テクノロジー時代、社会の最も大きい問題は、「ワープロソフト」です。
「ワープロソフト」は、メールや仕事の中の書類作成から、ペーパーレスの「文書の画面表示」まで用いられています。
この「ワープロソフト」は「テクノロジー」の基盤をなすものです。「言葉」を「活字体」で表し、この「活字体」で作成した「文」や「文章」が仕事などの公的な書類にそのまま便用されるからです。
「ワープロソフト」の「活字体」の言葉、ないし書類、そして「メール文章」は、パソコンなどのテクノロジーが一般化する以前は、文章を書く訓練をした人間が到達するレベルでした。「活字」になるまでは、手書きで文章を書く訓練をしたのち、社会のニーズに見合う内容を「表現」できるという道のりがありました。
●手でノートに一回も文、文章を書いたことのない人間がなぜ、「ワープロソフト」ならどんどん「文」「文章」を表示させるのか?
パソコンが一般的になり始めて、「メール」などの使用頻度が高くなると、ここに奇妙な現象が起こります。
「それまでにただの一回もノートに文章を書いたことがないのに、ワープロソフトで文字、文、文章を入力すると、どんどん大量の文章をつくり出し、これを他者に向けて送信する」
「ひどいうつ病、分裂病の妄想を抱えている人が、メールとか、ワープロソフトで文字、文、文章を入力すると、あたかも社会的な意味や価値をもっているかのように、配信されるし、送信される」。
人間の話すうつ病や分裂病の妄想は、家族など限られた身近な人間にだけ向けられる性質のものです。
相談の手紙を書く、相談の電話をかけるというときは、それ自体が社会的な自覚があってのことなので、社会教育の観点からの対応が可能になります。
●ワープロソフトの「活字体」が社会性があるかのように錯覚させる
メールによる相談は、あるいは相談ではなくても、「活字体」の言葉なので、当然、社会的な理性心とか、社会的なルールや規律の秩序意識というものがあるだろうと、了解します。
こういう了解を「共同性」(フッサール)といいます。
しかし、そういうものは全く無いことに気づきます。
文とか文章の決まりごとが全く無い、述べられている事実についての5W1Hなどの説明が何も無い、そして伝えている言葉の意味をねじ曲げたり無視したりしての飛躍の作為が多い、などといったことです。
「ただの一回も手でノートに文章を書いたことがない、しかしワープロソフトでは、活字体という社会性のあるような「文字」で「文」や「文章」が現わされるということが突出させる問題とはおよそこういうことです。
●「ワープロソフト」の「活字体」はうつ病、分裂病の妄想のつくる「文」「文章」を正常そうに見せかける
こういうことは、誰も問題にしません。
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、長い間、ワープロソフトのつくる「文」「文章」の「病理」と「社会性」の二重性に注目してきました。
そして、明らかな病理の部分に社会性の見地から対応してきました。
そして、大量の病理の「ワープロソフト」のつくり出す「擬文」「擬文章」を見てきました。
平成29年になると「AI」(人工知能)が登場します。
ここで、「一回もノートに文章など書いたことがない人間」の「ワープロソフトによる文字、文の入力」は終焉します。
全員の人が「家畜人間」「植物人間」になり、「痴呆化」の中に沈んでいます。
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミだけがその実体と対策を教えています。