認知症は、医学用語では痴呆症といいます。精神医学の祖といわれているエミール・クレペリンが「早発性痴呆」と名づけました。
痴呆症とは、「ゆるみ」「たるみ」のことです。
弛緩(しかん)という心身の病気です。
心身の病気とは精神分裂病という心・精神の病のことです。
NHKTV・NHKスペシャルで「認知症1300万人」(時代・社会)を放映していました。MCI(早期認知症)もふくむと「4人に1人」が認知症になると告知しています。
「ご飯を食べたことを忘れる」「自分が今どこにいるのかが分からない」「家族の顔も、名前も憶えていない」のが認知症の症状です。クレペリンは、「心・精神にゆるみ、たるみが起こっている」「ゆるみ、たるみが身体にも広がっている」と、説明しました。
認知症は、脳の中の細胞やホルモン、タンパク質などの異常のことだといわれています。しかしこれといって決定的な原因が見つかったとは誰も発表していません。
ポルソナーレの「カウンセリング・ゼミ」は、認知症は心・精神の病ですと説明しています。
すると、予防とか改善の仕方が見つかりました。それは、「名詞の言葉を正しく言うこと」です。そんなに簡単なことなの?と思う人は多いはずです。では試してみましょう。
動詞の言葉……「食べる」「遊ぶ」「飲む」「行く」「帰る」。
名詞の言葉……「入浴」「食事」「排せつ」「就寝」
動詞の言葉を言ったり目にするとリラックスした気分になりますよね。
名詞の言葉を言ったり目にすると、パッと精神が緊張するのを感じるでしょう。人によっては、目をそらしたり、聞き流します。
どちらかというと女性にとっては名詞の言葉を話したり聞くというのは辛く感じられます。
食事のかわりにご飯、入浴のかわりにお風呂、排せつのかわりにトイレ、と言い換えるとずいぶん楽に感じられます。
「楽」というのが「ゆるみ」「たるみ」です。
日本人は、母から娘というように動詞の言葉を代々伝えてきているので、動詞の言葉しか話したくないと思っています。脳の中には、左脳、右脳ともに「言語野」があります。「名詞の言語野」と「動詞の言語野」は別々になっています。日本語(ひらがなの言葉、訓読み)は「動詞の言語野」が憶えます。
入浴、食事、排せつ、家(カ)、花(カ)と見ても聞いても、記憶できません。
現実は、「名詞」や「抽象名詞」で作られています。
「いやだあ」「辛いなあ」「逃げたいなあ」と心の中で思ったとき、それが脳に伝わります。
「嫌だな」と思った瞬間に「ゆるみ」「たるみ」が起こるのです。
脳の中で起る「ゆるみ」「たるみ」が身体にまで広がるときが「認知症」です。
会社とか学校とか、家の外は、何から何まで「名詞」「抽象名詞」でつくられています。
休日明けに「行きたくないなあ」と「休みたいなあ」と思うことって誰にもありますよね。
それでも多くの人は、ガマンして出かけていくでしょう。
「行きたくない」「休みたい」のは「脳の中」の「ゆるみ」「たるみ」が身体にまで広がっているからです。
こういう経験をもつ人は、「仕事の中」「学校の勉強の中」に「これはやらない」ということをおこなっています。「忘れる」「後回しにする」「ミスを起こす」というふうにあらわれます。
しだいに、「人から言われなければやらない」と拡大します。誰も何も言わないことがつづくと「おこなわない理由」を自分なりにいくつか考えます。すると「ゆるみ」「たるみ」のもたらす安らぎ、リラックス感がはっきり意識されます。
これが「認知症」です。
エミール・クレペリンは若い年齢から始まるのが「早発性痴呆」と名づけました。
ここで起こるのが「行動の止まり」です。
●いかがでしたか?
今回は、「日本人の認知症」についてポルソナーレの「カウンセリング・ゼミ」が明らかにした内容をご紹介しました。
これで、親はもちろん、自分の認知症の心配がなくなりましたね。
「NHKスペシャル」の「認知症1300万人社会」を見て、「認知症は避けられない」「諦めて受け容れるしかないのか」と思っていた人は、ぜひとも、ポルソナーレの「カウンセリング・ゼミ」に入会して学習にとりくんでみてください。