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全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
読むだけで幸せになる手紙
認知症の周辺症状
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《相談の事例・わたしは恵まれた生活をしている。でも、毎日がこんなに不安》 わたしは43歳の主婦です。夫は大きな会社で有能に働いています。 子どもは二人です。小学生と幼稚園生児です。 義母が小さな食堂を経営しているので昼間の時間、少し手伝っています。家を建て、収入も安定しています。子どもや夫とも仲良くやっています。 もちろん、義母とも仲良くやっていて、毎日が恵まれている、何の心配もないと幸せに過しています。 わたしの生育歴は?というと、小学6年のころ母親が病気で亡くなりました。しばらくすると姉が、家出をして行方不明になりました。兄は、遊ぶお金のために借金をして、そのために事件を起こしました。高校一年生のとき父親が再婚しました。 新しい母親とは、ケンカするとかいじめられるということはありませんでしたが、たいへん気を遣って生活しました。 わたしは、関西の大学に行かせてもらいました。 とくに好きな学部というものではなかったのですが、家を出て一人で生活することを喜びました。毎日、歌が好きだったので歌手になることを夢見て、レッスンにも通い、充実した毎日だったのです。 大学を卒業しても歌手になる夢を抱えながら大手の会社に就職しました。そこで今の夫と知り合ったのです。 歌手になる夢を抱えていたので、結婚は無理と思っていました。しかし、女性の友人らのアドバイスの「現実を見ろ」という言葉で目が覚めた気持ちになり、なんだか違和感を感じながらも結婚したのです。 結婚しても、「これは自分の本当の生活ではない」という気持ちがどこかにありました。もっと違う、別の生活があるように思えていたのです。 子どもが生まれると、「現実を見ている」という気持ちになりました。子どもの手が離れるようになると、また、わけのわからない不安感が思い浮ぶようになりました。ものごとを悪い方へ、悪い方へと考えます。 夫にこの内面の不安のことを話すと、「現実から受け容れられてこなかったから、こんどは自分が現実を受け容れられないのではないか。すると毎日を異邦人みたいな目で見ているのではないか」と言います。 わたしは今、毎日が、食欲もなく、体重も減りました。 気分が晴れることもなく、ゴロゴロと横になってしまいます。そのときだけ、頭の中に浮ぶあれこれの不安なことを考えなくてもすむからです。 見た目は元気はつらつで、何のくったくもなさそうにしていますが、わたしの気持ちの中にふくれ上がってくる不安のことを思うと、吐き気がもよおしてくることもあります。 何か、悪い病気にかかっていたらどうしようという考えがこびりついて取れなくなっています。 (中田良子・仮名・43歳、主婦) |
谷川うさ子さん |
《ポルソナーレのカウンセリング》 全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのカウンセリング・ゼミでは、日本人の認知症(痴呆症)の起こる原因と理由の理解にとりくんでいます。 約40年間の脳の働き方のメカニズムの研究と開発をふまえた日本人の認知症(痴呆症)のつくられ方、引き起こされ方の考察です。 日本人の認知症(痴呆症)は、「記憶障害」がつくり出します。 こまかく、くわしく説明すると、混乱する人も多いので、かんたんにいうと、日本人は、この「記憶」ということができない脳の働き方をおこなっています。 「ほんとかなあ?」という人は多いのではないでしょうか。 そこでほんの少しだけ脳の働き方のしくみを説明しましょう。 ロックという哲学者がいます。このロックの哲学によると、人間の「記憶」は二つに分かれます。 ものごとの性質の「第一の性質」(ルール、規則、法則など)と、「第二の性質」(色、香、味、音(自然音、機械音))の二つです。 日本人の脳の働き方は、「第二の性質」しか憶えません。 「第一の性質」は、すぐに消えて無くなるものです。 だから、日本人は、仕事でも勉強でも、新しい知識でもすぐに忘れるのです。 多くの日本人が、言葉を丸暗記しても、言葉の意味を調べたくもない、言葉の意味などどうでもいいと無関心なのは「第二の性質」しか憶えないからです。 日本人が「記憶」といっているのは、単に「行動のこと」です。仕事でも、家事でも、学校の勉強のことでも、「行動成立」を可能にすること、それが日本人にとっての「記憶」です。 すると、この「行動の止まり」が日本人にとっての「記憶障害」であるのです。 仕事でも、学校の勉強でも、人間関係でも、何であれ、ここで「行動が止まること」がすなわち「記憶障害」です。この「記憶障害」(行動の止まり)が起こるとき、認知症(痴呆症)の周辺症状が起こります。 女性と男性は、それぞれ脳の視床下部のしくみ(脳の働き方)が全く違います。 女性の中枢神経は「視索前野」です。副交感神経の中枢です。 「言語」「人間関係」を生成します。 「行動」のためには交感神経が働く必要があります。そこで女性は、男性の中枢神経の「背内側核」の交感神経を働かせて、「丸暗記=行動」をつくり出します。ただし、女性のこの行動は、「言葉の習得」と「人間関係の習得」を可能にするものでなければならないのです。 「相談の事例の女性のように、歌を歌うことが行動の目的だとすると、ここには言語も人間関係の法則もないので、実生活の中で行動が止まります。 女性は、恋愛の相手がコロコロ変わる、転職が多い、などが行動の止まり、すなわち記憶障害の起こりです」とは、ポルソナーレの熊野クマ江さんのお話です。 「ポルソナーレに入会して特別の個人指導のカウンセリングによるレクチュアを受けました。 女性は、言語と人間関係の学習を内包している行動が止まると、擬似行動の『食べる欲』をあらわして、全ての人間関係に敵意の言葉を向けるようになる、ということです。 わたしは、『食べたくない欲』(腹内側核)で擬似行動をあらわしたので、強迫神経症をつくり出したということでした。 改善のための対策を教えていただいたら、一週間で記憶障害の認知症の周辺症状が治りました。 今では、将来への不安もなくなり、体調もよくなって夢を見ているような幸せの毎日です」とは、中田良子さんのお話です。 「男性の場合は、視床下部の背内側核の空間認知が『行動』だけはつくり出しますが、しかし言語と人間関係の能力は無いので、女性の話を聞くということができないと行動の止まり、作り話をしゃべる記憶障害(コルサコフ健忘症)が起こるんですよ」とポルソナーレの熊野クマ江さんは説明します。 |
谷川うさ子さん |
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