全日本カウンセラー協会 ポルソナーレ

うさぎです。
ポルソナーレ 今の日本の脳の働き方と病気のリポート
「個人べつの病気と症状の傾向」 No.137

ポルソナーレ実践実技通信講座 「谷川うさ子王国物語」のご案内

「脳を発達させる日本語トレーニング・ペーパー」
日めくり式プリント形式のテキスト
『最強の言語能力に変わる性格教育法』の学習の効果と役立ち方

■「日本語」は主観の表現を目的にしている!!客観表現の能力に変えるこれだけのメリット!!

みなさん、こんにちは。
全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。

●日本人の心の病いの傾向

日本人の心の病いの一般的な傾向は、だいたい次のようなものです。
「特定の人と話すのが恐い。話すときは、ドキドキしたり、何を話せばいいのか分からなくなる」
「人と話せない。下を向いたり、相手の顔を見れない」
「話しかけられても、スムースに言葉が出て来ない。後から一人の時に、ああ言えばよかった、こう言えばよかったと思う。想像の中では、明るく自分らしく話せるのに、と思う」

●日本人の心の病いのきっかけ

これらのような心の悩みは、どこから出て来るものなのでしょうか。きっかけとなることは、次のようなことです。

「人の話を聞いているのに、しかし聞いていない」
「本を読んでいるのに、書いてあることの意味がくみとれない」
「仕事をしている時に、心配なことが頭に思い浮んで、受け身で仕事をする」
「学校の授業で、先生の話すことが耳に入らない。やる気がしなくて、逃避的なことをやって、その場を表面的にやりすごす」

ここは、「離人症」と「自閉」と「強迫観念」という三つの病理症状があります。
離人症とは、精神分裂病の基本の症状です。「見ているのに、しかし見ていない。聞いているのに、しかし聞いていない」という心身の現象のことです。「強迫観念」とは、苦痛に思ったり感じたりすることはないか?とつねに探してこだわることを求める病理症状のことです。
森田療法では「ヒポコンドリー」といっています。
「ヒポコンドリーとは、いつも自分の内側、内面を見ていることだ。どんなことをおこなうにしても、まず、まっ先に自分を観察する。調子良く、明るく楽観的に感じられれば元気になる。しかし、欲求することに対しては、自分にとって可能か、可能でないかを推定して、何事も行なわない前から勝手に絶望する。人を羨み、占いに頼んでは劣等感を起こす。心身に不調を感じれば、死を恐れ、異常、不快を感じればこれを避けることを何よりも優先して、同時に人生を悲観する」(森田正馬『神経質の概念』・『現代のエスプリ』№127・昭和53年)

「自閉」とは、何のことでしょうか。
E・ブロイラーによれば、自分の「連想」というイメージの中への安住を求めることだ、といいます。
「連想」とは、自分の恣意的な意味づけで次々にイメージをつなげていくこと、のことです。ふつうは、「連想ゲーム」といわれているように、わずかな接点を結びつけて関連づけるイメージの連鎖のことをいいます。ユングは、「人間は、自分が見たいものだけを見て、聞きたいものだけを聞く」と定義しています。
「自閉」とは、このような「白日夢」のようなイメージを思い浮べつづけて、「現実」のものごとを考えたり、判断したり、感覚的にとらえることを遮断することをさす病理症状のことです。

●日本型の精神分裂病の正しい理解の仕方

精神分裂病とは、「つねに幻聴が頭の中に響き渡る」とか「自分が触れたい人間の姿が錯誤的に、幻視として見える」という病理のことではありません。定義は、次のとおりです。

E・クレペリン「痴呆症をあらわす病気である。必ずしも脳などの機能疾患があるのではないのに、思考することそれ自体の働きによって痴呆症をあらわしていく病理のことだ」。
E・ブロイラー「弛緩を求めるというところに本質がある。ちょうど輪ゴムのゆるみ、たるみと同じような心身の状態をつくり出す。目、耳、手(指)、口(声帯)、呼吸器系の知覚神経の細胞が廃用萎縮で死滅していく。心身の機能が退行化して、現実の生活、人間関係と不適合をつくり、不適合を拡大していく。それが精神分裂病である」。

●あなたの分裂病の自己診断をしましょう

日本人の「日本型の精神分裂病」とは、次のような内容と進行をたどる病理症状のことです(□と○の中にチェックを入れてみましょう)。

◎分裂病の第一期の症状

離人症
○文章を書く時、言葉の意味を正しく知らなくても、「これはこういう意味だろう」と曖昧なイメージで書く。
○会話の時に、相手の話の内容をテーブルの上に乗せないで、自分の関心のあることだけを一方的に話す。
○相手から話しかけられても、受け身のままで沈黙する。

強迫観念
○将来が心配
○病気になるのが恐い
○電話が怖い。何を言われるか?と心配になって緊張する
○面談が恐い。拒否されると自分の存在を否定されたような気持ちになる。
○家族など身近な人に侮蔑(ぶべつ)の言葉を言う。(無視する。欠点を指摘する。相手が居なくなるか、関係が終わったかのような発言で、相手が存在するに値しないという主旨のことを言う)。

恐怖症
○人と話すことが恐ろしい
○人からどう見られるかが恐い
○自分から人に話しかけることが怖い
○家の外の人が恐い

パラノイアの言葉、行動をあらわす
○仕事の出来ない人を見下す
○芸能人の追っかけが止められない
○恋愛依存症(共依存症)
○過去に、人から言われたことを思い出して負の感情にとらわれる
○性のフェティシズムがある
○アルコール依存症

躁うつ病のヒステリー症状がある
○入浴しない
○不眠症
○不安、抑うつを動機にして話し始めると、話が止まらない
○電話に出ない。着信記録を見ても応答しない。

心気症
○一人ぼっちになることが恐い
○自分の顔が変だと思い込み、顔を隠す
○悪い病気にかかっていると思い、検査をしたがる
○常同症がある
○まじない、占いを信じてその言葉のとおりの行動をする。(禁制に対する黙契意識。社会意識との不適合)

◎分裂病の第二期の症状

作為性の症状
○過食症
○嫌なことを考えると呼吸困難になる
○人と話すと声や手、全身が震える

作為性の思考
○バーナム効果(目先の利益を求める)
○多元的無知(根拠の無い言葉を信用する)
○肯定性バイアス(ものごとの一面しか見ない)
○確認バイアス(二つの無関係の記憶を結びつける)
○認知バイアス(自分が見たもの、感じたことを真実であると解釈する)
○クエシズム(自己暗示)(気分の変調で行動を止める)
○負のバイオ・フィードバック効果(思い込みの行為で体調が良くなる効果。これに普遍性があると信じ込む)
○プラシーボ効果(偽薬のこと。うつ病、神経症の薬物療法も該当する)

作為性の行動
○自律神経の過緊張による症状の全部が該当する
○トゥレット症候群(まぶたのピクつきなど)
○汚言症(人の嫌がる言葉を言うのではないか?という不安)
○人からの好意を得るためにウソをつく
○一貫した経済の無責任
○人をいじめる。威嚇する
○良心の呵責(かしゃく)の欠如(保護義務の放置など)

作為性の幻聴
○人が言ったことの言葉がつねに思い浮びやすい
○人からバカにされていると思う
○大学の授業などで、自分だけが特別に関心をもたれていると確信する

影響感情
○自分は、汚物のような不快なニオイを放っていると思う
○視線恐怖
○知っている人と会うと、顔を合わせないように避ける
○過去のことを昨日のことのように思い浮べて、過去の人間を思い浮べたり、話しかける

憑依妄想
○空想したドラマをいつまでも思いつづけて、ひとり言をいう
○人と話すとき、一人笑いをする
○カベに向かって一人で話しつづける
○自分の欠陥が、他者に不快な思いをさせていると思いこむ
○考想化声がある

●あなたの日本語の能力の自己診断テスト

■これらの「日本型の分裂病」は、日本語(和語・やまとことば)が「主観表現」を目的にしているという「文法」に原因と理由があります。

◎あなたの日本語テスト
◎次の問いに答えてください。

『問い』
日本の女性が、男性に愛を告白するときの言葉で最も多い言葉はどれですか?

『回答』
1・「あなた好みの女になりたいわ」
2・「死んでもいいわ」
3・「あなたが好きです」

正解

  1. …30点。日本人は、相手に自分を同調させることはない。
  2. …100点。自分を無くすこと、自分が消滅することの表現が最も女らしいと想われている。自分を否定することで、肯定的に表現する。男性の「男らしさ」が「すぐ諦める」「すぐに死にたがる」ことと好一対をなしている。
  3. …60点。大野晋(国語学者)のいう「自分の内(うち)」(輪)の中への取り込みのことだ。
    「私のこと、好き?」と問うと自分を一段と低くしての取り込みになる。「あなたのことが好きです」と言うと、相手を尊敬語の対象にして、近づき難いと思っている。「こと」とは、人間を形容詞・名詞化して、「物」や「事柄」と同じように扱う表現になる。

■このような日本語の「文法」のもつ自己否定性・自己中心語・曖昧性・省略性を改善して、分裂病に陥ることを防ぐのが『谷川うさ子王国物語』です。

正しい日本語の表現能力が身について、よりよい明日のための行動力が向上します。ぜひ、学習をお試しください。

●お問い合わせはこちらからどうぞ。

TEL・東京03(3496)6645

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