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全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
読むだけで幸せになる手紙
親しい人と仲良くなれないのは、
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わたしは、大学のデザイン科を卒業してデザイン事務所に勤めています。仕事には自信があります。10年もこの仕事をしているので、どんな仕事もだいたいの要領が分かっています。おもに企業のサイトとかブログとか、メルマガのデザインを担当しています。 職場では誰とも話しません。昼食はいつもひとりで食べています。 お弁当は、一緒に生活している彼がつくります。 わたしが会社で人と話をしないのは、毎日のように顔を見ている人なのにスイスイと話ができないからです。話をしても、話の受け答えがスムースにできないのです。 わたしは、人によっては言いたいことが言えます。話しているときも、余裕しゃくしゃくで、自分の考えに筋道を立てて気持ちをこめて話せます。 どういう人になら話せるのかというと、気の弱いオドオドしている人、下を向いて緊張している人です。女性、男性にかかわりはありません。そして、自分から見てこの人はつまらない人だと見下げた人です。 わたしは、道を歩いていてもちょっとしたことにすごく腹が立ちます。殴りたいような衝動にかられるのでこれは治したいと思っています。 わたしは、ふだんは彼のアパートに行きます。寝ることも、食事も、風呂に入ることも、彼のアパートですませます。彼にたいしてはすぐに感情のボルテージが高まります。話し方の口調は押しつけがましく自分勝手な言い方になります。彼が、私の好みに合わない食材を出したり、味が合わないと殴りつけたくなります。 もちろん、殴ることはしません。彼が、オドオドと卑屈な目つきや声になると少し気が晴れます。 この気分転換ができにくい、ちっとも大らかでない感情障害は、なんとかならないものかとおもっています。 |
谷川うさ子さん |
ポルソナーレのカウンセリングです。 事例の物語の序例は、夏賀喜多子さん(35歳・仮名)です。 会社の中などの親しい人とは話せない、しかし、自分が見下した人には堂々と思いのままに話せる、というのがお手紙の主旨です。対人緊張がご本人の悩みです。 人間が生きていく世界は、社会性の世界と決まっています。だから、社会性の能力を身につけます。昔の日本人は、「世間が笑う」「世間が許さない」という言い方で社会性の能力の学習の必要を自覚していました。 いつの時代でも、「社会性」とか「社会性の知性」「社会性の能力」といったこととは無縁の人間関係をつくる人はいます。不良グループといわれたり、不登校といわれたり、非行少女といわれたり、の人たちのことです。 日本人の脳の働き方は誰もが「主観」なので、主観の度を強くしていくと、それが自己主張のように見えます。昔は「ツッパリ君」とか「ツッパリ少女」といわれました。「動物の脳」の大脳辺縁系の中枢神経の「扁桃核」が表象する「好き」「嫌い」の感情と社会不適応は一致するので、「社会性」ということを身につけられなかった人の目にはまぶしく輝いている人に見えたのです。 夏賀喜多子さんは、社会性の能力の乏しい男性のアパートで、その男性を彼にして社会性の無い関係を深めています。自分の住むアパートはちゃんと別にあって、毎日、彼のアパートでトカゲの脳(中隔核)と内扱いの脳(扁桃核)のつくるイメージのままに暮らしています。仕事の能力といった知性とは無縁の「別世界」をつくっています。社会に背を向けて、見下す行動と態度、姿勢を主観で現わしています。 |
谷川うさ子さん |
「わたしは、ポルソナーレのアドバイスをいただきました。 衝動的に怒る、するとヒステリー症状が起こる、お腹の中は、怒りがグツグツと煮えたぎっているのが、対人緊張の内容と分かりました。 彼に、風呂、食事、わたしの下着の洗濯まで尊大な態度でやらせていたことを深く反省しました。彼に両手をついて謝罪すると、泣いて喜んでくれました」。 今では、それぞれ自分のアパートで生活して、会うときは社会のルールのあるレストランやホテルのラウンジで会っています。 「待遇表現」を用いて話しているので、職場の人間関係も友好的になりました。 |
谷川うさ子さん |
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