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全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
読むだけで幸せになる手紙
痴呆症になった姑と楽しく会話しています「2025年問題」ということがある。 |
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わたしは、結婚している45歳の主婦です。同居している姑が脚の骨を折って入院しました。夜、眠れないので薬を服用して眠っていました。すると、すっかり鬱病になったのです。 病院に見舞いに行くと、ノート型式の画用紙に、孫の名前をひらがなで、くりかえし、くりかえし何ページにもわたってひたすら書いています。 「早く帰りたいよ」「葬式に行かねば」「豆の取り入れを、雨の降る前に」などとも書いています。 脚の骨折が治って自宅に戻ってきました。 しかし、身体の健康にすっかり自信をなくして寝て起きないという状態になったのです。 そしてまた、孫の名前を呼びます。目の前にその孫の本人がいるのに、「はるき」「さとし」「まみ」と呼びつづけるのです。 孫、すなわちわたしの子どもたちは、すっかりこわがり、怯えて近づかなくなりました。 |
谷川うさ子さん |
ポルソナーレのカウンセリングです。 吉本隆明さんが「人間の本質とは」と「個体・家族・共同性としての人間」の中で説明しています。脳の中に、人間の本質が形成されているという説明です。 日本人の使う日本語は、脳の働き方のメカニズムに照らしてみると、人間の本質とは異なる「主観」(心的領域といいます)の領域で働いています。 人間の本質は、自律神経の交感神経の働きによります。日本人は、常に副交感神経を優位に働かせるので、ほんの少しでも交感神経が止まると痴呆(認知症)になります。脳細胞が死滅する廃用萎縮のままに生きるのを「自然だ」と肯定します。 |
谷川うさ子さん |
事例の物語の女性は五月野風子さんです。 脳の交感神経を働かせる基本は、「朝は陽の光を目に感じる」「脳の松果体の時計が働く」、話し手中心の日本語の話し方を回復させる、目で遠くにある物を見る、などです。 姑との関係の中に取り入れるようにアドバイスをしました。 ポルソナーレのアドバイスをいただいて、「おかあさん、おはようございます」とご挨拶をして窓のカーテンを開け、窓も開けて陽の光と風を入れるようにしました。 姑が話すときは、録音テープを回し、笑顔でうなづきながら話す言葉をノートに書き取ります。 今では、食事の仕度はひとりでできるまでに回復しています。 |
谷川うさ子さん |
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