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忘れるって、何を忘れることなの?今月(7月)の厚生労働省の発表。 |
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認知症(痴呆症)か?どうか?がハッキリしないグレーゾーンのもの忘れがあります。 宮里好一(沖縄リハビリテーション病院長『痴呆の基礎知識』星和書店)によれば、次のようなものです。 「わたしは、このごろ物忘れがひどいようにおもいます。会社の同僚の名前が思い出せないのです。会議で擬似を進行させるために発言者を指名しようとすると、どうしてもその人の名前が思い浮ばずに、今、挙手された方、などとごまかしてしまい、出席者から変な顔をされていっせいに見られたことがあります」(山口五郎さん(仮名)・50歳) 宮里好一による診断にしたがえば、山口五郎さんは認知症ではない、ということです。しかし、仕事の中で重要なことを忘れて、仕事そのものに支障が生じているので、必ずしも正常な物忘れではないといいます。 「山口五郎さんのような物忘れの人はけっこう多いのです。 しかし、痴呆症かどうか?を診断する問診のテストをすると、だいたい正常の範囲の物忘れであることがおおいのです。 念のためにMRI(磁気共鳴画像撮影)をおこなってみると、半年後、とか、一年後にアルツハイマー病をおこす支障が見つかることもあります」(宮里好一。リライト・再構成) このような「物忘れ」を見て重要なことは、「忘れるとは何か?」ということです。 認知症(痴呆症)は「体験したこと」そのものを忘れることだとはよく知られています。 山口五郎さんは、「会議があったこと」「会議の席で、議事の進行役をつとめたこと」「議事の中で指名したこと」は憶えています。宮里好一はこの点に注目して認知症(痴呆症)ではないと診断しています。 宮里好一がおこなった「認知症かどうか?」を診断するテストとは「長谷川式簡易知能テスト」といったものです。ここでは、日常生活の中で当然憶えておかなければ困ることが質問されます。「住所」や「今日の日付け」「数の逆算」「日頃見聞きしている物の名称」といったことです。これは、「長期記憶」の診断です。 |
谷川うさ子さん |
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谷川うさ子さん |
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