全日本カウンセラー協会 ポルソナーレ


全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング

読むだけで幸せになる手紙

「東京都台東区・15歳娘の母親殺害」は、
日本人の誰もが持つ「強迫観念」の行動である。
「強迫」の正しい理解の仕方と対策

平成28年2月26日。東京都台東区のマンションで、
長女高1(15歳)が、ソファで寝ている母親(41歳)をタオルのようなもので首を絞めて殺害した。
母親は、「おまえなんかいらない」と言っていた。
長女は、「母親の死については何も分からない。別の誰かが殺したんじゃないですか」と言っている。
この事件は、日本語の「動詞文」の「動詞」がつくっている。だから、あなたにもあてはまる問題でもある。

何が原因か?ポルソナーレが
脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)から説明する。

 東京都台東区のマンションで高1の長女が、41歳の母親の首を絞めて殺害した事件は、もうすっかり忘れている人も多いだろう。
 事件が起きたのは平成28年2月26日だ。
 警視庁は、平成28年5月7日に逮捕した。未成年であるために慎重に調査したという。
 警視庁は、マンションの防犯カメラの映像を解析して、「第三者が母親のいる部屋に侵入した形跡はない」と判断した。
 警視庁は、「容疑者に該当するのは長女しかいない」として、逮捕に踏み切った。
 しかし、長女は「別の誰かが殺したんじゃないですか」と言っている。

 何が原因か?ポルソナーレが脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)から説明する。

 生前、母親は、長女に「お前なんかいらない」と言っていた。近所の住人の証言だ。
 長女は、「母親の死については何も分からない」と言っている。「別の誰かがやったんじゃないですか」と言っている。警視庁の事情聴取の調査官の発言だ。

 母親も、長女も「いらない」「分からない」「やったんじゃないですか」と言っている。「ない」という言葉に注目する必要がある。

 多くの日本人は、「ステキじゃないですか」「いいじゃないですか」「いいじゃない?」と誰もが言う。
 「いいじゃないですか」の「ない」は、もともとは「無い」と書く。否定語だ。
 「否定の言葉の『ない』が、肯定の言葉に変わっている」のだ。だから、日本人にとって「無い」は「有る」なのである

 日本語は「動詞文」である。
 動詞三種類ある。「風が吹」「風が吹い」「風が吹いている」の三つのパターンだ。
 「風が吹く」の「」は「ク語法」といって、もともとは名詞だったり形容詞である
 「近くの店で買った本」のような言い方だ。
 「風が吹いた」の「タ」は助動詞だ。助動詞「推量」「可能」「意思」「断定」などをいろいろに言いあらわす。本人がどう感じたのか?が判断を決める
 いずれも、曖昧で不確かであることが共通する。
 「5W1H」などの説明の言葉がないと、「何を言っているのか?本当か?ウソか?」も分からない。そういう「動詞文」の動詞である。

 ふつう日本人は、「風が吹いている」と言う。「――ている形」の動詞だ。山下秀雄『日本のことばとこころ』(講談社)で説明している。
 「吹いている」の「ている」は、「見る」「聞く」「触る」(五感覚)の「感覚の知覚」のことだ。
 「――ている形」の「動詞」の表現は、「犬」を見ても、「猫」を見ても、ただ「見た」としか認知しない
 見れば、たしかに「犬」と「猫」の違いは分かる。
 だが、「犬って何?」「猫って、どういうもの?」の質問には答えられない
 言葉の意味、すなわち抽象名詞は分からない。
 この「分からない」が「無い」なのである
 「猫ってかわいいじゃない」「犬って、いいじゃない」の「ない」は、説明不能、しかし「目で見て分かる」「犬、猫と言葉で言えればなおいい」「犬ってこういうものですよ、猫って、こういうものですよ、と話せればもっといいというのが「無い」イコール「有る」なのである

 こういう説明を聞くと、「めんどくさい」「何言ってんのかわかんねえよ」と思う人は多いだろう。
 そこで、分かりやすくするために、「15歳娘の母親殺害の事件」をケーススタディにあげる。

 15歳娘の母親は「おまえなんかいらない」と言った。
 このときは、長女の「顔、目を見て、ニラみつけて言った」はずだ。
 母親が見ている娘は、見ているが、「無い」なのである。母親の脳の中には「娘は有る」というイメージが別に思い浮んでいるのだ。
 「娘は無い」の「無い」は、形容詞抽象名詞説明する言葉が「無い」のだ。高校1年生、女性、成長している、社会性の能力は育っている、などが「形容詞」「抽象名詞」である。「無い」だから否定、打ち壊しの対象なのだ
 母親の脳(ブローカー言語野・3分の1の領域)には、「娘は有る」のイメージが思い浮んでいるこのイメージが「強迫観念」の「強迫」だ。犬、猫、小鳥と同じ生き物である。
 どうも、人間、女であるようだ。しかも、しゃべったり、聞いたりする能力をもつ存在だ。

 だから、娘が話すことはどんなこともニラミつける」「怒鳴りつける」「大声で叱りつける」(「無い」のだから発言の一つ一つを否定する)。
 娘が何も言わない姿が見えないときは「有る」(強迫の観念)だから、「現実の娘」は「おまえなんかいらない」と強迫神経症の言葉の言いあらわし(行動)をあらわす。

 日本人の多くは、話をするときに「相手の顔、目を見ない」。
 見ないのは「無い」と思っているからだ。そこで脳の中に「有る」のイメージをつくるこれが「強迫」だ。
 高1の娘も、「母親の顔、目を見ない」。
 母親が「見ない」(有ると思っている)からだ。
 「母親が娘を見る」ときは、「怒鳴る」か「否定の言葉」を話すときだ。娘は「無い」から「無いもの」と扱う。

 高1の「娘」も、この母親と同じように「ソファで寝ている母親」を見たときに「無いのだから打ち壊しを行なおう」と強迫神経症の行動をあらわした。
 母親は、「強迫」のイメージとして脳の中に思い浮んでいる。母親は「有る」。
 しかし、「ソファで寝ている母親は『無い』の対象」だから「おまえなんかいらねえよ」の破壊のとおりに「無くす」のが正しい動詞(――ている形の動詞。『見ている』『触っている』)のあらわし方である


 高1娘は、2月27日になって「お母さんがいつまでも寝ていて、起きて来ない。変だなと思って連絡しました」と119番通報しました。

 「いや、わたしは、親を殺すなんて思いもよりませんよ」と誰もが思うでしょう。
 「殺害する」という言葉には幅があります。
 平成28年5月28日に、北海道で父親(44歳)が、7歳の小学2年生の男の子を山の中に置き去りにするという出来事が起こりました。
 両親、姉、男の子の4人で山菜狩りに車で行き、その帰りの出来事です。「しつけのために、車から降ろして置き去りにした」。
 男の子は行方不明になりました。29日、30日と、函館中央署と消防が捜索しています。
 このケースの父親は、積極的に「子どもを殺害しよう」とは考えてはいません。
 しかし、もし男の子が死んでいれば、殺人容疑に問われるでしょう。
 「殺す」と思っていなくても「子どもの顔、目を見ないソッポを向いて話す」「子どもの顔、目を見て怒鳴りつけて話す」ということがあれば、誰でも、この父親(母親も)と同じように「相手は無い」(存在しない)と否定する強迫神経症の行動をあらわしているということを理解しましょう。
うさ子
谷川うさ子さん
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