全日本カウンセラー協会 ポルソナーレ


《 谷川うさ子さんのお役立ちカウンセリング 》

「日本人の心と身体の病理と対策」 1


 みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんです。熊野クマ江さんの「おそろし、百物語」は第七話で、ひとまずおしまいです。代って「谷川うさ子さん」の「お役立ちカウンセリング・日本人の心と身体の病理と対策」を連載します。

回の一、「コルサコフ健忘症」と「ピック病」

 ついこの間、NHK・TVで「社会不安障害」という病気が紹介されていました。ふだんは明るく誰とでもよくしゃべるのに、「上司」や「会社の先輩」の前で話そうとすると「手に汗をかく」とか「ひどく緊張して声がふるえる」「一言、二言くらいしか話せずに何も言えない」「上司と一緒の食事は食事を口に入れて呑み込めない」といった症状で悩まされている、というものです。
アメリカのDSM‐Ⅳが「社会不安障害」を規定して、日本人にも適用された、と説明されていました。

 今、ポルソナーレは、日本人の心身の病理は、脳の働き方の根本から解明しています。日本人の心や精神の病気は、言葉をつくり出す脳の言葉の活動のしくみから分からないと何も分からないというのがポルソナーレのカウンセリングの立場です。脳の働き方をいかに「病気をつくらない働き方にするか?」といったことが、正常に、健全に生きていこうと思えば、いちばんの取り組み方です。

 脳は、言葉をつくり出すことは誰も否定できないところです。
 脳卒中とか脳梗塞といった脳そのものの病気になると、手足が動かなくなるとか、言葉を話せなくなるなどのことが起こります。これが「脳は言葉をつくり出す」ということの証拠の一つです。

 脳には言語野があります。「聴覚野」「触覚中心の言語野」「話すことを専門とする言語野」「書くことを専門とする言語野」などです。これは大脳生理学の本に書いてある事実です。

 人間の脳は、「大脳新皮質」といって、薄い膜のような脳細胞の集まる部位が人間的な意識をつくり出しています
 この「大脳新皮質」は「前頭葉」「側頭葉」「後頭葉」「頭頂葉」というように四つの野(や)に分かれています。このことはどなたもよくご存知でしょう。
 
 頭頂葉は車のナビゲーターのような働きをしています。
 後頭葉は視覚を中心にした運動機能をつかさどっています。
 側頭葉は、「経験したことを言葉にして憶えるところ」です。
 前頭葉は、「精神活動を言葉でおこなうところ」です。

 日本人の心と精神の病気は、この脳の働き方の病気です。
 どういうふうに働いているのか?というと「全く働いていない」という病気です。

 人間関係も、脳の働く場所が決まっています。恋愛をしたり、職場の人と仲良くしたり、結婚したり、家の中で会話をする、職場で仕事をする、就職する、なども、「どのようにおこなうか?」の内容にしたがって、脳の働く場所が決まっているのです。

 ポルソナーレがカウンセリングをとおして見るところでは、「前頭葉」とか「頭頂葉」「側頭葉」などの脳細胞が死滅しているか、死滅しかかっているか、によって働いていないという人が増えています。

 もちろん、このことは、生きている脳を直接目で見て観察してのことではないので、あくまでも仮説の域での論理実証による見解です。しかし、たとえば、「山に登るには装備や地図や天候などの知識を説明して、本人の希望に従って手足の動かし方からレクチュアする」ということをおこないますが、この段階では、誰もが準備にとりかかるだろうと思うでしょう。
 それが常識です。今の日本人の多くは、このような準備をしないで、遊園地の山登りとか、バーチャルの中の擬似山登りとかは行ないますが、実際の登山を前にすると、いつまでたっても準備にとりかかりません。それで、「私、山に登りたいのに怖いんです」「何度か山の登山口まで行って引き返してきました。山を見ると震えてくるんです」ということを思い、一人でじっと考えつづけて、何年も家に閉じこもっています

 するとここでいくつかテストをすると、昔からいわれている「コルサコフ健忘症」とか「ピック病」という脳細胞の死滅が疑われる症状が見えてきます。
 このあたりのことを連載でお話しようと思っています。
 うさ子さんは、ご相談にも応じます。この掲示板でアドバイスもさしあげます。
うさ子
谷川うさ子さん

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学習に役立つ書籍



《 谷川うさ子さんのお役立ちカウンセリング 》 「日本人の心と身体の病理と対策」
「コルサコフ健忘症とピック病という脳の働きの記憶障害について」
No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 No.7 No.8 No.9 No.10 No.11 No.12

《 谷川うさ子さんのお役立ちカウンセリング 》 「日本人の心と身体の病理と対策」
日本人は対人関係の中でなぜ孤立するか
No.13 No.14 No.15 No.16 No.17

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女性に嫌われない男性のしゃべり方
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