●日本人の誰もが抱えている病理
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、現ゼミ生の皆様の厚い御支持に支えられて、人間の脳の働き方(言葉の生成のしくみ)を十数年の歳月をかけて明らかにした。
研究と開発の狙い、目的は、日本語(和語)が「動詞文」であることがつくるものの考え方の病気や、病理構造の実体を明らかにして、日本人の仕事や生活や人間関係に普通にあらわれている病理行動のしくみ、歪み、欠如を改善してもらおうというものだった。
「日本人の、日本人だけの病理というと、脳の働き方がつくる強迫神経症、強迫観念のことです。症状をあげると山のようにありますが、中心となる病理は、社会や現実にたいしての諦めと無気力です。
友人、恋愛、結婚、子育ての一切にたいして無能力になることです。
日本語(和語)の動詞文がつくる内扱いというイバリ、尊大、他者への妄想の内容を理由にした悪口、憎悪をしゃべって、自分の無能力を一生、死ぬまで押し通すというものです」
(ポルソナーレ、熊野クマ江さん)
●日本人の心身の病気は日本語(和語)がつくる
これらの病理を脳の働き方から解明すると、日本語(言葉)は抽象化して「人間的意識」というものに分解される。日本人のもつ意識は、「空間意識」「時間意識」のうち「時間性の意識」しか無いことが浮上する。
こういう説明の言葉は、吉本隆明やハンナ・アーレント、ヘーゲルらが考察しているものだから、日常的な言葉ではない。
だから、おそらく現ゼミ生の皆様しか理解できない。ちんぷんかんぷんだから、眠くなって頭の中はまっ白になる。
「ひとくちにいうと、仕事、生活、人間関係をつくっている事実とか法則とか、ルールが目に見えないのが日本語(和語)のつくる人間的意識です。
だから、多くの日本人は、どんなに元気そうに見えても、引きこもる、寝たきりになる、痴呆症になることを待ち望み、何よりの喜びとして一日も早く要介護状態になって人の世話になって、入浴したり、排泄もしたいと願っています」(熊野クマ江さん)。
「そんなことはない、私はいつまでも元気でいたい、仕事で活躍したい、収入も増やしたいと思っている」「ステキな人間関係をつくり、楽しく幸せな人生を送りたいと希望している」と、口では言う人は多いだろう。
だが、そのために役に立つ学習や日々の実践は「やりません」と言うだろう。
これが日本語(和語)のつくる「時間性としての人間的意識」の正真正銘の実体なのだ。
当の本人は無自覚のうちにウソを言い、ゴマかし、つじつまの合わない行動をあらわして、恥ともみっともないとも、いたたまれないことだと感じることもない。自分の言ったこと、行動したことを次の瞬間には忘れるのが「時間性の意識」の特質だからだ。
日本人の誰にも共通する。
もちろん、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミの現ゼミ生の皆様を除いたその他の日本人のことだ。
「時間性の人間的意識」とは、いいかえると「主観」ともいい、「曖昧に消失する短期記憶」ともいう。
だから、ひとりひとりの日本人の男性、女性は「いい人」ではあっても、全く無関係に社会とは不適合の行動を毎日行い、数年後には自分をみじめに思い、孤立しかつくれない言葉と行動を再生し、身動きがとれなくなっている。
●ワープロソフトが日本人の病理に偽(ぎ)の社会性を与えてきた
「そういう日本人の脳に、救世主のように現われたのが、パソコンであり、スマホです。発声、発音さえ出来れば、画面にパッと活字体の文字、言葉が表示されます。
活字体が、擬似社会性を現すので、目印としての記号の言葉を画面に表示すると、現実とむすびつく言葉は無能力ではあっても、思考能力も知性を意味する精神性が何も無くても、ワープロソフトは、サーバにストックしているどんな言葉でも超スピードで画面表示します。
日本語(和語)の時間性の意識はこれにガムテープのようにくっつき、喜んで、しがみつく。自分がとてつもなく有能になった気分になる。
画面表示された言葉、文を時間性の意識がスキャナーのようにコピーして、ぺらぺらとしゃべります。日本語(和語)のつくる内扱いのものの考え方が、自分を専門家か、政治家か何でもよく知っている詳しい人間であるかのように、とめどもなくしゃべりつづけさせるのです」(熊野クマ江さん)
●ワープロソフトは視床下部のつくる「性欲」「食欲」をプログラム化して満足と喜びを供給している
テクノロジーの中心の情報通信の技術とは「ワープロソフト」である。
このことに気がついている人間は、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ以外、誰一人としていない。
「ワープロソフト」のテクノロジーのプログラムは、人間の脳の「視覚」と「聴覚」のうち、「聴覚のしくみ」をプログラム化している。
「記号性」「説明性」「伝達性」の3つだ。
「伝達性」は、デリバリーの働きともう一つ、脳が生成する「性欲」と「食欲」を上向させる。
「ワープロソフトは、性欲をスポイルして擬の共同性(バーチャル・仮想空間)を画面に表示します。
食欲を商品やサービス(ゲームとか、SNSとか)の形にするというようにプログラム化しています」(熊野クマ江さん)。
かくして、今、人間の脳からは、どんな「言葉」もただの一つも生成されなくなっている。現実について何かを思うとか、感じるという脳の働き方は消滅している。
もちろん、仕事について、他者について、自分の心身の健康について、何かを思考するということもできなくなっている。
今、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミだけが、正常な脳の働き方の改善の仕方を教えている。
このようなポルソナーレの説明と警告を理解できる人は幸いである。