全日本カウンセラー協会 ポルソナーレ

うさぎです。
ポルソナーレ 今の日本の脳の働き方と病気のリポート
「個人べつの病気と症状の傾向」 No.91

「世界同時不況」の中で、今、生き残りのためにこれだけは必要です

■脳の働き方を変える必要と理由を教えます

■ポルソナーレの「お試しカウンセリング」のご案内

みなさん、こんにちは。
全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。

●「世界同時不況」の正しい分かり方を教えます

 新聞(おもに日本経済新聞)には、ほとんど毎日、日本と世界の「同時不況」の状況についてのことが報道されています。テレビでは娯楽番組の中でも日本の経済がかなり深刻になっていることが語られています。日本人の誰もが「日本の経済は今、大変なことになっているようだ」とハッキリと認識するまでになっています。誰もが「世界同時不況」を「本当に起こって現実のことのようだ」と感じるまでになっています。

 ポルソナーレは、約20年も前から今のこのような「バブル崩壊」の事態を予測していました。ポルソナーレとの長いお付き合いをいただいている方は、20年くらい前から「日本の経済はデフレ不況の状況にある」という発言をご記憶しておられることと思います。

 今の「世界同時不況」の本質は、世界の貿易が毎年「黒字」を生み出して、世界の各国が『ドル』を「外貨準備高」という言い方で積み上げつづけてきたことが直接の背景にあります。

 日本やアメリカをはじめとして主な先進国は、毎年、毎年、巨大な「財政赤字」を膨張させつづけてきています。この「財政赤字」はなぜ生じているのか?というと、軍事費と社会福祉関係(おもに医療費)への支出です。この支出先が巨大なブラック・ホールになって「インフレ状態」をつくり出してきています。

●「世界同時不況」は、個人の一人、一人の許容のつみかさねが原因です

 ひとりひとりの個人のレベルで日本と世界の経済社会の状況を見ると、自分の支出を上回る「収入が得られる」というふうにはなっていません。個人のひとりひとりに「収入を得る能力」があるか、ないか?という問題になりがちですが、本当はそうではなくて、「収入を得る場があるか、ないか?」の問題です。
 「生産の場」のことです。「生産の場」があれば、その場で必要とされる「生産の能力」を身につけることができます。
 「その生産の場」をつくってこなかったのがアメリカをはじめとする世界の「先進諸国」です。日本ももちろん該当します。ポルソナーレは、このような経済現象について、「投資する対象を見出せていない状況である」ことと「限られた生産の場」を中心にして「二極化による解体現象である」と定義してきました。「二極分化」から「二極への分解と解体」という法則性が、約30年くらいつづいてきて、今、その巨大な「解体」が起こっているというとらえ方です。

●「解体」されて死滅していくバブル性の商品の典型を教えます

 では、「解体」とは、何のことでしょうか。分かりやすい事例を一つだけあげます。11月9日付けの日経の「SUNDAY NIKKEI」欄に、「脳の健康法」という題で、「横倉クリニック院長、横倉恒雄」がこんなふうに書いていることが「解体」です。

  1. 人類の誕生以来、脳は発達をつづけてきた。その働きを通して、人間は自然に生きる能力(健康に生きる力)を身につけてきた。
  2. 日常生活で自然環境や社会環境を、「五感」や「認識力」でキャッチし、それに応じて「身体」と「精神」を機能させている。
  3. 脳の一番上位(外側)にあるのが「大脳」で、これには「大脳新皮質」と「大脳旧皮質」がある。
  4. 「大脳新皮質」は、「言語」「判断」「思考」「意欲」「感情」など、高等で知的な活動をつかさどる。進化の過程で最もよく発達してきた部分で、「理性脳」ともいう。
  5. これにたいして「大脳旧皮質」は「食欲」「睡眠」「性欲」「征服欲」など、動物が本来持っている機能を担い、「本能の脳」と言われる。
  6. 両方の脳がうまくバランスをとることによって、人間は、生きる能力を身につけてきた。
  7. ところが、最近はあらゆる分野で変革が急速に進み、「雇用形態」「管理形態」もめまぐるしく変化している影響で、バランスが崩れてきている。
  8. 厚生労働省の2007年労働省健康状況調査によると、「自分の仕事、職業生活に関して強い不安、悩み、ストレスがある」(58%)という内容になっている。
    内訳は、
    「職場の人間関係」(38.4%)
    「仕事の質」(34.8%)
    「仕事の量」(20.6%)
    など、仕事がらみでストレスを多く抱えている。
  9. こうした状況の中では、人は、「こうしなければ」「自分ががんばらなければ」「なになにをしてはいけない」といった「大脳新皮質」の「理性の脳」がより活発に働く。
  10. 「休みたい」「眠りたい」「食べたい」といった「欲求」が抑圧されて、「大脳旧皮質」の本能の脳が萎縮してしまう。
  11. 勤務時間はもちろん、情報技術(IT)の進歩によってインターネットをはじめ、さまざまな媒体から切れ目なく「意味のある言葉」が脳に入りつづける。
  12. これらの情報は全て、「理性脳」が受け止めて処理する。まさに「休む間」もない。
    原始の時代ほど人間は、「本能」の脳に頼る部分が多かったが、今では「理性の脳」が働きすぎの状態になっている。
  13. それが精神や身体にさまざまなゆがみをもたらしている。

●「薬を売りつける」ために語られるエセ脳科学という「フロント・バブル性の商品」

 今は、こんな「エセ脳科学」を語る人が大手をふって堂々と新聞のコラムを書いている状況です。このような「エセ脳科学」を語る人に、「なぜそう言えるのか?」「なぜ、どのように、そのようになっているの?」と問えず、どれひとつとして満足な答えが得られるものではありません。
 「医者だから」「クリニックだから」「院長だから」という「バブル性のサーヴィス」で、見てきたような虚偽が語られています。
 横倉は、「薬を売ればよい」という「投資の価値」の無いビジネス行為のためにだけ、こんなふうなもっともらしいことを書いています。

 重要なことは、「働きすぎ」が「ストレスなるもの」をもたらしたのではなくて、「ストレスをもたらさないような働き方が出来ないこと」が問題であるのです。そもそも「ストレス」という言い方もおかしいのです。
 「ストレス」とは一体、何のことをいうのか?と問いかけてみれば、「これこれ、こういうことをさしてストレスという言葉で言いあらわされる」とは、回答されないでしょう。
 「言葉」のもつ具体的なしくみや内容の説明が成り立たないところで、「心や身体に出てくる病理現象」に「治療」と称して大量の「薬物」が処方されているということをさして、「解体」といいます。「解体」とは、薬の副作用で身体機能がダメになり、一生を台無しにしているということと、一生を台無しにする人を産生せいつづけている「当事者である」ことをさしています。

●ポルソナーレだけが解明した脳の言葉を生成するメカニズム

 ポルソナーレは、「脳の働き方のメカニズム」を解明しています。「脳の働き方のメカニズム」とは、「言葉の生成のしくみ」のことです。とくに、「言葉の意味」をどう生成するのか?が最も重要なしくみになります。

 なぜか?というと、人間は、原始時代から「言葉」によって「行動してきた」からです。
その証拠は、「絵文字」です。「絵を描いて、何ごとかを表現する」ということは原始時代からおこなわれています。
 このことは、すでに「話し言葉があった」ことの証明になります。
 「書き言葉」は、「話し言葉」が先にあるから開発されるものであるからです。

 すると、脳の働きは、「言葉をいかに、どのように憶えるか?」を「メカニズム」としてつくり出します。人は、誰もが同じように「言葉」を習得するのではありません。その大きな違いは、「言葉を記号として暗記するか」それとも「言葉の意味を正しく学習して、憶えるか」の二つに分かれます。

●働けない「言語障害」のいくつかは、こういうものです

「言葉」の「意味」を正しく憶えることができない「脳の働き方のメカニズム」がつくり出す「言語障害」とは、次のようなものです。

言語障害・1…ウェルニッケ言語障害(よくしゃべる。しかし、しゃべる言葉の中に、余計な言葉が入れ混じって、意味不明のことをえんえんとしゃべりつづける。「えっと」「あれ、それ」「なんていえばいいんだろ」など。話が脱線しやすく、主旨も、結論もハッキリしない)。

言語障害・2…ブローカー失語症(対象となることの名称や、概念を言えない。「あの丸いもの、あの白いもの」といったふうな表現の仕方になる。「それ」「あれ」などの代名詞で説明する、など)。

言語障害・3…カテゴリー特異性障害(猫や犬を「うちの子」と言う。動物をさして「この子は」という。生物と無生物のカテゴリーの区別がつかない。
自分の好みの対象の系列の名称は言えるが、自分の好みでないカテゴリーの名称は言えない、など)。

言語障害・4…前向性健忘症(新しいこと、知的にとりくむべきことの言葉を忘れる。「今、目の前の人が話している言葉がよく分からない」「聞いている言葉を次々に忘れる」など)。

言語障害・5…逆向性健忘症(コミュニケーションの上での言語障害。「相手が話していることの内容を前提にして、自分の返事、自分の回答、自分の考えはこうである」という会話ができない。自分の感情、欲求にもとづく言葉を、ウェルニッケ言語障害としてしゃべりつづける、など)。

 横倉恒雄があげている「働きすぎ」の「ストレス」の「自分の仕事、職業生活の不安、悩みをもつ人は58%」というのは、「言語障害」によるものです。「働いていない人」は、こういう不安、悩みではなくて、「自分の快感不足の状態」を悩みとするでしょう。社会から孤立して脳の働き方が「退行化している」からです。何もしていない状態では、自分の抱く妄想の美化のイメージが不鮮明になることだけが「悩み」になるのです。

●「ポルソナーレ」の「お試しカウンセリング」のご案内

●ポルソナーレでは、このようなことで困っている、という自覚のある人に向けて、今、「お試しカウンセリング」を実施しています。こちらからお問い合わせください。

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