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全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
読むだけで幸せになる手紙
「顔がこわばる、顔が赤くなる、
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クマ江さん |
●《相談の事例》 「わたしは、職場の人からバカにされた、冷たくされたと思うと、その人を異常に憎みます。その人が話しかけてくるまで絶対に話さない!!と強い態度をとります」 (高山清美(仮名)、29歳、病院事務) わたしは、いつも職場で顔を会わせている人と話すと、時々、顔がこわばり、少し緊張します。 人と話すと、筋の通ってないことを話しているなとか、話があっちこっちと飛んで、ずいぶんいい加減なことを言っているなと感じます。 職場の中の女性は、みんな自分の思いつくことを小鳥のさえずりのように話しています。わたしは、家族と話すのもおっくうなので、人と接することが嫌いで、自分から話しかけていく勇気がありません。 初めて会う人、あまり接していない人と話すと、何を話していいのか分かりません。そして、顔が赤くなったり心臓がドキドキ、バクバクして口の中もカラカラになります。 わたしは、本当の自分というものがよく分からなくなるので、話がどんどん出て来ると自分なりの考えも出て来て、自分の気持ちをよく分かるのではないかとおもっています。 こんな私ですから、あまり気を張って、気を遣って接しない友人や職場の人からバカにされたり、冷たい態度をとられると、その人を異常に憎みます。敵意すら感じます。向こうから話しかけてくるまで、絶対に話さないという強い態度をとってしまいます。 わたしは、何をするにも集中力がなく、勉強しても続きません。いつも甘い物をよく食べるせいで、体力が無いのも原因かなと思っています。いつも疲れていて、寝ても疲労がとれないのです。 気分が悪くなると、ノイローゼ気味になり、精神科に行こうとまで思いますが、その勇気がありません。 |
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《ポルソナーレのカウンセリング》 「職場の中の人と話す」という「行動」がギクシャクして「自分らしく話すことができない」というのが相談の主旨です。 人と話すと、「顔がこわばる、緊張する、心臓がドキドキする」ということが悩みの中心の内容です。 「本当の自分というものが分からない」「どんどん話が出てこないので、人と接するのも嫌い」というところが注目点です。 こういうふうに、他者と話すことにいくらかでも不安定さを感じることがある、という人は、多いのではないでしょうか。 何かについての意見のくい違いがあるとか、何ごとかをおこなう、あるいはおこなわないの対立があるというものではありません。 多くの日本人の人間関係の悩みは、相談の事例の高山清美さん(29歳)が説明しているように、仕事の能力について悩むとか、仕事の目的についての考え方の違いについて葛藤するというものではありません。 職場には行っている、その仕事には取り組んでいる、しかし、人としゃべる、人の話を聞くということが思うにまかせず、毎日、不安定な気持ちですごしているというのが悩みの心象風景です。 よく聞くのは、女性は、職場の中で人間関係がうまくいかないとその仕事を辞める。男性は、人間関係が多少ギクシャクしても給料が高かったり、仕事の責任者に就くなどがあれば、辞めない」ということです。 これは、一見するとそうかもしれませんが、「仕事を辞める」、すなわち「全ての行動が止まる」というのは時間の問題で、男性も女性も、必ず「行動は止まる」のです。 ご紹介したような相談の悩みを読むと、多くの人は、「自分にはそういうことはない。仕事の中で仕事のことは話せているから、ふだんの会話は、なくても平気。スマホの画面を眺めれば気も晴れるので、淋しいということはない」という感想をもつでしょう。 「わたしは、交流サイト・SNSでひっきりなしにおしゃべりをしているので、職場で人と話すのはむしろわずらわしいくらいです。仕事をして収入を得て、一人で好きな所に行くので、ストレスもなく、快適な日々です」。 「嵐の前の静けさ」という言葉があるのをご存知でしょうか。 安心できる生活とか、何の心配もない日々というのは、「行動がつくる」のではないのです。 多くの日本人にはここがまだよく理解されていないのです。 このことを少しお話します。 「日本人の行動は、どんな行動でも已然(いぜん)と未然(みぜん)がつくり出しています。 A『もう来るよ。まだ来ないね。すぐ来るよ』(未然) B『あそこに来たよ。あと10分もすると来たのが分かるよ。やっぱり来たよ』(已然) これが日本語の已然と未然です。自分自身にとって、という判断の基準の上で、未然から已然への移行が言い表わされています。 欧米語では、5W1Hとか目的語とか補語とかの名詞、抽象名詞、形容詞が言い表わされます。日本語では、名詞や抽象名詞、形容詞は否定されるのです。ルール、きまり、約束を言い表すのが名詞や抽象名詞や形容詞です。已然、未然の動詞文は、ルール、きまり、約束を否定することに根本の本質があります。 パソコン、スマホ、デバイスの画面は、已然と未然で見たこと、聞いたことを表示させて、これを改めて見る、聞くのです。ここには名詞、抽象名詞、形容詞は無いので、全ての行動がほとんど止まりかけか、すでに止まるということが起こっているんですよ」 と説明するのは、ポルソナーレの熊野クマ江さんです。 「行動の止まり」はいつ、どのように起こるのか?というと、それは「会話のときに、相手の顔、目を見ない」というときです。これは子どものころに、「母親が、自分の顔、目を見ない」ので、「行動のための名詞、形容詞、抽象名詞の言葉を憶えられない」ということと同じ脳の働き方です。 ここで、仕事の行動の名詞や抽象名詞の言葉を憶えていればかろうじて仕事には行けます。 しかし、会話のときに「相手の顔、目を見ない」という場合、自分の仕事は一人ではできないので、誰も協力しない、仕事の進行にミスや遅れが生じる、自分に不信をもつ人が欠勤して出てこなくなるということが起こります。 また、仕事の説明の言葉も「やってくれ」「やればいい」「やってください」というように已然と未然の動詞文が中心の不明確なイメージ(幻覚)が語られるので、目標が達成されないとか、発注ミスが生じるなど、行動の止まりをあらわすトラブルが続出します。 「ポルソナーレに入会して、已然と未然だけの行動のイバリの改善をアドバイスしていただきました。 自分らしさの自分とは、名詞や形容詞を壊す行動の仕方のことでした。相手の顔、目を見る、名詞、形容詞を補って話を聞く、ということをおこなって、人間関係もたいへんよくなりました」と、高山清美さんは喜びの声を話します。 |
谷川うさ子さん |
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関連ページ:日本人の已然と未然の動詞中心の言葉は、ルール、きまり、約束にかんする言葉は「聞かない」「話さない」(省略する、無視する、忘れるということです)ということを本質にしています。 関連ページ:第17期の成果と、第18期の教育の方針と狙いをお伝えいたします。 関連ページ:ポルソナーレのカウンセリング・ゼミが明らかにした 日本人の要介護と認知症(痴呆症)の予防、改善 のためのマニュアルをお伝えします。 関連ページ:予防と改善の決定版 「日本人の認知症(痴呆症)、および要介護状態」の引き起こされ方と増加のしくみ。 関連ページ:「予防と改善の対策」 日本人の認知症(痴呆症)は、日本人の多くの人がおこなっている学校の勉強や仕事の憶え方の「丸暗記」が直接の原因である。 関連ページ:脳を発達させる日本語トレーニングペーパー パートIV、第9ヵ月め学習テーマ 認知症(痴呆症)の改善の仕方への真実の愛のメッセージ ◎この「読むだけで幸せになる手紙」は、メルマガでも配信しています。 メルマガ申込みはこちら。 メルマガバックナンバーはこちら。 | 谷川うさ子さん |
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