全日本カウンセラー協会 ポルソナーレ


相談の事例・脳の働き方の対策とマスターカウンセリング・ファイル1

女性・29歳。
人前で緊張します。笑顔で話すことができません。
顔にひきつりを感じて、声も小さくなります。


■日本と世界の人々は、「依存症」もしくは、「共依存症」の脳の働き方に変わっています!!


欧米人は「暗記」、日本人は「丸暗記」のの働き方に原因理由があります。
すると、この脳の働き方は、貧困最貧困を発生させ、脳と身体は自律神経の「副交感神経優位」が恒常化します。
血管の中の血液に生化学物質滞留します。ヒスタミン、セロトニン、アセチルコリン、プロスタグランジン、ロイコトリエン、コレチストキニンなどです。血糖値が高くなり、細胞にソルビトール(糖)が蓄積して、腎臓に障害が起こる、などの中で、身体破壊が起きています。

■日本人の「依存症」「共依存症」を支え、促進しているのはパソコン、スマホ、デバイスの「バーチャル」(仮想空間)です。

バーチャル」とは、現実の中で手に入る「食物」「性」「人間関係の安心」といったもののもたらす脳の中の快感物質ドーパミンを供給すると《期待》させるテクノロジー(通信技術=マトリックス)のことです。

■「2008・秋・リーマンショック」以降の日本と世界の経済社会は、「超富裕層」「富裕層」を頂点にして中間層(ミドルクラス)が解体されて、「貧困」でなければ「最貧困」に陥る、という『格差』づくりの動向に変わっています。

「生産性」は上がらず中間層か貧困層から「富」を吸い上げるメカニズムが経済のメカニズムになっています。

◎日本人の脳の働き方の現在と、このような解体の動向にたいして、どのように健全に働く脳の働きをつくり出すか?その対策と学習が、今回、第5ヵ月めの『谷川うさ子王国物語』パート・Ⅳ(実践実技・日本語講座、日めくり式プリント形式のテキスト。日本語トレーニング・ペーパー)です。

時代の病理

 

◎ポルソナーレだけが教えられる
人間の脳の働き方のメカニズムの基本知識を簡単に説明します。

(1)人間の脳は、三層でできています。「脳幹」「大脳辺縁系」「大脳新皮質」です。

(2)人間が思考し、言葉を言い表し人間関係や収入を得る行動をつくるのは、「大脳新皮質」です。

(3)「大脳新皮質」は「認知する」「認識する」「理解する」という人間的な意識による働きをおこなう部位です。

(4)「大脳新皮質」は、左脳と右脳に分かれています。 
 「左脳はデジタル脳、神経伝達の速度は、秒速一○○メートル」、「右脳はアナログ脳、神経伝達の速度は秒速一メートル」です。

(5)「大脳新皮質」は2・5ミリの薄い膜です。この薄い膜を広げると面積は新聞紙を広げたほどの大きさになります。

(6)この大脳新皮質の中にある言語野「ブローカー言語野」が言葉とその意味(記号性とイメージ)をつくり出します。
 この言語野は、「目で見たもの」「耳で聞いたもの」「手で触ったもの」で構成されています。
中心になるのは「目で見たもの」です。

(7)で見たもの」は「頭頂葉」に表象します。
 「で聞いたもの」は、前頭葉に表象するイメージ(視覚像)に共時的に対応して、「聴覚野」で音や言葉を表象します。
 「で触ったもの」は、「ウェルニッケ言語野」が記憶します。触覚による記憶を「音」や「イメージ」に対応させて、支えます。

(8)人間の脳の言語野は、「目で見た視覚の記憶中心の部位」と、「触覚による記憶中心の部位」との二つに分かれています。これは、いいかえると、人間の行動(活動も)をおこなうため必要な脳の働き方のしくみです。
 「視覚による記憶中心の言語野」は、「客観というものを思考し、表象する」という働き方をします。「触覚による記憶中心の言語野」は、自分の「欲」も含めて、「自分の必要にしたがって対象を分かる」(関わる、手に入れる、取得する、摂取する)といった「ものごとの実在」を表象します。
 前者が「ブローカー言語野・3分の2・Y経路支配・交感神経支配の言語野」です。
 後者が「ブローカー言語野・3分の1X経路支配・副交感神経支配の言語野」です。

(9)この「ブローカー言語野・3分の2」と「ブローカー言語野・3分の1」は、「両方が連係して働く」というメカニズムになっているのですが、人間自体が「欲」を中心にものごとを意識することからも分かるように、誰もが「ブローカー言語野・3分の1」を中心に脳を働かせています。
 しかし、人間は、多数性(複数性)の中でしか存在しえないので、「ブローカー言語野・3分の2」も働かせることが、「人間存在の本質」にかかわってきます。

◎日本人は、日本語の文法已然(いぜん)と未然であるために、「ブローカー言語野・3分の1の言語野」を働かせています。
 このことは、「社会参加する」「恋愛や結婚、子育てなどの人間関係にかかわる」「仕事をして収入を得る」ということに必要な「ブローカー言語野・3分の2の言語野」が全く働いていないということを意味します。

 すると、次のような「悩み」が誰にも発生します。

うさ子
谷川うさ子さん
クマ江
クマ江さん

●相談の事例・脳の働き方の対策とマスターカウンセリング・ファイル1

◎個別の相談の事例

「女性・29歳。人前で緊張します。笑顔で話すことができません。顔にひきつりを感じて、声も小さくなります。」
(梶野美奈・29歳(仮名)。堺市置荘西野。小学校教諭)
(謹告・職業、住所、団体、地域雄仮名です。相談の内容も合成し、再構成しています。特定の個人の悩みとは、一切、無関係です。)


①私は、小学校で教師をしていますが、思っていることを話すのが得意ではありません。人と話した後、後から思い出すと、こう言えばいい、こう話せばいい、ということが思い浮び、想像の中ではとてもスムースに話せます
 しかし、実際に人と話すと、口足らずになり誤解を招きます
 だから、人間関係に疲れて何もかも嫌になり、心の病気になってしまいたいとまで思いました。

②私の家はもともと笑顔の多い明るい家族でした。
 母親もよく笑い、笑いながらいろんなことを話します。聞いているだけで、元気になり、楽しくなります。だから、私自身ももともと、暗い性格ではなく、人にたいして優しい気持ちになれる性格だと思っています。

③私の悩みは、ストレスがたまるとすぐに胃腸が悪くなることです。私は、人よりもデリケートらしく、心の調子が悪くなるとそれがそのまま体にあらわれます
 仕事で、人間関係が変わったり人前で発表するとかのことがあるとひどいプレッシャーに感じます。熱が出るとか、アレルギー性の痒みが出て、いつまでも寝込みます。寝る時間が足りないと貧血も起きます。
 すぐに疲れやすい体質です。

神経科の先生は、抑うつ状態が長いのですぐには治らないと言います
 こういう体質なので、人間関係は諦めています。
 恋愛はおろか、結婚についてもひどくプレッシャーを感じるのです。
 ちなみに、ポルソナーレの性格の自己診断表で問われていた「性のイメージ」は、テレビを見たり、刺激の強い本を読むときに意識することがあるといった程度です。
 こういう「性の能力」の乏しさも人間関係についての諦めにつながっているのでしょうか。?

謹告・相談者は仮名です。地域、職業も特定の職業、団体、地域とは全く無関係です。相談の内容も合成、再構成しています。熊野クマ江)
 
 

《ポルソナーレのマスターカウンセリングのプレビュー》

日本人の女性は、「視床下部」の欲の脳が「視索前野」であるために、脳に「空間認知の能力」がありません。
 すると、いつも「ブローカー言語野・3分の1」の「触覚の認知」だけでものごとを認知してしまいます
 これは、言葉によって「ものごとを分かる」という「認知の能力」も欠落しているということを意味しています。
 相談の事例は、例えば「机とイス」を目で見ても、「目の知覚」は「机とイス」を知覚しても、自分が、その「机とイス」に関わらない、もしくは必要としていない限り、たしかに見ているはずなのに、目を離した瞬間に、脳の中には「机とイスのこと」は何も記憶に無い、ということを意味します。

 すると、「人が話したこと」は自分が手で触ったことのある言葉以外は何の記憶にも残らないという人間関係の中の障害が発生します。

 相談者の女性は、職場に行っても、物にしろ、人間にしろ、仕事の中の話や会話にせよ、それらの全てが、たしかに「目に入ってくる」「耳に入ってくる」のだけれども、ちょうど、駅の中の大勢の人間の中にポツンと自分一人がいて、次々にそれらの人々が消えてしまい、話し声も風の音のように過ぎ去り、水の流れのように流れ去っていくという記憶とそのイメージが「ブローカー言語野・3分の1の言語野」に表象する、という心的異常が発生しています。

相談者の女性は、自分の「脳の働き方」を変える必要があることは、誰の目にも明らかです。
 そして、それが唯一の対策であることも火を見るよりも明らかです。

 脳の働き方を変えるためには、「抽象名詞文」をつくってみることです。

 例えば、次のような文例です。(抽象名詞文の文型は、『Aというものは、Bということである。なぜならば…』です。)

◎相談者の女性の、相談の内容の利点利益点を捉えてみることが抽象名詞文にとって効果的です。

利点(肯定面)…「明るい母親のもとで育ち、優しい気持ちをもっていること。
利益点(否定面=改善すると利益に変わるところ)…「ストレスになって体調が悪くなるまで努力して、交感神経を働かせていること」。

■相談者の女性が作成すると悩みが消え、脳の働き方も「ブローカー言語野・3分の2」に変わる「抽象名詞文」の文例
 「人間関係というものは、机とイスの関係のように、関係イコール法則のことである。なぜならば、法則がなければ机とイスは無縁の存在であるように、人間関係の会話も相手と自分をつなぐかささぎの渡せる橋というものがつくって正しい関係になるからである」。

■あなたがもし、何ごとかで悩み辛い思いをしているとすれば、脳の働き方を変えるために、望ましい関係の対象の一つ一つについて抽象名詞文をつくってみましょう。

うさ子
谷川うさ子さん

←前へ  次へ→


学習に役立つ書籍

時代の病理
ポルソナーレのゼミの様子をYouTubeに公開しました。

脳を発達させる日本語トレーニングペーパー 谷川うさ子王国物語

一部公開しました。
トップページ NEW! 年間カリキュラム 学習の感想と学習成果 「日本人の思考」と「谷川うさ子王国物語」と「グローバル化の恐怖」
学習内容(サンプル) 「言葉」 日本語の影響。その仕組みと感情、距離感、人間関係について
「脳を発達させる日本語トレーニング・ペーパー」の役立て方の資料
『分裂病の自己診断表と自己診断』
男性に嫌われない女性の話し方
女性に嫌われない男性のしゃべり方
を教えます

ポルソナーレのマスターカウンセリング

バックナンバー(メルマガ・その他過去の連載)


クマ江
クマ江さん

《クマ江版・おそろし》
スクールカーストと
脳の働き方 百物語
第一話~
バックナンバーはこちら
バックナンバーはこちら
うさ子
谷川うさ子さんの
お役立ちカウンセリング
 
バックナンバーはこちら
「第20期」(平成30年・2018年)ゼミ、開講中!
受講生の皆様へ 平成25年冬版 ポルソナーレからの真実の愛のメッセージ
受講生の皆様へ 平成25年5月5日 版 ポルソナーレからの真実の愛のメッセージ 詳しくはこちら!

ポルソナーレと全日本カウンセラー協会のご案内