴呆に導く
「日本語の文法が主観しか言い表わさないということは、脳の言語野のブローカー言語野・3分の2の言語領域の自律神経の交感神経が全く働かないってことです。 脳も、身体も自律神経の副交感神経しか働いていない。すると、血管の血液の中に、血管拡張のための生化学物質が分泌されて、滞留する。 この生化学物質の一つ“セロトニン”が、大脳辺縁系の中隔核(トカゲの脳)にも届いて、作用します。セロトニンは、心臓や肺の働き過ぎを抑制する作用をもつのですが、中隔核に作用すると、勉強することを抑制します。 社会の一般法則、ものごとの法則の言葉の学習を拒否する、知りたくない、学びたくない、というものの考え方をつくり出すんです。 ついこの間、日本でも有名な大学の大学院生の女性が、対人恐怖症を訴えて面談に来ましたが、ポルソナーレのカウンセリングの話を聞いている途中で、ソワソワと体を動かし、顔は苦痛に歪んで、叫ぶように“もうガマンできない、帰っていいですか?”と逃げるように帰って行きました。 これは、セロトニンが常習的に作用していて、ブローカー言語野・3分の2の言語領域が完全に止まっていて、ピック病が疑われる症状だと診断されるんですよ」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「日本語の文法の已然と未然の主観がつくる血管の中の血液に滞留している生化学物質には、アセチルコリンがあるよね。生活習慣の秩序を学んだり憶えたりすることに苦痛をつくる。大脳辺縁系の扁桃核に作用して、恋人や夫、子どもなど家族に苦痛を感じて怒鳴るとか、嫌味を言わせるのがアセチルコリンだよね。 後片付けが嫌い、掃除が嫌い、服を片付けない、部屋の中がゴミだらけ、というのはセロトニンとアセチルコリンが作用しているんだよね。 勉強しようと思ったとたんにパッとセロトニンとアセチルコリンが作用して、トカゲの脳が目先の快感の美化のイメージをつくる。 ゴロゴロする、テレビを見たりネットで面白いものを見つけてダラダラ過してますって言う人は珍しくないよね」 |
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●「雇えない」と選別される評価基準
「左脳と身体で交感神経が正しく働いていないということは、2歳児、3歳児の年齢べつの発達の到達目標の“生活習慣の中の秩序”“社会性のある人間関係の法則”を、家の中で学習していないということが重要な問題になるんですよ。 これが63万人のニート、165万人の社会孤立無業者の仕事に就けない、学校に行って何かを学ぶという自己投資が出来ない、恋愛、結婚、親子の人間関係をつくったり維持ができない理由と原因になっていますね」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
「自民党・安倍内閣に変わって、アベノミクス効果で株価が上がり、円安にもなって景気が良くなると、ニートとか、265万人の就職もできず、学校にも行けない人の事情が好転するって浜田宏一が『アメリカは日本経済の復活を知っている』(講談社)で言っているけど、“生活習慣の秩序”とか“社会性の能力の人間関係の法則”を、母親から教わった主観で学習していない人が、就職したり、安定した生活を手に入れられるって思えないけど、このあたりはどうなのさ?」 |
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「浜田宏一は金融緩和でバブル経済をつくるって言っていますね。 しかし、デフレ不況がつづくことには違いはない。 デフレって、投資の対象が無いっていうことを本質にしています。 すると、家の中の生活習慣の秩序とか、人間関係の法則を学習していない人は、デフレ不況の本質の“投資の対象が無い”という対象に該当するので、職を失い、生活の糧道を絶たれることは明らかです。バブルは、この五月か来年(平成26年)には崩壊するので、インフレとデフレのスタグフレーションからも突き落されるというのが、誰の目にも明らかです」 |
うさ子さん |
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クマ江さん |
●男性はコルサコフ健忘症、女性はピック病の根拠
「左脳のブローカー言語野・3分の2の客観の言葉を憶える言語領域が働いていないので、男性はコルサコフ健忘症、女性はピック病の痴呆の脳の働き方が、もっとハッキリしていくと予想されるね。 脳の交感神経が働いていないから、アレルギーや自己免疫疾患、がんとか内臓の腫瘍も発生して、ハンナ・アーレントふうにいうと、自然の循環に投げ出される人も増えそうだね」 |
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