みなさん、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子です。
ポルソナーレは、脳の働き方の「ソフトウェアのメカニズム」を解明しつづけています。
脳の「ソフトウェアのメカニズム」とは、「言葉を生成するメカニズム」のことです。
人間の「行動」には、「言葉」が必要です。すると、「脳は、行動をどう生成するのか?」の仕組みも明らかになります。
ここから、さらに次のようなことが明らかになります。
- 脳は、「健康で健全な言葉と行動」を生成する。
- 脳は、「病気の言葉と行動」を生成する。
では、「病気の言葉と行動」とはどのようなものでしょうか。
最近、「ベストセラー」といわれて大量に売れている本があります。一つ一つ題名と著者名はあげませんが「愛されてお金持ちになる魔法の言葉」「願いごとが叶うそうじの力」「眠りながら、イメージして潜在意識を活性化させる」などといったものです。
あるいは、「速聴」「スピード暗記力」といったものです。
これらのことが、全て「病気の言葉」であるとは、どなたもなかなかナットクしがたいものであるでしょう。
「そうじをすること」や「願いごと」の「お金持ちになりたい」とか「幸せな結婚をしたい」「誰からも好かれて愛されたい」「仕事ができるようになりたい」などは、かくべつ悪いことではないように思えて、そのために「いつも笑顔になる」「人を悪く思うことを止める」「そうじをしたり、西や南に花とか野菜を飾るなどの行動をする」ことは、「良いこと」のようにも思えるからです。
百歩ゆずっても、これらのことは「どこか、うさんくさくておかしい」とは感じられても、「このように、変で、いかがわしくておかしいことだ」とは説明できない、と誰もが思っているのではないでしょうか。
このようなことについて、「脳の働き方のメカニズム」から「これは分裂病の言葉であり、行動なのである」と実証的に、論理的に明らかにしえているのは「ポルソナーレ」だけです。「脳の働き方のメカニズム」を明らかにすると、誰の目にも手に取るように理解できます。
「認知バイアス」ということがあります。「バイアス」とは「歪み」とか「片寄ってねじれる」という意味です。具体的にはこういう心理学の実験例があります。
「カニッツァの白い三角形」というものです。正しくは、三角形ではなくて、「三つの三角の角の一つ」は「すき間」が空いていて「角」になっていない図形です。しかし、パッと見た目には「三角形」に見えるので「見た人」は「三角形である」と「認知」します。このようにパッと見て、こまかいことは分からないという「視覚」は「Y経路によるパターン認知」によります。「Y経路の視覚」は、「ものの動きのパターンを見る」「色やこまかいことは分からない」という「分かり方」を特性とします。「Y経路」は、「左目、左耳」による分かり方です。「右脳」の「ブローカー言語野」で記憶します。
人間には、もう一つ「X経路」があります。
「X経路」は「右目」「右耳」による分かり方です。「X経路」は「認識」をおこないます。
「焦点を合わせる」「線、面、点などのいりくみ」を分かるのが「認識」です。
「そうじをすれば、心がキレイになって、人から好かれるし、お金持ちになれる」「眠りながら願いごとをリアルにイメージすると、潜在意識が活性化して、願いごとのための行動をおこなうようになる」などというものは、「脳の働き方のメカニズム」が、このような「言葉」を、「認知のバイアス」(右脳系のY経路)として記憶し、これを「X経路の認識」が「記号性の言葉」として「記憶する」、というように憶えてしまっている人が実行するのです。つねに「そうじをする」とか「西か、東を向いてノリ巻きを食べる」「東や南に花を飾る」「眠る前に願いごとの言葉とイメージを思い浮べる」などというように、「認識のバイアス」による「言葉」と「行動」をあらわしつづけるのです。
冷静に考えれば誰にでも分かることですが、「ガラス」を割ろうと思えば、直接、石をぶっつけるとか、金づちで叩くしかありません。一万回、ガラスの割れることを心から願っても「ガラス」は割れません。もし「ガラス」が割れることがあるとすると、それには、相当の因果の原因があってのことで、単なる偶然による出来事です。しかし、この偶然を「願いごとをしたこと」と、「そうじをしたこと」のためであるとむすびつければ、それは「バーナム効果」といいます。
「良さそうなこと」を結びつけることが「バーナム効果」です。
バーナムとは、「バーナム・サーカス」が由来の心理学の用語です。
客が喜びそうな出し物をたくさん並べてみせたことが「バーナム効果」の由来になっています。
ここでは、「バーナム効果」を本に書いて語ったり、言葉に出してしゃべったりした人と、この「バーナム効果」の言葉や行動の指示を受け取った人の二種類があります。本に書いて語ったり、しゃべった人と、「受け取って信じて、実行した人」とは、共に、同じような「脳の働き方のメカニズム」を生成して、そのような脳の働かせ方をしています。
「そうじをする」ということと「人に好かれる」もしくは「お金持ちになる」もしくは「心がキレイになる」ということを「むすびつける」ことは、なぜ、可能なのでしょうか?つまり「そうじ」という認知が、「人に好かれる」などといった「認識」となぜ、むすびつくのか?という問題です。
「そうじをする」と、「清潔になる」か「秩序立った空間になる」かのいずれか、いずれともの効果しかありません。この二つの内容が「そうじ」という概念の意味です。この「意味」が不問にされていることが分かるでしょう。脳の働きのメカニズムの「記憶のソース・モニタリング」として「清潔になる」とか「秩序立った空間になる」という「意味のイメージ」が「右脳に表象されない」という人に限って、「お金持ちになる」だの「人に好かれる」だの「幸せになる」だのの「バーナム効果」の「自分の身体にくっつくようにクローズ・アップされるイメージ」の「言葉」を新たに記憶するのです。
「クローズ・アップ」したバーナム効果のイメージの言葉が「記憶される」というところが「脳の働き方のメカニズム」になるのです。「クローズアップ」とは「認知」(Y経路)の視覚のイメージのことです。
簡単な実験で誰も確かめられますが、テーブルの上にリンゴがある、として、そのリンゴを2分、3分、4分、5分と見つめつづける、ということを想定してみてください。リンゴは、クローズ・アップして思い浮べられます。やがて、自分の身体にぴったりくっついている「認知の仕方」に変わることが分かるでしょう。これが「認知バイアス」です。ここで「リンゴが身体にくっついた」と考えたとすると、それが「認識のバイアス」です。ここでは、「リンゴはこのようにこまかく、写実的に見える」という概念とその意味が「無い」ことにお気づきでしょう。
この概念とその意味を分かるという脳の働き方は、0歳児のときに「母親」が「共同指示」という「指さし」と「喜びの表情」をおこなったときに「メタファー」として記憶されます。この「メタファー」(言葉の意味)の記憶が無い人が、「自分の身体にぴったりくっつく」という「触覚の認知」を脳の働き方のメカニズムをつくるのです。
この乳児は、「ハンカチしゃぶり」をし、「バスタオルをしゃぶり」「指しゃぶり」をおこないます。
「記号としての言葉」の「負の意味のイメージ」が「しゃぶること」なのです。やがて、ハンカチ、タオルのかわりに「ぬいぐるみ」となり、やがて成人して、「そうじ」や「西を向いてノリ巻きを食べること」や「風水のいう良さそうな行動」「宗教の語る良さそうな行為、表情」へとつながります。クローズ・アップのイメージが「人に好かれる」とか「お金持ちになる」とか「結婚する」とか「恋人ができる」、「幸せになる」「運がいい」「ツイている」などであることは、よくお分りでしょう。
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