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読むだけで幸せになる手紙
「最高裁判決・認知症(痴呆症)の人が事故を起こした、
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クマ江さん |
《ケーススタディ》 2007年12月7日。 愛知県大府市のJR東海の線路に入った認知症(痴呆症)の男性(91歳)が疾走してきた電車にはねられて死亡した。 「列車の運行に支障が生じた。振り替え輸送の費用が発生した。 そこで監督義務のある妻(当時85歳)と長男(当時50歳)に720万円の損害賠償を求めた」(JR東海)。 男性に認知症(痴呆症)の症状があらわれたのは2000年12月だ。 食事のすぐ後に「食事はまだか?」と言い出した。 夜と昼の区別がつかなくなって、昼まで寝て夜はいつまでも起きている。 玄関先で排尿する。 突然、怒鳴る。 「ここはどこか」の場所の理解もないのに外出したがる。徘徊してどこに行ったか分からなくなるので玄関にカギをかけた。すると、外出したがる男性は暴れた。 警察庁によると徘徊で行方不明になる人は年間1万人を超える。 2014年には、行方不明の429人が死亡していた。 線路に立ち入って人身事故を起こしたケースは、この10年間では130件数起きている。 事例の妻は、徘徊をひんぱんに起こす認知症(痴呆症)の男性の着衣に連絡先を書いた布を縫い付けた。玄関にはセンサー付きのチャイムを設置した。 長男は、横浜市に住んでいたが、長男の妻が転居してきて、介護した。 長男は、横浜市から月に1回から3回、週末に実家に通った。 これが約7年間つづいた。 「最高裁の判決は、認知症(痴呆症)の人が起こす全ての事故について、その家族は責任を問われないとしたのではない。 今回に限っての例外が認められたにすぎない。 認知症(痴呆症)の人は、身体に障害があるわけではないから、カギをかけても自分で家の外に出て行く。自転車にも乗れるから歩行者に激突する危険もある。 夜に、血圧が下がって譫妄(せんもう)を起こすと包丁を持ち出して、変な人がいると暴れる人もいる。 刃物を振り回して近隣の人に危害を加えるかもしれない。 最高裁の判決は、こういう問題について、損害賠償しなくてもいいとしたわけではない」(全国介護者支援協会・上原喜光理事長)。 認知症(痴呆症)の人が起こす事故は増えている。2014年の鉄道事故758件のうち、認知症(痴呆症)者が関わった事故は28件だった。 損保保険会社は、認知症保険を見直しはじめた。 「認知症と診断されて、時間、場所、人物のいずれかが分からなくなったという場合、最高300万円の一時金を支払う保険の販売を始める。 認知症の進行を遅らせる治療の費用や介護費に役立ててもらうというのが狙いだ」。 (日本経済新聞、日刊ゲンダイ、夕刊フジなどによる) |
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《ポルソナーレのカウンセリング》 2007年12月7日に愛知県大府市で起きた「JR事故訴訟」にたいしての最高裁の判決は、二つのことを意味しています。 ひとつは、日本人にとって認知症(痴呆症)は不可避で、誰にも起こりうる、という一般的な見解です。 もう一つは、認知症(痴呆症)は、損保会社がアピールしているように「トラブルへの賠償」か「介護にともなう費用」のいずれか、あるいは両方に対しての費用がかかるということも不可避であるということです。 若い年齢の人が「認知症は自分には関係はない」と思っても、自分か、自分の家族に認知症(痴呆症)による費用の発生はまぬがれないということを「最高裁の判決」は伝えています。 すると、日本人の一人、一人にとって、「認知症(痴呆症)は当り前」と真正面から分かる必要があります。 だから、認知症(痴呆症)にならない、認知症(痴呆症)を予防する、認知症(痴呆症)を改善するということが、誰にとっても必要です。 認知症(痴呆症)がなぜ起こるのか、何が原因なのか?を説明するには脳の働き方の言葉の生成のしくみを、論理実証の考え方から正しく分かることが必要です。 多くの人は、人間の脳の働き方は?というと、AI(人工知能)を思い浮べるかもしれません。ポルソナーレの脳の働き方のしくみの考察からみると、AI(人工知能)は、人間の感覚という働きのうちで「目で見る」「耳で聞く」「手足が動く」の中の「手足が動く」(触覚)をテクノロジーによってバーチャル化(仮想空間)しているにすぎません。このことを詳しく説明しているのが『ウォール街のアルゴリズム戦争』(スコット・パタースン、日経BP社)です。 人間の脳は、言語(言葉)をつくり出すことに本質があります。 日本人の使う日本語は、「他者」とか「相手」とか「複数の人間」のための言葉はつくり出しません。「社会参加」とか「仕事などの現実に関わる」ための言葉ではないというのが日本語の特質です。 だから、「学校に行く」「仕事に行く」「恋愛をしたり結婚する」ということをおこなっても、それは一時的なことで、いつ壊れてもおかしくない危うい関わり方や参加の仕方のうえで成り立っているのです。 もちろん、日本語を使って「他者」「相手」「社会」「仕事」「学的な活動」にかかわることが不可能というものではありません。この場合は、日本語を「外扱い」という扱い方で使う必要があります。 多くの人は、日本語を「内扱い」の関わり方のために使っています。 「内扱い」とは何か?というと日本語を「動詞文」としてだけ言い表すことです。日本語の「動詞」だけを話す、書く、ということです。 「食べた」「寝た」「飲んだ」「見た」「聞いた」などの自分の行動だけを言うというのが「動詞文」です。 ここには日本語の法則があります。「已然」(いぜん)と「未然」(みぜん)というのが法則です。 A「死んでいる」(写真とか絵を見ているときは、已然でも未然でもなく、一般論) B「死んでいる」(倒れている人を見て、生死を確かめた時は已然) C「死んでいる」(病人を看取っていて、亡くなったことに気づいたという状況では、未然から已然に移行) (参考・山下秀雄、『日本のことばとこころ』講談社) ここには、5W1H(いつ=時間、どこで=場所、誰が=主体、何を=対象、なぜ=原因・理由・目的、どのように=手段・方法)が無い、無いのではなくて、否定されています。ルール、きまり、約束、法則といったことが否定されています。これが日本語の「内扱い」です。 仕事に行くという時には、「うちの会社」というように「名詞」を「内扱い」で已然と未然の動詞にくっつけて「行動を可能」にします。 しかし、「仕事を辞める」とか「定年退職」になると「会社」という行動の目的を示す名詞がなくなるので、「行動の止まり」が生じます。 入浴したり、食事を摂る行動があると、「部分、限定の行動の止まり」なので認知症(痴呆症)の周辺症状です。 この周辺症状は、仕事の中の名詞、抽象名詞を拒否する人には、いつでも起こります。 「会話のときに、相手の顔、目を見ない」「相手の話をおしまいまで聞かない」という場合、自分で適当に「行動の目的の言葉」をつくります。これが「幻覚」です。 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、日本人の認知症(痴呆症)の起こりの原因をこんなふうに明らかにしています。ここからすぐに実行して予防したり、改善に役立つ対策をひとりずつ、特別の個人指導でおこなっています。 ぜひ、今すぐ学習にとりくんで夢を見ているような幸せな毎日をおすごしになりませんか。 |
谷川うさ子さん |
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関連ページ:日本人の已然と未然の動詞中心の言葉は、ルール、きまり、約束にかんする言葉は「聞かない」「話さない」(省略する、無視する、忘れるということです)ということを本質にしています。 関連ページ:第17期の成果と、第18期の教育の方針と狙いをお伝えいたします。 関連ページ:ポルソナーレのカウンセリング・ゼミが明らかにした 日本人の要介護と認知症(痴呆症)の予防、改善 のためのマニュアルをお伝えします。 関連ページ:予防と改善の決定版 「日本人の認知症(痴呆症)、および要介護状態」の引き起こされ方と増加のしくみ。 関連ページ:「予防と改善の対策」 日本人の認知症(痴呆症)は、日本人の多くの人がおこなっている学校の勉強や仕事の憶え方の「丸暗記」が直接の原因である。 関連ページ:脳を発達させる日本語トレーニングペーパー パートIV、第9ヵ月め学習テーマ 認知症(痴呆症)の改善の仕方への真実の愛のメッセージ ◎この「読むだけで幸せになる手紙」は、メルマガでも配信しています。 メルマガ申込みはこちら。 メルマガバックナンバーはこちら。 相談したい方へのカウンセリングのご案内 「行動停止」「半行動停止」が「相談したい時」です。A6神経が「大脳辺縁系」にノルアドレナリン(猛毒のホルモン)を分泌させて、やがて「バッド・イメージ」(自暴自棄)を右脳に表象します。 あなたを「若年性の痴呆」に陥らせないための「脳の働き方」のモデル図 右脳 (認知の脳。生の欲求・感情をイメージ(表象)する) A9神経 (大脳辺縁系でドーパミンを分泌する。 右脳にバッド・イメージをつくると相関して快感をつくり出す) 大脳辺縁系 (生の感情、欲求を記憶し、右脳に想起(イメージ)する) ● 「行動停止」は、大脳辺縁系で「負の行動のイメージ」(不快、自分は損をして いるのイメージ)を「右脳」に想起させます。(バッド・イメージ)。 | 谷川うさ子さん |
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